やましさの熱に抱かれて 【電子限定特典付き】
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やましさの熱に抱かれて 【電子限定特典付き】

ウノハナ

ラブ・ストーリーは突然に…

ネタバレ
2025年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 優秀な脳外科医とトップMRという、エリート中のエリートが、ドイツでクリスマスに出会って、まさしく運命の恋に落ちるというなんともドラマティックな作品。とにかく働いて働いて働いて(…by某総理大臣)仕事第一で、自分の感情はどこからに置き去りにしていた男たちが、出会ったことで仕事以外の居場所を見つけるという価値観の変化とその背景を描いていて味わい深い作品でした🎄
【ネタバレ】
 ウノハナ先生による本作は、MRの天地がドイツから帰国する直前に黒髪の長身のナイスガイ、奥村と出会い、惹かれていると思わぬ誘いが奥村からあって、そのまま期間限定の恋人になるが、実は天地が関わった某医大の教授戦にまつわる因縁があって…というストーリー。
 MRらしく、コミュニケーション能力が高くて、相手の考えていることに敏感な天地が、奥村といると素直な感情が隠せなくなってしまい、1巻34頁の奥村の顔を覗き込む角度の深さ、ふとしたセリフに奥村の思いが溢れると赤面する表情、など絵で見せる表現が良くって。他方、脳外科医の奥村は基本無表情なんだけど、天地といると無自覚に嫉妬や好意が表情に出ちゃうのが萌える。
 天地がMRになった背景に、大好きだった兄の存在があるのだけれど、その使命感からか、新薬を広めたいがばかりに取った行動が、奥村に対する後ろめたさを生み、諦めようともがくけれども諦められない姿が辛い。
 一瞬、天地を突き放したように見えた奥村が、天地との日々で仕事第一だった心境に変化が生まれて、最後、天地のため覚醒したかのように立ち上がり、天地を救済するために全力を尽くす姿がホントにカッコ良くて、震えた…

 先生のとあるインタビュー記事によれば、変更したタイトル名の雰囲気と同様、平成初期のドラマのようなイメージの作品とのこと。そうなのか…と思って読み直してクリスマスマーケットで出会った2人を見た瞬間、脳内に小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」が流れてきておっどろいた。でもその曲を主題歌にした東京ラブストーリー、平成3年作。歌詞も、あの日あの場所で出会っていなかったら…と謳いつつ運命の出会いを歌い上げる曲で雰囲気ピッタリ💕聴きながら読んでみるとドラマを見ているような切ない気持ちで浸れました🎄良き👍
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