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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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ありがとうございました。2021年5月22日青春時代を支えてもらった作者様の訃報を知って、ニュースサイトで先生のガッツを見るたびに、心が苦しくなります。他のレビューでも仰ってましたが、未完の大作なのですかね…本当に…。そこが悲しくてなりません。
「ベルセルク」という作品を知って、ファンタジーではありますが、それまで持っていた西洋のイメージがガラッと変わりました。教会とは…ムンクに領主…そこにいる民…。前線の側には売○業のテントがあって…。みんな必死に生きてました。そして実際に自分も社会に出てヨーロッパに住まないといけない数年の時に、その町で実際に見た○○カンの聖職者や時が止まったかの様に神に仕えている聖職者たちを見て、1番最初に思い出したのが先生の「ベルセルク」でした。その場は神聖でもあったし彼らも神聖ではあったと思いますが、ガッツの様な温かさはありませんでした。(まだスーパーでレジを譲った時に、神の御加護を…と言ってくれた老人の方に愛を感じました。)
まだ物語は終わっていない、と何となく知っていました。…いつか完結したら、またいちから一気に読もうと軽く思っていました…。なのでまさか、こんな結末になるなんて…。ベルセルクの世界観…それが広がる先生の描写が本当に凄くて、読んでいると周りの音が無くなって、その世界に入り込むほどでした。本当に、本当に残念です。 -
評価なんて、と思ってしまうくらい良かった2021年5月7日レビューを拝見して、面白そうと思っていた作者さま。作品レビューも拝見していくうちに、あぁ…と。(惜しまられているレビューもあって…)哀しい気持ちになりました。
…こんなにも切なくて、毎ページで笑わせてもらって、描写にオリジナルティがあって、色気のあるキャラたちがいて、はぁー…凄い作者さまだなぁ…と、でももう新作は見れないという事実がまた、哀しくて…。(はぁー…すみません…。)
購入する前に見た表紙のイメージと、読んだ後のイメージがこんなにも違う作品もまた、初めてでした。個人の好みもあると思いますが、読み出したら止まりませんでした…。作者さまの作品を追って読んでいきたいな、と思います。 -
ドナルド キーンさんを思う。2021年2月28日(読み放題からです。)作中時代の日本軍人が出てくるものや それを美しく描いた作品を世に出すのは、今の時代、難しくなっていると思います。特に海外では…。だけど水木しげる先生の作品の中で出てくる人たちだけが、あの時代の軍人ではなかった訳で、良い面もあったと思っています。
父は高官で母は華族出の高橋、将校軍人の父と母が芸者の桐島。互いの想いを句に載せて表現する作者様。その描写に、故ドナルド キーンさんを思い出しました。彼は戦時中、情報部隊の一員として沢山の旧帝国軍人の辞世の句に触れて(遺品です)その教養の高さに心を打たれて戦後は日本文化の研究者となり、東北の震災後には帰化されました。旧日本軍人、というと一般的なイメージは良くありませんが、きっとこの作中の高橋、桐島の様に本当に純粋に国、故郷、友を思う(そこが、私には耽美なのですが…)青年たちがいた世界があったと、同じ日本人としては思いたいなと思った作品でした。桐島の三味線を弾く姿の艶やかな事…ため息が出ました。良い作品でした。