物語の舞台は、世界中から良家の子息が集う名門寄宿高等学校。城のような校舎、ネクタイにベストにマントという魔法学校の様な制服。
始めから世界観に引き込まれる。
皆の憧れの美しく何処か影のある王子様の様な代表監督生の先輩が、頭脳明晰クールな主人公に何かと絡んでくるが何処か悲しそうで訳ありな様子。
そして物語序盤で事件が起こるり謎解きに乗り出す主人公。色々な要素が絡み展開していき、上下巻一気に読んでしまった。
愛しているが故に己の欲望に耐える攻めと清楚な受けが初めて媚薬的に催インされズリズリと身悶えし耐えさせられるシーンは圧巻で悶絶する。愛欲、プライド、恐怖、自己嫌悪、ごちゃ混ぜの感情が息苦しいほど。
耐える美学。2巻で結ばれるもじれにじれさせられた2人の絡みは、局部は全く描かれないが震える体、表情、言葉で表現され、見てはいけない物のように甘美。正にツンデレ受けの旨味が凝縮してるキャラクター。乱したくなる(笑)
金髪王子様系スパダリ攻め×黒髪清楚ツンデレ美人受けCP。
王道で有りながら謎解きや、複雑な設定で味付けされこの作品ならではの学園モノBLになっているのは実力が保証されてる作家ならではだと感服した。