休み無しで日本のために働く経産省の公務員の上司と部下が公私混同で仲良くするお話。
公務員を公僕と呼び、今宮の世話をする柏木を腰巾着と呼ぶ。未散ソノオ先生のその言葉のチョイスが最高に好きです。
このお話では馬車馬のように働く公僕の彼らが、本当にカッコ良く描かれています。過労で倒れても、大病を患っても、家柄を利用されても、それでも日本のためにと一生懸命働く姿はキラキラしていて、忙しさに充実感を滲ませる姿に尊敬の念が生まれました。
そして、そんな今宮を私的に支える柏木。ある意味名物化している上司と部下の両想いパートナーぶりが、職場の癒しであり、読者にとって尊い関係でした。
仕事に熱中できる男の人って最高にカッコイイなと思える作品です。