シークレットとハイドランジアを上回る〈重さ〉がありそうな気配だったので、心身共に元気有り余る時に読もうと本棚の肥やしにしておきました。
いざ手にとってみるといや…興奮と期待であっという間に読了。Ωたちの互いに知らない繋がりがこうやって読者に分かるように構築されているとは。前の2作品を何倍も超える読み応えがあって感服のほか言葉が見つからないーのが率直な感想です。
流石の芥先生ですね(感謝)
朝陽というキャラはいつまでたっても優柔不断で安泰志向の質ですが、どこか2%ぐらい足りない芥流のα像を考えれば、朝陽の運任せなところも逆に芥先生らしさがあって憎めなかった。全て、朝陽の淡い夢通りの未来が辛口で展開される作中に引き込まれるしかなかったです。
あの2人の再会にはまぁ泣けました。
トトキの綺麗な絵がまた見れる日が来たらと願ってます。