2巻通して、顔を近付けて笑い合う2人の笑顔がすごくかわいくて印象的なのですが、さらに手の描写が本当にすごい!
1巻では桐生の別れてからもずっと指輪を着け続けている手が切なくて印象的で、2巻では尽の桐生を愛で包み込むようなあたたかい手が印象的でした。
1巻と2巻では雰囲気というか空気の温度が違うのですが、それぞれどちらも素敵な空気感のお話しです。
長く一緒にいると、見えなくなることも見えすぎちゃうことも有耶無耶にしてしまうこともたくさんあって、一度離れてみて分かるそこに残ったただ好きという思い。
2人の心情が表情や手、動作などでとても丁寧に描かれていて、でも大袈裟すぎず語りすぎず自然で、だからこの切なくともあたたかい空気感なのかなぁと思いました。
2巻での尽と桐生のやりとりを見てから1巻を読み返すと、尽の悩みや葛藤、桐生の後悔や別れたくない気持ちがより感じられて、1巻だけでも素晴らしく好きな作品だったのに2巻でさらに大大大好きになりました!
この作品に出会えたことに感謝しています。