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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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美しく切ない吸血鬼BL2022年11月17日まさかこの作品が一冊にまとまる日が来るとは…!
もうほとんどあきらめかけていました。
単話で繰り返し読んでいたお気に入りの作品なのでうれしいです!
表紙の緋佐人さんの美しさと描き下ろしにつられて購入。
(上巻が好きすぎるため、以下、上巻についてです)
描き下ろしは2pでした。その後の2人がもっと読みたかった〜!という思いもありますが、2人の幸せそうな姿(と相変わらずの丹w)を垣間見ることができ、それだけでもう感無量です!
"たった1人"を長い間探し求めながらも誰のことも特別に思えない吸血鬼の緋佐人と、そんな彼に親代わりとして育てられた朱里の、胸がしめつけられるように切ないラブストーリー。
たくさんの人に出会ってほしい物語です。 -
鴆シリーズで1番好き2022年3月5日「鴆 ージェンー」(→番外編「極夜」)→「鴆 比翼の鳥」→「鴆 天狼の眼」。
発売を心待ちにしていた鴆シリーズ3冊目(番外編を含むと4冊目)、322P。(どうして今作だけ作品ページが別なんだろう?)
毒を好み、体内に取りこんだ毒から生み出した鮮やかな色の羽を持つ妖鳥、「鴆」が存在する世界が舞台の中華風ファンタジー。
画面は白黒のはずなのに、まるで色とりどりの羽が見えるような美しい絵に、何度も見惚れながら読みました。
1作目は鴆飼の人間フェイと鴆のツァイホン、2作目は鴆同士のリウシンとジーイエ、そして今作は"天眼"を持つ鴆・ティェンランと、盗賊の人間リュイの物語。
ティェンランは、心を寄せていた、かつての自分の鴆飼と同じ眼をしたリュイが気になって…。
ティエンランの思いが切なくて、胸がしめつけられます。
最初はスンとすました表情だったけど、だんだんかわいくなっていくのも良い!
リュイも盗賊ではあるけれど、傷ついた鴆を放っておけない優しい心を持つ純粋な人。
たとえ自分がどうなっても、大切な存在を守りたい、どうか生きていてほしい…そんな2人の姿に思わず涙。
モチーフの天狼星(シリウスのことなんですね!)もロマンチック。
鴆シリーズの中でも、1番お気に入りの作品になりました。 -
魂の片割れを求めて2022年1月9日久しぶりに再読して、やっぱり大好き!となったのでレビューを。
お互い惹かれ合いながらもすれ違う2人(切なすぎて吐血するレベルの両片思い)に泣いて、壮大な世界観と愛の深さに泣いて…。
人間とは違う長い生を生きるライカンたちの、生まれ変わっても続いていく大きな愛の物語。
高い画力も相まって、ただただ圧倒されました。
登場人物たちの人生観が温かくてすごく好きだなぁ。
言葉のひとつひとつ、表情のひとつひとつに心を揺さぶられました。
たくさんの人にこの物語に出会ってほしいし、ファンタジーBLが好きな人はもう全員読んでほしいくらいおすすめの作品です!
あと、まつげフェチなので2巻表紙のジェイドのバサバサまつげ最高…永遠に見ていたい笑。 -
綺麗事じゃない、愛の物語2021年12月22日大変今さらながら、田村由美先生の著作を初めて手にとりました。
舞台は、現代の文明が崩壊した未来の日本。
ただ村人たちを助けたいだけだった更紗が、王族を追放し新しい国を作る、という大きな流れの中で、"運命の子供"として民を率い革命を起こすことを期待され…。
たった15歳の少女が背負うには、あまりにも重い運命。
何度も壁にぶち当たり、理想と現実の差に打ちのめされながらも成長していく更紗の幸せを祈るようにぺージをめくりました。
多くの魅力的な登場人物の中でも、とにかく揚羽の生き様がかっこよすぎてしびれます…!
奴隷として育った過去がありながら、いやだからこそ、気高く崇高な揚羽の魂が眩しくて、終盤の神がかったような美しさは息を飲むほど。
彼の中に光る、揺るぎない信念がそうさせているんですよね。
誰にどんな扱いをされても決して魂は汚されない、その強さに心を打たれたし、わたしもそうありたいと思いました。
相手を激しく憎みながらも、愛さずにはいられない…人の心はままならないものですね。
綺麗事ではない、様々な形の愛を描いた作品。
同時に、国について、政治について、自分の生き方について、考えさせられる物語でもありました。
20年ほど出遅れましたが、この作品に出会えてよかった!
これからも読み継がれてほしい名作です。 -
こんなBL小説が読みたかった!2021年11月25日先月のセールで購入して以来、何度も読み返している大好きなシリーズです。
有名な作品なので名前は知っていたけど、刑務所BLか…なんだか怖そうだし暗そうだな…となんとなく敬遠していたことを後悔するおもしろさでした。
アメリカを舞台に、無実の罪で収監された元麻 薬取締捜査官ユウトが、FBIの密命で刑務所に潜伏するテロリスト・コルプスを探っていく所から物語は始まります。
もう誰も彼もが怪しく見えてハラハラしっぱなし、息をするのも忘れて夢中で読みました!
悲しい過去があるからといって人を傷つけてもいい理由にはならないけど、コルプスの歩んできた人生を思うと本当にやりきれない…。
ユウトたちと出会えたことで、コルプスの心が少しでも救われたことを願ってやみません。
ユウトとディックの、お互いを強く求めながらも一筋縄ではいかない切ないラブストーリーにも引き込まれます。
サスペンスな手に汗握るドキドキも恋愛のドキドキも両方楽しめて、まるで映画を見てるみたいに壮大で読み応え満点のエンターテイメント!
今までなかなか心を揺さぶられる小説に出会えなかったのですが、このシリーズにはわたしがBL小説に求めるものが全てつまっていて、そうそう、こんな小説が読みたかった!と感動しました。
この作品が発売から15年もたっているなんて…まさに不朽の名作だと思います。 -
CANIS-Dear Mr.Rain- 【特典ペーパー付き】
雨と傘がつなぐ縁2021年10月8日「特別な出会いがある日は なぜか不思議と 雨が降るんだ」
雨男で芸術家肌な帽子屋サトルと、NYからやってきた人懐っこいけれど影のある青年リョウが、とある雨の夜に出会うところから始まる物語。
シーモア島のおすすめ投稿で知って以来気になっていたこちらの作品、洋画を見ているみたいなBLが大好きなわたしにはドンピシャで、続編のDear Hatterまで夢中になって読みました…!
見ての通り絵柄も雰囲気もスタイリッシュなんですが、アートでハードボイルドで苦しいけれど温かい、他にはない世界観と胸にせまるストーリーが絶妙で最高におもしろかったです。
まるで正反対な2人が出会い、かけがえのない存在になっていく…
その過程がすごく自然で説得力があって、1つ1つのエピソードにぐっとくる。
毎話センスが光りすぎな扉絵や、映画のCMのような巻末の次巻予告も、いちいちかっこよすぎてずるいです。
この完成度の高さでデビュー作ってどういうこと?!
大好きな作品、作者さんになりました。
出会いに感謝! -
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幸せな読後感2021年8月17日冒頭のたった2コマ、煙草に火をつけるカミロの色気に完全にノックアウトされました。
異国の街並みが、おしゃれで陽気でかわいくて…わたしもこの街に住みたい!と思わずにはいられません。
BLの中で、というか少女マンガでもこんな色男はめったにいないのでは?!と思うくらい素敵なタバコ屋のカミロと、かわいい幼なじみで酒屋のテオ。
読み終わる頃には、カミロとテオはもちろん、二人をとりまく幼なじみたちや名もなき街の人々、この世界のすべてが愛おしくなります。
嫌なことがあった日も、おやすみ前に読めば幸せな気持ちで眠りにつける1冊。
どれだけ読み返したかわからないくらい大好きな作品です。 -
"誰だって、生きることに臆病"。それでも。2021年5月16日かわいい絵柄に惹かれて、初めて読んだキカ糸先生の作品。
適当な恋愛ばかりで本気の恋をしたことがない高校生の夕日と、セッ クスドールとして出荷され捨てられた木綿の、ちょっと不思議で独特な世界観が癖になるお話です。
わ〜そう来るか!な展開もあり、見せ方も上手くて引き込まれます。
モノクロの世界を生きてきた2人が出会い、お互いを大切に思うことで、臆病ながらも踏み出そうとする姿に胸が熱くなりました…!
ハッピーエンドなのに切ないラストも、ごほうびのように幸せな描き下ろしも好き。
途中読むのがつらいシーンもあるけど、読後はやさしさや温かさが心に残る作品です。 -
心にしみるほっこり系BL2021年5月7日バニラ・ショコラ・シガレット(熊猫先生初読み)→ビター・シガーの順で読みました。
わたしの中で、バニショコでは「素敵なカップルだな〜」くらいだった豊橋と高槻ですが、ビターシガーではさらにキュンの嵐!でした。
言うべき時に言うべきことをさらっと言える豊橋かっこいい!
(あとで照れてるのも無自覚に優しいのも良き)
人のことちゃんと見てるし素直な高槻もかわいい。
全体的にコミカルな雰囲気ですが、その中で、ちょっとしたセリフにはっとしたりじーんとしたり、、。
絵もストーリーもおしゃれだし、背景の描き込みなども細部までかわいくて、読んでいて楽しい作品。ほっこり心温まるお話でした。
2人の食卓に影響されて、今夜の晩ごはんはラタトゥイユとオクラのお味噌汁。いいね
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現代を生きる吸血鬼2021年3月20日人間から吸血鬼(FANGS)になったばかりのエンと、エンを保護するFANGS健康福祉部のイチイ、そして2人を取り巻くFANGSたちの物語。
ファンタジーですが、登場人物の描かれ方がリアルで、世界観がしっかりしているのでどっぷり浸れます。
とにかくイチイとエンの関係がめちゃくちゃ良い、、心臓が1つじゃ足りない、、
普通の今時の男の子っぽいエンが、中身はバブちゃんでいいこでかわいすぎるし、世話焼きで普段は軽いノリだけど影のあるイチイが、色気だだ漏れでイケメンすぎるし、とにかく最高なので読んでくださいとしか言えない。
他のキャラクターもそれぞれ一癖ある人ばかりで魅力的だし、絵も綺麗で画面の全てがおしゃれ!
はじめましての作者さんでしたが、この作品を読んで大好きになりました。
物語はまだ始まったばかり、これからどう展開していくのか楽しみでなりません! -
ため息が出るほど美しい2021年3月15日購入してから何十回と読み返している大好きな作品です。
ヨーロッパを舞台に、街のはずれにひっそりと暮らす人狼たちと、長年敵対しているマフィアのガーランドファミリー。
お互いにそうとは知らず惹かれ合ってしまった2人の、種族を超えた禁断の恋、、。
なんて切なくてロマンチックでドラマチックなんでしょう!
この重厚で読み応えのあるストーリーを、色気と気品あふれる美しい絵で読める幸せ。
2人の恋の行方はもちろん、人狼とガーランドの関係がこれからどうなっていくのか、、気になりすぎて完結するまで死ねない。
どうかリリーとマレーネが共にあれますように。 -
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完敗です…!2021年1月7日座裏屋先生の作品、気になりつつも、絵が苦手かな、と思い読んだことがなかったのですが…。
数日前にこちらを初めて読んで、息を飲むほどの美しさに衝撃を受けました。
今では挿絵見たさに小説を買うほど好きになってしまって、過去の自分の目が信じられないくらい!
絵だけじゃなく、世界観やストーリー、キャラクターの奥行き、言葉のセンス、全てにおいてすごく完成度が高くて、、
もはや別格というか風格が違うというか、唯一無二だなぁと思わされた作品。
次巻はひと波乱ありそうな展開ですが、強気だけど繊細でどこか危うげなフィーと、心に穴の空いたアポロが、これから気持ちを通わせていくのが楽しみ。 -
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誰かを愛するということ2020年11月11日それぞれに違った方向性の短編3部作。
1作目のファンタジーも好きですが、3作目の近未来SFが印象的すぎて心を持っていかれました。
地球を離れ、誰もいない静かな惑星に1人たたずむ主人公シンは、さながら星の王子さまのよう。
身体、脳、心、魂、、「人」というのは、何をもってその人であるのだろう、ととりとめもなく考えてしまった。
切ないけれど、どこかやさしい眼差しを感じる作品でした。
二人が幸せでありますように。いいね
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言葉が通じなくても2020年10月27日人間と鬼との愛を描いた、切なくも美しいおとぎ話のような作品。
言葉が通じないながらも、佐吉と鬼のアカが心を通わせていく様子が静かに、でもドラマチックに描かれていてどきどきしながら読みました。
佐吉は佐吉なりに、アカはアカなりに、長い長いあいだお互いを大切に思って待ち続ける姿に涙が出ます。
最後、2人の笑顔に本当にほっとしました。
絵も美しくて、アカが成長した姿は思わず見惚れてしまうほど。
椿の赤、雪の白、山の緑など、白黒のマンガなのに鮮やかな色彩が目に浮かぶようでした。
これからきっと、赤い椿の花を見るたびにアカのことを思い出すだろうな。
この物語に出会えて良かったです。 -
人間と烏天狗の切ない恋2020年10月27日以前分冊版を試し読みして、単行本が出たら読みたいと思っていました。
大きな翼を持ちながら遊郭を離れられない烏天狗と、まっすぐすぎて社会に馴染めない人間のお話。
世界観がすごく素敵で魅了されます。
幽世と現世、実は日常のすぐ隣に異なる世界が横たわっている、、という感じがうまく描かれていて、現実にもありえなくはないのかもしれない、なんて思ってしまう。
繊細できれいな絵で、烏天狗の羽や衣装など、細かいところまでひとつひとつ美しいこと!
切ないシーンも多いけれど、笑えるところも随所にあって、読んでいてわくわくさせてくれる作品でした。 -
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愛だなぁ2020年10月10日SMはいつもなら避けるジャンルですが、綺麗な絵に惹かれてつい購入。
翔太もミサキさんも、お互いがお互いを大好きすぎてかわいい、、
ミサキさんの過去が想像以上に壮絶でつらかったけど、二人が出会えて本当に良かった!
思いがけず、心の深いところに響く作品でした。いいね
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