与一とツグモ
」のレビュー

与一とツグモ

琥狗ハヤテ

読んで幸せになれる御伽話のような作品。

ネタバレ
2025年7月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人外BLの中でも特に獣感が強い作品は、ハッキリと好みが分かれるかもしれません。しかし琥狗ハヤテ先生の抜群の画力で描かれるモフモフの美しさ、気高さ、可愛らしさは一般的なモフモフ(⁇)と一線を画していて、獣人BLが好みでない方も抵抗なく受け入れられるだろうし、なんなら読み終わる頃にはその魅力の虜になっていると思います(確信)。非常に作画コストが高く、全画面美しい。獣の姿に一ッッ切の違和感がないので、獣人はあまり…という方もまず試し読みをしてみて欲しいです。

ハヤテ先生の作品はストーリーも素晴らしい。温かくて幸せなハッピーエンドに導かれるから大好きです。読後感がめちゃくちゃ良い。与一とツグモの物語も、与一の切なさとツグモのいじらしさに途中ギュッと心臓絞られるけど、最後には御伽話を読んだかのような温かさで読了できるのです。そしてラストの4コマ「よいちとちゅぐも」で見事に萌え散る。。。ハヤテ先生のちびキャラの可愛さはレベル神。マジで癒されるし幸せになれるから、最後まで期待して読んでください。

気になる濡れ場は……

しっかりとございます。でもモフモフだし修正がしっかり仕事してるから、官能的でありながらも、エロさはあまり感じないかも。このお話はストーリーがメインだから、エロくなくて良いというか、むしろそれくらいでバランスが良いと思います。

レビューは少な目だけど本当に素晴らしい作品。1人でも多くの人に伝われば良いな…という願いを込めて、レビューしました。
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