春のデジャヴに踊れ
」のレビュー

春のデジャヴに踊れ

おどる

ずっと凪いでいるのに的確に押されるツボ。

ネタバレ
2025年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 衝撃の美しさでした。
ダンスシーン。ストーリー。設定も絵もセリフもテンポ感も全部美しい。全体的に穏やかで、ずっと凪いでいるようで、グッとくるところやキュンとするところはめちゃくちゃツボ押さえてくる感じ。読んでいてずっと心地の良い作品でした。

以下、ツボだったところを語ります。
*ツボ① 淳さんのカッコ良さ
イケメンで。京大卒、大手メガバンク本社勤務でダンスが抜群に上手い誠実な男。しかも良い匂いがするらしい。普段は余裕たっぷりの大人の対応でいなすくせに、ベッドシーンでは色気爆盛りの雄♂の顔で余裕なさげに攻めてくるの反則…_| ̄|○壁の私まで惚れてまうやろ。時々登場する淳さんの「おいで」に自分が壁なのかIQ低めの犬なのか分からなくなるのでした。
*ツボ② 晃介のかわいさ
見た目の可愛さだけではなく、素直で真っ直ぐで。ひたむきに生きている感じがたまらなく可愛い。お父さんもお母さんも本当に素敵な人。その父と母に愛され大切に育てられた愛息なのだな、と心から納得する魅力的な人柄でした。そんな晃介に頬を赤らめ見つめられたら、スパダリだって雄♂にもなるわ。あとホクロが可愛い🖤
*ツボ③ 共感できる躊躇いと思いやりと選択
愛しい気持ちと相手を思いやる気持ち。現実に立ち塞がるであろう壁。お互いにお互いのことを考えて苦悩し、その上でお互いを選んだところがすごくすごく良かった。この2人ならきっと大丈夫。うまくいく。いつまでも幸せであれと心からエールを送りたい。素敵なカップルでした。

美しいダンスシーンに心奪われます。2人の優しさに心が温かくなります。私はこの作品を何度も読み返すと思います。おどる先生、心に残る素晴らしい作品をありがとうございました。
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