この作品は『スリーピングデッド』と対になってるんじゃないかな…。昨夜手元にある単行本を読み返していてなんとなくそう思った。作中「生きていればどうにでもなる 生きていることが喜ばしい」というセリフが出てくるが、『スリーピングデッド』はそう思えなかった二人の話なんじゃないかな…と。あくまで私見ですが。ちなみに購入した当初は私の中ではそんなに評価高くなかった。でも何故か、定期的に読み返している。『スリーピングデッド』は漫画の域を超えてほぼ映画だと思っているが、この作品もマイナーな作品を上映する小さな映画館で観ているかのような錯覚にとらわれる。テンポの良い会話に特異な空間、強烈なキャラクターたち。何度も繰り返し観るお気に入りの映画や海外ドラマのように、きっとまた読み返すと思う。