一気読みして泣きました。なんで泣けたのか分からなくて、2回目を読んで、やはりまた泣きました。冷静になって、日を置いてじっくり読んでまた泣きました。人を好きになるのにそんな大層な理由ってなくて、それはノンケとかゲイとか関係なくて、性別とか年齢とか今までの価値観とか飛び越える何かがある。この作品にはその過程がとても丁寧に愛しく描かれていて、人物設定、彼らの表情や仕草が妙に現実味があり、必要最低限の情報なのに、心臓にダイレクトに響きます。人を好きになる尊さが浮き出されているように思います。
私は、人を好きになるのが怖くなったことがある、その想いを伝える怖さを知ってるからこそ、泣いたのだと思います。ジャンル関係なく、心に刺さるものがあると思います。