赤面してる男子がどアップの表紙で、帯に「先生」――私はずっとこの作品、高校教師とDKの、ひたすらエロいやつかと思ってました。
「人間観察同好会」がとてもよかったので、こちらも改めてあらすじを見たら…全然想像してるのと違ったw 実は官能小説家と編集者の、結構真面目ないい話だった…すみません、なんかほんとすみません。。
売れっ子官能小説家の赤瀬川は担当の女性編集者と問題を起こし、新任に新米編集者の薫が配属される。
正反対の二人…小説のネタという名目で、会うたびにエロいことやってるのですが、ずっと絶妙にすれ違ってます。
とまどい、ためらい、拒絶…恋心のモダモダがテンポよく鮮やかに描かれていて、すごく面白い。最後まで一気読みでした。
本当にこの作家さんは心理描写と物語の転がし方が上手いな…。