ネタバレ・感想ありメロンの味のレビュー

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人に寄り添うということ
ネタバレ
2025年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「頑張れ」も「頑張るな」もいらない時ってある。薬だって何言われたって飲めない時もある。人がその時求めているものを知るのはとても難しい。相手に求めず大げさに気遣わずただ寄り添うことがどれだけ難しくて大切なことか考えてしまいました。それを自然にできてしまうナカジョーくんはすごいし、心の病を抱えている木内くんと自然体で関わることで自分が抱えている痛みも和らげていけたのだから、2人はお互いに寄り添えあえる奇跡に近い関係だったともいえます。

そもそも相手のことを傷つけずに一緒に生きることなんてほぼ不可能だと思うんです。他者の心はどれだけ考えても正確にはわからないし、傷つけないようにっていう考え自体が上からでおこがましいのかもしれない。相手の人生に関わるなら、ある程度傷つき傷つけられる覚悟は必要なのかもしれません。しかも踏み込んだその先が光か闇かもわからない。だから悩むんですよね。不用意に聞いていいのか関わっていいことなのか。なのであえて距離を置くことも相手を想う優しさからくるのだと思います。

このお話のナカジョーくんと木内くんは理屈ではなく感覚で一緒にいることを選択できる相手だったのだろうな。人はいいなって思う相手を本能的に嗅覚や味覚の一致で選ぶというし、木内くんの成分分析の行為って無意識に本能的な部分を磨いていたのかも。だから直感でナカジョーが好き!必要!ってすぐにわかっていたのかもしれないです。

心の病を経験したことがある人やまわりにいた人はこのお話正直途中辛いと思う。でもこの2人には穏やかな光が待っていて幸せな読後感があります。BLであり幸福論でもあるような。こういう作品と出会えることもBL沼から出られない理由です。
泣いて
ネタバレ
2025年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泣いて涙が止まらない!
中城くんと木内さん、それぞれが幸せになるのかなぁ
それもいいけどやっぱり一緒が、と思ってたら最高のラストが待ってた!
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泣くつもりなかったのに
ネタバレ
2025年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後の2人の笑顔見た瞬間、涙がツーと出てしまった。
最後、キスで終わるとかじゃなくて、2人が目を見合いながら微笑んでるのがグッと胸に来て、ああ、2人で幸せになれる道を見つけたんだなあとしみじみ思えて。

私自身も数年前鬱期があったし、作者様も経験したからこそ、ショータの心情の吐露が胸に迫った。
鬱に対して、善意のエールも、腫れ物に触るよう扱われるのも、同じようにイライラされるのも全て自分を否定されるように感じてしまうのよ。

あの頃私を救ってくれたのはアニメにマンガにラノベの中の私とは全く関わりの無い人たちのドタバタを覗き見ることだったけど、ショータにとっては全く普段通りの態度のナカジョーくんがそれだったわけね。
でも「もう何も生み出せない。生きるために生きてない」と言っていたショータはその存在でナカジョーくんを幸せに出来るんだから、本当に死ななくて良かったよ…
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深過ぎる
ネタバレ
2025年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気を付けないと深過ぎて闇に落ちてしまう。
気持ちが安定しているときに読まないと、、と個人的に思った作品。

読んだのはずっと昔なのですが(レビューは時間ある時に書いているので)その時はまず表紙にめちゃくちゃ惹かれました。
タイトルにも惹かれました。
読んでみたら絵津鼓作品の中で一番好きな漫画となりました。
うつ病の話が出てくるので読む方にとっては時に注意が必要かもしれません。

木内に対する中城さんの対応は良かったと思います。
そっと傍にいただけ。それで木内さんはどれだけ救われたか。
BLの域を超えてたくさんの人に読んで欲しい。
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軽い話ではないけれど心に響く素敵な話
ネタバレ
2025年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心に残ることが多すぎて、なかなかレビューが書けないでいた作品です。
ひょんなことから同居することになった2人。ゲイであることから家族に一線を引かれている受けと、若い頃に音楽で成功したもののその後曲を書けず心の病を持つ攻め。心の病を持つ方に「頑張って!」などと不用意に言うものではないと聞きますが、本作でも受けは攻めに対してそのようなことは言いませんでした。実際作家さんも苦しんでいた過去があるとのこと。当事者だからこそ描けるのだなと思いました。セリフが多いわけでもなく、表情や間から心情を察するタイプの作品。そこが好きなところでもあるのですが、薬を飲まなくなった理由や大家さんが外国人だったりとか少しわかりにくいところがあったのも事実かな。でも最後は2人の未来が見える終わり方。決して軽いお話ではないけれど、心に響く良い作品でした。
めろんの味
2025年1月18日
オススメです。読後、とても穏やかで幸せな気分になります。友達にも読んで欲しくなります。作者の理想?の日常はこんな感じなのでしょうか?ストーリーと絵がピッタリと合っていて結構深刻な内容でも作品に寄り添って進めました。漫画も小説も楽しいだけではなく、何かしらの収穫を得られる作品に出会えるのは幸運と思います
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星5じゃ足りん
2024年12月8日
ちょっともう良過ぎです、良過ぎました。2人が出会えたのは本当に運命としか思えない。優しくゆっくり進んでいくストーリーは、何だか2人が柔らかくて優しい霧雨の中の世界にいるように感じました。きっと何度も読み返すことになると思います。
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空気感が好き
2024年11月26日
作者さん買いなんですが、どの作品も空気というか間が、すごくいいです。そして優しい。好きなシーンはもちろんあるけど、全体の雰囲気とかバランスが最高。絵もすっきりしていて丁寧で読みやすい。何が言いたいかと言うと、とにかくオススメです。そしてなんと!番外編があることを知り、今から買いに行きまーす⤴これからも素敵な作品楽しみにしてます♦
辛いときにいて欲しい人
ネタバレ
2024年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ぶっきらぼうな親くん
人懐っこいしょうたさん
傷んでるときに出逢って、一緒に住みだして、
お互い突っ込んで話さず、一緒にいる事が癒やしになって、
最終的に気のおけない存在になったんだな。
最後になんか泣けた。。
偽物の味
2024年10月12日
同居する過程が力技に感じたが、抑制の効いた演出は秀逸、傷ついた二人は互いを癒し、読者も癒す。

言い方は悪いが偽物の味、思い浮かぶのは松茸かな、物心ついた頃にはあった(‘64発売)

BLで「松茸の味」はアウトでしょうねぇ ゲッヘッヘ
タイトル
ネタバレ
2024年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルがどういう意味なんだろうと思っていたのですが、偽の味でもそれが定着~のエピソードに最後つながって、あぁそうだよね…と泣けてきました。女ったらしノンケとめんどくさゲイの軽いお話かと思いきや、作中のシーンでも多かったしとしと降る雨の日のような、やるせないたまらない想いにあふれる作品でした。ラスト!温かな太陽降り注ぐ暮らし(あれも買える!)にたどり着けて本当に良かったです。
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エモい〜〜!
2024年9月28日
先生の作品で気になってたやつセールで買っちゃいました、、!絵が好きで何作品か読んだことあるのですがこのお話も好きでした!ナカジョーくんと木内さんに幸せになって欲しい〜という思いで読んでました。ぜひ結婚後の続編も読みたいです、、。個人的にはもうちょっとエロ多めがいいなって感じですっ!!
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ぎゅっと抱きしめました
ネタバレ
2024年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 噛み締めて読みました。レビューといっていいのかわかりませんが、、どうしようもなく伝えたくて、書きます。
まさにナカジョーくんと同世代のじぶんは、輝いていた学生時代から抜けられず、何者でもない社会人3年目を受け入れきれず、どうしようもない気持ちでいっぱいです。身体と同じ様に、心も風邪を引きます。風邪なんてほとんど対象療法で、過ぎ去るのを待つことしかできないときもあります。弱っているって言っていいのかわからないけど、そんな時にだれかがそばにいてくれるのは、本当にありがたいことです。このお話は深くを語らないけど、人にはひとつくらいあっても不思議ではない傷を、大事に大事に描いてくれていると感じました。だから読み終わった時、木内みたいに、中城みたいに、雨が過ぎ去って晴れがくるよって言ってもらえてる気がして救われました。

さいごに、結婚とは一人ではなく自分以外の誰かと一緒に生きていくこと。死んじゃいたかった木内が中城くんに対して「結婚しよーよ」すなわち生きていこうよと誘うのがとてもよかった。

これからも、一人で眠らなくていい夜が続いていきますように。わたしもまた真っ暗で明日は来ない気がする夜、何度でも読み直したいと思います。
キウチさん心の病だったんですね
ネタバレ
2024年7月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 陰の時って無理して陽であることはないと思います。無理せず心穏やかに過ごせるのが、ナカジョウくんの側だったんですよね。キウチさんがナカジョウくんに「僕らもそろそろ家族になりませんか」と伝えるシーンがグッときました(涙)
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この本と一緒に乗り越えて生きたい。
ネタバレ
2024年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中城くんと木内さんがお互いに出会うことができてよかったなと心から思います。
「救おうとしないでいてくれた」「大げさな励ましではなくただそばに居てくれたことが癒やされた」という木内さんの気持ちが痛いほど分かり、涙が出ました。
私も4年ほど木内さんと同じような感じですが、この本と一緒に乗り越えていけたらなと思います。
テーマは重い…けど
2024年6月25日
以前読んだ作品がイマイチハマらずそれきりの作者さんでしたが、この作品は何となく気になり一度だけ『いいね』の多いレビューを数件拝見した事があります。
それ以来ずーっと内容が気になっていたのと、レビュー数に対しても高評価のままでしたのでポチリ…間違いありませんでした◎

穏やかに、そして切なくも優しいお話でした。
作者さん自身も苦しんだであろうテーマに向き合い 最後まで描き終え、私たちに届けてくださり感謝の言葉もありません<(_ _*)>
BLの垣根を越えた作品でもありますので、老若男女を問わず どなたにも読んで欲しいです!

ずっと気になっていた事がひとつ。
どうしていつも「ナカジョーくん」なのかと思っていたら…途中から変わります(笑)
(上巻 総172ページ 下巻 総172ページ)
終わり方が良かった
2024年6月14日
最初は軽いお話かなぁと思っていましたが、なかなか重い内容でした。でも2巻まで読むととても穏やかな終わり方で良かったです。
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すべての人に読んでほしい
ネタバレ
2024年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 隣にただいてくれるだけという1番の愛、相手を思いやるって本当に簡単じゃないし、自分のことを人に伝えるって本当に勇気がいるよね、2人の葛藤や想いをお互いに認め合うような溶かし合うようなあたたかくて綺麗な2人の関係がこれからもずっと続いて行ってほしいなと思いました。私も元気づけられました、少しずつ自分の病気と社会と向き合っていきたいです。先生も生きていてくれて、こんな素敵な作品を届けてくれて本当にありがとうございます。
ほんのり…切なさと幸せの狭間ですね
2024年6月7日
皆さんのレビューが良かったので読んでみた。レビューの通り2人の日常から伝わる、ささやかな幸せとリアルな切なさ……とても引き込まれました。
最初から最後まで温度差はあまりないけど、心にジワジワくるストーリー展開がとても好きでした。
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ほんのり切なくて好き
2024年6月2日
主人公二人、片方はゲイ、片方はノンケ。
どちらも心に傷を持っていて、寄り添いながら傷を癒していくお話。
心が温かくなりました。時間がゆっくりあるときに何度も読みたくなる作品。
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最後まで読んでほしい
2024年6月1日
本当に読んでよかったです。大好きな作品になりました。最初から描き下ろしまでずっと温かみがあって、辛くなりながらも心地よく読ませていただきました。
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苦しい気持ちを抱える方に知ってほしい作品
2024年5月29日
二人の会話のやり取りが好みで、木内さんには何か不穏なものを感じ、事実が明かされながらゆるゆると進んでいくお話。読みやすいのに重みがあって、初めて読んだ作者さんでしたが、とても好きでした。ラストまで読ませてくれて感謝。
とても良かった
ネタバレ
2024年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 静かで、どうしようもなく苦しい木内さんの言葉が印象的でした。
「10年以上、何も生み出してない」
「生きていくために生きられない」
陽になれず、陰の中で、心を少しずつ回復させる時に、中城さんのような存在がありがたいというのも、良くわかる。
励ましたり、何か手伝おうとすることは、
相手のためではなく自分のためなんだなと感じさせられました。

また一緒に住むようになってからのお2人がもっと見たいです。
泣けた
2024年5月19日
表紙のイメージから、少し購入をためらっていたけど、読んでとても良かったです。BLというより人間ドラマ。最後、泣けました。
ずっと2人の日常を見ていたい
2024年5月18日
繊細で優しくて仄暗い。空気感が好きです。中条くん(受け)みたいにただ認めて寄り添うって難しいですよね…人って何かしたがるものだと思うので。木内さん(攻め)も飄々としてるのに人間らしくて愛しかった。あと中条くん自身がそれってどうなの?なところをちゃんと自覚してるのも良かったです(親を嫌がってるのに成人しても金銭的に養ってもらってるとことか)倫理観大事。
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静かに進む物語
2024年5月17日
恋愛のドキドキ感とか感情の起伏が起きる事件とか、そういうものはまったくなくて、静かに物語が進んでいきます。途中まではあまりBL感もなく。でも2巻の最後、木内さんからのある告白を聞くと、これまでの静かな流れが非常に意味を持ってきます。じんわり心に沁み込むお話です。
なぜ今まだ読んでなかったのか
ネタバレ
2024年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ こんなに素敵な作品を、なぜ今まだ見落としていたのか…
作者さんの心の奥行きと、繊細な描写が伝わって、何度読んでも心がズキズキと痛みます。
最初、あらすじと試し読みで【ひょんなことから同居する2人】の設定にまたこのパターンね、いつものやつかぁと思ってた自分をぶん殴りたい。
全てのページが好きですが、特に下巻の木内さんのこれまでがどんどん明確になるところと、本音の告白をしたところが涙なしでは読めません。
その後ナカジョーくんが「じゃあ生まれ変わったら俺の子供になって」というところで、あぁ木内さんの心の1番奥の、やわらかいところにあった気持ちがここで肯定されて、救われたんだなぁと思いました。死んじゃいたくても、いいんだ、と。
何度も何度も繰り返し読みたいと思います。
つい己の人生も省みてしまう作品
2024年5月12日
この作品の良さは語るに及ばずというか、あまりにも人間というものを丁寧に優しく描いてくださった作品なので下手にレビューをするのもためらわれるような感じがあります。日頃ラブコメやTHEフィクションなBLばかりを好んで読んでいるタイプなので、たまにこういうじんわりとした“日々の暮らし”“人生”みたいな作品を読むと己の人生と向き合う気持ちになって上手く語ることができなくなって、言葉に詰まります(いつも上手く語れてはないですが、さらに……)

木内さんと中城くんが人と人として惹かれあって、二人でいることが楽しくて、救われるような気持ちになって、離れたとしてもやっぱりこの人がいいなと思う。そういう、病めるときも健やかなるときも二人でいれば大丈夫と思える相手に出会えるのは間違いなく幸いなんですよね。私もそうなりたい、と憧れてしまいます。描き下ろしは特にそれを示してくれてありがたかったです。
はぁー、私も幸せになりたいね〜……。
表紙から敬遠してましたが
ネタバレ
2024年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとなく表紙の暗さから読まず嫌いでしたが、同じ作者のsuper…にハマったのでこちらも読んでみました。
結果、やっぱり暗い部分あり。
木内さんは、甘えというか依存性が強いのか、何も考えてないのか、逆にナイーブなのか、どこか感情が欠落しているようなつかみどころの無いキャラでしたが、下巻後半のベッドでの一言に納得&タイトル回収。
結果的にハッピーエンドではあるのですが、なんとなく暗いというか怖いというか、表面的な幸せの裏側の不安感みたいなものが残ります。私だけかな?
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共感
2024年5月11日
なんか色々と共感するところがあって、泣けてきました。
気持ちが落ちてて、どうしようもなくて、いろんなことができなかったりだめになったりして、焦ったり追い詰めたりって言う感じがすごく共感できました。木内さんにとって中城くんがそばにいて救いになってくれてよかった。
引き摺るから元気な時に読んでね。
ネタバレ
2024年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木内さんがすごく辛いものを抱えているのはわかって読んでいましたが、最後にベッドで本音を言った時に、1巻から見てきた木内さんの辛さ全てがトバッッと私の心に流れ込んできて苦しくなりました。
えげつないプレッシャーがあって孤独だったんだよね…。想像するだけで本当にしんどい。
私は物語に入り込んで読むタイプなのでかなりキツかったんだけど、なぜこんなに私も一緒に苦しくなったか、それはとてもリアルな流れ、雰囲気、言葉だったからなのかな。気持ちが木内さんとリンクしそうになりましたもん。
とても良い終わり方をしますが…まぁ正直に言うと、元気な時に読んだのにキツくなったので、今は読まなければ良かったと思っちゃいました。笑
漫画として評価するならきっと満点です。
こういう始まり方でいいんだろうな
ネタバレ
2024年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出会いからプロポーズまで、大きな緩急もなく、ひたすら二人の抱えるものだけが二人の関係を静かにかき乱す感じで、本来こういうもんだったりするよなぁと、リアルを感じました。
異性間であっても、身体の関係になるときってこういう感じだったりしますよね。
だからこそ感情移入できるなと言った感じ。
人を好きになるときもこれといった理由なんてなくて、自然にそういう気持ちになっていくなんてことよくあるし。
ふんわり穏やかな空気感がとても好きなので、繰り返し読みたいです!
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自然体で唯一無二。ハピエンです。
ネタバレ
2024年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゆっくりと浸透していく、寄り添っていく感じになる作品。読後感めちゃくちゃいいです。テンポ良くて面白く、意外とイチャイチャ結構えちもしています(笑)
愛とか恋とか言ってないけど、お互いをそのまま自然に受け入れて許し合える存在って何物にも代えがたいですよね。癒されるし許されてるって心が強くなれる。
何度も読み返して2人に会いたくなります。
続編出て欲しいなー。結婚した2人の日常をただずっと見てたい(笑)
作品の空気感が好き
2024年5月7日
絵津鼓先生の素朴なのに温かみのあるイラストで描かれる淡々とした空気感。それは温かさも冷静さもあるとても現実的な空気感。優しさが残酷に感じる事も、距離感が気遣いや動揺の表れだった事を知る事も、、、そこに想いがあるのが分かる!キャラが丁寧に自分の中で育ちます。
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いろんな捉え方ができるお話しかな
2024年5月7日
絵柄はセンス良く好きです。
けっこう前に購入し、何度か繰り返し読んだがイマイチ内容がしっくりしないまま、時々思い出しては読んだりしていました。
元気で健康なうちは読んでも分かりにくいお話しかもしれません。
私もまだよく分かるとは言えないけど、誰だって可能性はあります。
お互い少しずつ自分を語れていって寄り添い合う様が静かに描かれていて、何度も読み返す作品だと思います(2024.5.7)
思わず。。。
ネタバレ
2024年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりにレビューを書きたくなる素晴らしい作品でした。一つ一つの表現が感情に染み渡り、自然に相手を受け止める2人の空気がとても居心地良く、読み終わってすぐまた読んで確かめてる自分がいました。幸せな結末で心のそこから良かった!
沁みました…
ネタバレ
2024年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと買おうかどうしようか引っ掛かっていて(イチャラブ多めが好きなため)セールだったので購入!やっぱりね、、、早く読めばよかった…。いろいろな事があるよね!2人がこれからも一緒にいて良かった。良い作品だなぁ…
高評価も納得の作品
ネタバレ
2024年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大袈裟すぎず、人の心にそっと寄り添ってくれるような作品です。
ちょっと落ち込んだ時、定期的に読み返していて新たな発見もあったり…
そんな気分の方、是非おすすめします😉
ヒューマンドラマ
2024年5月5日
なんだかとてつもなく心に沁みるお話しに出会ってしまったなぁ、、と余韻に浸ってしまうような作品でした。ゆっくり丁寧に話が進むので置いていかれることも無くじんわりじんわり胸にきます。
ただのBLではありません、ヒューマンドラマでした!
深く沁みていく
ネタバレ
2024年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ お互いのことをまだよく分からないうちに流れで同居。一緒に暮らしていくなかで無理をしなくていい、楽。関係性の変化が丁寧に描かれています。2人の孤独、痛み、苦しみが明かされるセリフひとつひとつが心に刺さります。特に後半の木内さんの苦しみの告白→中城くんの無言の抱擁のシーンは何回読んでも堪らない気持ちになります。ここまでの奥深くの気持ちを伝えるってどんなに心許せる関係性だったとしても辛くてきついだろうに。お互いに安心して寄り添える存在になるまで見届けられてよかった。どうかいつまでも穏やかで幸せな日々を過ごしてほしい…それはもう切実な願いです。
いちばんすき
ネタバレ
2024年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵津鼓先生の作品すべて好きですが、このお話がいちばん好きです。なにも知らない、知らないから良かったふたり暮らしから、居心地の良い、唯一無二のふたりへと
。結婚後の海外暮らし?中のふたりの話を読みたいです。表紙も素敵。
やさしい
ネタバレ
2024年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 会話やストーリー展開のテンポが心地よくて、穏やかに読むことができました。
優しい空気感がすきです。BLではあるけど、ヒューマンドラマを見てる感覚でした。
結婚した2人の暮らしも見てみたいです!
何度も何度も読み返しています。。
ネタバレ
2024年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ こういう静かで淡々としたBLもあるんですね。ところどころ分からないところがあるので、好きなBL作品を微に入り細に入り解釈して考察している読み手さんがたまにいらっしゃいますが、この作品もどなたか考察してくれませんか。検索しても出てこなくて....。個人的に気になるのが、木内さんの方が先に中城くんのことを好きになったのでは、と思っているのですが、人としてLIKEだった気持ちがLOVEになったのはいつなのでしょう。この二人ってBLによくある情熱的に告白....のような場面がなくて、お互いに一緒にいるのが心地いい、じゃあ一緒にいよう、というそっと寄り添う関係なので、そこが素敵なんですけど、ねえねえこのときどう思ってたの?と問いただしたい読者心....。木内さん、分散させなきゃ、って涙して女の子の部屋に行ったときは中城くんを好きになりかけていて怖くなったの?そのわりに体の関係を持ったとき平常心だったようだけど。。旅館で中城くんのこと「好きなトコしかないよ」って言ったのは告白?中城くんが戸惑っているのを見て、おフロ入ろって話を逸らしたの?と思ってまた読み返したのですが、木内さんがひょうひょうとしすぎていてまったく分からず....。最後の夜の「俺は中城くんがいい」が告白なのかな。でもそのあとの言葉が重くて結構ふっとんでしまった。あそこでなぜバシッとくっつかなかったのー!?二人とも大人なんだなぁ....。ハッピーエンドで何よりです。
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いいお話しでした
2024年2月10日
とても繊細な部分に触れるようなお話しでしたが、
どうにもならない時期に、側にいてくれる人がいる事って本当に大きな支えだと思い返せてよかったです。
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空気のように自然に寄り添う二人が胸を打つ
2024年1月31日
独特の画風も空気感も、何もかも好みで大ファンの先生ですが、何となく詰んだままにしていた作品で…表紙裏のコメントを読んでその理由が分かりました。こちら「絵を変えてからは初のコミックス」なのだそうで、確かに今までより渋みが出ている気がしました。どちらかと言うと可愛い系の絵から、大人っぽくガッシリした絵に変わって、それが表紙にも出ていたんですかね?薄っすら辛そうな雰囲気を感じてしまって、詰んだままにしていたのでした。
そんな時に『SUPER NATURAL』(こちらはまだ前の絵柄の時の)を読んで、関連作品の『商業同人誌番外編集』を【読み放題】で読めると知りまして、それならとこちらも読んでみることにしました。この『商業同人誌番外編集』には4作品あり、『メロンの味』でコンプリートでしたので。
肝心の内容は、絵柄に釣られたかのように大人な雰囲気だったと思います。なんて言うのか…今までも小説で言うところの「行間を読む」みたいな空気感というか、薄い靄のかかった中を進んでいくような感覚がありましたけど、今回はハッキリ濃い霧の中を進むイメージですかね。正しく前に進むためには、少しの情報も見逃せないみたいな緊張感が(特に中城には)あったと思います。読者も絵や言葉が表すヒントを拾いながら読み進めていく作業を自然にしていた気がします。
そして少しずつ明るみになる二人の過去と現在…タイミングといい出し方といい素晴らしかったと思います。そして未来はどうなるのか。絵や言葉から「そこに至るまでの理由も状況も分かります」けど、それまでの木内の状態を見ていたから「頑張ったんだな」と、良い意味で意外でした。
突発的な同居から始まった二人が、空気のように自然に寄り添う姿に心を打たれました。
すっごいすっごい好き
2024年1月7日
2人の醸し出す空気感や言葉のチョイスもテンポもすごく好き 内容は軽いお話ではないのに、いい匂いの風がそよいでいくように時間が流れます。何度も読み返したくなる作品!
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沁みました
2023年12月21日
絵津鼓先生の作品の日常感とキャラクターがすごく好きで、今作もとても良かったです。ストーリーはずっしりくる感じで胸がぎゅっとなる部分もありましたが、中城くんも木内さんもかわいいところがあるし、ゆるく流れる時間が感じられて沁みました。絡みも結構あったんですが、先生の作品は何というか入りが自然というか、とにかく描き方がすごく好きです。二人の続きをもっと見たいです。何度も読み返したい作品でした。
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何かしなくていい
ネタバレ
2023年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鬱のショウタとゲイの中条。とあるきっかけがあり、中条の家で同居して、穏やかに優しく過ごし、少し離れて暮らす。
身体の関係はあっても、はっきりとした関係ではないけど、互いに一緒にいて楽だし癒やされる。

ショウタの元カノ。なんかわかるわ。医療従事者だと、病気に対して治療することが当たり前で、前向きに治療に励むことが大切だと考える。それはそうなんだけど…取り組まないことに苛立ち悲しくなり、責めてしまっては…うつは確かに薬は大事だけど、それを捨てる気持ちを汲むにはメサイヤコンプレックスがある人には難しいかもしれない…
(まぁ、実際はなんとかしてあげたいモードがでちゃうだろうから。相手に申し訳ないとと思わせたらダメなんだろうなぁ)

中条と会えてよかった。何も言ってあげられないという中条。何かしてあげたい気持ちはあっても、自分にできないと思ったらそれを伝える。下手に繕ったり誤魔化したり、上辺の慰めがないのがいいなと思った。

描き下ろしは何年後なんだろうか。
ショウタから結婚を言い出せるなんて。ま、中条からは言わないだろうけど(笑)
生きることを放棄せず、中条といることを選べてよかった。

中条も親との問題があったけど、ショウタといられてよかった。
なかなか重たい内容だけど、未来が明るくてよかった。作者様の実体験もあったようなので、実にリアルでした。みんな、生きて欲しいよ。
心が健康な時に読んで
ネタバレ
2023年11月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 普段はレビューしないけど、少し注意喚起というか。
高評価だったので読みました。
前情報もなくさらさらと読み進め、最後ドッカンときました。
さすが絵津鼓先生、素晴らしい作品です。心情がリアルです。リアルだから心がフラフラしている人は引き摺られるかもしれません。
私にも登場人物のような友人がおり、友人の心を覗いてしまったようで余計に衝撃を受けました。
最後はハッピーエンドだったのでご安心を。
好き
2023年11月13日
いつか買うと言ってずっと買ってなかったんですけど思い切って買ってみたら好みすぎる!!!イチャイチャBLに飽きて、シリアス?複雑?な感じを求めてる人オススメだよ!
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静かにじ~んと来る、名作!(★8)
ネタバレ
2023年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい名作です!

16人に1人がうつ病の日本は、世界第二位のうつ大国。
うつは、心の風邪と言われるくらい、誰でもなる可能性があります。
また、軽いものも含めると、ほとんどの人が一生に2~3回なっているけど、気が付かず、自力回復しているとも言われています。そんな軽い人たちも含めると、10人に1人がうつを経験したことがあるという説もあります。

そんな誰でもなる可能性があるうつ病。このお話は、それが、穏やかに、優しく、ゆっくり、癒しと共に描かれています。
才能との葛藤、無から有を生みだすクリエイターの苦しみや葛藤。そして、お互いにいっしょにいてくれる大切さも、素晴らしく描かれていました。
全体の空気感も、エピソードも、何気ない会話も、凄く良かったです。
ラストもジーンっと来ましたが、最後の書きおろしで、その後も読めて、本当に良かったです。

あとがきにありましたが、絵津子先生も、大変だったのですね。でも、さすが、クリエーター。それを糧に、この名作を残されたことに、感服です。

絵津子先生の大ファンで、本作、随分前に読みましたが、レビューちゃんと書きたくて、逆に書けませんでした。
多くの方に読んでいただきたい、名作です!
じんわり心に染みる
ネタバレ
2023年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1周目は、木内さんのふとした言動が何を表しているのか気になりながら読み進めました。低気圧の日は辛い、人混みが苦手、世界がグレーに見える、など自分も同じことを感じるなと共感する部分が多かったです。結果として木内さんも同じうつ病だと分かり、あーだからかと納得出来ました。この作品はどことなく暗くて描写が丁寧で、それが自分の心に染みました。フィクションの話だけど自分の生活している世界と地続きの世界に2人が住んでいるように感じました。他の作品とはいい意味で違います。
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静かに優しく
ネタバレ
2023年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ お互いよく知らないゲイの中城とノンケの木内が、急遽同居することに。木内の距離感に戸惑っていた中城でしたが、静かに流れる生活の中で居心地の良さを感じはじめます。台詞の無い描写が、心に傷を持つ2人の不安定さや優しさをより鮮明に伝えてきます。最後に屋上でさりげなく心を伝えあえて良かった。
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なんとも、絶妙にふわっと…
ネタバレ
2023年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ しっかり自分を持っているけど、ちょっと不器用な中城くんと、謎の優しいイケメン木内さん。
ちょっとずす詰めらて行く距離感。
明かされて行く木内さんの過去と現在の背景。
どこかミステリアスででも優しい空気が漂う世界観。
最後があっと言う間に数年後にひとっ飛びしてしまって、そこらへんをもっと深掘りして読みたかった。
絶妙に、心にのこるふわっと感がたまらない?
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とても
2023年7月26日
とても良かったです。
好きだなーってじんわり暖かくなる作品が増えました。
2人がどこまでも幸せでありますように
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なんども読み返してます
2023年7月5日
2人の空気感、歩み寄り方が好きです。
軽い感じで始まった同居だけど、その軽いイメージを覆す木内さんの根の真面目さ、悩み。こういう心理描写がしっかりした作品が好きなのでどストライクでした!
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よかったです
ネタバレ
2023年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品は何冊か持っていますが、今回のもしっかりしたストーリーに引き込まれました。木内さんもナカジョーくんも、お互いに補って活きていけたらいいなと思いました。
。。。
ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的にこの病を持つ身近な人にとてつもないトラウマがあるので、事前情報もレビューも何も見ずに高評価だけで読み始めて木内の告白に手が震えて全身が粟立ちました。フラッシュバックするかと思った。てか、ちょっとした。
私のその人は実際にもう手の届かない場所へ行った人なので読み返すにはちょっと時間や覚悟がいるかも。

作者様の実体験が基になっているようで、どおりで作中の薬や木内の言動全てがリアルでした。薬はかなり強い作用のものもあるので作者様も相当苦しまれたのが伺い知れます。
経験したからこそ描ける内容だと思うし、だからこそ私は抉られたし、私も中城のようにいられたらよかったし、作者様も中城のような人がいてほしかったのかな。
中城も傷つき、もがいて、迷って、決して楽に生きてるわけじゃない。だけどそれでも自分がいるだけで誰かを救える癒せるというのは自分を立たせてくれる大きなことだと思います。
中城のようにあれることは実際にはとても難しい。

ラスト数ページの、中城が「じゃあ次~」というセリフのくだり、私も同じようなことを言いました。もう目を開けないときにでしたけど。パキラも一緒に育てていたけど枯らしてしまったし。
そういうところなんだろうな。自分語りのレビューで本当に申し訳ない。

作者様がその時間を経てこの作品が生まれ、作品がいつまでも残り、時間がたってもこうしてそれを読むことができるというのは感謝と尊敬しかありません。
絵津鼓先生、生きていてくれてありがとう。
番外編あり
ネタバレ
2023年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無理に向き合わないし、無理やり解決もしないスタイル。そういう作品があってもいいよな、と感じる作品。自分のしんどい部分を見せられる相手と、この先ゆっくりと寄り添っていくであろうラストで、見てる方もちょっと救われる。
商業番外同人誌集の4に本編最終話と描き下ろしの間のエピソードあり。
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ふたりのこれから
2023年6月4日
何かドラマティックな出来事も無いし、ふたりの仲を引っ掻き回すような悪役もなく、でもすごく心に刺さりました。ふたりの出会いから恋人になるまでの過程(日常)をここまで昇華できたのも作家さんの力量によるのかなと思います。良い作品でした。迷ってる方はぜひ。何度も読み返したくなる作品です。
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素晴らしくないですか?
2023年5月17日
パズルのピースの凸凹が合わさったような2人、何をするわけでもなく居心地のいい時間、空間。末長くお幸せに。あなたたちのおかげで私も幸せです。
たくさんの人にささるテーマ
2023年4月17日
この作品は、作者さんに感謝の思いしかありません。たくさんの共感できる描写ばかりで、心にグッときます。
良かった
2023年4月8日
この作家さんの絵が綺麗で好きです。濃厚エッチを望む方には物足りないかもしれないけど、お互いがお互いに必要で、お互いの居場所になっていく感じが凄く良かった。
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じんわりあたたかい
ネタバレ
2023年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私自身、陰からそろそろと出て来たばかりでこの作品を読んだので、ナカジョウくんとの距離感がすごく救いになるのがわかって、まわりの過剰な気遣いに疲れたふたりだから、染み込むように気持ちが通じ合えたのが良かった。
面白かったです
2023年3月10日
絵津鼓さんの漫画でメロンの味が初めて読んだ作品でした。どんな展開になっていくのか掴めなさがずっと漂っています。それぞれの人に合った人との付き合い方が絵津鼓さんの漫画ではいつも表現されている気がします。
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ヒューマンドラマを見ている感覚
ネタバレ
2023年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだ作者さんでした。
話題作だと知り、購入。

BLだけどヒューマンドラマのような内容で、ローテンポで時間がゆっくり進んでいるように感じるお話でした。キラキラした明るい場面はあまり無く、グレーで陰湿な場面が多くある中で歪ながらに2人の距離が縮んでいくのが素敵でした。私も諦められない夢をずっと追いかけている状態でここ2年ほど頭に靄がかかっているような気分だったので、この作品を読めて気分が楽になりました。これからも2人なりにゆっくり暮らしていければいいなと思いました。
奥が深かった
ネタバレ
2023年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いしたものの、表紙のベタ塗りの感じが好きではなく、積ん読していました。読んでみて、奥が深く、リアルで、丁寧に作られた作品であったことが分かり、高い評価であることに納得です。木内の状態が実にリアルです。夢は諦めることと答えたり、世の中が歪んで見えたり、電車のシーンもなかなかよいです。人によっては読んでいて辛くなるかもしれません。そんな木内と同居するようになった中城。普通に接してくる中城に居心地の良さを木内は感じます。特に盛り上りがあるわけではなく、淡々と進みますが、どのシーンも表情や小物や台詞が考え抜いて描かれていると感じさせます。後書きで作者も同じ病の経験がおありとのこと。だからリアルなんですね。BLのカテゴリーだけれど、それを越えた作品です。私のように表紙だけで判断せず、是非読んでみてください。
圧倒的リアル
2023年2月28日
木内の様子がすごくリアルだなーと思って読んでいたんですが、あとがきを見て納得。作者様も同じような経験をされていたのですね。漫画にリアリティ必須とは思っていないのですが、やはりこれだけリアルだとすごく感情移入してしまった。特別ドラマティックな事件が起こる訳でもなく淡々と日々が過ぎていくのですが、その日常で徐々に惹かれあっていく2人の様子がとても良かったです。あと、絵柄を新しくされたとのことですが、前の絵も良かったですがこっちの方が好きかも。
病める人に寄り添う方法
2023年2月25日
心を病んでる人がたくさんいる世の中。現実は二人の世界のようにはいかないけれど、こんな風に救われたなら幸せだな、と思いました。絵津鼓先生ならではの心理描写。とてもリアルに伝わってくる...最後はほっこり救われる素敵なお話でした。
あったかくて柔らかい
2023年2月21日
久々に読み返したのですが、暖かくて柔らかくて心の隙間を埋めてくれる素敵な作品でした。こんな作品を届けてくれてありがとうございます。
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タイトルがメロンの味ってカッコいい
2023年2月19日
油絵みたいな表紙の色合いがまたいいですね。題名がメロンの味って正直意味は解らないですが感覚的にカッコいいです!カタカナで書かれたメロンの文字をじーっと眺めているとメロンって言葉あったっけっ?と思えてきてしまうくらい意外と馴染みがないからかパッと目にしたときカッコよさを感じていました。―――

前に他の作品を試し読みした時面白そうだけど絵が少し可愛すぎて購入までした事がなかったのですが、こちらの作品が面白そうで試し読みした時に何かあの絵柄と似てるなと思って他作品紹介を見てみたら…この作品から絵柄を変えられたそうです。―――

目元が大人っぽくなって個人的には好みですが以前の黒目の雰囲気も残ってるので前から好きだった方も受け入れやすいんではないかなと感じます。―――

お話は大きな波風はなく読んでいく印象で何かを語りたくなったり色んな感情がでる事もおきないけど静かにある問題が…―――

ただ普通に生活してる所を読んでるようで何か違う…この問題って他の人からは普通に見えるからか、わかりにくいかもだけど本人は大変だと思う…本人すら解決方法が明確にわからなくてどうしたらいいのか…―――

だからこそ最後の終わりかたがフワッとしてても誰かといれてる場面を見れただけでよかったなと思いましたね。
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既視感を持つ人が多そう
ネタバレ
2023年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ナカジョーと木内の突然始まった同居生活。それぞれ上手くいかないことがあって、でも土足で荒らすこともなく、心地よい時間を過ごす相手として、ただ肌を撚り合わせて温もりを感じバランスをとっているよう。それが穏やかにも見えるし、まだ知らない木内の仄暗さが過ぎったりもする…読んでて2人の関係が上手くいって!と願わずにはいられない。木内が本音をポツリと漏らす時、たまらない感情が込み上げました。誰もが持ってる自分の中にある不穏な空気を、作者様が優しく代弁してくれてる様な感覚にもなる。読み手によって色んな感情にさせてくれる良作だと思いました。
緩やかに静かに過ぎてゆく時間と生活
ネタバレ
2023年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分では処理しきれない絶望やあせりを背負いながらも、毎日をただ静かに暮らしている木内さんにとって、寄り添いながらも深入りせず、かと言って突き放すこともないナカジョーくんは、本当にありがたい存在だったのですね。ナカジョーくんにとっても然り。世間から見れば恵まれた甘えた生き方かもしれないが、緩やかに時を重ねることで生を繋いでいるのだとすれば、それを誰が否定できようか。願わくば二人が自然体でお互いに必要としあった生活の中で幸せを感じる日々が多くありますように。
深かった…
2023年2月5日
思ってた以上に深くてじーんとくる物語でした。
えつこ先生の作品の中でもお気に入りの作品。
家から出れない、動けない、あの心情描写がとてもリアルでした。
今後もずっと見ていたい二人だったなと思います。
絵津鼓先生良い
2023年1月24日
ここまでの作品もだいたい読んだけど、特にメロンの味以降の雰囲気が、私は好きです。大人ものというか。優しくて、ちょっとしょっぱくて、静かなストーリーが、とても沁みる。
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難しい感情
2023年1月21日
表面上では陽なタイプの木内さん。人当たりもよく穏やかで素敵な方だけど、抱えてるものは凄まじいなと思いました。繊細すぎたのかな。良くも悪くも評価って怖いですね。中城くんは一見フツー、穏やかな感じ。ゲイであるために親とギスギスした関係性。そんな2人が恋愛?関係になっていくというBLなのですが、同性愛というより人間×人間、この人が好きというとても純粋で重たい感じがするお話でした。お互い自分の気持ちに気づいているようで気づかないようにしてるというか、このぐらいがちょうどいいという付き合い方というか。描き下ろしでやっと伝え合えたのかなと感じました。とても繊細で鋭く重い内容だと思うのですが、さらっと描かれているのがすごいなと思いました。普段こういった重い内容は得意ではないのですが、こちらの作品はとても刺さりました。2人の穏やかな生活をのぞいていたいと思う作品です。
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危ういけどリアル
ネタバレ
2023年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品は読んでいてずっと消えないモヤモヤというか不安感がずっと付き纏っていました。優しくて癒されたりするシーンは沢山あるのに、苦しくて仄暗いかんじ…。木内という人間は目を離したらふわりと消えてしまうんじゃないか?と感じるほどの危うさや儚さがあり常に切なくなっていました。
(作者さんのこの細かな描写の表現力が素晴らしすぎて脱帽)私も木内と付き合ってたら元カノと同じことしちゃうんだろうなぁ〜と、ちゃんと通院して薬飲んで治して欲しいって言い続けちゃうと思います。。。でも彼の中で引っかかっている心の奥底の苦しみは薬なんかでどうにかなるものではないんだろうな…。「夢は諦めること」この言葉にすべてが詰まってる気がする(語彙力草)
ナカジョーは、「愛を注ぎたい人」彼の背景も中々複雑でしたが彼の考え方や価値観が素敵だと感じました。彼の持つ雰囲気や居心地の良さがすごく伝わってきました。木内にとって、何も言わず、励ますでも貶すでもなく温かさをくれるナカジョーの存在に救われていたんでしょうね…😅私、木内の死エンドになるかなってずっと予想しながら読んでたんです。ハッピーエンド?で後日談で収まってましたけど、これはIFかな?(描き下ろしと表記してるのが引っかかる、考えすぎかも笑)そこまで簡単なことではないし、根本は何も解決してないんですよね。木内が救われる希望は見出されていますが、これからなんだと思います。ゆっくり心を休めて欲しい…、幸せになって泣。この2人、恋人とか友達とか正式な関係にもなってないです。とても危ういんですけど、ここまでピッタリな2人はいないと思います。関係性だけではないけど、「メロンの味」というタイトルの意味が一部だけですが腑に落ちた気がします。ずっと2人で過ごす優しい時間があることを祈っております。作品としての終わりがないからこそ、より現実的で苦しくなります…。これから2人がどう歩んでいくのか気になります。とてもリアルなお話だったと思います。ちょこちょこ出てくるおばさんやお母さんのこと、見方を変えると違った一面が見えてくるということでしょうか?自分の人生についても考えさせられる内容でした。
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なんとなく、ほっとした
2023年1月21日
よからぬ終わり方しないで良かったです。読んでて、知らないうちに涙が出てましたが、何に涙が出たのか?そんな話でした。2人が幸せそうになりとても安心しました。先生の話の中では珍しく子供みたいな大人が出てませんでした。綺麗目な2人。いいじゃないですかー。
世知辛いこの世の中に染み入るストーリー
2023年1月5日
作者買い。絵柄が変わってる…個人的には前の方が好きだけど。今作には合ってるのかなぁ。ん…じわぁっーと来る。ほんとに静かにじわりと。ラスト辺りは自然と涙腺が緩んだ。木内の言葉が刺さり過ぎた。励ましは悪い事ではない。前向きで人を応援するポジティブなもの。それが時として人を追い詰める事もある。ただ何も言わず。ただ側にいる。いてくれる。ただ日常を過ごす。ただそれだけで救われる。2人がそれぞれの抱えているものに。それぞれが優しく寄り添おうとする。誰かしら何かを抱えている。そんな心情に静かに刺さる物語。
2人で支えあって
ネタバレ
2022年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何も悩みなんてなく、上手く生きているようにみえて、実は心の奥に抱えているものがある2人が、自分のことよりも相手を思いやって支えあって生きていくというお話。最後すこし辛くなるところもありましたが、最後は2人とも幸せそうでよかったです!
なんかジーンときた
ネタバレ
2022年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ トラウマを抱える優しいゲイとバイの二人が同居を始めるお話ですが、これが相性がいいということなんだなぁ。ちょこちょことそれぞれに起こる小さな日常の出来事に対する反応がとにかく優しい。お互いの傷にそっと寄り添う感じが本当にいいです。外国に住み、親になりたいって考える2人も日本よりは同性カップルに大らかな海外でならそうして幸せに暮らせるなぁと、すごく嬉しくなってしまった。読んでよかったです。
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いろんな人に読んで欲しい
ネタバレ
2022年11月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が好き、多分嫌いな人いなさそうな絵。
ストーリーが現代でもなんかある感じで親近感あって読みやすい。
めちゃくちゃえっちな感じじゃなくてストーリーでとっても楽しめる感じすごくちょうど良くて尊かった
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2022年11月16日
よくおすすめされているのを見ていて
ずっと気になっていました。
話の進み方がすごく好みでした。
下巻で2人がどうなるのか楽しみです。
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読むべき名作品です(^_^)
2022年11月12日
心の物語です。
『人に寄り添う』とは、どんな感じなのか。
漠然としていて分かりにくいのですが、この本を読むと、寄り添うってこういうことなのかなって思います。
たくさんの人に読んでほしいです。
優しい物語です(^_^)
胸が苦しくなるくらい最高に良かった
ネタバレ
2022年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えて言葉が出ないくらい素晴らしい作品。中城くんも木内さん、2人とも傷があり、誰にも触れられたくないけど1人では乗り越えられない。そんな2人が一緒に過ごすことでお互い癒されてく。優しいストーリーです。ラブだけを描いてるものではないので、色々考えさせられるし、胸がギュッと苦しくなる。でも読んで良かった!また読みたい!と思える素晴らしい作品です。買う価値あり!
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共感できる
2022年10月25日
軽快なテンポで読み進められました。その中にドキッとするような言葉が散りばめられていて、共感する人は多いと思います。ショータの気持ちはよく分かる😩
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じんっ と来るコマありました
ネタバレ
2022年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ああ、ちょっと暗めの話かぁって読み進めていたのですが、期待していなかったのも大きいのですが、ジンってきました。
書き下ろしがあって尚救われた
掲載のままのエンディングも嫌いではないけど、書き下ろしありがたい
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センシティブ
2022年10月5日
上下巻ですが、全7話構成でエピソード数がやや少ないため、1巻完結の作品に近い印象。

今回は重くセンシティブなテーマを扱っているので、好みが分かれるかなと思いますが、シリアスで重い展開の中にも人の優しさやぬくもりが感じれる物語になっていて、絵津鼓ワールドは健在。

仄暗さと切なさと静謐さが同居する絵津鼓らさんならではの独特の世界観に引き込まれました。
布教のタイミングに悩みつつ
2022年9月29日
さっぱりした空気感で進む本作ですが、クライマックスに近付くにつれ他人事ではない気持ちになりました。
私自身うまく立ち行かない人生を歩んでいるので、「凄くわかるな」という気持ちを抱きながら、最後の先生の一文でとうとう涙が滲みました。
解決して欲しいわけじゃない。
同調して欲しいわけでもない。
存在を確かめられるだけでいい。
不安定にぐらつく足元を、少しだけ暖かくしてくれる人に出会えたらいいな、って思います。
ただ、只、
2022年9月23日
良かった。
結末を知ってても、何度も読み返しながら、木内が居なくなってしまうんじゃないかとハラハラしたりして。
辛かった日々の褒美として、2人共、出会ったかのようだから。
これからも見守っていきます!
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考えさせられる感じ
2022年9月22日
特に接点のなかった2人が一緒に過ごす中で、お互いを少しづつ知って、必要な存在になっていく過程が良かった。
本当の自分の想いを話せたり、自分の楽と思える存在に会えた2人を静かに応援したい気持ちになった。
ただキュンとする話と全然違って、色々と考えさせられる感じで、静かにゆっくり時々読み返したら違ったことを感じそうで楽しみ。
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二人 いっしょの心地よさ。
2022年9月20日
じわじわと来る感じが 最高によかったです。ただ 時間の流れに任せている構成は 木内くんが求めていた人間関係を表していて それは 薬よりも 木内くんの心の病に効いたのだと思います。なかじょーくんも 何気に 家族に拒否され 人間関係が 上手くいってなくて、でも 唯一 木内くんだけが なかじょーくんをハグしてキスして 心と体を温めてくれてのだと思います。はぁ、ほんとに素敵なストーリーでした。最後の描き下ろしで 二人が ”いっしょに”いて、それが 外国で 次のステップの進もうとしている二人を見て 涙が出ました。
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元気にしてるかな
ネタバレ
2022年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ これを読んで、木内さんのように早く自身の幕引きをしたいと言っていた友人を思い出した。暗い話なので苦手な人は読まないで欲しいが、私は父親が病気で亡くなって、目の前で命が散る瞬間を見届けました。父親が亡くなった後、多くの方が悲しんでくれたのも見届けました。私はしばらく何もしたくなくなって、3ヶ月くらい布団の上で過ごしていました。でも生きなきゃならないから、また働かなきゃと動けたからよかった。私には幼児の頃から付き合いがある友人が居た。友人は家庭環境故に理想のために努力を惜しまずプライドが高い。しかし歳の節目が近づくにつれ最期への願望を口にする機会が増えた。あまりに見過ごせないレベルだったので病院を勧めもしたし頻繁に連絡もした。段々友人との距離が遠くなり、連絡しない方がいいんだろうと、こちらから身を引きました。SOSが出てるのに、普通に生活し、いつも通りな友人がいつか突然消えてしまわないか心配しているのに、友人は私を拒絶したのだと感じるようになり、私は怖くなったのです。本音がわからなくなったから。この本を見て、鬱病を患っている木内さんが「ナカジョウくんは何も言わずに隣にいてくれるから、ナカジョウくんが良い」と言ったシーンで私は、苦しみを吐き出している友人に何も言わずに寄り添うだけでよかったんだな、と申し訳ない気持ちになった。私は父が亡くなった時の自分の気持ちも、子に先立たれた時の祖父母の憔悴具合も、命のリミットに絶望しても生きたいともがいていた父の姿も、残された家族の気持ちも全部知っているので…あの時の私は友人に寄り添わず、ただ自分の保身為に連絡していたのかもしれないと確信してしまった。友人はSNSでは表面上は変わらずパワフルだし、今どう思っているかわからない。ふと連絡をしようとしても、もう前のようには戻れないし傷付けたくないから、連絡できない。でも、木内さんとナカジョウくんは一度離れて、また住んで、家族になった。長い時間をかけて二人が、二人だけの特別な距離感が病を融解してくれるのだろうか。木内さんとナカジョウさんの二人の長い旅がずっと続いてって欲しい。二人が別つときがきても、次も家族であって欲しい。私には出来なかった世界を見せてくれてありがとう。書き下ろしは、勝手に救われた気持ちになった。作者さんも生きてこの漫画を描いてくれてありがとう。そして友人…いつまでもお元気で。
明日も生きてみようかと思わせてくれます。
2022年8月22日
人が抱える”何か”に対する莫大な不安はみんなそれぞれあって、急に好転したりするものではなくて。この物語でも大きく事件や転機は起こらない。けれど、確実に2人が何もなく一緒にいることでお互いにじんわり滲むような愛を知る。

愛を伝えることの大切さを知っている人たちだからこそ、不器用ながらも懸命に伝える様は涙が出ました。

君とだから一緒にいたいよ、と大切な人に伝えたくなる素敵なお話です。読んで損は絶対しません。明日がちょっと憂鬱な人、なぜか涙が出る人、きっと2人がちょっと背中を押してくれます。ぜひ読んでみてください。
静かなお話
2022年8月18日
落ち着いて淡々と流れるストーリーが好みでした。読んでいると作中の台詞にハッと気付かされたり、共感したり、グサっと刺さったり。。「親だからって期待しちゃ駄目だと学んだ」「分かりやすい愛情って重要」とナカジョー君の放った台詞が自分が子どもの頃に感じた気持ちそのものでした。そして親になった今、違う視点から跳ね返りのように刺さりました。そうだよな、私も子どもに「分かりやすい愛情」をたくさん注いであげようと思いました。
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絵津鼓先生!
2022年8月1日
絵津鼓先生の作品が大好き過ぎて即買いです!
2冊に渡りゆっくり2人が寄り添ってお互いが良い場所になって…
静かに涙が出てくる柔らかくて良いお話しです。
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じんわり泣けた
ネタバレ
2022年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙がすごく印象的で、ずっと気になっていて、でも、表紙とタイトルから中身が見えてこなくて、好みじゃなかったらやだな、なんて思ってましたが、全然!めちゃくちゃ好きなやつでした。

キャラクターがとても良いです。優しい。
2人とも色々と苦悩しているんだけど、他人を責めたりしていなくて、どこか自分を責めてるというか…。
それに、お互い隠さない!とりあえず聞かれたら何でも話す。よく話す。関係が進んでいっても変わらずに。会話がいいです。お互いを救っているな、と思いました。
時より背景が薄いのは、木内さんの見えてる風景なのかな?(絵津鼓先生初読みです。)
何も知らなかった2人が、なんでも知っている大切な関係になるまでを丁寧に描いていて、じんわり泣けました。
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暑い夏の日の今、読めてよかったお話
ネタバレ
2022年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊で出てすぐに買ったのに、手が出せてなかった作品。作者さん買い。親から援助されてる部屋住みでライブハウスのバイトの男と女のヒモみたいにふらふらしてて追い出された男。そんな軽い話だと思ったし、初めはそんなカンジだったのに。なかなかこわい話だった。2人とも第一印象がどんどん覆されていって。そうねー誰しも対外的な自分を作って表現してるよね。周りの人達もけして悪人ではなく。だからって愛してくれるわけでもなくて。自分が望むものが、自分の望むカタチで手に入る人なんてどれだけいることか…。でも、木内の不安定さには恐怖を感じる。元カノもつらかっただろうな。この2人は出会えて救われたのかな?2人が恋人同士なのかわからない。やることやってるけど、なんか家族として一緒にいたい。癒されたい。だけ?ラストは幸せを全面に出してたけど。ま、2人がお互いに幸せならそれでいいのか。
大人になった今だからこそ刺さる
2022年7月9日
レビューやSNS等で高評価だったこの作品、1巻がお値下げを機に購入してみました。絵柄が優しい雰囲気と同じように、BLというジャンルではなくただただ染みるお話でした。何となく接点があり距離が近付いて、情熱や勢いはなくともお互い相手の優しさを感じて傍にいるのが当たり前になる。いないと寂しいと思う。恋ってそんなことから始まるんですよね。blとか男同士とか関係なく、その人がいるだけで息をするのが楽になるそんな存在って大切だと思わせてくれる。ふたりがそれぞれ抱えているものがふたりでいることによって軽くなったらいいなと思いました。自分の足元がいつも暗い気がして、先が見えなくてふとした瞬間瞬間にいま消えたら楽になれるのになって考えたりする時がある、そんな時に過剰な励ましや慰めは必要なくてただただそばにいてくれるだけで少し呼吸が楽になれるそんな人が人生には必要なんです。ジェットコースターのような恋愛も好きですが、この作品のようにじわじわと優しく染み渡るのもいいですね。温かさを感じる。大人になった今だからこそ刺さる作品かなと思います。一読してレビューを書きましたが、読み直してみて☆5に改訂です。
素敵
2022年7月6日
絵柄が変わってからの最初の作品!変わる前からすごく好きな作者様ですが、こちらの作品もお気に入りになりました♡すっごくリアルで、とにかく雰囲気がエモいです。
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作家名: 絵津鼓
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / ihr HertZ