江戸時代から昭和初期までの6cpが登場する時代もの短編集。普通のBLに飽きたあなたにオススメです。表題作『このよのはじまり このよのおわり』は前編で十代の恋の自覚と戸惑いを、後編で10年後の2人が結ばれるまでを描いています。 色恋は芸の肥やしだと女遊びばかりしていた女形役者の佐根市が幼馴染の善介だけには純情な様子にニヤニヤしちゃいます。 女みたいに綺麗な善介の方が実はキッパリしていて漢でした。 最後の描き下ろしで2人の更に10年後が見られます。その他のお話もそれぞれ良いですが、『カラスの名前』が切なく余韻の残る感じで好きでした。短編だから仕方ないけれど、全部もうちょい先が見たかった。エロはあるにはあるけど、そっちはあまり期待せず物語重視だと思って下さい。