※一巻購入後のレビューです。
外面取り繕ってる(しかも妖精が見えるし話せる)ひねくれ騎士と、一度死んで甦り、妖精が見えるからと不気味なもの扱いされ一人を選んだふわふわ姫様。
姫はボロボロの古城で妖精たちと慎ましく、寂しくはあるけど一人で暮らしてた……ところへ、騎士が来る。
王から姫と結婚してくれと言われ……。
いやあ、ふたりがふたりとも、いちいち刺さる。
騎士がひねくれた理由も、姫が一人になった理由も、分かる。
だからふたりが出会って、お互いのことを知りながら、思いやりながら、一緒に妖精のお家を作ることになるのが、なんだかしあわせで涙が出た……。
否定されないこと、思いやりを向けられること、「自分で選んでもいい」と許されること。
普段忘れがちな、でもとてつもなく大事なことを、思い出させてもらえる気がする。
欠けたピースは、ふたりと妖精さんたち、そしてふたりを大事に思っている人たちで、自然に埋まっていくんだろうなと思える、素敵なお話です。
まだ一巻しか読んでないけど、続きも購入します!
楽しみ!!