タイトルと表紙がまず魅力的だし、早寝電灯先生の作品だし、いつも参考にさせて頂いているフォローさん方も熱いレビューを書かれているし、ずっと読みたかった作品でした。やっと読めました(感涙)
オメガバースの作品は、自分でコントロール出来ない情動とそれに伴う激しいエッチな描写が伴うもの…というイメージが強くて、いつも心が清められるような瑞々しい作品を描かれる早寝電灯先生のオメガバースとはどんな感じなのだろうか、と気になっていました。オメガバース特有の如何ともし難い衝動の描写はあるものの、αとΩ、お互いへのリスペクトと思いやりが随所に感じられ、とても温かく、やはり読後心が澄み渡るような美しい作品でした。
52ヘルツの理想から一番遠いところで、52ヘルツに近づけた…………大切な人と共に、心からの安らぎを得られて本当に良かったと思います。