バニラの甘さを証明せよ【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】
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バニラの甘さを証明せよ【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

峠本

バニラだけど、バニラじゃなかったーー!

ネタバレ
2025年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ いや、もうこれ、ラブコメ大好き民全員読んでーー!!っていう美形ナルシスト攻めと、色々と未開発な平凡っ子受けの話なんだけどさ…。読み終わった今、脳内で某国民的アニメ映画の名ゼリフ「夢だけど」「夢じゃなかった!」と同じトーンでレビュータイトルどおりの言葉が駆け巡ってて、とても落ち着いてレビュー書けない状態なんで、色々不備があったらごめんなさい…

 この作品のタイトルの「バニラ」、実は色んな意味があったんだ、っていう大発見(?)が全ての発端で。
 最初から作品内容紹介、きちんと読め!って話なんだけど、この作品、単話から気になりすぎてて、単行本出たら絶対買う!と思っていたので、いつものごとく作品紹介全然読まないで読み始めまして。BLでバニラって言ったら「挿入を伴わないSE○」を意味すると思い込んでいたものの、あまりにもおぼこい陽太(ひなた)が鈍感だったり、天然だったりするのを見ているうちに「んん?なんか、バニラの意味、違うんかな?」と思って調べてみたら、普通とか平凡とかって意味があると知り「あっ、コッチの意味だ!(照)」と、自分のドスケベぶりに赤面しながら読み進めていたわけです。

 痴漢ほいほいな平凡っ子陽太を守るために手助けしていたはずのナルシストの祐樹が、ずぶずぶと陽太に沼って情緒を乱して赤面したり、落ち込んだりする姿は、本当にナルシストイケメンの有効活用として最高で…。ウブっ子陽太が、単体でもカワイイくて、野球部員でお尻も締まっているのに、どこまでも純粋無垢で…でも祐樹が意識するのにつられて陽太も祐樹を意識してどんどん赤面していく姿がワンコでハムスターで、掘っても掘っても可愛さ無尽蔵なんですよ…。

 で、ですよ、奥さん!
 冒頭の「バニラの解釈違い」なんですが。
 こんなにおぼこい陽太との間で、まさかのミラクルが起き、最後のセッ…が「バニラ」だった…かどうかは、自分で見て!なんだけど、タイトルでネタバレか…すまぬ。腐女子大歓喜間違いなしなんで、読んで自分の目に焼き付けて👀

 最後、祐樹の弟の巳稀がカッコ良すぎて「ひょっとして3Pもありなの?なしなの?」と一瞬思ったのは、内緒です。
 先生はあんなにおぼこかった陽太が段々色っぽくなっていくギャップを最初から狙っていたのか…凄い才能。ふふ、バニラの甘さ、たっぷり堪能!ごちそうさまでした!💘💘
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