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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 大正學生愛妻家

    粥川すず

    読むの早まった…
    ネタバレ
    2025年1月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私は続きが気になっちゃうタチなので、完結するまでハマらないように作品を選ぶんですが…設定が神過ぎて、1巻しか出てないのに読んじゃいました!
    想像以上に面白くて。ふきも坊ちゃんも個性的。この時代にあっさり身分差婚が認められるっていうのもアレですが、養子に出た息子が進学の為に上京し実家に戻ってきた。というユニークな設定に助けられて、さほど無理にも思えなくなってます。
    困ったなぁ(´・ω・`)次出るまで待てないやん。
    お決まりのように、はや結婚はしたものの、やることやってない二人…
    イチオシ作品。でも我慢できない人はもう少しストーリ進んでから読む方が良いかも♡
  • 制服の恋情 身代わり結婚ノスタルジア

    whimhalooo/あづみ悠羽/蒼磨奏

    最高の身代わり婚、王道ストーリー♡
    ネタバレ
    2024年7月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 身代わり婚の王道を行くようなストーリーで、幸せな気持ちでエンディングを迎えられます。
    お決まりの悪役.叔父夫婦にはちゃんと相応のラストが与えられ、モヤモヤ感が残らない。
    この作品の異色は、ヒロインに身代わりをさせた相手、叔父夫婦の娘が、意外にも悪役ではないという点。勝手に書生と駆け落ちして、女中扱いされている従姉妹に見合い相手を押しつけた、というお決まりの展開から、さぞ嫌な女でヒロインをいじめたりこきつかって来たのだろうと思いきや。
    実は従姉妹の存在こそが、ヒロインの辛い境遇を支えて来たのだと、ヒロインの口から明かされるのです。
    それでも最初は、それは純真なヒロインの思い込みで、騙されてたんじゃ?と疑って読んでましたが、本当に2人は強い絆があった。そして美弥子には美弥子なりの深い考えがあってのことだったと、最後に分かります。いやこれは凄い。面白いです。
    旦那さんの話をまだしてませんでした。これまた、見合いから始まる恋、という展開で、無愛想な旦那ゆえに、なかなか進展しないのも楽しい。うぶな新妻の為に、初夜は最後までせず我慢して、少しずつ、、という展開も、TLならではのドキドキ感が楽しめます。そして、ヒロインの出生と婚姻に関する秘密が明かされる過程で、2人は互いに悲嘆し悩み、破局しかけますが、すべてを理解した後はラブラブに。
    プロローグで語られるエピソード、ヒロインが幼い頃の恐怖の記憶が、警官絡みだったこと。これもちゃんとラストに意外な展開で回収されます。この見合いには、実はもう一つの意味があったのでした。なかなか深い。その意味でも、アレはどうなったんだろ?みたいなモヤモヤが一つも残らない、よく練られたステキな作品です。
    ただ一つ、この内容だと、ボリュームがちょっと足りなかった感があります。伏線や背景、ストーリーがしっかりとしているだけに、もう少し丁寧に2人の葛藤や育って行く愛情を追って行けたら最高だったですね。それは今後の作品に期待したいです。
  • 軍人公爵は身代わり花嫁を溺愛する【分冊版】

    いそてつ/麻生ミカリ

    ツッコミどころはあるけれど、設定は新鮮!
    ネタバレ
    2023年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いろいろとツッコミたくなる設定ではありますが、続きが読みたくなる、目が離せない作品ですね。
    異国に拉致され、染髪して声を潰され、王女の身代わりをさせられた挙句、死刑覚悟の身代わり裁判。しかし待っていたのは、何年も引き離されていた恋人との身代わり結婚。もしそんなふうに恋人と初夜を迎えることになったら??
    想像の斜め上を行く設定なので、その意味で新鮮です。

    ただ、それを読者が抵抗なくついていけるか?という点で、ツメが甘いかなとは感じます。最初のエピソードで、2人は惹かれあっているんだな、とは分かりますが、初デート当日の失踪です。まだ告白もしてない、つきあってた訳でもない。それなのに、わけもなく失踪した想い人を何年も探すだろうか。前設定が弱いというのが一つ。
    100歩譲り、王女を手元に置いて、恋人の行方を吐かせようという気持ちはわかるんだけど、なぜそれが結婚…?最初から替え玉目的の拉致の可能性は知ってたわけで、なら、王女が本物かどうか確かめるところから始めるはずでは?純潔検査でシロだったんだから、替え玉の可能性あるって、その時点でなぜ気づかないのかね。裁判する方々も含めて。
    更に、数年ぶりの再会とはいえ、ずっと探し続けた程の相手なのに、なぜ本物と気が付かないのかと。髪の色、声が違っても、それほど恋しい人のことは、素振りや仕草、雰囲気、…あらゆることを覚えているはず。しかも本人、最初に私だと紙に書いてるのに。…どうしても本物とは見分けられなかったと言うだけの強い事情が欲しい。
    しかし、こんなありえない設定ではあるけれど、もし本当にようやく逢えた恋人に、本人とは信じられず悪役と思われて、責め立てながら初めてを散らすというのは、面白い設定だとは思う、ありえなさそうなだけに。ようやく逢えて嬉しいはず。誤解され、罵られながらだけど、愛する人に抱かれるのです。もう二度と逢えないはずの恋人と奇跡的に結婚したんですから。嬉しくて、辛くて、悲しくて。複雑な気持ちは堪能しました。今後に期待します(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
  • 恋する秘文の戦士たち

    おやぬ

    戦慄の花嫁との繋がりが!
    ネタバレ
    2023年10月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 独特のしっかりとした世界観から紡ぎ出される異色ファンタジー。戦慄の花嫁で、続編を読みたいと思っていました。同じ世界観の別エリアでのお話だと思っていると、‥なんと、シグリンデルの若様が、おそらく数十年後の姿で出てきた!いや素晴らしい。戦慄の花嫁のヒロインが、「お前は戦士だから、きっといつか戦場で命を落とす。」と予言めいたことを呟いたのがが意味深だったけれど、それはここに繋がるためのフセンだったのか。
    何しろ今回のヒーローは人間離れした強さをもつので、いくらシグワルトが強くても、、まともに闘って勝ち目なさそう。死亡フラグキタ〜と思いました。奥さん泣き崩れるな‥。それに、父親を殺し、自分が刺し貫いたはずの仇が、旅を共にしてきた目の前の男と知った時の、今回の盲目のヒロインはどうなるんだろう。素晴らしい作品だと思います。
  • 炎の侯爵令嬢 【電子特典付き】

    火崎勇/幸村佳苗

    オトナにする根拠は?
    ネタバレ
    2023年3月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルでおおかた話の予想がつくと思って読んで行くと、実はそうでもなく。
    設定にはちょっと仕掛けがあるので、中盤以降、何度かどんでん返しを楽しめます。その辺は想像を裏切る良い作りだと思います。でもタイトルは変えてもよかったかな。早い段階で誤解されて、先を読まない選択をされないためにも。

    しかしなぜオトナ作品とされているのか全く理解できない。ヒロインもヒーローも礼儀正しく、なかなか親密度も進展しないし、互いの思いが繋がってからも、拍子抜けするほどラブシーン自体少ない。最後まで大した描写もなかった。あなたは18歳以上か?と聞かれるような話はどこにもなかったです。ただ普通に王道ストーリーを楽しむラノベと思えば、けして悪くないです。

    ただレオン様が「愛してるけど結婚はできない、愛人になってくれるか」云々の場面は、う〜ん。後から明かされる身分を知れば、そりゃそうなんだろうけど、ちょっとここでは違う感が。なんかもう少し他の言い方とか選択とかあったはずかと。

    お姉さんのことも、よく考えて設定してあるなぁとは思うんですが、本当はそうではないのに、丸く収めるために出自を言いくるめるというのも、読者としてあまり賛成できない。設定が作りこんである割には、後味スッキリしなかったです。まぁでもトータルで良作だと感じました。
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  • 僕が歩く君の軌跡

    キフウタツミ

    いつか映画化して欲しい。
    ネタバレ
    2023年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絶賛レビューが多いので、一気読みしてみました。主人公はじめ、周辺人物の過去が周到に作り込まれており、どれだけ伏線がはられているのか分からないくらい。読めば読むほど惹き込まれます。最初主人公の性格悪そうなので引く人もいるかもですが、すぐに気にならなくなります。閉じこもっていた心が、少しずつ外へ開いていくというのは、読んでいても嬉しい。純文学を読んでいるような気がしました。BL枠に当てはまるというより性別を超えた心の触れ合いという感じがします。6巻末で、ようやく三原先生が再登場したので、次に明かされる真相を心待ちにしています。
  • 今夜、君は僕のものになる

    篁ふみ/井上美珠

    これで終わり…?
    ネタバレ
    2023年3月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シンデレラストーリーだけれど、一介のハウスキーパーに惚れ込むやり手社長という設定で行くには、エピソードが弱すぎるし、なぜそんなに惹かれるのか、読者は不思議に思ってしまうと思う。本名を隠し、高い部屋に泊まりに来る謎の若い女性リピーターという話は良かったと思うけれど。本当のことがバレるまであっさりしすぎているし、展開が早くて気持ちがついて行かない感じ。ハウスキーパーとしての優秀さだけではなく、何かもう1つ光る魅力が欲しかった。社長夫人になることも大変だし、海外赴任のハードルも高い、ことの重大さに比してすんなりOKしてるのも軽すぎる感じ…いろいろもったいない感じです。絵は綺麗で読みやすかっただけに残念…
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  • 私たちには触れられない事情がある

    長谷河樹衣/仙崎ひとみ

    この流れで、そういうエンドとは…
    ネタバレ
    2023年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もったいない作品。せっかく、部長の気持ちも、ヒロインの気持ちも、結婚の経緯も明らかになり、気持ちも伝えあったのに、今の彼氏とエンドなの?確かに良い彼氏だとは思うけど、最後にそうなるほどの魅力は描かれて来てない。部長への思いのせいで、彼氏と触れ合うことさえためらうほどだったのになぜ?こういうエンドを描きたいんだったら、それなりの布石やエピソードを事前に入れてくれないと、読者は気持ちが納得しないと思う。
    せっかく、好きな人が実姉と結婚したという、強烈で重いテーマで始まったのに、エンドがあっさり軽すぎる。読んだ時間を後悔するくらい、もったいない終わり方。
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  • どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます 【連載版】

    セレン/碧貴子/すらだまみ

    照れる王太子の表情が最高!
    ネタバレ
    2023年2月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 始まりは定番の婚約破棄なんだけど、その後の展開はオリジナリティーがあって一気に惹き込まれます。

    破棄は潔く認める。だけど処女なのに、相手を陥れて無理やり…なんて展開は、なかなかない。しかも親も戦略としてそれを認めてるってなんなの。先が気になって先にラノベ読んじゃいました。
    その上で、コミカライズ連載版を楽しみにしてます。

    原作だと、このやり取りはちとしつこいかなぁと感じたシーンも、今回のコミックで見事に分かりやすく描いていて、全然しつこくないんですね。いつまでもメンツにこだわり、ストレートに本心を言えない王太子も、全てを政治的に解釈して、王太子の真意を汲み取れない鈍いヒロインも、どっちもどっちなんですけど!王太子の照れの表情がいつも最高❣️萌えますね。

    ラノベでうまく想像出来なかった所まで見事に描いてくれて、この作家さんの画力に感嘆します。ストーリーにも忠実で、構成も見事。
    単行本版と両方出してくれるのも嬉しい。あちらはかなりえちですが、ラノベに忠実だし、その行為を通じての2人の気持ちが丁寧に描かれているので、好感持てます。これだけ忠実に描いて行くと、かなり長期連載になる気がするけど、安心して最後までついて行きますよ。今日新刊だけど、もう続きが読みたいです。好きな方には、ラノベも単行本もオススメです。
  • 輝夜伝

    さいとうちほ

    誰とハッピーエンドになるのか…?
    ネタバレ
    2022年12月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単刀直入に言います、
    月詠は、梟と結ばれて欲しい!
    機能が失われて男として愛せないとか言ってますが、
    両目失明したのに、それを天女の力で直せたんですよね?
    だったら、あっちも直せておかしくないと思うんです\(//∇//)\…なしですか?
    最初メインかと思った大神は、あれこれ残念すぎて、今からメインになってもつまらない気がする…
    これからの展開に期待です。
  • 引きこもり箱入令嬢の結婚

    原口真成/北乃ゆうひ/間明田

    箱入り令嬢って、その意味だったの⁉️
    2022年7月2日
    タイトルから、引きこもり娘が結婚を機に変わっていくような話?…かなとイメージしてたんですが、全く想定外の展開!良い意味で期待を完全に裏切られました。買って損はない作品です。
    この発想は今までになかったですね。箱魔法がどこまでやってくれるのか、今後も目が離せないです。早く続きが読みたいですね。
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  • 転生幼女はあきらめない【分冊版】

    カヤ/岬下部せすな/

    応援したくなる
    ネタバレ
    2021年10月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 転生モノはいろいろ読みましたが、こちらは異色ですね。頭は大人だけど、身体は赤ちゃんのまま。話せる言葉も、行動も限られている中、いかに周りとコミュニケーション取って大事なことをなすか、面白いですね。父さんや兄さんと家族愛が育まれなかったら、誘拐されてからの家族の行動は違ってたと思うし、第二の家族と言える仲間にも愛される存在になって、すごいな〜。早く家族の元に帰って欲しいけど、この流れだと時間かかりそう(>_<;)つい一気買いしちゃいました(ノ≧ڡ≦)☆
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  • 青に、ふれる。

    鈴木望

    さりげなく、リアルな感触。
    ネタバレ
    2021年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は互いの特殊な事情を知り合えた教師と学生の恋愛モノかと思ったけど、もっと現実的な深い話だった。その症状を持たない人にはなかなか分からない、最初に触れた時に誰しも無意識にしてしまう言動、悪気なしに傷つけられ、傷つきながらも、相手には悪気がないからと、それを黙って黙認する日常がよく描写されている。何かしらのマイノリティをもつ人には、共感するシーンが多いことだろう。悪役だと思われた美人教師さえも、内面には深い悩みがあり、見映え良く見えることも悩みになるということはヒロインの悩みの対局にあり、コントラストが素晴らしい。
  • 異世界薬局

    高野聖/高山理図/keepout

    コロナ禍にあって、更に際立つ作品に
    2021年6月17日
    転生モノですが、この作品は前世のやり直しではなく、異世界で前世の専門職を活かして行く話に、更に神技などファンタジー要素が加わるものです。医学的根拠のある展開なので、荒唐無稽ではないこと、ペスト蔓延の防波堤としての活躍は、まさにコロナ対策と連動しますが、この作品はコロナ以前に生み出されているところが素晴らしいです。父親が渋くて人格者なところなど、名脇役も多いですね。
  • 毒見師イレーナ

    マリア・V・スナイダー/渡辺由佳里

    NHKラジオドラマの原作!
    2020年2月25日
    NHKの青春アドベンチャーというラジオドラマで20回シリーズ「イレーナの帰還」を聴いて、すっかり虜に。毒味師はその前作で、こちらもラジオドラマになったそう。もう前作のラジオドラマは聴けないので、原作にあたることに。ある程度大まかなことは2作目からわかっていたが、読んでみると想像以上に壮絶な過去。
    しかし絶望的な状況でも、一縷の望みを見つけると全力で立ち向かっていくヒロインのたくましさには魅力がある。彼女の一途さに、いつしか周りも力を貸すようになっていく。背景となるこの世界観も独特で惹き込まれる。
    いつかテレビドラマか映画になって欲しい作品。
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  • 私たちはどうかしている

    安藤なつみ

    早く事件の真相を
    2019年12月15日
    本当は惹かれあっているのにすれ違う2人。椿の母親は昭和の典型的な悪役で、ドロドロ感が( ̄▽ ̄;)最初の事件の真相が早く知りたいのですが、話はどんどんめんどくさい方向に進んでますね。 ハッピーエンドになって欲しい。
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  • その着せ替え人形は恋をする

    福田晋一

    面白いのはコスプレネタだけじゃない
    2019年12月15日
    コスプレに夢中な人気者の美少女と、雛人形制作の修行をしている、寡黙な青年との絡みという設定がユニークすぎます。自分の世界が変わりすぎて、周りから認められていないと思い込んでいる青年に、世界は違っても、好きなことに打ち込む姿勢を肯定するヒロイン。これってなかなか本質をついているなと思いました。自分の好きなことに自信が持てないでいる人に、ぜひ読んでもらいたい。
  • 天堂家物語

    斎藤けん

    ヤバイです。
    ネタバレ
    2019年12月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人助けをしてから死にたい。花嫁身代わりって設定は珍しくないけれど、こんなこと本気で思ってるヒロインは初めて!雅人様との絡みが絆となり、少しずつ変わっていくのは王道としての楽しみがありますが、この作品はそれだけじゃない。天童家にはおぞましい背景があるらしく、徐々にミステリー仕立てになって行きます。これはヤバイ!完結してない作品に手を出すんじゃなかった!と後悔するくらい早く先を読みたいです!!
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  • 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~

    日向夏/倉田三ノ路/しのとうこ

    新刊がいつも待ち遠しい!
    2019年12月15日
    話が面白すぎて、ノベルの方も買っちゃいました。
    推理モノと歴史モノが好きな方はハマると思います。メインの2人が、自分への好意となると恐ろしく鈍感だったり、コミュ障的に不器用だったりするすれ違いが微笑ましく、深刻な事件の謎を、薬草をキーに推理し解いていく合間のコントみたいな間合いで楽しいです。
  • メイドから母になりました

    月本飛鳥/夕月星夜

    読後感が爽やかです!
    2019年12月15日
    転生モノにありがちな、前世が酷すぎて過去ドロドロ…みたいな話ではないです。主人公は前向きで、次々と問題解決していき、好感もてるキャラ。ちょっと出来すぎ感があるけど。寄り目風の絵が多少気になるけど、読後感が良くて続き読みたくなりますね。
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  • Under the Rose 《先行単話配信》

    船戸明里

    単話配信に感謝
    2019年3月12日
    他の方も言われるように、雑誌で続きを読むためには、興味のない他の掲載作品と合わせての購入なので、雑誌の方が割高でした。いつ単行本になるか分からないので、単話配信を喜んでいます。ハニーローズを読んでしまった為結末を知っているだけに、どこをどうやってあそこにたどり着くのか知りたくてたまりません。 重い話ですが、心理描写は丁寧です。アンナは他者攻撃型の心の病なのですね。なぜ自分をぶつ母をかばうのか、ウィルの気持ちも少し分かりました。元々善人だったアーサーの気持ちが一転し、逆に周りがアンナをかばおうとする展開が重苦しいですが、リアルではよくあると重みを感じました。いなくなってくれたら、、と思う気持ちと葛藤しながら、家族の回復を願う人は沢山居ると思うのです。素晴らしい作品なので、いつか映画ドラマになって欲しい。
  • 絢爛たるグランドセーヌ

    Cuvie

    惹き込まれました。
    ネタバレ
    2019年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今まで見てきたバレエ漫画とはだいぶ違います。主人公と、よく出来るライバルとの勝負みたいなものではなくて、共に上を目指すダンサーの卵達が刺激し合って成長して行くストーリー。
    トゥシューズのお手入れ方法とか、留学を視野に入れてプロを目指す少女達の気持ち、それを理解し、援助する家族、スタジオの先生、経済的な苦労など、普通では得られない部分の話が盛りだくさんで、それも楽しいです。
    普通なら、同世代のライバル達に競争心でガチガチになるところを、奏は刺激し合う仲間として迎え入れます。バレエが大好きで、研究熱心で、はまって行く主人公が魅力的。
    かなりしっかりした取材がされた作品のようで、見応えがあります。これからの展開も楽しみにしています!
  • 薄紅の闇のあと

    冬森雪湖

    作者買いです
    ネタバレ
    2019年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はなぜいきなりこうなのかと、謎だらけなのですが、少しずつ背景が見えていき、糸はほぐれていきます。中盤見えてくる過去のエピソードの重さにヒヤリとし、ハラハラしますが、幸いにも暖かい終わり方です。3巻と最初から決まっていたそうなので、よくこの長さでこれだけかけたなと思いますが、ラストはまとめようと頑張りすぎた感もありますね。

    無理に3人のその後まで説明しなくても良かったように思います。 やはりずっと3人のままというのは、普通のことではないので、どこかに異常さが見え隠れしている方が納得出来るというか、それらしく見えるというか。3人であること以外はいたって普通という描き方の方に、むしろ違和感を感じました。

    話の最初は虚構めいてミステリアスなのに、だんだんと現実的な日常へと空気が変わってしまう感じです。
    でもなぜ3人でなのか、という理由が明らかにされた時は、よくストーリーが作り込まれているなと感じました。
  • Perfect Crime

    梨里緒/月島綾

    確かにドラマ向けな展開かも
    ネタバレ
    2018年12月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 不倫に悩むヒロインの前に現れた彼が、スマートな強引さでヒロインを奪って行く。しかしそれには別の事情があって…。
    東雲て、何者?!と思った頃から、今度は東雲視点で過去のエピソードが思い返されて行きます。種明かしのようで、それもなかなか良かったです。
    しかし中盤以降、周りのキャラが色々やらかすあたりは、いかにも連ドラ的なグダグダ感がありました。誰が誰の為に仕組んだとか仕向けたとか、ちょっと現実味がなかったです。
    でもドロドロ感はなく、基本的にみんないい子なので読んで疲れるようなことはないです。
    10巻から新しい展開で、続きが気になるのでちょっと後悔。
    いいね
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  • 薬屋のひとりごと

    日向夏/しのとうこ

    次第に明かされる謎にはまります〜
    ネタバレ
    2018年11月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミック版を2種類とも読んで、ついに小説にやって来ました。中華風の歴史モノ、後宮、薬師の知識などを堪能出来るだけでなく、サスペンス要素も満載なので文句なし。謎解きが楽しみの一つになっています。2巻目は、猫猫の両親、生まれ育ちなどが出て来ますので、コミック版などで、猫猫の出生の謎について、もっと知りたい!と思っていた人は、2巻まで小説を読むのがオススメ。漫画出るまでネタバレしたくない人は我慢してね笑
    だんだんはまってきたので、まだまだ続きを読みそうです。小説はクーポンが多いので、助かりますね。
    作家としての力量にはもう少し実力をつけて欲しい所なのですが、題材、ストーリーは最高です。将来ドラマかアニメになったらいいなと思います。
  • 闇の果てから

    津雲むつみ

    ドラマの原作になれる作品
    ネタバレ
    2018年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 描かれている時代が少し古いので、価値観が今と違う部分があるのは否めませんが、3巻と短い割には難しいテーマを丁寧に掘り下げている作品だと思います。

    ただ、ヒロインが精神科に通院している様子が全くないことに違和感を持ちました。

    主人公が事件を覚えてないと言ったので、家族は忘れたままにしてあげようと思ったのでしょうが、度々嘔吐してしまう発作が心の病から来ているのは明らかなのに、医者に相談もしてないのは不自然に感じてしまいます。メンタルヘルスが社会認知される前の時代設定なのでしょうね。…
    1度は辛い過去と向き合わないと、心の傷も癒されないと思っていたので、主人公が自らその行動を起こしたことに安堵しました。でも、1度故郷に帰って原点を確かめただけで病が乗り越えられるとは思えないんですがね…方向は正しかったから良しとします。
    サスペンス仕立てで、犯人が捕まるかどうか、主人公が恋人と愛し合うことができるのか、読者も引き込まれますね。ドラマや映画の原作にもなりうる作品だと思います。
  • ケッペキさんとEDくん【単行本版】

    よしだ斑鳩

    素敵なストーリー
    ネタバレ
    2018年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 九鬼さんがカッコイイです! 2人の性格にも惹かれますし、共感できる話です。たた潔癖症とかEDって、そんなに簡単に克服出来ないんじゃないのかな〜て気持ちはあります。ライバル?になりそうなキャラも出てきますが、彼女はヒロインの理解者であり、悪役ではないところが良かった。後日談的なエピソードも今後期待したいです。
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  • 青の微熱

    椎名チカ

    重すぎる……
    ネタバレ
    2018年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔、コミック雑誌に掲載された第1話を読みました。今でもそれを憶えているほど内容がセンセーショナルでした。現実にはこういう家庭内性暴力は結構あるのかも知れないけど、少女漫画でハッピーに描くのは難しいんじゃないかな。こんな状況を救い出すのは同世代の恋人では難しいという気持ちが先に立ってしまいます。
  • 僕らの恋は死にいたる病のようで

    車谷晴子

    鬱過ぎな世界
    ネタバレ
    2018年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は学園ラブものかと思ったけど、カレが不運の死を遂げてからは一転。付き合ってるカレが目の前で自分をかばって死んだと言うならば、葬儀終わってもすぐ学校に行けるような精神状態ではないだろう。それなのにこの話は更にヒロインを過酷に追い込む設定が待っている。残された家族が元恋人に矛先を向ける話にはついていけない。題材も作りもひどい。読まないことをおすすめ。
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  • 大正処女御伽話

    桐丘さな

    前向きな気持ちになれます。
    ネタバレ
    2018年4月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は、貧乏人がお金持ちに買われて嫁入りする、あるる話かと思いましたが全然違いました。ヒロインに関わる人物達の氷の心が溶けて、温かく変えられていく過程が素晴らしい。不登校の引きこもりだった青年が、愛することを知ってからは、驚くほどの勇気ある行動をとるほど生まれ変わります。これほど読後感の良いストーリーはなかなかないと思います。課金する価値充分にある作品です。
  • ファラオの墓

    竹宮惠子

    映画化して欲しい名作
    ネタバレ
    2018年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 週刊コミック誌に連載中だった当時、姉が買って来たものを読んでいました。子供心にも忘れられない本格的な歴史コミックでした。あまりにも本格的なので、出てくる王国の歴史を調べようと図書館に行った読者もいたのだとか。私も実在の国の話かと思い込んでましたが、完全なフィクションです。国を滅ぼされ、瀕死の重症を負う王子が助かるのかどうか、出会った敵国の姫との恋は実るのか?ナイル川に落ちた妹姫のその後は?などハラハラさせられます。王国を再建していく物語としても、国が滅びていく物語としても、心をうたれ、考えさせられます。多くの人に知ってもらいたいし、ドラマや映画にリメイクされて欲しい古典的名作です。
  • 悪女聖書

    池田悦子/牧美也子

    完全に悪女とは言えない
    ネタバレ
    2018年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔、何度か週刊誌で断片的に読み、ストーリーが気になっていたので、今回全部読破して、ある意味スッキリしました。多くの方が言われるように、ラストは無理やり感が否めませんが、それでも絶望的な終わり方ではないのが救いです。いかにも業を背負った悪女と看板背負ってますが、生まれ育ちを考えると、そんなに悪女とは言えない気がします。主人公は、次々と謀で人を騙したり金品を巻き上げたり、人の心を利用したりしますが、いつも目的があります。いつでも彼女が攻撃、迫害されてからの反撃です。彼女自身が金儲けしたい、人を攻撃したいと思うことはなく、されたことから、どうやって切り抜けるか、縁ある人を救い出したり、代わりに取られたものを取り返したりという動機で動きます。取ったものにも執着することなく、期前よく寄付したり返したり。同僚に親切だったり、遠くの施設まで面倒を見に行ったり、普通の人でもなかなか出来ないような善行を彼女はしています。本当の善行とは、本人がそれと気がつかないで行う行為です。良くある愛憎劇に出てくるキャラの方が余程根っからの悪人だと思う。昭和に作られた話だからなのか、主人公の良いところにむしろ心が救われ、共感しました。27巻は引き伸ばし過ぎだと思うけど、ラストまで読まないともやもやが残ったと思います。