[1巻のみ読了]
ストーリーは、第1話から想像できる通りのTHE予定調和という感じ。でも、それは構わないんです……キャラクターさえ良ければ。そして、きっと魅力的なキャラを描いてくれる作家様だと信じて(他作品が好きなので)購入したんですが……残念ながらこの作品は好みではありませんでした。
オモテとウラの顔、多面性というのがテーマなんだけど、その多面性が二人とも魅力的じゃなかった。
光→プリンスが実は嫌味なナルシスト、は結構だけど、さらにその奥の本性が、いい歳した社会人にしては幼なすぎるし乙女すぎて、可愛いと思えない。
忍→会社で地味に振る舞うぐらいはいいけど、人に迷惑かけまくって悪目立ちしておいて、身バレしそうになればオドオド逃げ隠れ、それで「夜は別の顔だぜ!」って、全然カッコ良くない。
二人のキャラを楽しめないので、あっさり惚れあって、あっさり結ばれて、さらっと終わってしまった感じ。ライターを使ったいくつかのシーンは好きでした。