好きな作家さんがオススメしていた作品。
「スキップとローファー」の作者様の別名義とか。
自分が1番側にいたいのに、という葛藤が切なくて終始胸をギュッとつかまれるが、学生らしい甘酸っぱい爽やかさや、作者様の人柄だろうか、優しい雰囲気に包まれていて読んでいて本当に心地が良かった。
ドラマチックではないが、クライマックスではジーンと涙ぐんでしまった。
ホクロ好きなのでカズの目の下のホクロについ目が行ったが、何と言っても顔を真っ赤にする2人や、象徴的な蝶の描写がとても素晴らしい。
背景のビルなども手描きなのだろうか、柔らかい絵が雰囲気にピッタリ。
3ページ目の絵画のような絵もいいな…。
とにかくとても良かったので、先生の他の作品も読まなくては。