率いた部隊が全滅し、ただ一人戦地から戻ってきた隊長のアシュアス。部隊を全滅させた責を負い、辺境の地へ左遷された彼は、そこで魔術師のデュラントと出会う――。
タイトルに惹かれ購入。初読み作家様だったのですが、まさかこんなに素敵な作品に出会えるとは…。
最初はゆるく読み始めたのですが、なにこれ滅茶苦茶面白いやん！？
ストーリー構成とキャラの配置がとても上手い。結構重い事情を抱えた特殊な世界なのに、読み始めたら止まらない。ラストまで一気読み。
絵もすごく綺麗。特に貴族のドレスや魔術師のローブなど、衣装が最高に綺麗でカッコよかった。
CP二人とも魅力的だったけど、特にアシュアス…彼は都にいた頃、相当モテただろうな…。
申し分ない身分、恵まれた容姿、理知的で優しく紳士なふるまい…だけど、ここぞというときにはグイグイいっちゃう強引さ…わ～お。
これはガチのモテ男だわ。そりゃこんなのに本気を出されたら、スライムだって惚れますわ。。。
本当にストーリー運びが上手いので、手に軽くキスをするシーンだけで胸がぎゅっとなりました。
素敵な萌えどころのシーンがいっぱいで、大大満足の読後感。
あー面白かった。絵も物語も、本当に見事だった。
ファンタジーが好きで、エロ不要、ストーリー重視の方に熱くオススメします。
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