ネタバレ・感想あり52ヘルツの共振【電子限定描き下ろし付き】のレビュー

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人間関係
2023年3月7日
オメガバースのお話だったんですけど、その第2性による人間関係について深く語っている話でした。αだからだとかΩだからだとか、そういうのに振り回されない2人のちょびっと感動する話です⸝⸝o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅⸝⸝
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大好きな2人
ネタバレ
2023年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素敵なお話過ぎる。連載で読んでいましたが書き下ろしも含めて新刊やっぱりすごく良かったです。こんなオメガバ今までなかったよねってさすが早寝先生が描くとオメガバースこうなるのか。。と感心感動します。攻めがスパダリじゃないのがいい。受けにはベタ惚れです。行為の時のマウスピースが我慢できないからなアイテムってのでめちゃくちゃ萌えました。
ギャップがいい
ネタバレ
2023年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ SNS告知で表紙を拝見していた時から、「これは買いだな」と思っていた作品。最初は武士と呼ばれるくらいストイックに見えた白根くんが最後の巣作りであんな顔になってしまうなんて、もう可愛すぎて可愛すぎて、、、。もう少し読んでいたいなー。
とても綺麗なオメガバース
ネタバレ
2025年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今までにないオメガバース作品です。
オメガバースはどうしても性と切り離せない世界観になりがちなのに、綺麗で、切なくて、温かい気持ちになれる物語でした。
Ωである自分にあらがい、そして受け入れている白根の強さにとても惹かれます。
よかった~!
2023年2月28日
この本に出会えてよかった!読んでよかった!最高です!色々語りたいけど、他の方のレビューで十分に語り尽くされているので、語彙力の低い私は語らないことにします(笑)とっても素敵な作品です。
巣作りについてのすてきな考察
2025年3月8日
おだやかでやさしいオメガバース作品。
本編ももちろん良かったですが、最後の電子書店限定の巣作りについてのエピソードがとてもすてきでした。
オメガバース作品が苦手な方も読みやすいと思います。
良い良い良い
2023年3月6日
初めて読んだ作者様の作品でした!
表紙が素敵で、試し読み、、、から、レビューがとても評価高かったので迷わず購入。
オメガバース系のものはエロ重視で女々しい感じが多い感じがしてあまり好きなタイプではなかったのですが、これはストーリーとして確立していてすごく良かったです!
何より白根の凛とした佇まいがとても素敵でした。
お友達も魅力的でもっと出てきてほしかったです。
すごくおすすめです!この作者さんの他の作品も読んでみたいと思いました!
最高に『綺麗』なオメガバ作品!
2023年3月11日
しっかり自分を持っていて、芯のある受くんもともと大好きですが
それにオメガという設定が加わることで
より受くんの崇高さ?キレイさ?聖母感?が出てホント推せました。
攻くんのアルファも雰囲気柔らかくて誠実さもあって、なんか抜け感ある所が
オメガバ作品の中でも激しすぎない穏やかな2人の物語という感じで
めちゃくちゃ良かったです!
2人がきっとこれから家族になっていくところも…読みたい…!
女の子の友達が可愛いし良いポジションでした♡
こんなオメガバース初めて!!
2023年2月27日
好きな作者様がオメガバースを描かれたと知り、これまでの作品とオメガバースが結び付かず読むのをためらっていました。しかし高評価のレビューを読み、試し読みしたところ、あっという間に虜(とりこ)になり、涙し、購入に至りました。私の中のオメガバースの世界観を覆す作品でした。さすが作者様、と感嘆しました。真面目で誠実な2人が大好きです。1本の映画を見終わったような満足感。私にとっての2023年No1作品になりそうです。
くう
2024年7月25日
くそー下っ腹あたりがキュンキュンするー 作者さんのファンです。オメガバースまでもこんな素敵にしてしまう早寝先生さすがー 攻めが受けを好きになったところとか〜よかった〜
すごくいい!
2024年9月4日
大好物の再会モノでしたが、もうとにかくキュンキュンしつっぱなしでした。
攻めのアルファが受けにメロメロなんだけど、すごくシャイで良かったです。
受けのΩも凛々しくてとても好感が持てました。
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こんな優しい世界もあるんだ…感動。
2023年2月27日
オメガバース物って理性が飛んで襲われて(そういうのも私は好きです)そこから始まる展開が多いと思ってましたが、この作品は違いました。早寝電灯先生の透明感あふれる世界観や言い回し、表現の仕方、全部が凄く優しい…過去の二人の回想シーンもいいし、描き下ろしがまた最高です。特に巣作りのとこ…Ωの立場だけてはなく、αの精神状態の描写もある作品は始めてだったので凄く印象に残りました。最高ですね?
買って良かったぁ、何回も読み返してます。
新感覚
ネタバレ
2023年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新感覚のオメガバースでした。空気感が爽やかで心洗われる心地好い感じです。マウスピースってあんなにえっちなんですね……最っっっ高!!!
受けの白根くんが真面目だけど固すぎず、目が綺麗…見つめられたらドギマギしてしまいそうです。高校生の時から清成は白根くんが好きだったんですね…なんっっておいしいの…!!
嫌な人が一人も出てこないので安心です。叶うならば2人が番になるところも見てみたい。とても良かったです!!
よいーーー!
2023年2月26日
絵の装飾だったり、言葉(特にモノローグ)だったりがとっても綺麗。表情は2人とも赤面が可愛いのと、喜怒哀楽の表現幅に差があって性格が見えてくるのがすごい。「なんかいいな」を丁寧に描いているところが素敵です!!!
心があたたまる…(◜ᴗ◝ )
2023年2月26日
なんかもう…好き…とてもいい…爽やかな優しい風が吹いている感じがします…
相手のことを大切に想う気持ちがすごく伝わってきて最高
後半の盛り上がりもなんかジワっとグッと来る感じですかなり良いです
たくさんの方に読んでて欲しい作品です。
ネタバレ
2023年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 再会オメガバーズ。高校時代に出会った2人が、お互い意識しつつもそのまま別れ、思いがけない再会から始まるストーリー。オメガバーズ作品と言えば、オメガの発情、うなじを噛む、番と劇的なイメージがあったが、普通にある、何というか読んでて納得の出来る、とにかく良いんです。先生の言葉の選び方も最高でストンストンと素直に心に響きます。電子限定の巣作りもアルファにとっても大切なこととはっとさせられ、こんな解釈が!とじんわりうるうるになってしまいました。
たくさんの方に読んでて欲しい作品です。
素敵な作品でした!
2023年3月3日
早寝電灯さんが好きで毎回購入しています。オメガバースはあまり得意ではなく普段は買わないのですが、早寝電灯さんの新作というだけで何もあらすじなど確認せずに買っていました。結果的にとても素敵で、優しい気持ちになれる作品でした。表紙がまず素敵ですよね。キラキラしていて主人公にぴったり。読み終えてベッドに突っ伏してバタバタしました。色んなキャラクターがいて、それぞれエピソードが沢山ありそうなので、スピンオフ的なお話も読みたいです。買って良かったです!
すごい…こんなオメガバは初めてで泣いた
2023年3月22日
自分の語彙力のなさをこんなに悔しいと思う日が来るとは…!!クジラは歌うというのはよく使われるネタではありますが、オメガバにおけるアルファであること、オメガであることのしんどさやそれを背負って日々生きることを、こんなふうに描かれたのは初めてでは…?すごく誠実で、すごくすごくすごく良かった!!!双方の視点があるのも良かった。これぞBL読んでて良かったと思える瞬間です。幸せです。あーふたりをもっともっと読みたかった〜記憶を消してもっかい読みたい〜
すごい好き!!
2023年2月25日
作者さん買い&黒髪受け買いなんですけど、
絵も内容もキャラもめちゃいい!!
この作者さんの作品は
もちろんBLなんやけど、それだけじゃないというか…
うまく言えないけど、すごく好き!!

今回もキャラの性格とか性質がすごくわかって
オメガバースものやけど、【番うこと】が軽くないというか…

今の感じで切りもよく終わった気もしますが、
続編あったら正直見たい2人でした。
良い出会いでした。
ネタバレ
2023年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ また、素敵な作家さんに出会えました。
最初は絵が素敵で、試し読みもすごく雰囲気がよくて、勢いで買ったんですが、とにかく良かった。
すごく綺麗で優しい世界を描いている作家さんだなって思いました。
これから、少しずつ作品を追いかけて行きたいです。
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皆さん買ってー
2023年3月6日
この作者さんの作品に、最近ハマりまくり、とにかくすごい作者さんとしか言い様がないです!
人の心の繋がりというかなんというか、どの作品も、くっつくのが早い?進展が早い。と思うのですが、その後の続きもかなりあり、それはまたそれで楽しめるかなと。
素晴らしい
2025年2月17日
オメガバというのを一瞬忘れてしまいそうになるほどナチュラルにオメガバ。その世界線のリアルな事...。
作者さんの腕がぞくぞく感じられる面白さでした。
読み返すたびに好きになる
2025年2月14日
美しく情緒に満ちたオメガバース。バース性にはどの作品でも悩まされるキャラクターが出てくるけれど、白根くんほど一人で真っ直ぐにそれに向き合い、自分自身を律しようとする人は見たことがなかったです。そして、共振により自分の意思と関係なく乱されることをあれだけ嫌った彼が、52ヘルツの鯨でなくて良かったと思える相手に出会えたことが嬉しくて…。言葉選びのひとつひとつも心に響き、読み返すたびに好きになるような作品です。
良いです。
ネタバレ
2024年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画だとついつい小さい文字は読み飛ばしてしまう時もありますが、一文字も残さず読み込みました。2人が番にならなかったのが逆に良かったです。最後の巣作りの話まで素敵でした。
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すごく良かったです
ネタバレ
2024年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心に響きました。
とても、良かったです。
やっぱり両想いって良いですね。
攻め(α)も受け(Ω)もどちらもバース性に思うところがあり、高校の頃、何気ないお互いの言葉や存在が救いになっていたのですが、機会なく?親しく絡
まないまま卒業し、社会人になって再開するという流れなのですが、純粋?でキュンキュンしました。
さら、描き下ろし2話がすごく良かったです。読後の満足感と多幸感を上げてくれました。
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あー!!!すき!!!
2024年7月4日
初めて早寝先生の本を読みました。
半分ほど読んだあたりから、主人公の2人のことが大好きになって、読み終わってからたまらない気持ちになりました!!!
あらすじとしては高校時代の同級生に社会人になってから出会い…と言う感じなんですが、キャラクターがすごく良かったです!
特に武史先生が、清楚で凛として素敵だったのが、だんだん可愛くなってきて…最高に可愛かったです!
この2人の続きが読みたいです。
ぜひ…ぜひ…
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修学旅行のとりもつ縁
2023年6月29日
高校時代、二人はそんなに仲良くしていた訳ではなかったけど気になる存在。修学旅行で仲を深めようと思っていた攻めの清成。でも受けの白根は参加してなかった。月日は流れ、旅行会社勤務となった清成が修学旅行の件で訪れた高校で担当者の白根と再開。そこからグイグイといく清成。このチャンスを逃してなるものか!!ですね。高校時代に掴みきれなかった、手から零れていった想いを、社会人になって再会して掬いあげて心を満たしていく想いのストーリー。
慈しみに溢れたオメガバース作品
ネタバレ
2023年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビュータイトル通りです。
こんなに真摯に距離を詰めてくれる人間がいるのか……と感動してしまいました。
2人とも自分の主義主張をしっかりと持ってまっすぐ立っている人間同士、それでも己の性別に思うところがあって、悩みながらも丁寧に呼吸しようとしている。

美しい話でした。
いや、もう本当に、こんなに真摯に距離を詰めてくれる人間、いるんだあ(2回目)

新しいオメガバースと言っても過言ではないと思います。
衝撃的でした。
皆に読んでほしい
2023年11月29日
オメガバース作品は数多ある中で、この「52ヘルツの共振」は一線を画す作品なのではないでしょうか。ストーリーがしっかりしているのはもちろん、絵も美しく、言葉のひとつひとつが文学的で輝いているように思います。
全く具体的でないレビューで申し訳ないのですが、好きなシーン?全部!好きなセリフ?全部!好きな…全部全部!という状態で、どんな言葉を尽くしてもまだ全然足りないような、素晴らしい一冊でした。みんなに読んでほしい!
心に沁みる
2023年10月30日
身体共振……初めて聞きました。αとΩがお互いを影響し合う様をそう表現してるのがとっても素敵です。そう思うのもふたりのDK時代の距離感と奥底の思いと、運命とも言える今の出会いがあまりに優しく素敵だったからで。何にも思ってない相手と共振するのはほんとに嫌なんだと思う。

今ふたりがともに変わらずバースに引きづられることなく震えているのが良かったと読者側もキュって胸が震えます。

武史君がほんとにかわいい?
234ページ。
ネタバレ
2023年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全て表題作。
優しい雰囲気のオメガバースです。
オメガバといえばエっチ多めですが、これは最後にほんの少しあるだけです。
物足りない方もいるかもしれませんが、この2人にはこれぐらいで合ってる気がします。
2人が静かに心通わせていくところが綺麗に描かれています。
アルファとオメガという異端的な扱いを受ける2人ですが、心が綺麗で、お互いを思いやる気持ちにも泣けてきます。
オメガバっぽくないオメガバです!
めちゃくちゃ良かった!
ネタバレ
2023年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良かった!2人が惹かれる過程も良かったし、両思いになってからもめちゃくちゃ良かった。白根がマウスピースをつけるシーン、話し合ってネックガードをつけるシーンなど要所的に非常にツボでした
身体共鳴
2023年6月27日
ストーリー重視作品を多く描かれる作家さんなので、個人的にハマるときとハマらないときの落差が大きいのですが、こちらはハマりました~。受けの白根(受け)の凛とした佇まい、まさに武士です。
あー…好き
2023年6月27日
早寝先生の作品で1番好きです。
もともと、どの作品も綺麗な音が聞こえてくるような独特の雰囲気があり、その中で押さえられない欲がチラリと見えるのが魅力的に思ってました。
それがオメガバース…欲に葛藤、映画のような空気感を残しつつ、それらが際立って引き込まれます。
マウスピース…白根のギャップデレ…。
エロ、キュンポイントがもう満載。
また是非オメガバースを描いてほしいです。
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共振
2023年6月25日
『共振』いろいろなオメガ物を読んでますが、とてもストンって入ってくる素敵な表現だと思いました。また、時が止まっていた2人が動き出すところも(〃∇〃人)ステキ♪
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作者様の世界観に浸る
2023年6月14日
文学的な雰囲気も漂うオメガバース作品。
透明感のあるストーリーと言葉選び、この作者様じゃないとこうなりません。
心のHPが回復する話です。
爽やかなオメガバース作品
2023年6月21日
繊細なタッチの絵柄で2人の世界観に合っています。
両者ともお互いに真摯で誠実、他のオメガバース作品とは一味違う優しい作品。
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緩やかに進む
2023年6月9日
ゆったりと進んでいく2人の関係がとても心地よかった。欲を言えばもう少し恋人のになった後のお話も読んでみたかった…!でもとてもいいオメガバース作品でした。
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す、すごい
2023年5月10日
大好きな作者さまのオメガバースに興味津々でしたが、やっぱりすごい!圧巻!の心を揺さぶられる素晴らしい作品で幸せな気持ちになりました。
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温かく澄みきった素敵オメガバ◎
ネタバレ
2023年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 早寝さん初オメガバは、元高校同級生の偶然再会モノ。
旅行代理店α清成×高校教師Ω白根の話。

素晴らしかったです!!
早寝さんの良さが引き立つ繊細な切り口と、わかりやすいストーリーにどっぷり浸れました。Ωだけでなくαもバース性と真摯に向き合い葛藤しながら乗り越えていく様に清廉さがあり◎

本能に抗う系オメガバになるのかな。
こういう話を読みたかった(嬉)
タイトルの切ない孤独や共振、共鳴が主軸にある青春のやり直し譚◎

電子おまけのエピがこれまた最高◎可愛さに加え素敵な解釈が添えられた幸せな読後に大満足です〜
52ヘルツで愛の歌ですね!
2026年3月30日
初読み作者様です。
お話が上手く絵も綺麗で、表紙に一目惚れして大正解。
他の作品もチェックしなくては。

オメガバースの世界観ってΩが理不尽に虐げらてるもの多いですが、そんな事ない世界線で描かれていて気持ちよく読めました。
どことなく詩的で透明感のある洗礼された雰囲気と、ドッシリ骨のあるストーリーで没入できます。勿論えちも素敵。

個で完結する鯨が理想で、愛する人と一緒に個では無い状態で理想に近づけた…ほんとロマンチックです。
二人の周波数で歌うのは勿論愛の歌…妄想が膨らむ。

一目惚れ出来る素敵な表紙を描いて下さった作者様に感謝です。
巻末の巣篭もりの解釈が素敵でした!
ネタバレ
2025年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースによくある「欲望に任せて…」というストーリー無視の展開が苦手なのですが、早寝先生だったらどう描くのかと読んでみました。

オメガであることを恥じ、誰とも共振したくない心情を「52ヘルツで鳴くクジラ」になぞらえています。
高校の同級生、清成と再会したことで変わっていく過程がとても丁寧。お互いの相手を思いやる気持ちがとても良かったです。高校時代に伝えられなかった気持ちを、ゆっくりゆっくり拾い集めていく…そんな素敵なお話でした。
巣篭もりの解釈も愛に溢れとても良かったです。
まるで文学みたい
2025年4月5日
詩的で素晴らしい。嫌に感じる部分がなく、とても透明感のあるオメガバースでした。素敵な関係性。こういうオメガバースもありだな…
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誠実なオメガバースのお話
2023年3月8日
これまでのレビュー全てが満点評価なので自然と期待値も高まりましたが、期待を遥かに超えていました。早寝先生が醸し出す独特の空気感、透明感、モノローグがいい!何より少し肉厚な身体が、いい!
特に好きだったのは最後の書き下ろし。Ωの巣作りに対するαの見解、あぁそういう意味もあったのねと腑に落ちるものがありました。
誠実で優しいαと自分を律している健気なΩの再会物語。誰にも共鳴したくないと思っていたΩが自身の身体共鳴を受け入れていく過程がとても落ち着いていて良かったです。オメガバ苦手な方にもオススメ!
満たされる。
ネタバレ
2023年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買い。オメガバースものなのに、清らか、繊細、ピュア。オメガバースものにありがちなレ◯プシーンやビ◯チ設定はないし、惨めさ、支配欲、暴力シーンは皆無。安心して読める。ただただ、オメガもアルファも相手に共鳴して意思とは関係なく身体が反応してしまう、自分の身体を自分でコントロールできないという怖さ、切なさが描かれている。自分がコントロールできないフェロモンのせいで相手が傷つくことを精一杯避けようとする、誠実さ、白根にも清成にもあって、読んでて精神的に満たされた。優しいストーリー。
最高過ぎて語彙力失う
2023年10月27日
この漫画を読んだ時にこんな綺麗で感動的なオメガバの話があるのか!とかなりの衝撃を受けました。
一気に引き込まれて、一気に早寝先生のファンになり、コミックスが出たら絶対に買おうと決めていました。
早寝先生の作品は全部購入しすべて何度も読み返していますがやはりこのお話が断トツで好きです。
重くなりすぎず気分が沈むことなくサラッとした読みやすさがあるのに、でも話は深くてかなり胸に残り刺さるのです。
一本の小説を読み終えたような読後感があり満足感があります。
お話だけでなく絵も綺麗で好きです。本当に大好きです!!!
いい空気感のオメガバース
2023年3月4日
「ここからはオフレコで」が良かったので気になっていた作者さんの新刊、しかもオメガバースということで期待度高めでしたが、期待通りの良作で大満足でした。アルファとオメガのフェロモンの影響を共振と例えたり、巣作りの解釈がすごい好きでした。話全体に漂う空気感というか温度感が一瞬オメガバースっぽくないなと思ったけど、白根先生の苦しみとかもきちんと描かれてて新しいオメガバースの形だなと感じました。オメガバースはなんかドロドロして可哀想なイメージを持つ人は読んだらきっと考え変わると思います!思いたい!
素敵すぎなオメガバ
ネタバレ
2023年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバ特有の無理やりとかの可哀想な感じが苦手でオメガバを読まないという人にぜひ読んでみてもらいたい。無理やりとかはないけれど切なさや愛の深さをグッと感じれる。αの悩みもΩには及ばないにしてもあるわけでその部分もリアルに感じる描かれかた。オメガバなんて完全にフィクションなのに、実際にそんな世界があるのではと思えるくらいとても雰囲気が良かった。マウスピースやネックガードの形もリアルな気がしていいし!何より攻めの揺るがない受けへの愛がいい!受けも優しく凛とした武士な感じがとてもよい!
全人類読むべき
2023年2月28日
全人類読むべき作品。やばい。なんかこう、、、やばい。語彙力が消失してしまうやばさ。買ってから毎日読んでる。これは本当に素晴らしい作品。
俗界から離れた美しい世界
2023年3月4日
込み上げてくる感動で膨らみようがないわたしの胸も張り裂けてしまいそう。なんか感動という表現も陳腐に聞こえる、、先生初のオメガバースですが、オメガバースなんだけど先生の作品はすべて先生にしか描けない、それはまるで俗界から離れた桃源郷のような、清々しくて透明感のある早寝電灯オリジナルワールドを確立してしまっていると思います。その証拠に読んでこんな気持ちになれるのは先生の作品だけなので。久しぶりの先生の新作に触れて興奮してしまった?
黒髪短髪切れ長の目が印象的な白根、神々しいクジラとの共演が白根の美しさをより際立たせてます。
心にじんわり優しい話にあなたも涙する
ネタバレ
2024年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースなんだけど、なんだろう作者様はオメガバースの世界から来たの?ってくらいの感性で凄いです。私自身、読みながらとっても感情移入した。オメガでもアルファでもないのに不思議……でも自分の体が思い通りに舵取りできないっていうのは誰しも抱える悩みなのかもしれない。そんな気持ちに寄り添ってくれるぞ。がち泣きながら読んだ。BLというジャンルを超えた文学作品。これから作者様全押します。最後になりますが、攻めも受けも人間性がもう人生何周目?って感じのスーパー人類だから一生2人で幸せになって欲しい。幸せ分けてください(続編希望)
すごい!
2024年1月23日
新参だからかもしれませんが、オメガバースものにしてあまり見たことのないタイプのΩでした。体質からくる世間的な生きづらさのあたりがすごく丁寧だと思いました。
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早寝電灯先生ワールドにハマりました
2023年6月4日
今作発売に合わせて、過去作品も値下げされていたものはほとんど買いました。早寝電灯先生、すてき〜〜〜またまたお気に入りの作者様に出会えました。感謝。中でも52ヘルツがいちばんブッ刺さりました。大好きなオメガバものだけど、それが早寝先生の手によって今まで読んだことのない切なさ、苦しみ、そして愛しさを感じることができました。共鳴、共振という相互作用にすごく惹かれました。特に主人公の白根先生の葛藤や、白根先生と清成くんの高校時代からの思いに胸打たれました。これからも追っていきたい作者様です。
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さ、爽やか…
2023年5月18日
早寝先生のオメガバースすごい。オメガバース好きな人にはもちろん、ちょっと苦手な人にもぜひ読んで欲しい!!めちゃくちゃオススメ!
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かわいいお話❗️
2023年2月24日
大好きな作家さんで新作は必ず買います‼️今回はオメガバース‼️でもちゃんと早寝ワールドでした‼️切ない+かわいいお話でした‼️
拍手喝采!こんなオメガバが読みたかった💯
2023年3月6日
スタオベ!!もう、拍手鳴りやみません〜!!素晴らしいです、早寝先生!!オメガバースを描いてくれて本当にありがとうございます❤️
今作を読み、あぁ〜私はこういうオメガバースを読みたかったんだ〜と、心がじわぁ〜っと満たされ、なんとも言えない幸福感でいっぱいになりました。
読み物/漫画は、視覚を刺激し想像や妄想を膨らませるものですが、早寝先生の作品たちは、聴覚や嗅覚も刺激されるんですよね!!私の中では、視覚だけではなく、他の五感も発動させられる数少ない作者様の一人です。
先生の温かく優しい絵と秀逸な言葉選びに目と脳が反応し、そこに聴覚が刺激されます✨この奥深さが、じんわり心に染み渡り、余韻がとても気持ちいいです。あえて、ネタバレもせずに、タイトルの52ヘルツの意味がわからないまま読み進めて貰いたいです。真っ白の状態の方が、いろんな色が明確に見えて来るので、より作品を堪能できるかと思います。オメガバースが好きな方も、未経験な方も、みなさまにオススメできる作品かと思います☘高評価の理由がわかる作品ですよっ!
緑茶より澄み切ったオメガバ
ネタバレ
2023年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんて爽やかな読後を届けてくれるんだろうと思いました。こんなに澄み切った読後感は久しぶりです。

2度と戻ることが出来ない学生時代をまるでやり直すかのように巡り会った2人の再会物語。
学生時代をこんな風に昇華出来るっていいな。2話まで何の気なしに読んで、これはもっと真剣に読まなければならないと思わず居住まいを正しました。

孤独な52ヘルツの鯨に自分を重ね、そして憧れる。誰にも左右されない生き方を望む白根と高校時代から密かに白根に片思いしていた清成。
旅行代理店と教師という立場で再会して2人のペースでゆっくり想いを育てていきます。4話で高校時代の回想がありこれがすごくいいです。4話は清成視点で話が進みますが、それまでの白根視点の話だとややストイック過ぎて感情移入がしにくかったけど共感しやすい恋愛のドキドキ感を清成が補っていてバランスが取れています。
卒業して会わなくなってもずっと密かに心の支えのように思っていた清成が、大人になって再会しても白根が思い悩んでいた時を振り返って思いやってくれたことに白根と一緒に涙。
何気なく発した言葉が知らずに誰かを傷つけるようにその逆でこんな風に知らずに誰かの支えになってるのかもしれない。

読み手によって捉え方は様々かと思いますが、この作品は早寝先生がこう伝えたいと思って描いたことが1ページ1ページ伝わってくるようなお話です。

こんなに綺麗な大人になれる人はいるのかな。

えっちは最後と描き下ろしのみなのでエロすぎたり悲壮過ぎてオメガバが苦手という方にも読みやすいと思います。
表題作のみ234P、電子描き下ろしは優しい気持ちになってとても良かった。
しっとりとしたお話が好きな方にオススメです。
二人だけの周波数
ネタバレ
2023年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今回も美しい素敵な作品をありがとうございます。

予備知識なしの作者様買いで読み進めてびっくり。
表紙や冒頭の潤って満たされる雰囲気からファンタジーかな?先生のファンタジー大好きっ!なんて思っておりましたがオメガバースでありました。

読後感がオメガバースではないです。
オメガバースだけれどもw
身が千切れるかと思うような執着愛は無く、ただただ目の前の可愛い人を愛し大切にする二人でした。
そして何より設定ありき感が薄く、主役の二人がオメガバース性を持っているが普通の同級生であり、人であり、それぞれが自問自答し、悩み苦しみ、出会い、恋をして、自らの道を選ぶ。
人物を深く掘り下げて想い描いて下さったのだろうと感じるお話でした。
オメガもアルファも暴力的な程の性の誘引に同じように嫌悪する事や、尚のこと乱されたくないとあらゆる方法を試すだろう事など心の機微をよく捉えている作品でした。

高校の空き教室の場面、高校時代を回想する場何がありますが、空気感が凄く伝わってきて、放課後の野球部の音や、上履きの臭い、椅子のガタツキなど勝手に思い出してしまいました。

もちろんオメガバース特有のシーンもあります。満たされる頬にするキスシーンがとても素敵でクリムトを思い出しました。そして巣作りの捉え方描き方が凄く嬉しかった。ほんとそうだよね...と、少し目頭が熱くなりました。
愛おしい作品だー!!

また長々と...。
愛が溢れてしまったw
ご容赦を。

**234ページ**
心と体の周波数
ネタバレ
2026年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 規則正しい生活を心がけているΩの高校教師が、修学旅行の担当で旅行代理店に勤務している高校時代の同級生と再会し、恋人になるお話。
設定はオメガバースですが、再会愛の要素がとても強い作品です。また、身体共鳴といった特徴に、白根のΩとしての矜持や揺れる想いを乗せていて、それをクジラの出す52ヘルツの周波数として表現しているところが、早寝先生らしい文学的作品に仕上がっていると思いました。
内容的には、再会に戸惑う白根と清成の焦れもだラブといった感じで、互いの高校時代の思い出が鮮明になるにつれ、過去の想いが再燃し、心だけでなく身体にまで影響を及ぼしていくというもの。白根と清成として惹かれ合った想いに、αとΩとして引き合う力が働いていくので、オメガバースありきではないところがある意味とても良かったです。運命の番とまではいかなくても、一緒にいるだけで身体共鳴を起こしてしまうくらいの相性の良さが自然と感じられるお話です。
いいね
0件
早寝先生信者としては…
ネタバレ
2023年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、この作品に4をつけるか5をつけるか悩みました。でも、5。だって信者だもん。笑 先生の不利益になるようなことはしない。
なぜ迷ったかというと、早寝先生がオメガバースを描く必然性をあまり感じなかったから。
いや、素晴らしいよ。アルファとオメガという、圧倒的に力関係に差がある関係性ですら「徹底した尊重」
を貫ける早寝先生は凄い。素晴らしい。
そういった意味では、かなり挑戦的であるとは思う。
でも、何となく「誰かが描いてと言ったから描いた」みたいな雰囲気を感じるのは私だけ?
あえてオメガバースなんていう設定を持ってこなくても、いくらでもいろんな角度から(ファンタジーにしろ、日常の設定にしろ)描ける先生だと思う。(あ、ちなみに、オメガバースめっちゃ好きっす。)
「なんかもったいない」というのが正直な感想。
誰にも聞こえない52ヘルツ
ネタバレ
2023年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 旅行代理店の担当者・清成(α)×生真面目な高校教師・白根(Ω)。Ω性をコントロールしながら自分らしくあるための自立を目指して、規則正しい生活を送る白根は、修学旅行の打ち合わせで高校時代の同級生・清成と再会。αとΩのフェロモンを共鳴、共振と表現するのが美しいし独特。誰にも聞こえない52ヘルツの声を出すクジラのようでありたい白根も、αである前に己自身でありたい清成も、バース性と真っ向から向き合っている。試し読みもなしの作家買いでしたが、今回もすごくよかった。言葉の選び方や表現が素敵で、作品全体の空気が澄んでる気がする。余白はあるのに無駄がない、日常感のある地に足ついたオメガバース。マウスピースの発想素晴らしい。タイトル見るだけで作品世界に引き戻されるような余韻がじんわり…。あーほんとによかった。これからも作家買いします。
感情や心の流れがとても丁寧
ネタバレ
2026年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ SNSで流れてきて気になり購入しました。ストーリーは、高校の同級生と再会して結ばれるまでというとてもシンプルなものなのですが、ふたりの感情の動き、どのようにバース性を捉えてどのように悩んできたのか、そしてその中でどうして相手に惹かれていったのか、がほんとうに丁寧に描かれていて、なんで?とか、急だなと思う展開がまったくなく、自然にふたりのことを心から応援している自分がいました。作品に流れるあたたかい空気に、なんでもないちょっとしたシーンやセリフにも涙が止まらなくなります。ふたりの心が近づく過程が愛おしく、すごく幸福な読後感でした。BLをたくさん読み慣れた人にこそおすすめです。
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文学作品のようなオメガバース
ネタバレ
2023年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 穏やかなようで激しい情熱があり、優しいようで悲しい想いがあり、愛があり恋があり…めくるめく青春のドラマに胸が熱くなったり、大人になった彼らにじんわり泣いたりしました。

理性と本能に翻弄されるオメガの白根。高校時代の彼を忘れられないアルファの清成。彼らの葛藤と恋愛を描いた作品です。タイトルの『52ヘルツ』については、作中で語られています。どの個体とも共鳴しないクジラの声の周波数。この作品には『身体共鳴』という、アルファとオメガが問答無用に影響しあう設定があり、それを厭う白根はそのクジラのように、誰とも共鳴したくないと思っているのです。

しかし途中、恋愛が進むにつれて「52ヘルツじゃなくてよかった」と白根が言うシーンがあります。そこでパッと膜が破れたというか、殻が割れたというか。白根が誰かと想い合い、身体共鳴でお互いを共振し合い、影響し合えることの嬉しさ、幸せを見出だしてくれて良かったと思いました。

でも『52ヘルツの共振』というタイトルを考えると、52ヘルツのクジラは一頭ではなく、ペアとなるべきもう一頭がいたのではないかと、そんなことも思いました。白根と清成がその唯一のパートナーであればいいなと。この作品には『運命の番』という言葉は出てきませんが、2人にはそんな運命を感じています。

あの、ここまで真面目に書いててなんですが、白根が発情期でシャワー浴びてるシーンで、あのムチムチの身体が色っぽくてエロくて興奮しました(笑)エッチシーンがまためちゃくちゃエロくて優しくて激しくてたまらないんです!これ絶対見どころ!!

巣作りの話もすごく良かったなぁ。文学作品のようなBLを楽しみたい方にぜひ読んでほしいです。

【2024.6.27→】久しぶりに読み返しまして、ちょっとメモ。

随所に散りばめられた言葉のエッセンスがすごく秀逸で、ほんの少し、言葉の意味を考えてしまうんですけど、それこそがこの作品の楽しみかたというか。

再会したとき、高校生のとき、好意を自覚したとき、共振のとき、初めて結ばれたとき……どんなシーンにも余白や行間のある言葉が存在しているんです。まさに文学の楽しみかた。

クジラは別に、独りでいたかったわけではないのでしょう。だからこそ52ヘルツで歌っていたんですよね、きっと。白根は孤高のクジラが理想だったけど、清成と結ばれて、孤独なクジラを想って涙したのかもしれませんね。
52ヘルツのクジラ
ネタバレ
2023年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語はかつて同級生だった高校教師の白根と、旅行会社で働く清成が、修学旅行の打ち合わせで再会するところから始まります。
タイトルは、52ヘルツという非常に高い周波数で鳴く世界で唯一のクジラ、通称最も孤独なクジラから。
これだけでも十分想像力をかき立てられます。
誰とも共鳴せずとも孤高に生きているかのようなクジラの姿と、そのクジラを羨ましく思い、ともすればどこまでも落ちて行ってしまいそうな自身の性に流されず、手綱を取って理性的にあろうと努める主人公。この造形をした早寝先生のインスピレーションにまずは脱帽。
そう、武史先生こと白根の人物造形が、本当に素晴らしい。
一人っきりで生きていくつもりだったのだろうか。そんな人物像にしたのは何故と最初は思ったけれど、迷いなく凛とした立ち姿、時折のイメージで舵を取る姿を見て、こんなにかっこいい人、これまでいなかったなと思い、すっかり虜になりました。
一方の清成の方も、自身の性を持て余しながらも、自らの足で歩きたいと考えている。
高校時代に出会っておそらく互いに好意を抱くものの、それは自身の性への肯定感をお互い知らずのうちに与えられたと感じている、淡い感情。でもきっと、心の拠り所になっていた強く特別な感情でもあったはず。座り込んで、52ヘルツじゃなくてよかったと呟くシーンが、それを物語っていると思いました。

頭が固いためか、オメガバースという設定は理解しても、これぞと思う作品にはこれまでほとんど出会えておらず、どちらかというと苦手です。(特別好きな作品は二作ある)
どうしても都合の良いだけの設定に思えて、その都合に「乗せて」描かれた作品にはいつもザラつきを感じます。
それらとは決定的に違うのは、自分自身であろうとする姿に互いに惹かれ合う二人が描かれていたり、教育の現場でバース対応の研修を受けて働く姿など、地に足がついていてリアリティを感じるところ。
そこへ逆にこの特別な設定を「添える」だけで、こんなにも優しく自然で、温かい作品に仕上がっている。
作家先生の手腕によっては、飛びきり萌える作品になり得る設定だということを、今回認識しました。

好きなところ……
入り口の靴下エピソード。
共振を表す波紋。
ずっと理想だった知っているだけでいい存在が、もっとも遠い今になってようやく少しだけ近いというモノローグ。
巣作り。
…最高か…
清成と一緒に剣道着姿の白根に見惚れる
ネタバレ
2023年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の受け視点での二人の再会シーン、この時点で清成(α・攻)の白根(Ω・受)への好意はバレバレ。清成の「Ωの体調管理…修学旅行…」にツッコミを入れつつも、必死だなぁって(笑)。けれども、攻め視点の高校時代のあれやこれやを見たあとの再会シーンにはジーンとしてしまって…時間が経っても卒業しても大人になっても忘れられなかった人が目の前に現れたら、テンションがおかしくなってもしょうがない。そして、作中で白根が「うらやましい」と言っていた52ヘルツのクジラの話が何度か出てきましたが、クジラの鳴き声(コミュニケーションを目的としている)をαとΩのフェロモンに、クジラの共鳴をαとΩの身体共鳴にそれぞれなぞらえているところや清成を通して語っていたαに対する(作者の)考え方など、これまで私が読んだオメガバースものとは一味違っていて良かったと思います。また、二人がバース性に左右されることなく恋に落ちている点も◎でした。
光のオメガバ
ネタバレ
2023年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●作者さん買いしてますが、もったいなくて(?)なかなか読めない…本作もようやく拝読。読後こんなに晴れやかな気持ちになれるなんて!すばらしいオメガバ作品だと思います。
●まずΩの白根に強さがあります。自らを律して、整え、Ω性をコントロールしたいと思っている。誰にも影響を受けない52ヘルツのクジラに憧れて、一人で立っていたいと思ってる。彼のヒート処理も描かれていますが、まるで“ルーティン作業”としてこなしているだけのよう。律するために。
●そこへ高校時代の同級生、αの清成との再会。この清成の光属性がすごいんですよ…明るくておちゃめで、ちょっととぼけてて。そしてまっすぐ。1話から白根へ好意があったことはだだ漏れで、彼が白根に変化をもたらすんだろうなぁという予感をくれます。
●実は高校の頃に白根も清成から大切なものをもらってて…。それが“好き”に繋がったのは少し唐突な気もしましたが、ストンと自覚したのかな。誰かを好きになることも、白根にとっては怖いこと(自分を制御できなくなるから)で、避けてきたのかも。清成サイドからの高校時代もしっかり描かれてて、αとして揺れる思春期がとても好ましいです。
●自分で自分を律することを最も大切なこととしていた白根が、清成に影響されて変化を起こして、恐ろしいと感じながらも受け入れていく。なんで受け入れられるかというと、それは二人がお互いに対して真面目で、優しくて、ちゃんと言葉にしてるから。「付き合って下さい」も、その後のえっちも、お互いに向き合う姿勢が本当に良かったです。
●もうホント…優しくて、前向きで、明るい。描き下ろしのマウスピースやネックガードも、事後の会話も、電子限定描き下ろしの巣作りの解釈も、めちゃくちゃ優しい。笑顔になれます!良いです!好き!
52ヘルツのクジラはまだ生きてるだろうか
ネタバレ
2026年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の手にかかるとオメガバースがファンタジーじゃなくなる不思議。
白根にとって規則正しく生活を整える事は、Ωである自分が自分として生きていくための武器。
他の個体と共鳴せずともちゃんと個体として生き続けている(た?まだ生きているのかな?)鯨のようにありたいと願った白根に共鳴したαの清成。

ほんとに1巻完結だった?と思うほど印象的な場面が沢山あってとても素敵な作品でした。
2人の高校時代の話も出てくるのに、間のび感も駆け足感もなくストーリーにすっと入れました。あの時にお互いに気付いていたらどうなってたんだろう?というifストーリーもつい想像してしまう。

鯨と最も遠い状態になってあの鯨に近づけた、という感覚がとても白根らしくてその詩的な感性にじわりときました。ひょっとしたらあの52ヘルツのクジラは、人間が勝手にそう思っていただけで孤独ではなかったのかもしれないな、とふと思います。

オメガバースは主にΩがフューチャーされるけど、先生はα側の苦悩だったり現実にも焦点を当てられるので、どんなバースでも対等な人間なんだという当たり前のことを実感させてくれます。
皆さん書かれていますが、描きおろしの本当に巣ごもりを必要としてるのはαのほうだ、という描写に感動しました。攻撃的になるα(それもまた素敵なんだけどね)をケアしてくれる、というΩ症状のシナジー効果的な描かれ方が本当に優しくて先生特有というか、オメガバースを通してこんなに人間を素敵に描かれるのが本当に凄い‼
あんなエロいマウスピース初めて。
2023年2月24日
きれいな透明感のあるオメガバースの世界。自分も何だか読んでて息しやすくて…。飄々な攻と朴訥な受。史上最高の萌えはマウスピースでした。そしてそれを舌で舐めてるシーン。それだけでもうエロちっく。マウスピースがエロく見えるの初めてじゃない?次が足先をコツとくっつけるシーン。抑えてるけれども触れたいという気持ち溢れる萌えキュン。攻が思いきってぐいぐい来るのもちゃんと理由あって、その過去のことが先に触れてなかったら唐突に感じたかもしれない。過去のふたりの視線や思いに萌えキュン。とても大人。そしてタイトルの52ヘルツの共振に水輪が広がっていく、それが重なるシーンもドキドキするし、とにかくふたりがかっこいい。とても丁寧な絵柄にストーリーに満足度高し!そして、マイノリティな立場におかれてる方にはすごい共感持てたのではないかなとこっちもギュン!と心掴まれ、こっちまで涙がでそうになった、背中向けてのシーンも印象的でした。何度も繰り返し読みたい…オメガバースのジャンルで名作じゃないかなと思ったし、その後のふたりがみたい作品になりました。オメガバースでの差別表現は苦手なのだけど、これはお互い反対の意味をそれぞれ持つマイノリティの立場的な感じなので自分としてはセーフ。とにかく絵柄もきれい(今の絵柄も好き!)、表情や視線もすごい伝わってくる表現力。靴下のエピソードは好きなのでおかわりもう1つ欲しかったー。←贅沢 そして、吹奏楽αと美術Ωのスピンオフも欲しいなあっと。
苦悩の中でも爽やかで優しくて、ほっとする
ネタバレ
2025年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同作家様の「眩暈はまどいのつがい」でも『紳士的なオメガバース』とレビューさせて頂いたのですが、
こちらの作品もなんとも優しさに溢れた、慎ましやかなオメガバでした。

と言ってももちろん、「本能の暴走」が存在する前提。
自分が自分でコントロール出来なくなることを恥ずかしいと捉え恐怖を感じ、日頃から規則正しく誠実に暮らす受け・白根くん。
自分を律し、理想を掲げ、1人で穏やかに生きようとしてきた白根くんが、
清成くんによって解され、それまで嫌悪感すら持っていた身体共鳴に、安らぎを感じられるようになる様は本当に素敵でした。

学生時代には周囲と自分の温度差や、バース性による悩みなどがあるけれど、2人が真っ直ぐで爽やかで微笑ましい。
ほぼ「ただのクラスメイト」な距離感も絶妙だった。
現在の再会からの流れも、強引さは無く、2人が誠実に向き合って思いやって距離を詰めて行っているのが
全然もどかしくなく、自然です。
2人の心理描写が巧みだからだと思います。
「ほっ」としたときの笑顔なんか、もう最高にぽかぽかします。

『初めてのキス』も『初めてのえっち』も、『初めてのヒートえっち』も、めっっっちゃ優しくて可愛くて、ため息出ましたぁ…。
清成くんが興奮しながら自制するのが、本当に尊い。
しかもその興奮が、フェロモンの作用じゃなくて「好きな人に興奮」しているのがよく分かるので、尚更尊いです!
早寝電灯先生らしいオメガバース
ネタバレ
2023年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱり早寝電灯先生は裏切らない。
先生初のオメガバース作品ということで期待値マックスで読み始めましたが、今作にも包み込むような優しさと凛とした強さの両方を兼ね備えた、先生らしい空気感があってとても良かったです。
ロマンチックで温かくて可愛いくて、本当好き要素しかなかった。ずっとドキドキきゅんきゅんしながら読みました。
オメガバースだけどすごく優しい。今まであまり見なかった独特の雰囲気の作品です。先生独自の解釈と膨らませ方がすごくいいと思いました。

高校の同級生の再会ものですが、高校時代からずっと想いが続いていて、その延長線上に再会と成就があったところがとても好き。
オメガの白根は自分の意志で体をコントロールできないことをマイナスに捉えているけど、共鳴するのは全然ダメなことじゃないと思えたし、ただアルファとオメガだからじゃなく、この2人だから惹き合うんだという2人の特別感が感じられてとても素敵でした。2人が響き合ってる姿がもうキュンキュンです。

清成が顔にも態度にも全面に愛が溢れ出ちゃってるのに、とても誠実なところもすごく良かった。白根のこと好き過ぎるし、白根の心も体も丸ごと守ってくれそうなところ最高にいい。
登場人物の心情を大事にし、愛に満ちた世界を作り上げる先生の作風やっぱりツボだわ。
オメガバの100万星
2023年2月25日
表紙がいいでしょ?表紙でこの作品に惹かれたアナタ、正解ですよ!
試し読みから秒も待てずに購入して本当によかった。
早寝先生のモノローグの威力、今回も素晴らしい〜〜〜!
そして他の早寝先生作品が大量セールなのにもう全部持ってる自分が残念〜( ; ; )
高校教師になったΩと旅行代理店で働くαの再会ものです。
オメガバース、なんだけど違う味。暖かくて、こんなに愛が感じられたのは初めてかも。
バース性に引きずられ、獣のように変わってしまう悲劇オメガバもありますが、早寝先生のオメガバは人に理性と愛があることを改めて思い出させてくれる。
抗えない本能には薬だけでなく物理で対処する知恵があることも。
互いに誠実な2人がオメガバという斜め設定にリアリティを産んでいて、その幸せに泣けました。
52ヘルツといえばあの小説を思い出さずにはいられませんが、全然違います。
孤独なクジラのモチーフをΩとαの身体共鳴とうまく繋げたこの作品、ぶっちぎりに好き。
2人が再会してからの心と身体の変化に胸がギュッとなり、徐々に明らかになってくる2人の高校時代のエピソードで2度ときめく。
更に「Ωの巣作り」にαの視点を入れてきたのが目から鱗!
すぐに寝ないしすぐに番わないオメガバ、最高です。
単行本描き下ろし必見
ネタバレ
2023年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買い。ずっとネットの連載(しかも無料だった!)追いかけていて、もちろん単行本発売と同時に買いましたよ。連載追ってた方も、単行本買うと良いですよ〜。描き下ろしヒートエチ5ページ+電子限定描き下ろし巣作り(必見)5ページ+協力書店描き下ろし互いの匂いについて1ページ、さらに本編加筆もされてるんじゃないかな。
オメガバでDKから大人になっての再会ラブ話。ままならないΩバース性を毎日の規則正しい生活で抑えようとする高校の先生が、修学旅行の担当になり訪れてきた旅行会社社員さんと高校以来の再会、突如引き起こされたヒート、、という始まり。とても誠実なαさんがほんと素敵。。早寝先生の描くキャラってみなすくすく育って、真っ直ぐで好感度高いです。きっと家族計画も完璧に話し合って決めるんだろうな〜。描き下ろしの巣作りのα視点には目から鱗でした。そっか、巣作りはαの安定のためでもあるのね!
一味違う理性的なオメガバース
2023年4月2日
早寝電灯先生のオメガバース、やはり先生らしい詩的な雰囲気でした。
オメガバースというと、その設定や特性を利用して、ドラマチックで激しいストーリーが多いですが、こちらはその特性を持つ人の心情に寄り添った、これまで自分が読んできたオメガバースにない切り口の作品。

αとΩが無意識に欲情してしまうこと(身体共振)に翻弄されたくないと、自らを律し、ストイックな白根(Ω)がとても凛としていてよかった。
どのクジラとも共鳴しない、52ヘルツの孤独なクジラに憧れるのがまた切ない。
かつての同級生・清成(α)もまた、バース性に囚われたくないという思いがあり。
そんな2人が少しづつ惹かれあい、心の距離を縮めながら、しかし突発的にならず、気持ちを大切にしてあくまで理性的に共鳴していく2人がとても印象的でした。

派手さはないけど、優しく穏やかな一味違うオメガバース、おすすめです。
***234P
Ωの着けるネックガードは見かけるけど、αのマウスピースにおおっ!となりました!
やはり温かい作品でした
2023年4月20日
タイトルと表紙がまず魅力的だし、早寝電灯先生の作品だし、いつも参考にさせて頂いているフォローさん方も熱いレビューを書かれているし、ずっと読みたかった作品でした。やっと読めました。
オメガバースの作品は、自分でコントロール出来ない情動とそれに伴う激しいエッチな描写が伴うもの…というイメージが強くて、いつも心が清められるような瑞々しい作品を描かれる早寝電灯先生のオメガバースとはどんな感じなのだろうか、と気になっていました。オメガバース特有の如何ともし難い衝動の描写はあるものの、αとΩ、お互いへのリスペクトと思いやりが随所に感じられ、とても温かく、やはり読後心が澄み渡るような美しい作品でした。
52ヘルツの理想から一番遠いところで、52ヘルツに近づけた…………大切な人と共に、心からの安らぎを得られて本当に良かったと思います。
常識を持った大人のオメガバース
ネタバレ
2023年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直あまり期待せずに読んだのですがとっても良かったです!不規則なヒートを規則的な生活でコントロール、自分を律しようとする受け。そして、攻めも自分が誰かに影響を与えてしまい、傷つけてしまうアルファだという自覚をずっと持っているのが良かったです。
仕事のこととか、社会的な面も含めてお互いを尊敬し合った上でのオメガバースだなと思いました。攻めがマウスピース着けるのは初めて見ましたがめちゃくちゃ良いです……!!!
オメガバースって割と理性を飛ばしてしまう、みたいなところがある意味萌えポイントではあるんですがそれを律するというところを萌えを見出せてとても良識的でエロい意味じゃなく大人のオメガバースという感じでよかったです!
濡場もありますが、やっぱり大人ふたりの、という感じで落ち着いていてかつしっかり愛を感じてよかったです。
猛烈にプッシュしますよー⤴
2023年3月9日
毎話楽しみに更新待ってた無料連載。大好きで、ずっと読んでました‼
そしてキラキラ✨表紙にウットリしながら先生もデザイナーさんも天才❗と、単行本発売を正座待機してた?
新刊OKのメルマガクーポン+木曜日ポイ活還元で購入です✌
早寝先生の創り出した特別なオメガバース。
特に好きなシーンは車の中で相手から目を逸らさずシートベルトを外すところっ❗そこからジリジリと距離を…からの〜………?くぅ~、たまらない。

電子書き下ろし、最っ高です??巣作り見てると読者の寿命が延びますね〜?
続編あるかな。結婚までのストーリーとか、どうでしょうか。ね、早寝先生。
本当に気持ちを描くのが上手な作家さん
ネタバレ
2025年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受の白根が真面目で、生徒にも攻の清成にも心で寄り添えて優しい。オメガ性やヒートに平常心を乱されるのが嫌で、コントロール出来る様に努力していて、ちょっと苦しさが伝わって。だから清成の白根を想う想いや、優しさが本当に相性良くて。白根が好きになった相手が清成で良かった。清成も白根を好きでいてくれて良かった。両片思いからの、最初の車での白根からの告白、2回目の清成の部屋で清成からの告白、どちらも"いかにも漫画"感ではなく、間合いとか空気感とか二人の人柄とか、とにかく描き方が自然で丁寧で、本当に表すのが上手な先生だなぁと感じました。この作品の感じが好きな方は、この先生の他の作品もおすすめです。
こちらも身体共鳴
ネタバレ
2025年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 目眩はまどいのつがい、からこっちにも来ました。αとΩの身体共鳴はこっちにも描かれているんですね。こっちが先かな?
オメガバースの運命って、ロマンチックに描かれる場合も多いけど。そんなに簡単に受け入れられない、色んな葛藤があるんだなと。見ているこっちも苦しくなってしまう。相手からどう思われるのか、見られるのか気になって悩んで。自分でも認めたくない自分をまず認めないと進めない。大人になってしっかり考えるからこそ。
高校時代の回想もとにかく美しかった。2人とも悩んでもがいて。目眩は〜の時もそうでしたが、こんなに時間をかけて出した結論、納得いくものに決まってる。かけた時間に意味がある、と感じられました。
車の中で突然打ち明けるシーン、ときめいちゃいました。透明感を感じる美しいストーリーです。そして綺麗なパーソナリティを表現するに十分な美しい絵。素晴らしいです。
星4,7。透明感のある想い。続刊切望!!
2023年6月25日
234ページ、1冊表題作。

とても良かったです!
透明感のある、清潔感のある2人の想いがすごく良かったです。

そして、できれば続きがほしい〜〜!!
案内ページには完結表示があるけど、おしまい??

キリの良いエンドになってますけど、足りないというか、できればもう少し(もっと)先まで読みたいというか、、。

高校以来の再会の2人です。
互いにバース性を知らずに、気になっていた相手。

主人公が自身のオメガ性に対して不信に感じていて、それもあってのストイックで真っ直ぐな生き方してきていた。
それに対して、明るく細かいことにこだわらない飄々とした存在感のあるクラスメイト。

タイトルの意味を考えると、主人公の孤独感が寂しい。。
クジラの仲間との共鳴できない波長。。

主人公がその固定観念を乗り越えて、、、良かった!
もっと幸せなこれからのお話が読みたいです!

作者さん、担当者さん、ぜひとも続刊をお願いしたいです!

〈描き下ろし〉
ヒート5p+電子限定巣作り5p+協力書店特典におい1p付。
優しいオメガバース
2023年3月3日
まるっと表題作。規則正しい生活で Ωの自分を自制してきたΩくん。仕事関係で 高校の同級生αくんに再会。お互い同じクラスというくらいの関係だと思っていたけど。Ωである自分は ヒートによって相手を巻き込む事が嫌で 知らずのうちに独りを選んでいて。αくんと再会して 昔し抱いていたのは恋心だと気づき。独りを選ばなくていい幸せを知りハピエン。こんなに優しいオメガバースのお話しは初めてで とってもよかったです。オメガ作品は 暴力や支配的なお話しが多いので 苦手な方もいるかと思うので そういう方にもオススメです。個人的にオメガ作品の魅力は αの執着だと思ってるので 最後のα視点の巣作りの話しに納得です。
めっちゃいいです
2025年4月10日
めっちゃいい。
丁寧な語り口で二人の心境の揺れ動きが描かれていて、読み終わりの満足感がかなりあります。メイン二人だけでなく、各キャラクターたちの性格を把握できる描写がくどくない量で挟まれていて、上手いなぁと感じました。
絵も綺麗ですし、メインシーンの合間に差し込まれる転換シーンや、何気ない仕草の描写も素敵で、作中言葉で語られない空白を読者側の想像で埋められるちょうどいい塩梅が好きです。
過去回想から現在へ渡る描写がとても好き。
恋してるな〜と感じられます。楽しい。
えっちシーンもちゃんとあり、ちゃんとえっち!嬉しい!
二人とも幸せになれ〜と思います。
こんなオメガバースがあったんだ
ネタバレ
2023年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバース作品は数多く読んだが、この作品はちょっと違う。主人公のΩやαの同級生の高校時代のエピソードも、リアル。本当にオメガバースの世界が現実にあったらこんな感じになるんではなかろうか?と錯覚してしまう。淡々としているが、それが非現実的さが無くてとてもリアルなのだ。突然ヒートを発症してしまった主人公と男子高校生のΩ性への複雑な思いや苦しみも伝わってくる。突飛で劇的な事は起こらない。52ヘルツのクジラに自分を重ねる主人公。読む人誰もが身近な「修学旅行」のキーワード。モチーフが良いなぁ。凄く共感できた。主人公二人の心情が繊細に描かれていて、深く刺さる。自分もこの作品に「共振」した。こんなオメガバースを読めて良かった。本当に。
オメガバだけど青春群像的
2023年2月24日
先生のオメガバ初めてで、ワクワクしかありませんでした。
表題が意味深めいてて、どんな感じなんだろうと読み始めたら、なかなかの面白さでした。
高校の同級生時代、お互いのバース性を知らないまま卒業。
Ωの白根は教師にαの清成は旅行代理店の社員となって、再会。
仲が凄く良かった訳では無かったけど、少数派なバース性持ちの為、修学旅行に行けなかったり、α探しが流行ってうざい気持ちになったり、それぞれ葛藤があったりで静かに思い出が流れて、清成は白根に学生時代好意をいだいてたのね。
そして運命的な再会。
バース性でお互いが共鳴した訳ではなく、各々の人間性にひかれあったのだと言う事を重点においてるのは良かった。
白根にとって52hzの共振で終わらなかったって事でしたね。
常に相手の事を第一に考えてくれる、清成に出会えて良かった。
流されない、心からの信頼。
ネタバレ
2023年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースと言えばヒートに当てられてお互いを知る前に関係してしまったとか、運命に抗えないとか、理性を抑えられないそんな衝動が多いし、そこから始まるドラマティックな展開も素敵だと思いますが、こちらは全然違いました。高校の同級生が大人になってからの再開。そしてαの清成は当時から白根の事が気になっていたので慎重にお友達から始まる関係に。再開した時に匂いで当てられそうになった事から2人とも性の事が無くても良い関係になれるような誠実なお付き合いが新鮮でした。白根のニックネームが武士というのも納得な筋の通ったストーリーでした。我慢していた分、気持ちが通じ合った時の盛り上がりが最高です。タイトルもクジラの共振とα×Ωの共鳴が掛かっていて視点が面白かったです。
めちゃくちゃよかったです!
2023年3月9日
お友達に勧められて読みましたがめちゃくちゃ良かった…前情報なし、なんなら早寝先生の作品もこれが初めてな上に、表紙しか知らない状態で読んだけど、もう秀逸だし心理描写が繊細だし心に訴えかけてくるしすべてに圧倒されました…。再会・オメガバースものなんですね!もうこれだけで私は大好きなんですけど、オメガバースにはあまり出てきそうにない主人公っぽいなって思いました。不憫な受け作品が多い中で、今作はオメガだから不憫な境遇ってことはあまり描かれてることもなく、むしろ規律や生活もピシッとしててまさに武士らしさが強調されてて、この子がオメガ?どんな風に発情期迎えるんだろ…ってギャップを感じてドキドキしました。攻めの子はずっと受けの子を思ってたっていうのも堪らなかったです!一途に思ってる攻め、大好き!あと巣作り!オメガバースは巣作りしてほしいと個人的に思ってたのでそんなシーンが読めて嬉しいです…!
うまくレビューが書けないのですが、タイトルのクジラとオメガの本能いうところがすごく秀逸で素晴らしい作品に出会ったと思いました。読み進める中でなぜこのタイトルなのか、なんで主人公は武士のような生活を心がけているのかとかいろんな側面が見えてきて繋がった時にすごい良くできてる…と感動しました!
透明感と凛とした愛情のオメガバース
ネタバレ
2023年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 描き下ろし以外全部読んでいたけど、この作品だけはどうしても欲しくて読みたくて今回購入しました!改めて時間を置いてじっくり1話から読み返すと、本当にひとつひとつのエピソードが優しくて優しくて心に沁み渡り、あぁこうゆう人間になりたい!と人として理想の姿を見せてくれる2人が、ほんとうに尊くて…!!52ヘルツのクジラは本当は孤独なはず。自分のΩ性に乱される事を律して生きたい白根はそれを求めていた。でも清成と再会して愛し合い、そこに少しだけ近い、と思う彼の心が本当に美しかった。どうしても自分の中の受け入れ難い醜い部分を彼と分かち合う事で受け入れ、自分に対する本当の安心を得る事が出来たのかな…と思いました。
オメガバは作者様の考え方が非常に良く現れるお題ですね。どこに着目するかで、こんなに凛とした愛を表現出来るんだな…清成の家で2人が付き合う場面で、ちゃんとしないとと言う白根に「かわいいな…!」とゆう清成の言葉がこの作品を象徴してるセリフかと思いました。描き下ろしまで、本当に読めて良かったです!!!
感動の作品です
2023年2月24日
オメガである教師の白根は自身のオメガというバースを受け入れきれなくて、他の誰とも共振しない52ヘルツの鯨がいると聞いてそうなりたいと願う。
そのために自身を律し出来うる限りの努力をしていたのに、高校時代に好きだったアルファの同級生と再会したり電車で痴漢に遭ったりしてヒートが始まり、律しきれない自身の懊悩は深まる。
それでもバースを超えた好きという感情で自分に対峙してくれるアルファの清成に自身も好きだという気持ちは抑えられず、二人はやっと恋人に。
もうとにかくオメガバースの厳しさを、オメガが貶められたり犯されたりというような扇情的な方法ではなく、地味に確実に読者に伝えてくれる作品です。
それでもそこに救済はあるのだというのが嬉しい。
お互いを大事にしあえる相手に出会うのは普通の男女でも大事なことだけど、オメガバースにおいては切実に必要なこと。
それが二人起こって本当によかった。
そして書き下ろしで二人の濃密なシーンがあってものすごく嬉しかったです。



大好きです
ネタバレ
2023年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品も早寝先生も大好きです。レビュータイトルはこれしか思いつかなかったです。早寝先生のオメガバース!最高に決まってると購入しましたが、最高の最高、超最高でした(語彙よ‥)武史先生と清成君 武士のような2人の名前も素敵。訴えかけてくる澄みきった瞳の表紙も素敵。自分の意志とは関係なく発情期にαを惑わしてしまうΩだから、誰にも影響を与えない、受けない 52ヘルツの声で歌う孤高のイルカに憧れる武史先生。Ωである やるせなさを何てロマンチックに表現されるんでしょう。αだからこそ、Ωを傷付けてしまうことを恐れる清成君の苦悩。2人の気持ちの揺れ動き、歩み寄りの描写が素晴らしかったです。αとΩである前に、1人の人間。2人の関係が対等な 透明感溢れる、清々しいオメガバースでした。想いが通じてのエチも素晴らしかったですが、個人的に巻末 巣作りのエピソードが萌えでした。αを安心させる為とか、解釈が最高か!購入して良かった、早寝先生の作品はいつも思います。次回作が楽しみです。
早寝さんのオメガバ
2023年10月22日
早寝電灯さん大大大大大好きで作者買い。早寝さんは生活に即した話が多いイメージだったので、ファンタジーというかオメガバって意外で(でも化け猫の話とかあったか)、でも読んでみたら早寝さんの世界観で満たされてて安心したというのが第一印象。オメガバは好んでは読まないから、せっかくの早寝さんの作品なのにオメガバかって残念に思ったのが正直なところで、でもやっぱり面白くって、それは早寝さんだからなのか、オメガバも毛嫌いするものじゃないってことなのか、どっちだろね。高校教師の白根と旅行代理店の清成が高校同級生で仕事で再会して、という話で。真面目な2人が自分とも相手ともしっかり向き合う姿は好感しかなく。他のサイトで最後まで読んでたけど、特典読めたから買って良かった。買わない選択肢はないけど。ああでもどうしても、オメガバではない白根と清成が見てみたかった…と思ってしまう…大好きな作者さんのオメガバ読むといつもこう思うな。
オメガバース苦手な私でも買って良かった
ネタバレ
2023年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバース物が少し苦手で数作品くらいしか購入したことがなかったのですが、
試し読みをしたら見事に惹き込まれてしまって!

私の中でのイメージのオメガバってαが常に自信がありヒエラルキーの上にいる事を隠さないイメージがあったのですが
こちらはα、Ωのお互いの立場の苦悩などがあり新鮮でした。

何より2人の会話、仕草などがすごく可愛くて。

食事中の会話で靴を当ててきたり、
ちゃんと告白し合う時の言葉がすごく良かったー。

1人旅に行った先で、離れてても白根を思い出してしまう清成の回想シーンがすごく良かった。

回想シーンが丁寧に書いてあるので
再開したときの笑顔や
一生懸命フラペチーノ飲もうと誘ってる清成が可愛すぎたー。

あと加藤さんがいいキャラでした。
目が開いた時の顔が可愛かった!

読み終えてからすぐまた読み返すくらい良かった。
高校の同級生と再会ラブ
ネタバレ
2023年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても良かった。甘酸っぱい。オメガバース。渾名が武士になるほど真面目で硬派な雰囲気の高校教師の受けと、修学旅行の打ち合わせで再会した旅行代理店勤務の攻め。攻めが高校時代から受けに片思いしていて、再会してこれは運命でしょ!とアプローチを頑張っている姿が健気だった。受けに仲の良い友人がいると知って気になって慌てたり、フラペチーノ一緒に飲もうって誘うだけで瞳孔開くくらい必死な感じが良い。大好きなので付き合ってください!!!って力強く告白するシーンも可愛かった。高校時代のエピソードも可愛い。受けが攻めを思い出すきっかけが左右が違う靴下なのも面白かった。項を噛んじゃわないように攻めがマウスピースつけて、1ツルツルの歯で受けをハミハミしてるのも可愛かった。あと箸が転げてもオモロい女子高生達のノリとテンションが面白かった。
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コントロール
ネタバレ
2023年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバです。高校の同級生だったαの清成×Ω白根の再会恋愛。規則正しくストイックに生活することは、自分をコントロールできているということ。Ωにとって、ヒートや身体共振は自分でコントロールできない。それは、怖いことで自分を保てなく不安になる。52ヘルツを出すクジラは誰とも共振しない。羨ましいと思いながら、反面寂しいことでもある。白根は清成と再会し、高校のときに置き忘れた気持ちを思い出す。自分と向き合い、清成に告白する。素直で潔い。ちょっとモダモダした清成より男前!(笑)
清成も思いが募り過ぎて身動とれなかったんだな。思春期、そういうものかもしれない。再会が運命、αとΩ。52ヘルツではなく、互いに共鳴できる関係は嬉しいはずだ。
Ωの悲惨さや階級意識、エロ中心では全くないオメガバ。いいと思います?
わかってたけどほんとに最高
2023年2月24日
連載時、webで毎話無料掲載されてて全部読んでたのに単行本化も嬉しくて配信後もすぐに購入しちゃいました。もう、改めて読んでも最高…!先生よくぞオメガバを描いてくださいました…(合掌)書き下ろしがヒートえっち、電子限定特典が巣作りについてなのですが、オメガのヒートとか巣籠もりとかってえっちだよね~とヘラヘラ思ってた自分は目から鱗なアルファ視点の解釈で、この2人への尊みが増しました。アルファであること、オメガであること、それぞれがそれに抗おうというか翻弄されたくはないと思ってしっかり生きているんだけど、お互いを前にするとけっきょく感情と本能が溢れだしてしまうところがたまらなく愛しく思えました。メインの2人以外のキャラもとても魅力的です。加藤さんに挨拶に行く清成が見たい。おとうさん…
新しい魅力溢れるオメガバース
2023年2月25日
作品のテーマは「身体共振」という新しい視点なのですが、読んでみると「Ωが実際存在したら、これが一番大きな悩みなんじゃないか」と思えるくらい説得力があるんですよね。登場人物もとっても魅力的で、主人公の白根は自分を律する強さと可愛いらしさが同居してます。真面目なところも良い。清成は白根の心情に寄り添う優しさがあって、でもちょっと勇足になるところがかわいいです。描き下ろしは2本とも清成のαとしての苦悩が描かれているのですが「良い奴だな〜」と微笑ましくなります。白根の友人加藤さんも大好き!
ここまでくると2人が番になるのを見届けたい!!あぁ、どうかどうか続編をお願い致します〜m(_ _)m
理想になれなくて良かった
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校時代にお互いに気になる存在だったものの当時は深く関わりあうことなく卒業。年を経て旅行代理店の営業と高校教師として再会を果たしパートナーになるまでのお話です。言い表せないのがもどかしい程尊さがつまった作品でした。攻めも受けも自身の性別(オメガバース)のままならない部分にコンプレックスを感じながら高校生活を過ごしていて、お互いの言葉で救われた経験が惹かれ合うきっかけになっています。
攻めは修学旅行で距離を縮めたいと思っていたけれど、受けは当時まだヒートが来たことがなかったため未知のヒートを恐れて修学旅行の参加を見送っていました。大人になった2人が生徒の修学旅行の打ち合わせを通して再会し、「受けが修学旅行に参加できていたら」を少しずつ叶えていく過程が丁寧に描かれています。

大らかで人に好かれやすい一途な攻め×ストイックで気高い静謐な受け。受けがとてつもなくかわいい。体格がしっかりしていて精悍な顔つきなのに攻めと並ぶとかわいすぎて頭が激しくバグります。
学生時代の忘れ物を一つ一つ拾っていってお互いの中にある淀みが去ったとき、自然と番になるんでしょう。白根くん(受け)にとって52ヘルツのくじらは理想だったけれど、52ヘルツのくじらが白根くんのことを知れたならきっとものすごく羨ましがるんじゃないかな。大切な思いや震えを共有できるたった1人の相手を見つけることができたのは何にも変え難い幸せでしょう。番になったときのエピソードをいつか読みたいです。本当に最高の作品でした。
めちゃくちゃ優しいオメガバース
2023年2月28日
今まで読んだオメガバース作品の中で一番優しいお話だったと思います!自分の心とは関係なく、ただアルファとオメガという関係だけで体が反応してしまう。自分の体のはずなのに思い通りにならない、コントロールできない、という、オメガバース作品では当たり前でよく見る光景ですが、そこにものすごく丁寧に向き合った作品だったと思います。アルファの清成が性による差別的な考え方に対して否定的でとても優しい考え方をする人だったので素敵だと思いました。そして、オメガの白根もオメガである自分だけが被害者ではなくて、アルファである清成も自分といることで影響があるという考え方をしていて、お互いに相手のことを想いあった関係でいいなと思いました!告白のシーンは、いい意味でドラマティックすぎないといいますか、個人的にとても好きな感じでした!オメガバース作品ならではの激しいシーン?は全然なくて、優しい雰囲気のお話でした!
ひとりぼっちのクジラの歌に耳を澄ます時
ネタバレ
2023年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者らしい独特の個性が遺憾無く発揮された新しいタイプのオメガバ作品です。どのクジラにも聞こえない52ヘルツの歌を歌うというクジラに自分の理想を見出すΩ性の主人公のお話。高校教諭の白根武史は修学旅行の打ち合わせで旅行会社の担当者と会います。それは偶然にも高校の同級生の清成涼梧でした。その頃からαらしいと噂され飄々としていた清成と話すうちにΩである白根はヒートを起こしてしまい、はからずもお互いのバース性がわかるのでした。白根のΩ性を冷静に受け止める清成は白根との再会を喜び、二人はプライベートでも会うようになります。思考や感情を無視してαがいれば身体が反応してしまうことへの嫌悪感が捨てられない白根は、誰にも共振しない52ヘルツのクジラのようになりたいと思っています。α、Ωそれぞれの生き難さと孤独を背負う二人の再会に、高校生の頃お互いに持っていた淡い想いが重ねられてゆきます。そして二人の気持ちと身体が通じ合った時、白根にとって遠い憧れだった52ヘルツのクジラはほんの少し白根に近づきます。大切な存在を得る歓びには、どこかに喪失の不安を孕んでいることを理屈抜きに感じ取る白根の描写が秀逸です。一緒に行けなかった修学旅行は、一緒に行けた時よりも心に深く刻まれて、知らないうちに共鳴し合って大海で再び巡り会えたのかもしれません。白根の巣作りにほっとする清成の心情も良きでした。
青春のやり直し
ネタバレ
2023年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 早寝先生の作品が大好きで発売を楽しみにしておりました。電子書籍特典含め234ページです。
優しい雰囲気で淡々と静かに進みますが、その中にも2人の大きな感情の動きがしっかりと見えて、清成くんが白根くんのことに関してはものすごく瞳孔が開いてしまうところ、とても良いです、大好きです(笑)
基本、白根くん視点ですが、読み返すとこのときの清成くんの頭の中では大パニックだったりするのかなぁとニコニコします。かっこつけてしまったせいで白根くんとの距離を縮められなかったあの頃を清算するようにカッコ悪くても白根くんにアプローチする清成くんはとても!かっこいいです!!お互いにカッコ悪いとこを見せたくない、と思っているところが尊いです…2人がこれから学生の時にできなかった青春をたくさん過ごせますように!
あと加藤さん、もといお父さんと清成くんのミーツもいつか見てみたいです、一度許可がおりたものの実際会ったらどうなのか…気になります!素敵な作品をありがとうございました!
スピンオフ希望!
2023年4月8日
まずタイトルと表紙がめっちゃ良いですよね〜〜。まさかオメガバースの話とは思わないし、早寝先生がオメガバ作品を描くとも思わなかった。だからこそ、オメガバ個人的に苦手だけど、早寝先生のだったら読みたい!と思った。そして、やっぱり読んで良かった!!
受け攻め両方からの視点で描かれてるから心理描写に矛盾が無く、ストレス無しに読める。BLあるあるの何でいつの間に好きになった?という違和感が無い。
Ωの人妻の友達めっちゃいいし、やっぱ純愛しか勝たん!からの〜Ωの巣作りがα観点からの考察にめっちゃ納得!あと左右バラバラの靴下にクリティカルヒット!何気ない演出が要所要所で効いてる。めちゃくちゃ読み応えのある作品でした!
スピンオフとして美術部の神田君と吹奏楽部部長のお話を出して貰えないでしょうか…?m(_ _)m
なんて愛おしい…
2023年3月4日
私はこういうオメガバースを読みたかったんだよ!!!と絶叫したかった。素晴らしい作品でした。
バース性に振り回されず自分を律して淡々と生きていきたかったという白根の気持ちが、自分が若い頃に感じていた性に対する戸惑いや違和感と妙にシンクロしてしまって、途中から堪らない気持ちになってしまいました。清成の性に対してフラットでありながら白根を想うと冷静ではいられなくなるところ、しかしとことんまで白根を大切に傷付けないようにしようとするところも良かった。気持ちが通いあった後のえっちは激烈でした。ほんとにもうずっと読んでいたい。めちゃめちゃ幸せな気持ちです。
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