父の愛人 【電子限定特典付き】
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父の愛人 【電子限定特典付き】

塩味ちる

さ、最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ネタバレ
2025年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ はぁっ…はぁ…はぁっ…やばいよ、大変だよコレぇ……大変良すぎて…良すぎて真夜中の猫の瞳如く、目がギラついています……

【 あと不倫話じゃないから安心してね 】

今では有名小説家の仁井名 國彦は、学生時代に「燃えるような恋」に憧れていたが、お見合い結婚の末、息子の晴輝に恵まれる。
運命の相手との憧れの未来ではなかったが、それなりに満足していた矢先、長らくレスだった妻の妊娠が発覚。親権は母親に行く予定だったが、息子の希望で親権は國彦の元に。
國彦は自分を選んでくれた息子を悲しませないよう日々精一杯、仕事に育児・家事と熟していたが離婚8ヶ月後に、過労の為に倒れてしまう。
その2ヶ月後、読者の顔色を伺いながら小説を書いている國彦とは違い、自分を貫いている同業者であり大学時代の先輩から家政夫の梓 淳平を紹介される。
朗らかで仕事も完璧な彼は晴輝とも直ぐに打ち解けたが、淳平と晴輝と國彦との生活が始まった1年目に、國彦は淳平から向けられる「何か」に気づく。
その「何か」が確信に変わったのは淳平が仁井名家に来て2年目の…淳平の誕生プレゼントを渡した時。
そして淳平が来て3年目に、淳平から告白され初めてキスをして、その1週間後に國彦は初めて淳平を抱いた。
10年以上ご無沙汰だったが男性経験が何回かある國彦と違い、自己開発ばかりで経験がない淳平との「お付き合い」は素晴らしく、素晴らしすぎて戸惑いを覚える程で、しかし淳平に「ガッツイている」と思われたくない國彦。先輩には淳平の良しを語るのに本人には…。
だが、淳平との素晴らしき生活は年月と共に壁を感じていく。
淳平が来て5年目。
知らぬ間に起きたボタンのかけ間違いは、より深刻なものになっていき…

というね!!もう、淳平の純粋に尽くす所と両親に愛されて育ってきたと解る優しい晴輝…そして不器用すぎる國彦!!!
嫌な人1人も居ない世界で、攻めである國彦がなりふり構わなくなる様を見守りつつ賑やかで温かい仁井名家を吸う読者ことワイ……最高……

ネコの淳平はジム通いが趣味なので身体バキバキお尻がプリティ!【脇毛有りなので苦手な人は注意】
作中、しっとりした雰囲気の中にある些細な笑いとか温かみとか…読み終わって本当に凄く多幸感いっぱいでした。満足度高かったです!!
良かった…良かったよぉ…もっと仁井名家眺めたい!続編よろしくお願いします!!
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