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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 5人の王

    絵歩/恵庭

    大河物語
    ネタバレ
    2024年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ■原作小説版読了済です。■家系ではなく神に選ばれた5人の王が統べる国を舞台として紡がれる、一人の少年が主人公の大河ドラマ。タイトルから群像劇と誤認する方がいそうですが、本編はあくまでヒソク=セージの来し方行く末を、個人的な愛や他者への情、憎しみ、国全体の問題を絡めながら描くお話だと思います。■恋愛ものと考えるならば、ルリやグリニッジ、赤の王は当て馬ポジだと思うのですが、(前者二人は特に)それだけでないそれぞれの事情があり、人間のこころは自分でもどうにもならない部分があるよなぁと思います。■事態がこじれるきっかけの恋や、肉親への執着に近い愛、国を揺るがす陰謀、千年も前に国を創ったとされる不思議の力を持つ初代王たちの幻想、時を行き来するセージの視点と成長、世界観やティンクチャーなどの用語を覚えつつ何度も読み返してやっとわかる場面や伏線。多層構造のうつくしい織物のような物語です。困惑と稚拙な頑固さを感じる一巻の表紙と比較して、愛と恋と苦悩に揉まれた九巻のセージの大人びてなんと美しいこと。■コミカライズも是非とも完結まで続いて欲しい。応援させていただきたいと思います。
  • ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~

    尾羊英/中村颯希/ゆき哉

    ザマァ展開でも王子様を待つ姫でもない
    ネタバレ
    2022年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ その清々しさと心強さよ!となります。■昨今の虐げられヒロインがやっと出会った王子様に助けられて、意地悪な姉妹や親などがザマァ展開になる作品に少々食傷気味でしたが、この作品で本当の痛快さを味合わせて頂きました。■敵役も黒幕と目される人物もただ性格が悪いだけではなく、そこに至る理由や悲しみの深さもあり、それらをまるっと救おうとしている主人公の逞しさにまた惚れ直します。■玲琳に対する皇太子や鷲官長の恋愛フラグはエッセンスぐらいで、本道は雛女同士や主人と女官の立場を超えての友情かと思っています。玲琳に助けてくれる王子は不要かなと。彼女こそがさまざまな悩みや苦しみから沢山の人達を自分ごと助けるヒーローですものね。
  • 特務刑事オメガパンチ (合本版)

    りーるー

    高森さんのパンツ
    ネタバレ
    2021年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的に、終盤の感動的な場面で高森さんのパンツがボクサーショーツでなく白ブリーフなのがひたすら目に飛び込んできて、ああそうよね!ってなりました。対外的に自分の性的な部分を装わない感じというか……。また逆にそういうところにくたびれた色気があるような気もするのですが。■自分自身の凶暴なフェロモン、性を事件解決のために使いながらもそれにまた密かに傷ついていた高森さんなりの自分の性を装わない抵抗なのかな、いや単に性格かもな……。■三好くんの頑健さとひたむきさで高森さんが癒され、守られていくといいなと思いました。
  • プレミアムフライデーセックス 【電子限定特典付き】

    赤根晴

    ノリだけに見えても愛はある
    ネタバレ
    2021年10月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仕事が出来て頼りになるリーマンだけど実はおもちゃ大好きド変態な受と、コンプレックスをイケメンと女の子にモテモテなスマートさに隠した童貞攻。欲望に貪欲な受が一人遊びの延長でおもちゃを入れたまま飲みに参加して、うっかり後輩である攻にトイレで目撃され、そのままノリで責められ、逆襲に乗っかってしまったら攻の初めてを奪ってしまって……という破天荒な始まりフィジカル先行なカップル。受はあっけらかんと自分の欲望に従っていて、その思考回路も極めて「あーおばかな男だなぁ」という感じ。他でも異物挿入野外プレイ好きな受の話を読んだことがありますが、攻め手に対して恥じらいをあまり持たない受はこの話以外には記憶がありません。でも、こんな受の新井さんが「好き」というのに恥ずかしがったり、素面でキスできなかったりするのがギャップ凄くて可愛いと思ってしまいます。■世間や他人には隠すべき性癖や、コンプレックスは一般的には欠点ですが、あんた本当にド変態ですねと呆れたりドン引きしたりしながらも、「本当にしょうがない人」と苦笑混じり、でも心から愛しげな笑顔を浮かべる稲葉くんのモノローグが本当に素敵。他人には受け入れ難いであろう欠点を受け止めてくれるのは愛に他ならないんですよね。エロも盛り沢山、会話の軽妙さ、コメディの楽しさの合間にちゃんと愛が感じられるお話でした。■短編の方の隠キャボンクラ攻、リア充男前先輩受の話もよかったです。こちらはちゃんとくっついてないので、くっつくまでの続編が出たらいいなあ。
  • 春を抱いていた afterward

    新田祐克

    春を越えて夏に至る。
    ネタバレ
    2021年10月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まずは完結おめでとうございます。21年に渡る長期のシリーズ本当にお疲れさまでした。■短い逢瀬を憂い、春の日差しに焦がれて眠った冬の蝉、今生で幸せな時間を過ごしたけど春は越えられなかった。ALIVEの最後、老いない洋二くんの話題と桜の苗、常春の象徴は夏に至れない伏線だったんですね。■愛する人を置いて逝ってしまう洋二くんは勿論だっただろうけど、岩城さんには二つ大きな心残りがあった。伴侶として籍を入れる=家族になる事。一度は自分の元にやってきた、洋二くんの子供に生まれる道があった洋介くんを二人の子供にできなかった、洋二くんの血を引いた子供を残してやれなかったこと。■例えば二人の立場が逆だったとして、洋二くんがそれを叶えられたかどうか?洋子さんの難産時、スピリチュアルな体験は主に岩城さんのもので(洋二くんの様子を振り返るに)、洋介くんが二人の実の子供になった可能性は洋二くんの考慮外であったように思います。そしてもし岩城さんが先立ってしまったとしたら、激情家な洋二くんは草加のように即座に後を追ってしまったんでは…とも。考え合わせて、夏に至るまでの道は後半生の岩城さんにしか作れなかった、最愛の人と突然別れることなってしまった悲しみと後悔こそが原動力だったんじゃないかなぁと。■洋介くんは、岩城さんを支え、最期を看取り、一颯に続く子孫を残してくれました。魂は草加、洋二から巡ったものだとしても、その血筋を続けたのは洋介。祖母の養子になって香藤姓を残してくれたのも彼だった。■岩城さんが進めた同性婚法案と単精子受精技術のもとに夏空野は生まれ、「誰にも触れられていないきれいな身体で香藤と出会いたかった」という岩城さんの願いも叶えられた。初夏が一番好きな一颯も、名前からも夏空野も夏生まれですよね。春を越えて夏に至り、二人の子供を授かって恵みの秋にもきっと進んで行けるのだろうなと思っています。
  • カラーにくちづけ【分冊版】

    OOY

    スピンオフを是非。
    ネタバレ
    2021年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ストレートに申し上げますが、本編で嫌な奴だった攻め当て馬がスピンオフで別の相手に溺愛されて救済される系が大好物なので芳賀君のお話をお願いします!!■完結おめでとうございます。ミキくんと森屋さんがどうなるのか、ずっとドキドキしながら連載を追わせて頂いておりました。奥手だけどここぞという時はきめてくれる森屋さん、最後は自分の意志で愛する相手を選び、応えられない想いはきちんと拒んだミキくん。甘い結末は頑張った人たちへのご褒美ですよね。芳賀くんがそこに至るまでは長そうですが、仁川さんが見守ってくれるはずなので、彼にもどうか大切な人と笑い合える日々にたどり着いてほしいなと思います。
  • 自惚れとランジェリー ハイスペ同期の困った愛し方【単行本版】

    本庄りえ

    高村君はまず好きな相手の話を聞くべき(笑
    ネタバレ
    2021年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ランジェリー男子物は、受けが美人可愛いとか、雌っぽすぎたり、逆にガタイが良すぎたりしてあまり好みではなかったんですが、この話は受けの西川くんがちゃんと男性らしい体つきながらに微妙なラインで【ランジェリーが似合わない男子】な感じでまずストライクでした(でもちゃんと可愛いしエロティックです)。■更に攻めの高村くんはハイスペックではあるものの、スパダリではなく、恋愛に不器用なところが可愛い。先方から来るので事足りていて、自ら相手を求めてアプローチしてきた経験が足りてないのかな~等と思ったり。■攻めは営業、受けはデザイナーでそれぞれ仕事もできて、攻め→受けに対してもっと自分の力を出せる仕事をしてほしい、その延長線上で自分をビジネスパートナーと認めてほしい。受け→攻めに対して自分一人で仕事を請け負ってストレス貯めたくない、ゴリゴリ仕事持ってくるな、距離ちかすぎ!等と思っているという下地が予めあったところに、受けの秘密…【乳首が敏感過ぎて男性用自ランジェリーを愛用、更に陰キャで地味な自分がこっそりファンシーな下着をつけて会社に来てるなんて背徳感に浸っている】というのが攻めに露見して…。という次第。■エロ設定ではありますし、羞恥プレイされて身体から陥落させられた感もあるけれど、そこでそのまま受けが心まで簡単に絆されたりせず、自分の感情に戸惑ってるのがまた良いですね。■攻めの「元々受けの仕事ぶりに惚れ込んでいて何とか自分を仕事仲間と認めてほしいのにスルーされ続けていたところに、受けの恥ずかしい秘密を知って、さらに開発済みと思いこんでそっちのプレイを強引にさせているうちに段々とフィジカルな欲望を受けに抱くようになっていく」というのがよく描写されています。ここから一歩踏み込んで受けをストレートに溺愛するようになるのか、受けも肉体的な快楽だけでなく攻めに対して甘い感情を持つようになるのか(いまのところは受けからの感情はセ フレに近いような…)。分冊版も購入していますが、楽しみにしています。
  • 神様なんか信じない僕らのエデン

    一ノ瀬ゆま

    大河の源流をみるようなお話
    ネタバレ
    2021年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キャラメイク、リアルさ(倉庫での逃避行の折に至近のシャワー室などある設定にせず、清拭用品等でやり過ごす下り等)も、作画も素晴らしかったです。■個人的には凛々斗くんのような髪が白・金・茶髪系で繊細なイケメン男子は攻めが好みなのですが、キャラ造形からして人類初のΩになるのは彼しかいないと完敗しました。人当たり良く、皆の真ん中にいる人気者な彼の笑顔は、繊細な心や、再婚するまで苦労していた母親を心配させない為のもの。外向きに見えて実は内向きな性質のために、初っ端の発情が起きた際に病院に掛かるのではなく寂れた倉庫に籠る方向へ行ったわけですね。■αやΩという概念のない世界で、普通に女の子を恋愛対象として考えて来た男の子が自分の意志では全くどうにもならない雌としての発情に翻弄されるのは空恐ろしいことだとも思いますが、「皆に嫌われたくない・母親を心配させたくない」という彼の性格とそれを察知し、かつ「目立たず穏便に生きていきたい」織人くんの行動により、二人の異変と初めての蜜月は秘されて行きます。■凛々斗くんとは反対に世界(外)の謎に惹きつけられる織人くんは異端視を避けるために内向的な擬態を身につけている。学問や知識への高いアクセスのために、異変の真相を独自に掴み、凛々斗くんを導き守っていくためにαの強い独占欲や支配欲に苦しみながら成長していく姿が素敵でした。■オメガバースの世界が異世界ではなく、読者の世界と地続きで、いつかある未来かもしれない、そこに至る細い小さな川が流れだす最初の話。どうか二人の未来が明るく楽しく、新たな人類を生み出していく道が幸せなものでありますようにと願わずにいられません。
  • 皇帝と宦官【コミックス版】

    日野晶

    2CPどちらもよかった。
    ネタバレ
    2021年4月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とは言え、キャラクターの精神的な成長や変化がある話が好きなので麗林がお気に入りです。◆貧農の口減らしかつ前向きに宦官としての生活を受け入れている海燕とは違い、名家に生まれながら皇帝に取り入る為に父親によって奴隷同然の『人ならざる』存在にされ、欠けている身と高すぎる自意識に苛まれてきた麗林。口では自分たちはとっくにみじめだと言いつつ受け入れられないできて、自分とは違い健やかに生きている海燕を蔑むような態度を取りつつも憧れていたんでしょうか。罪を犯して『犬』として太子に飼われることになっても名家の坊々意識が抜けないままの麗林に「奴隷ならば奴隷らしく生きろ」と太子に言われて強かに生きることを覚えていくのが良かった。何もかも失って身一つでしぶとくやり直し(とはいえ腹黒スパダリ太子の寵愛は最初からあるんですが)、描き下ろしのラストシーンの独白に至るまで成長した麗林が本当に尊い。海燕と皇帝CPでは当て馬の麗林ですが、単なる当て馬のスピンオフではなく、もう一人の主人公なんだなと思います。◆海燕は天真爛漫で、夜はそのあどけなさのままに皇帝を翻弄する天然悪女のようなところが魅力的。突き抜けた善性によって勝手に幸せになれそうですが、性格がねじくれてその上死罪になって同然な罪を犯してしまった麗林のハッピーエンドが心に刺さっています。◆帝國や偽りもこれから購入予定です。
  • 8年ぶりに抱かれます

    浅井西

    キャラメイクとシチュエーションが秀逸
    ネタバレ
    2020年11月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本当は抱かれたい、無理矢理されたい願望を隠してタチとして振る舞う主人公のキャラ成形がまず好みでした。成長と共にルックス体格性器とタチに相応しい外見になったのと、仕事や能力の高さで男としての見栄やプライドもあって「こんな自分が抱かれたいなんて恥ずかしいことだ、隠すべきだ」と必要以上に思い込んで拗らせた感じですね。だからこそ無理矢理されたり、教室や予備校のトイレでの行為に羞恥しつつも本当の自分を暴かれることにのめり込んでしまっていくのがエロかった。フィジカルコミニュケーションからの関係ですが、それだけでなく、心の方もちゃんと向き合っていくのも良かったです。続編が予定されているとの事、楽しみです。
  • よるとあさの歌

    はらだ

    変わらないヨルと変わっていく朝一
    ネタバレ
    2020年9月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 成長と言うのも少し違う、今までの自分を取り巻く世界をぶっ壊される危機感に反発しながらも変化していくキャラが好きなので、朝一がとても魅力的でした。クズで女とやる事しか頭にない高校生男子のままみたいな序盤から、ECではひよりとヨルの場面に割って入ってどちらも思いやったり、疲れてるカヨイの話を聞いて寝ろと言ったり、ヨルへの態度が甘く優しくなっていくだけじゃなく、それ以外の人に対するところにも誠実さが増して来たように感じました。ヨルの揺るぎない朝一への愛情、ヨルと朝一の交際宣言があっても変わらないバンド仲間との関係、そこが安定しているからこそ朝一が変わっていくのが心地よかったです。ヨルの一途さ健気さもとても可愛かったです。
  • ヤンキー、メスに堕ちる!

    吾作

    ただただエロい
    ネタバレ
    2020年7月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアで会員になる前に他社で買いました(エステのはこちらで購入)。表題作、主人公が清々しいまでのクズなので複数相手にメス開発されてても自業自得感ばかりで気楽に読めてしまいます。これが健気で可愛い受だったら可哀想が先に立ってエロが満喫できなさそう、キャラメイクと設定がこういう作品として秀逸だなと感じました。
    エロ描写も濃厚でした。
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  • クズの顔に恋してる

    神田猫

    ほのぼの
    2020年5月17日
    タイトルのキャラの言動はアレな感じだけど、ほのぼのラブコメって感じでした。攻めも受けも可愛くて良かったです。
    いいね
    0件
  • 孕ませ妊侠道

    泉くれは

    良かったです。
    ネタバレ
    2020年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 強面のヤ○ザが妊娠・発情体質というのが性癖ど真ん中でした。受けの最初の頃の強面感が若干薄れて線が細くなっているのが、攻めに身も心も惹かれているからとしても少し物足りないかな……。続きが楽しみです。