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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • Wet Sand【完全版】【タテヨミ】

    DOYAK

    幼馴染執着攻×ワケアリ美人受×純粋年下攻
    ネタバレ
    2024年7月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「夜画帳」、「キリングストーキング」、「payback」などなど今まで数々の韓国BLを読み漁ってきた私ですが、これ、個人的に史上最高のwebtoonでした…!何よりもまず画力!彫刻のような端正な顔と美しい筋肉。そこに巧みに練られたストーリーがあれば、そりゃ覇権BL間違いなしってわけです。DOYAK先生、一生ついていきます…(以下ネタバレあり)●NYのアジアンタウンに住む青年JO(攻)(27歳)が偶然出会ったのは、どこか陰のある美形の男、イアン(受)(34歳)。イアンは複数の男とワンナイトを繰り返すミステリアスな人で、JOは友人として距離を縮めながらも、彼に対する欲望が抑えられなくなっていき…。しかしイアンには、JOの知らない過去があった。●ある夜イアンが帰宅すると、家に幼馴染のTJ(攻)(34歳)が。TJはアジア系マフィアの幹部で、イアンもかつては彼と共に裏社会を生き抜いてきた元ギャングだった。15歳の時に出会い、互いの存在だけが心の支えだったTJとイアンは、イアンがギャングを抜けてからも体の関係が続いていたのだ。組織に戻って来るよう諭すTJに対し、家族のように大切な存在であると感じている一方で、暗い過去と決別して新しい自分になることを願うイアン。JOはそんなイアンに対する想いを募らせていくが、TJも長年イアンへの愛と執着心を抱えていて…?●というわけでここまではあらすじを説明してみたんですが、ココだけは言わせて!私、ガタイが良くてめちゃ強くて冷酷なのに好きな人には執着しちゃう系の攻めが大好物なんですよ(早口)!だからTJは私の性癖ドンピシャって感じなんです。わかるわかる!っていう人には是非この作品を読んでほしい!TJのビジュアルを見てくれればきっと、私の言ってることの意味がわかるはずです(笑)!困り眉の色男は沼!これテストに出ます。●そしてTJとイアンの過去編も普通に切ないししんどいんだよね…しんどいんだけど最高です(情緒が限界)●イアンがどちらとハッピーエンドになるのかわかりませんが、TJ×イアンのシーンは全部が大迫力でえっちすぎる…。2人のセリフや光の表現など細かい描写まで素晴らしく、毎度見惚れてしまいます。この作品のおかげで私の寿命は間違いなく延びました!皆さんもこれを読んで寿命を延ばし、たくさんのBLを読んで幸せになりましょう〜!!
  • カラオケ行こ!

    和山やま

    狂児、恐ろしい子…!
    ネタバレ
    2024年1月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何なんですかコレは…っ!良すぎてしんどい。ヤクザと中学生の不思議な絆を描いているわけですが、話のテンポも良く、ちょっとした台詞にもクスッと笑わせるユーモアが散りばめられていて、ほんまに完成度の高い1冊やな〜と思います。人物描写もめちゃくちゃ上手い。一瞬しか登場しない人も、「あ〜おるよな、こういう人」と頷いてしまうようなリアリティさ。和山先生、恐るべしですわ。●そして何よりも言いたかったのは、「狂児カッコ良すぎるやろがい!」って事です。圧が強い感じはまさにヤクザって感じなんですが、中学生の聡実くんの前ではタバコを吸わないとか、食事中に肘ついてるの注意してくるとか、ソース顔の男前なのにお茶目で可愛いとか、細かい所がいちいちツボです。あと、基本的に狂児の笑顔って目が笑ってないんですよね。巻末の聡実くんのプロフ帳にも書いてあったけど、「いつもうすら笑い」っていう感じ。あの目がたまらんわ…(すんません。ただの感想です。)距離感バグってるけど実はちょっと底知れない感じもあって、もうこんなん沼でしかないやろ…!●あと刺青のシーン。何なんですかその表情は?どういう感情?エ、チョットマッテ…(死)罪な男やで、アンタは…。聡実くん、中学生にしてこんな悪い男に出会ってしもたなんてなぁ。私が中学生の時に狂児に会ってたら、間違いなく道を踏み外してる所でした。いや〜、ほんま危ない危ない。最後にあった狂児の過去編も最高でした。若き日の狂児の破壊力、ヤバいですわ…私も養いたい。養わせてください。あれ?おかしいな。私、狂児の車の助手席に乗りましたっけ?乗ってないはずやねんけどな…なんでか離れられへんわ。●今なら値下げ中で、しかもクーポンも使えるんですよ?こんなん買うしかないでしょ!皆さんも是非、助手席の乗り心地、体験してください!
  • ヒズ・リトル・アンバー

    ナツメカズキ

    懐かしのあの人も…シリーズ作品の醍醐味
    ネタバレ
    2023年12月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ●MO DS、Nights Before Nightと同じ世界線の新作とのことで、ナツメカズキ先生の大ファンとして、ずっと気になっていたこの作品。時間軸としてはMO DSよりちょっと前からNights Before Nightのちょっと後まで、といった感じでしょうか?とりあえず我らが時雨さん、そして雪鷹、名前のみですが春さんも登場します。ファン心をくすぐる粋な計らいですね…●ところで人×獣人という設定に苦手意識をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫!私も実は獣人系が得意ではなく…(笑)それなのに琥士郎の獣化は全然気になりませんでした!絵が美麗すぎるというのもありますが、獣化という要素がこの物語の本質ではないからではないかと思います。ファンタジーではあるのですが、人間模様や心情の移ろいが繊細に描かれた、とても温かいストーリーです。●そしてみなさんお待ちかねのエチシーンについてですが、こちらも大満足!2人とも惚れ惚れするような肉体美ですが、2人の筋肉もちゃんと描き分けられていて凄すぎる!琥士郎のしなやかな細マッチョに対して、源慈は思わず包み込まれたくなる男らしいガタイの良さ…ラブラブな部分だけではなく、くっつく前の微妙な空気感も大好物な私としては、初期の2人の気まずさ、ぎこちなさも最高でした!●あと源慈カッコよすぎんか?硬派と色気と包容力、その全てを兼ね備えてるなんて、もう人類最強の攻め(?)じゃないですか!●琥士郎のやんちゃっぽいのに健気な感じもイイ…天真爛漫で何も悩んでなさそうに見えて、実は源慈のことを誰よりも考えてるんだよね…かわいいね…私も琥士郎を養いたい…(?)
  • 大奥

    よしながふみ

    男も女も関係ない、人としての強い絆。
    2023年11月18日
    ●ただの男女逆転モノだと思って読んでいない方、めちゃくちゃ勿体ないです!●江戸時代の日本。男性のみに感染する謎の疫病「赤面疱瘡」が蔓延し、男性の数が激減してしまった結果、男女の立場が逆転。女性が将軍を務めることになった世界で、美男たちを集めた女人禁制の大奥に渦巻く陰謀を描いている。大河ドラマレベルの壮大なスケールで繰り広げられる人間ドラマに、大きく感情を揺さぶられること間違いなし!●物語としての完成度もさることながら、特筆すべきは絵の美しさ。大奥に生きる様々な美男たちの容姿も、身にまとう衣装も、何もかもが綺麗で華やかで、どこか切ない。よしながふみさんの描く男性は、どこか憂いを帯びたような色気があります…●そして、このお話の大きな魅力は重厚な人間ドラマ。男女の愛というよりも、人と人とが出会い、支え合い、時にぶつかり合いながらも強い絆を築いていく様子が素晴らしいです。登場人物の言葉や表情に、何度も泣かされました…●奇抜な設定に抵抗を感じて読むのをためらっている方も、騙されたと思って一度読んでみてください…必ずハマります!
  • 雪辱の花【タテヨミ】

    snob

    あえて正直に言わせてください!!
    2023年8月16日
    韓国BL大好き勢として、あえてワガママを言わせていただきます。ご了承ください。

    ●一家が没落して奴隷に堕とされた強気美人の復讐劇、という題材は素晴らしいと思います。画力も文句なしに高い。ただ、見切り発車的な連載というか、ストーリー構成にもったいない部分が多いです。
    ●最初はすごく良かった!強気美人の受けがあの手この手で親の仇である攻めに近づこうとする過程はスリリングで、主人公の屈辱感とやるせなさ、それを超える憎しみが伝わってきました。だから期待しすぎてしまったというのもあるのかな。攻めの懐に潜り込んだ途端、物語が失速気味になったような気がします。最初の強かで美しい受けを返してくれ…
    ●夜画帳の二番煎じ感も否めないのですが、その原因としては
    ①絵柄が似ている
    ②同じく時代劇
    ③横暴な攻めに不憫な美人受けが振り回される展開
    という3点が考えられます。
    ●レジコミ・beltoon界隈は週刊連載も多いので、これほど高いクオリティの絵で描き続けるのは大変な仕事だと思います。こんな意見の後に言うのは変かもしれませんが、作者様、どうかお身体に気をつけてください。今後の展開に期待しております。
  • W.O.W:Walk On Water【タテヨミ】

    Jang Mokdan/JAXX

    セクシーすぎる純文学
    ネタバレ
    2023年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一言で言うなら小説っぽいんですよね、このお話。あらすじだけ読むとよくある業界モノと思われそうですが、インパクトに頼った浅い作品と見くびるなかれ。これ読んだら目が肥え過ぎて、他のBL読めなくなります!毎晩寝る前に読んで、心を浄化する日々です…●主人公エドは韓国系アメリカ人の青年。ボディーガードとして働きながら、亡き祖父の残した借金を返済する日々を送っており、高額の報酬を得るためにゲイポルノに出る決意をします。荒んだ世界を想像していたエドですが、彼を待っていたのは意外にもクリーンな会社で…●オーナーのグレンはエド曰く「存在するだけで相手が気後れしてしまうような雰囲気」の色男。この作品は会話のやりとりが洋画っぽくて好きなんですが、世間話の中に性的な話題をさり気なく混ぜてくるグレン、有能すぎます。そんな2人の会話から始まる撮影もオシャレ。一気に物語に引き込まれます。●エドは寡黙で禁欲的な雰囲気を持っていて、ポルノ業界にはあまりいないタイプ。モノローグも淡々としていて、感情を露わにすることもありません。それなのに、グレンの言葉に顔を赤らめたりするわけです。可愛すぎるでしょこの子。●韓国BLならではの美しい筋肉描写も魅力の1つです。エドは筋肉質だけど締まっていて、グレンと並ぶと華奢に見えるくらいの絶妙な細マッチョ。というかグレンがダビデ像すぎるんですよね(笑)。エドが色白なので、グレンの健康的な肌とのコントラストもいい感じ!●「打ち明けたくなるんです 醜い劣等感さえも…」31話のグレンのこの台詞、すごく素敵だと思いました。ゲイのスパダリ攻めがノンケを落とす…なんていう単純な話ではないんです。2人の関係を動かすのは大げさな告白や嫉妬ではなく、相手の事をもっと知りたい、自分の事をもっと知ってほしいという思いなんじゃないでしょうか…ポルノ業界を舞台にしていながら、体よりも心の繋がりを深めていく2人の様子が素晴らしい。迷ってる方はまず無料分だけでも読んでください!!どうか!!
  • ドラッグレス・セックス 辰見と戌井

    エンゾウ

    フェロモン症防御薬…私にもください…!
    2023年6月5日
    BLを読む時はストーリーを重視する私ですが、「話の流れは好きなんだけどHシーンが少なすぎる…ッ!」という感情に陥ることがよくあります。そんな私の欲望が、初めて完璧に満たされました…●このシリーズは以前から存じ上げていたのですが、オメガバース等のファンタジー設定が苦手だった私は、フェロモン症という題材にイマイチ惹かれず…でもレビューも高評価だし、エンゾウ先生の絵もめちゃくちゃ好みだしな〜とりあえず1巻だけ買ってみるか!と決意。オムニバス形式の前作は未読だったのでちょっと不安でしたが、怒涛の勢いで読み終わり、気づいたら2の上巻・下巻もポチってました。絵から絶対フェロモン出てますよ、この本。1巻買ったら終わりです…全部買うことになります。●フェロモン症について簡単に説明すると、過剰に性フェロモンを撒き散らしてしまう病気なんですね。オメガバースで言うヒートと何が違うの?と感じる方もいらっしゃると思うのですが、フェロモン症は「患者に対して好意を持っている人間」の性的興奮を誘発するとのことで、周りにいる全員が発情しちゃうという訳ではないみたい。この設定が後々効いてくるんですよ…ストーリー展開の面白さに脱帽。●戌井×辰見のカップル、第一印象としては辰見が攻めっぽく見えるかもしれないんですけど、チャラそうな見た目に騙されることなかれ。この子、中身はめっちゃ乙女なんです…!強そうに見えて実は快楽に弱くてちょっと流されやすい感じ、いい受けだわ…としみじみ思います。そして戌井の攻めとしてのポテンシャルの高さが凄まじい。執着攻めの粘着質な怖さと愛の深さがいい具合にバランス取れてるんですよね。普段は猫背と伸びた前髪のせいで野暮ったい感じなのに、実は隠れイケメンだし…最高かよ。スイッチ入った時の目力とか、もうヤバい(語彙力)…そんなオス顔どこに隠してたの?反則です。●最後に一言。エンゾウ先生、なんでそんなにいろんなアングルで描くのが上手いんですか!?
  • シャングリラの鳥

    座裏屋蘭丸

    後世に語り継がれるべき極上の作品
    2023年6月4日
    そこのアナタ、もしかして「ノンケ×男娼か~よくある設定よね~」とか思ってませんか…?それ、めちゃくちゃもったいない!●座裏屋先生の作品は全て読ませていただいておりまして、どれも大好きなのですが、これは間違いなく極上の一作。1人でも多くの方にこの作品を読んでほしいという一心から、こちらのレビューを書かせていただきます。●舞台は南国の島に佇む高級娼館「シャングリラ」。緑豊かな庭を抜けると、迎えてくれる美しい男娼たち。オーナーと男娼たちに認められた客だけが出入りを許される、そこはまさに夢の楽園。その秘密は謎の役職「試情夫」にあるようで…●試情夫とは、仕事前に男娼たちの心身をほぐす疑似愛人、平たく言えば「当て馬」のこと。このシステム考えた先生天才すぎませんか?●オーナーに試情夫として働かないかと誘われ、このシャングリラにやって来た男、アポロは何だか訳アリの様子。手っ取り早く稼ぐ必要があるとのことで、この仕事引き受けるのでした。ノンケの彼が仕事に慣れるまで、まずは1人の男娼の専属試情夫として働くことに。鍛え上げられた肉体に寡黙な佇まい、そしてどこか影のある彼の登場に、どうやら男娼たちは興味津々で…●このアポロが専属で付くことになったのが、1巻の表紙を飾るフィー。この魅惑的なポーズに釘付けになった方も多いのでは?悪戯っぽい微笑みと艶やかな眼差しで、客のみならず私たちをも虜にしていきます。明るく奔放な性格かと思いきや、ふとした瞬間に大人びた表情を見せることも。次第に明かされていく、彼の過去とは…?●夕陽に染まるフィーの滑らかな肌、夜の闇にきらめくアポロの真っ直ぐな瞳。まるで洋画を見ているかのような圧倒的画力は、潮風の匂いまで漂ってくるほどのリアルさと神秘の芸術性を兼ね備えています。画力、コマ割り、言葉選びのセンス、ストーリー展開…全てにおいて完璧すぎて、最新巻が出る度に次が待ち遠しくなる、切ないこの思い…●そもそもシャングリラ(Shangri-La)とは、ある小説に登場した理想郷の名前。客にとって、そして男娼にとっても理想郷であるシャングリラですが、男娼と試情夫の間に設けられた「3つのルール」が気になるところです…特に最後の「絶対に恋に堕ちないこと」。この「絶対に」って何?フラグじゃん…!破ったら楽園追放とのことなのですが…ツラい…これ以上は語りませんので、皆さん、とにかく読んでください!!
  • 2と車【電子限定描き下ろし付き】

    虫歯

    「一人でやるよりずっと 気持ちよかった」
    ネタバレ
    2023年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 潔癖で人嫌いなソロシンガーが、爆発的でエネルギッシュな演奏をするギタリストと運命的な出会いを果たす…という、音楽モノとしては王道の設定から始まるこのお話。2人はまるで正反対なのに、なぜだか互いの「音」に強く惹かれてしまう。演奏中の2人に言葉はいらない。まさに「ツーとカー」ってやつなんですよね。初めてステージで共演した後の居酒屋で、二兎が来間に「一人でやるよりずっと 気持ちよかった」と言うシーンが、2人の関係が深まっていく予感を仄めかすような、思わずドキッとするような雰囲気で…。しかしこの物語は意外にも、他のバンドBLとは一線を画す展開を繰り広げていくのです。人間の汚い部分を厭う二兎と、どこまでも真っ直ぐに音楽が大好きな来間。この2人は一見浮世離れしているというか、現実味のないキャラクターに見えるかもしれません。でもそれは大きな間違いで、彼らは実は人一倍人間くさくて、色々な意味で拗らせているんです…。
    大胆なコマ割りで描かれるパワフルな演奏シーンは言うまでもありませんが、この作品の魅力はなんと言っても言葉選びのセンスだと思います。時には繊細に、時には衝動的に、散りばめられた無数の言葉たちが、胸の内に隠された人間の美しい部分も汚い部分も、丁寧に紡ぎ出していく。漫画に音はないけれど、この本はまるで彼らの作る曲のよう。カッコよく表すなら「音のない音楽」と言ったところでしょうか。まさに新感覚のBLでした。出会えてよかった!
  • 加賀谷次長、狙われてます!【電子単行本】

    小山田容子

    老舗の料亭で食べる料理のような味わい深さ
    2023年2月2日
    ずっと気になっていた作品でしたが、謎に包まれていた加賀谷次長の過去が明かされると知って、ついに購入しました!
    結論から言うと、すごく好みのお話です。レビューの中にBLっぽいという感想をチラホラ見かけましたが、BLが苦手な方がそれを読んで購入を渋ってしまっているとしたら、すごくもったいない…!確かにBLを嗜む人間には堪らないシチュエーションはありますが、どちらかといえばヒューマン系だと思います。
    学校や職場での人間関係、キャリアの重ね方、そして男女それぞれの生きづらさ…誰もが1度は経験したことのある(あるいは現在進行形で経験している)悩みを抱えた登場人物たちが、軽すぎず重すぎず、なんとも絶妙な塩梅で描かれており、思わず「え、これ私じゃん」と感じてしまうシーンも多数あるはず。
    老若男女を惑わす主人公、加賀谷次長の「魔性の男」っぷりに目が行きがちですが、性別問わず幅広い世代の心を掴むこの作品自体が、まさに加賀谷次長そのもののようではありませんか…なんて思っちゃいます。
    元気がない時や悩んだ時、あるいは人生の節目なんかにも、また何度も味わいたくなる、老舗の料亭の看板メニューのようなお話です。
  • STAYGOLD

    秀良子

    4巻について語らせてくれ…
    ネタバレ
    2023年1月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 現実は思ったようにうまくはいかない。この物語はそういう残酷さを丁寧に描いた作品だと思います。そういうもどかしさが好きな方には刺さりまくるんじゃないかな…私は4巻を読んだ後しばらく抜け出せませんでした…。4巻はメインの2人ではなくコウと日高のお話になるのですが、これがまたとんでもなく良かった!社交的で器用でモテモテなコウと、無口で何を考えているのか分かりにくい日高。正反対に見える2人が、どうやって出会い、お互いを知っていったのか…。とにかく素晴らしいお話でした。BLという概念に収まり切らないスケールの作品です。巻数が多くて買う決心がつかない方は、まず4巻を読んで頂ければと思います。
  • そんなに言うなら抱いてやる【単行本版】

    にやま

    健康にいい…今1番滾るBL
    2023年1月3日
    1巻は表紙買いだったのですが、まんまとハマってしまい、2巻も即購入しました。にやま先生は絵が素晴らしいだけでなく、ストーリーも秀逸でどんなCPのお話でも読み手を退屈させないんですよね…。ギャグとシリアス、エロと純愛のバランスが最高の塩梅です。展開が気になって夢中で読んでいると、攻めの逞しい筋肉や受けの可愛いとろとろ顔の供給に襲われます。軽率に死ぬ。新陳代謝は急上昇、QOLも爆上がり間違いなしです!!
  • ディレイル

    相葉キョウコ

    こういうの大好きです♡
    2021年10月21日
    幼馴染のこじらせ両片想いっていう最高のシチュエーション。攻めはカッコよくて色気があって、受けは可愛い。定番な感じに見えるんだけど、ラブストーリーなのにちょっとスリリングな感じで、新鮮な作品でした!なんと言っても絵が綺麗!そして2人がお互いにちょっと依存してる感じがたまらない…。こういうBL、結構クセになりそうです。
  • 親愛なるジーンへ

    吾妻香夜

    映画のようなクオリティ…すごすぎる
    ネタバレ
    2021年10月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まるで絵画のような綺麗な表紙だな〜とずっと前から気になっていた作品でした。お話の始まり方もとってもオシャレで素敵なんです!ジーンが伯父トレヴァーの手記を偶然見つけるという…。そこから物語は1973年に遡り、トレヴァーともう1人のジーンのお話になるのですが、ドラマチックでありながらリアルでもある…絶妙なバランスで描かれています。2人はお互いに惹かれあっているんだけど、同性を好きになることへの罪悪感みたいなものも感じているようで…。ゲイであるトレヴァーは特にその思いが強くて、「普通」でいなければと自分に言い聞かせているように見えました。一方ジーンはというと、アーミッシュであったが故に純真無垢なんだけど、外の世界に強い興味を持っている感じ。でも故郷を捨てたことに罪悪感を感じていて、苦しんでいるんですよね。2人とも幸せになって!って願いながら読みました。本当に素敵なお話でした…。こういう映画があったら絶対観に行きたいな〜と思えるような作品です。買おうか悩んでいる人には、ぜひ買ってほしい!2巻が出るのが待ち遠しいです。
  • ラムスプリンガの情景

    吾妻香夜

    名作映画を観たような満足感
    2021年10月21日
    アーミッシュの純朴な青年テオ×夢破れたダンサーのオズのお話。オズはウエイターとして働きながら男娼もしていて、テオにとってはちょっぴり刺激的?な出会い方をするのですが、そこからお互いに惹かれあっていく過程が本当に丁寧に描かれています。何と言っても登場人物の心情表現が素晴らしい!ちょっとしたことで顔を赤らめたり、少し表情が曇ったり、そういう瞬間を切り取るのがとってもお上手だなと思いました。人を好きになるってまさにこういうことなんだよな〜と思いながら何度も読み返しています。BLというジャンルに収まりきらないほどの名作だと思いました。映画を観るような気持ちで楽しめる素敵な作品です。本当に買ってよかった…紙の本も買っちゃおうかなと思っています!
  • 夜画帳【タテヨミ】

    Byeonduck

    自分史上最もアツいBL
    ネタバレ
    2021年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 広告で見かけたのがきっかけで、こちらで購入したのですが、すぐにハマってしまい、最新話を読むためにレジンコミックスにも課金する始末…絵がうますぎる!そしてとにかく先が気になる!買って損は無いと思います。全人類読んでほしい…
  • VOID

    座裏屋蘭丸

    美しすぎてもはや芸術…
    ネタバレ
    2021年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 座裏屋さんの描くお話は、絵の美しさは言うまでもありませんが、常にしっとりとした雰囲気が漂っているところがスゴイと思います。このお話はその中でも特に艶っぽい作品で、全ページ色気たっぷり!!きっと数百年後にはどこかの美術館にでも飾られてるんじゃないかな…。最初から幸せな恋愛ではないので、人によっては好みが分かれるかもしれませんが、このジャンルを嗜む方には絶対読んでほしい一冊です。
  • 罪の褥も濡れる夜

    和泉桂/円陣闇丸

    究極の愛…泣きました
    ネタバレ
    2020年11月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて購入したbl小説です。blcdからハマったのですが、何と言ってもストーリーが素晴らしい…清澗寺シリーズの中で1番好きなお話です。冬貴が心情を吐露するシーンは何度読んでも胸がいっぱいになります。究極の愛の形を教えてくれる一冊です。blcdも豪華キャストなので、ぜひ聞いてみてください!
  • リバース

    麻生ミツ晃

    こんなオメガバース、初めて読んだ!!
    2020年11月28日
    オメガバースはあまり読まない方だったのですが、このお話は立ち読みした時にどうしても続きが気になって、即購入しちゃいました。買って正解、いや大正解でした!作り込まれたストーリーは鳥肌ものだし、何と言っても2人がお互いを想う気持ちが最高です…感動しました!
  • JOY Second 分冊版

    絵津鼓

    絵がキレイ!
    2020年7月14日
    絵津鼓さんの絵はとてもキレイで大好きです!等身大の男の子たちがかわいいし、1人1人違う魅力があっていいなぁと思います。
  • JOY 分冊版

    絵津鼓

    こんな男の子に会いたい!
    ネタバレ
    2020年7月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 等身大の男の子がかわいい!少女漫画を描く男の子が主人公。原稿に行き詰まって漫画家仲間の友達の家に押しかけたら、衝撃の事実が発覚…。友達はゲイだった!気まずくなっちゃうのかな?と思いきや、今まで通りのびのび振る舞っている主人公。少しずつ恋に発展していくのかな?絵津鼓さんの漫画は、繊細な感情の動きみたいなものが余白からも伝わってくるような気がして、大好きです!