レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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どうして俺!?~転生したら魔界の弟子に惚れられました~【タテヨミ】
見たことある2023年10月13日試し読みだけですが、出だしから見覚えがありすぎました。某中華BLの巨匠の作品によく似た冒頭や設定…
あと、翻訳が下手なのか元々なのか、意味のわからない部分が多々あります。全体的に雑然としているのはそのせいだけではないと思いますが。
続きを読む気は起きませんでした。いいね
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フローリストの厄介な純愛~ニオイスミレとローズマリー~【特別版】
好みが分かれるところ2021年2月7日受が天然とか鈍感というより、深くものを考えずに思い込みで何事も明後日の方向に解釈するので、何ひとつまともに理解しておらず話も延々と進みません。私はこういうタイプのキャラには可愛げを見いだせないので、ただイライラするだけでした。
また個人的に丁寧な情景描写がされている作品が好きなのですが、この話はカフェに来店したマダムたちが何を注文したとか、誰かが何らかの感想を抱くでもないキャラの服装とか、情景描写とは程遠く、誰かの心情を投影しているでもない「だから何?」としか言いようのない文章と、誰が発言者なのかまるでわからない延々鉤括弧が続く会話文の多さに、1/4ぐらいで飽きてしまいました。
読み手を選ぶ作品だと思います。いいね
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超絶カワイイ小悪魔ちゃん2021年1月22日表紙の絵だけで絵柄がなんとなく好みじゃないなぁと購入に二の足を踏んでた自分を張り倒したい気分です。
確かにちょっと癖のある絵で時々表情によっては劇画っぽくなったりするけど、それはそれで面白さだし、基本的にとても綺麗です。
それより何より、サキュバスに憧れる小悪魔スピカちゃんマジ小悪魔でマジ天使…ちょっと天然なあほの子だけどピュア度1億%で明るくポジティブで、ほんと可愛いがすぎる…暴走機関車スピカに振り回されながらもしれっと溺愛するムギの気持ちがわかりすぎる。
個人的にテキトーでお節介なオカッパ悪魔も大好きです。プロサキュバストリオも番外編とかで取り上げて欲しい。
また何かの機会にこの作品のキャラたちのその後が見たいな、と思うお気に入りの一冊になりました。 -
話の内容以前の問題2021年1月21日話の内容どうこう以前に、「こーゆう(正:こういう)」「そーゆう(正:そういう)」に萎え萎えで全然集中できなかった。世界観や設定などは凝って作っていると思うのに、残念でならない。
最近は「いう」を「ゆう」と書く作家が増えているように感じるし、表記揺れや言葉の誤用が訂正されないままの作品が多い気がするが、言葉を正しく使えない作家の作る物語ほど興を削がれるものはない。出版社もラノベだろうと漫画だろうと文章校正はキチンとやってほしい。それが読者への誠意だろう。もしや編集者すら「こーゆう」「そーゆう」が合ってると思っているのか?だとしたら致命的だ。
出版社は自分たちがまともに検品せず不完全な商品を世に売り出していると自覚すべきだ。自己満足ではなく顧客に誠実に向き合う努力をしてもらいたい。
作家も言葉を道具に仕事をしているという(ここももちろん「ゆう」ではない)自負があるのなら、言葉や表現を正しく使う努力と勉強をしっかりとやってほしい。 -
不思議ほのぼの2020年11月29日主な登場人物が店長さん(人間)・オーナー(魔法使い)のほかはみんな意志を持って動いて喋るぬいぐるみ、カップルはまさかの売れ残り続けて巨大化したくまのぬいぐるみ×店長さんというほのぼのした不思議ワールドのお話。でもやることはやる。ここまでほのぼのワールドならやらなくてもよかったかもしれない。
まわりでわーわーしてるぬいぐるみたちがかわいすぎます。いいね
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続きを…続きをください…2020年11月21日正直、表紙を見た印象ではそんなに期待してなかったんです。タイトルでも「おじさん」なぐらいだし、平凡なおじさんが特殊な子と出会って絆を強めて…って話だと思ってました。
おじさん、全然平凡じゃなかった。優しさと慈愛カンストの菩薩おじさんだった。シリアス展開か…?!って場面でもおじさんがまるっと包み込んでしまって、そりゃ散々人間に酷い目に遭わされてきたリコもおじさんすきすきになるわ〜おじさんが怒ることってあるんだろうか…
そしてリコがかわいすぎる。分離不安はかわいそうだけど、終始おじさんにべったりで片時も離れようとしないのも、まっすぐ一途におじさんすきすきを全身アピールしてるのもかわいすぎておじさんの気持ちがわかりすぎる。
リコが一人前になって、おじさんと新しい関係を築いていく話も見たいです!!続きを切望します!! -
消化不良2020年11月3日最初は伏線か?と思った矛盾や違和感が、特に回収されるでもなく意味があるわけでもなさそうなまま積み重なって、消化不良のような気持ち悪い読後感です。原因は適切でない言葉選びによる筆者と読者の認識の食い違いと、筆者の文章の一貫性のなさ(相手に対する人称代名詞すら統一されていない)かな…と最後まで読んでみて思いました。
やたら盛ってる設定もほとんど活かせていないし、文章は説明過多・指示代名詞多用で行間を読む余白もなく、ト書きが多すぎる台本を読んでる気分でした。
魔王が出てくるとはいえ一応前半のメインストリームは刑事物なはずなのに、緊張感もなく淡々と敵のアジトに突入して解決しました、みたいな報告書読まされてる感じで全く入り込めませんでした。いいね
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末長くお幸せに!2020年10月24日私のBL歴初期のころに買った作品ですが、ずっとマイベスト作品ランキングトップ争いをしてる大好きな作品です。
1巻では幸せになることに臆病な料理上手のゲイ・加美さんが、出会い頭の衝突事故のような成り行きで胃袋をガッツリ掴んでしまった和気アナの好き好き攻撃に臆病になりながらも幸せになる決意をするまでが描かれていて、ほっこりキュンキュンしながらも焦れ焦れする、という感じでしたが、2巻は徹頭徹尾ラブラブで満たされます。和気くんの潔いまでの加美さんラブが気持ちいいですね。加美さんも和気君のブレない愛情に自信がついたのか、1巻の頃なら逃げそうだった場面でも立ち向かう姿に成長を感じ、末長くお幸せにな…と天を仰ぎたい気持ちになります。
1巻では嫌なやつだった田口君の本当のところがわかり、予想外の展開を予感させる描写にさらなる続編を期待したいです。 -
はぁーーーーーもーーーーーーー2020年10月23日って声が出ました。
この作者さんの、独特の笑いを誘う一コマを織り交ぜながら進む結構ピュアなストーリーっていう空気感がたまりません。あと割と主要人物の目が点の省略された顔になるのがじわじわくる。ちゃんと描かれると綺麗な顔なのに、極端にシンプルにデフォルメされると異常に可愛く見える不思議。
絶妙に変だけど善良ないとおしい人たちに囲まれて、恋愛初心者なゲイと恋愛下手のノンケが1歩進んで2歩下がり、たまに頑張って2歩進んで、かと思いきや唐突に90度進路を変えるような、進みそうで進まないと思ったらどこ行くのー?!という恋模様がなんか言葉にできない可愛さで、変な声出ます。
巻末の小ネタがまた作者さん独特の笑い満載で、この世界の住人になりたくなりました。 -
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うーん2020年8月14日設定とかはそこそこ面白いんですけど、文章がなんというか、素人くさい。「その時、」「それへ、」乱用しすぎで陳腐に感じるし読みづらいし、言葉の誤用も多い。校正が入ってないのでしょうか?これはなんのこと言ってるのか、といちいち正解を考えなければいけない不正確な文章は、読み手の集中を切れさせるので、それだけで作品全体をつまらなくさせてると思います。もうちょっと上手な文章書いてほしい。
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ぼくは道くんのΩになりたい【コミックシーモア限定描き下ろし漫画+特典付き】
くそかわいい2020年2月13日タイトル通り、αの道くんと、そのΩになりたい(番になりたい)と一途に願う亮くんのお話です。
くっっそかわいい。くっっっっそかわいい。
出発地点は道くん高校生、亮くん小3?小学生亮くんがかわいすぎて何度も禿げ散らかしました…一途でどピュア。天使すぎて有罪。
亮くんに一途に想われて羨まし罪に問いたくなる道くんもαらしからぬαだけど、小学生亮くんの幼い恋心にちゃんと向き合う誠実野郎なので許す。
年の差10歳近い2人の恋の行方を見守る亮くんの家族の一員になった気分になります。エロを期待してはいけない。
平面的でやや拙い感じの絵がかえってキャラとストーリーのかわいさを引き立たせてる気がします。 -
犬たちと受は可愛い2020年2月4日終盤まで、攻の雄大がうるさくて子供っぽくて正直うざいです。雄大じゃなくて雄犬ならうるさくても子供っぽくても可愛かったのでしょうが、残念ながら人間なのでうざいです。優しいし、不憫な受とワンコたちを救ったのはよくやったという感じですが、喋るととにかくうざい…セリフに長音を多用されるのもあざとく感じて、何度もイラ…っとしました。
あと、元ネタを知ってること前提のネタ(某文具メーカーのCMとか某ロボットアニメとかetc)が多々見受けられますが、元ネタを知らない人には面白くも何ともないだろうし、元ネタを知っててもあまり面白くなかったです。読み手が元ネタを知らないことを想定していない、作り手側のひとりよがりにも感じられる笑いの取り方は好きではないのでシラけました。
受の渚は健気で可愛いのに、巡り合わせが悪く不憫な境遇で過ごしてきたため自己評価めちゃ低で自信がなく、それでも一緒に放り出されたワンコたちを愛して懸命に守ろうとする姿にワンコたちごと抱きしめたい庇護欲を掻き立てられます。ワンコも受も溺愛したい攻に出会って良かったねと思うものの、幼稚な攻にこれから苦労しそうだな…と思わずにはいられません。 -
予想外2020年1月5日表紙の雰囲気や帯のアオリからイメージしてたのとは全然違ってラブコメでした。
言葉が足りなくて相手を勘違いさせまくる攻めと、ネガティブ思考で話を悪い方に飛躍させがち&泥酔するとしれっとした顔で記憶を飛ばしちゃう受けが、友人夫婦を盛大に振り回しながら迷走しまくりながら互いの気持ちに近づいていく話。
このカップルのイメージは、一緒にコーヒーカップ(遊園地の)に乗ってるのに超高速で回してしまって目が回って、好きな相手と一緒に乗ってることに気づけていない(そして振り落とされたり弾き飛ばされる友人夫婦)という感じです。
シリアスみは少なく、クスクス笑いながら迷走しまくる恋の行方を見守るような温かい気持ちになる作品でした。 -
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オメガバースラブコメ2019年12月11日最初から相思相愛なのに勘違いですれ違うという、わかりやすいラブコメです。嫌な奴も悪者もいません。
オメガバースですが、番のしくみや「運命の番(魂の番?)」の設定などが独特です。ただ、オメガバース作品で描かれていることの少ない「オメガの巣作り」が重要な転換点で結構なボリュームで描かれています。
設定や展開は結構面白いですが、文章が拙くて目が滑るし、文体や表現力のせいで勘違いや思い込みにお互いがすれ違う過程も、そこからハッピーエンドにたどり着く過程もどうにもアホっぽいです。昔よく見た二次創作を思い出しました。アホっぽいラブコメが好きな方には向いてると思います。
文章次第でもっとキュンキュンドキドキできるのになぁ…!という-⭐︎2ですが、オメガバースの「巣作り」設定が好きな方には十分読む価値ありだと思います。もっと巣作りする話がオメガバース界で増えますように…! -
満足感が半端ない2019年9月29日時代考証や服飾・文化その他諸々に間違いを見つけると一気に萎えてしまう私ですが、この作者さんは話の軸とは直接関係ない細かい部分まで徹底的に調べ上げていてすごいの一言。作品を楽しみつつとても勉強になります。
そしてなんといってもメイン二人が魅力的。健気でまっすぐなエネルギーの塊みたいな百と、粋で包容力のある卍。お互いにつらい過去をかかえているものの、寄り添って支えあいながら、少しずつ乗り越えて生きていく二人を全力で応援したくなります。百の天真爛漫なかわいさが卍を癒し、卍がベッタベタに甘い愛を百に惜しみなく注ぐ様はまさに破れ鍋に綴じ蓋。百がとにかく可愛い上に、粋でいなせな色男(卍)が浮気もせず、ちょっと子供っぽい童顔の大男(百)をひたすら溺愛してるのも可愛くてたまりません。
二人にはずっと幸せでいてほしいなぁいいね
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攻めの心の声が面白すぎる2019年9月29日2カップルの話が収録されています。
表題作は幼馴染カップルのラブコメで可愛いお話。それぞれのかわいさもさることながら、攻めの表情や態度と真逆の心の声が面白すぎていちいち吹き出します。ちょっとおバカな受との掛け合いも絶妙で面白いです。
もう一作は表題作に出てきた幼馴染カップルのクラスメイトとその義兄のお話。こちらはちょっとシリアスめです。
作者買いでしたが、この作者さんのお話は安定して甘めのハピエンなのが個人的に嬉しいポイントです。いいね
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作者さんに印税が入らない2019年7月1日これから購入しようと思っている人への注意喚起のための星1つです。
純粋に作者さんと作品の内容に対してつけるなら星5つ。
購入してみて未完だと知り、1巻が出てからかなり経っているのに2巻が出ていないのはなぜ…?と思って橋本あおい先生のツイッターをチェックしたところ、連載誌の廃刊もさることながら版元の創作工房から電子配信分の印税が支払われていない・今後も支払うつもりはないと言われたとのことで、驚きました。そしてそれが未だにこうして配信され続けている=版元だけにお金が入り続けている状況が放置されていることにも愕然としました。
詳細は「橋本あおい ご報告」で検索して、ご本人のツイートから何が起きているのかが確認できます。是非ご一読ください。
ほんのりあたたかくて優しいお話がすごく好きで、続きは気になっていますが、私は版元にではなく、こんな素敵なお話を描いて下さる橋本先生にお金を支払いたかったので、正直版元にお金を騙し取られた気分です。購入前に知りたかった。今からでも版元からお金を取り返して橋本先生にお支払いしたいです。
この作品の購入を考えている方も、現状そういう状況であることを知った上で、何に対してお金を払うのか?この作品は誰のものか?ということをよく考えてからにしたほうがいいと思います。
同人誌でラストまで描いて販売してくださらないかなぁ… -
作者さんに印税が入らない2019年7月1日これから購入しようと思っている人への注意喚起のための星1つです。
純粋に作者さんと作品の内容に対してつけるなら星5つ。
単行本で読んで、1巻が出てからかなり経っているのに2巻が出ていないのはなぜ…?と思って作者さんのツイッターをチェックしたところ、連載誌の廃刊もさることながら版元の創作工房から電子配信分の印税が支払われていない・今後も支払うつもりはないと言われたとのことで、驚きました。そしてそれが未だにこうして配信され続けている=版元だけにお金が入り続けている状況が放置されていることにも愕然としました。
詳細は「橋本あおい ご報告」で検索して、ご本人のツイートから何が起きているのかが確認できます。是非ご一読ください。
ほんのりあたたかくて優しいお話がすごく好きで、続きは気になっていますが、私は版元ではなく、こんな素敵なお話を描いて下さる橋本あおい先生にお金を払いたいので、先生に印税が支払われない限りは購入はしません。
この作品の購入を考えている方も、何に対してお金を払うのか?この作品は誰のものか?ということをよく考えてからにしたほうがいいと思います。いいね
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ほとんどエロ2019年4月2日ファンタジーものが好きなので購入してみましたが、内容は設定も平凡でストーリーの作り込みも浅く、ほとんどエロです。
かといって文章力も平易なのでエロも薄っぺらく、受が攻に惹かれるようになる経緯にもあまり共感できないため、攻にだけ都合のいい話にしか受け取れず、男性成人向け作品読んでるような気分でした。いいね
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設定や内容は面白いのだけど2019年3月18日神様と人間がしれっと共存する世界観とか、キャラ設定とか、展開は結構面白いです。
ただ、どうにも文章が稚拙で…言葉選びや表現の拙さもさることながら、話になんら関係のない無駄な文章が多く、上手い作家さんならおそらくこの内容は半分ぐらいのページ数で済むと思います。
現在10巻まで出ているので、巻数が進めば上手くなるかと思いきや、さほど成長が見られず落胆しました。気分は中高生が書いた素人小説を読んでるようで、作者さんには文章を推敲するということを覚えて欲しいです。
無駄な文章が多い代わりに内面描写や情景描写が薄っぺらく、人の心の機微が伝わってきません。特にツンデレ設定の琥珀においてはただの淡白なキャラという感じで、内面を描けない人にはツンデレ設定は荷が重いんだなぁということがよくわかりました。
あと、電子書籍って校正は入らないのでしょうか。誤字や言葉の誤用が多いです。
拙い文章や言葉の誤用にやる気を削がれる人にはお勧めしません。いいね
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挿絵って大事ですね2019年1月21日ストーリーは先の展開の想像がつく程度ですが、両片思いの焦れ焦れ感が売りの作品という印象があるので普通に楽しめます。ただ、万事攻の超人的な打たれ強さと予知能力があるかのような行動で解決しているところはもっとひねりがあってもよかったかなぁ…
トラブルメイカーの受にイライラすると言う方もいると思いますが、私的にはトラブルメイカーの自覚も、そうなっている原因もわかっていながら黙っておけない・放っておけない性格がかわいく思えました。
マイナスポイントは挿絵です。確かに絵は綺麗なんですが、本文の描写と一致しないんですよね…最たる例が攻のビジュアル。雄々しい魅力に溢れた屈強な大男と描写されているのに、少し体格のいいモデルかなんかにしか見えなくて、表情の描き方もバリエーションに乏しく、これなら挿絵なしのほうが想像力がかきたてられて良かったんじゃないかと思いました。 -
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受のオメガがとにかくかわいい2019年1月4日架空の戦国時代が舞台の、アルファが「山吹」オメガが「白銀」と呼ばれる世界観のオメガバースもの。
よくあるアルファが支配しオメガが虐げられるという理不尽な辛さはないので、オメガバースが得意でない私でも抵抗なく読めました。
ただ受の葉月も攻の傑も不遇の人生を歩んでいて、結構辛い場面も多いです。
が、とにかく受のオメガ・葉月がかわいい!オメガバースものはあまり多くは読んでいませんが、なかなかいないタイプのキャラでは?
オメガとして優秀な双子の弟と比べられ、出来損ないだのはずれだの不細工だのといった中傷に傷つきながらも、わざとポジティブに考え豪快に笑い飛ばし、逆境をチャンスにしようと奮闘する様は痛快でさえあります。
その一方で、幼い頃の淡い恋心を胸に抱き続け、その思いのためにオメガでありながら侍大将にまでなってしまう一途さが可愛くて仕方ありません。
受と攻、お互いに一途に想いあいながらも、育った環境のせいで自分に自信がなく相手の好意をまっすぐに受け取ることができずすれ違いまくりますが、ちゃんと通じあってからのラブラブぶりは読んでて恥ずかしくなるぐらいです。
アルファの包容力で可哀想なオメガを…というのはよく見かけますが、このカップルにおいては受のまっすぐで温かな心と深い懐で、自己嫌悪と猜疑心に疲れ切った攻を包み込んで守り、お互いに支え合って共に生きているという、ある種戦友のようなところもある対等な関係性がとてもいいなと思いました。
狸は必要だったか?とか、葉月の弟を女言葉にする必要はあったのか?とか、ラブラブになってから朝チュンばっかりだな?とか、不細工の定義とは?(挿絵の葉月が普通にかわいいので)とか、葉月の近習・三十郎を度々殴りたくなったりとか、色々思うところはあるものの、是非続編を期待したいお気に入りの一冊になりました。 -
設定は面白い2018年12月26日不遇の人生を送ってきた、自分の心をそのまま音にする天才音楽家が、世界的指揮者と出会って少しずつ幸せを見つけいく…という設定は面白いです。
ただ文章が拙く、表現力が乏しい。読んでいるうちに「ぼく」がゲシュタルト崩壊を起こしました。三点リーダや感嘆符の多用も文章をチープに見せるんだなぁという気づきもありました。展開はわりと大きく動くわりに、情景描写も心理描写も浅く文章も単調なため、全くドラマチックに感じません。もったいないなと思いました。いいね
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期待しすぎました2018年11月6日作家買いしました。ぱっと見は絵が綺麗だと思いましたが、本文を読み進めるほどキャラクターの頭蓋骨が心配になりました。表情の描き分けもイマイチで、特に攻は擬音や説明がなければ表情の変化で感情の動きを汲むことができません。そのせいでこちらの感情も全く揺さぶられず淡々と読み終わり、これといった読後感も湧きませんでした。心理描写の描き込みも浅く、お互いに惹かれる説得力もありません。ストーリーも平凡かなぁ…体を描くのはお上手ですね。最近の作品を先に読んで絵も安定していて結構好きだったので安心して買いましたが、数年でここまで違うとは思いませんでした。BLはエロが全て!という方にはいいと思います。