春のデジャヴに踊れ
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春のデジャヴに踊れ

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パートナーがいることの幸せと奇跡

ネタバレ
2025年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 手を取り合い、相手と向き合い、未知の方へと一歩を踏み出し、進んでいく。ダンスも恋愛も。

話を聞いてもらい教えを乞うても、どう生きていくのかを決めるのは大人である自分自身な訳で。けれど導いてくれる人がいるからこそ、1人では行けないところまで行くこともできる。同性との恋愛がもたらす問題と、相手の未来を誠実に考え、覚悟と責任を持とうとする二人がとてもかっこよかったです。

大人がちゃんと大人だと本当に安心する。
謝る晃介に向けた父親の咄嗟の一言は、親として目指す姿の最高峰。晃介は両親の愛情を身体いっぱい浴びて育ったんでしょうね。先立たれていても、当たり前のように「母さんも」と口にする。この二人も、とても素敵なパートナー。
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