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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 新装版 人斬り龍馬

    石川雅之

    痺れた!!
    2025年4月17日
    初版ですが読みました。
    とにかく重厚な絵柄が美しい。
    幕末の男たちの生命力が漲る、力強い作品です。
    気概を持つ人間の尊さが伝わりました。
    重めの内容が多いですが、最後の神の棲む山は石川先生らしいお話で大好きです。
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  • 週刊石川雅之

    石川雅之

    秀作と思います
    2025年4月13日
    短編集。これ、めちゃくちゃ面白いです。
    お話がとってもよく出来ている。
    2002年頃の本なんですよね。髪型とか服装が懐かしい~
    リアルで重厚な絵柄でありながら、キャラの力の抜けかたが石川先生らしさ満載!で、老若男女&アニマル達がみんな生き生きと描かれています。
    スクリーントーンが一切使われておらず、服のシワ、影の1本1本まで舐める様に堪能しました(怖い)
    女の子はこの頃の絵柄の方が好みかも(聞いてない)
    ほとんど笑える話だけど、じんわ~りといい話もありました。
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  • 新宿ラッキーホール

    雲田はるこ

    愛と人情とエロス、そして新宿
    2024年12月6日
    ずっと気になっていたのに、表紙がおもしろすぎてwなかなか購入に至りませんでしたが、中身は大人の愛と人情の物語。ヤクザもの。最高です。
    昭和感?ありますね。それもあってドンピシャなんでしょう。サクマという人間に惚れました。あんたは漢や…ほんまもんの漢やぁ~!!(もちろん、苦味ちゃんもね!!)
  • ゴールデンカムイ

    野田サトル

    キャラクター魅力度No.1漫画
    2024年10月7日
    物語の核を中心に放射状に伸びたアンテナの数が驚くほど多いので、刺さったアンテナの数が多い私はど嵌まり。くり返し読めば読む程面白い漫画です。

    アイヌ文化や日露戦争後の北鎮部隊など歴史上繊細なテーマを扱っていますが、そのディティールについては高い評価がありましたので、読者としては安心感を持って読み込めました。
    物語のスケールの大きさに対して間延びのしないストーリー展開は、2年かけて構想を練られたという、作者と編集者の気迫を大いに感じられるものでした。

    本編と二次を同時進行している様な不思議な感覚があり、物語の性質上、残酷な描写も多いはずなのに、悲しむ暇を与えないギャグの放り込み方が独特で個性的。読みはじめに感じた違和感が今ではすっかりクセに。野田先生の仕掛けたくくり罠にまんまとかかっています。

    何よりキャラクターの魅力度は今まで読んだ漫画ではNo.1。これ以上が果たしてあるのか?と思えるほどです。素晴らしい…素晴らしい作品をありがとうございました(涙)

    この大人気作品が与えるアイヌや戦争や北鎮部隊への理解については(自分自身全くもって無知な領域であるのをふまえて)読み手が頭の中できちんと漫画と現実を切り離し、考える事をやめずに現在進行形で深めていければ、本当の意味での作者へのリスペクトになるのでは…それだけは、忘れずにいようと思います。
  • アルコホール・コミュニケイション

    たらつみジョン

    独特な世界観
    2024年8月14日
    東雲探偵異聞録からきました。
    まず或子ホールや鍵穴とか、店名とデザインがほんとお洒落!双子の店員オネーさんも若干妖怪じみてたり、絵のタッチも含めて独特な世界観がやっぱり素晴らしいです。
    ただ、私には表紙の二人のお話は優し過ぎて…あれ?ん?物足りない…と思ってしまった。
    あとの2つのお話は刺さったところをみると、私はたらつみ先生の描く、くたびれたエロいおじさんに惹かれるようです。はい。
  • ドラッグレス・セックス 辰見と戌井

    エンゾウ

    尊いってこういうことか
    2024年8月12日
    本編の辰見と戌井のこれでもかという位ピュアで可愛くてあま~いスピンアウトがお腹いっぱい楽しめます。
    エンゾウ先生の絵がとっても表情豊かで美しく…ストーリー的には凄惨な過去や事件が起こる訳でもなく、二人の幸せな日常がメインに描かれているのですが、辰見の知られざるトラウマや戌井とのちょっとしたすれ違いによる喧嘩などが、エンゾウ先生の素晴らしい手腕でもって胸は締めつけられるわ涙腺に響くわで、まんまとしてヤラれましたー!
    笑いありエロあり特濃ラブあり。こんなにも読者の欲望を詰めに詰め込む事が出来るものかと驚きを隠せません。

    登場人物に関してはとにかく戌井のキャラが秀逸!
    あのうざめの前髪もヲタトークも全てが可愛くて…
    そしてそれを否定せず受け入れてる辰見が愛おしい。周りの人達も然りで、受け入れる懐のある人達ばかり。ご都合主義と言われればそうかもしれませんが、こう在りたいよね、と思わせてくれる漫画なので、読後は多幸感に満ちているのかもしれない。
    自分の中では間違いなく殿堂入りに決定です。
  • ドラッグレス・セックス【電子限定特典付き】

    エンゾウ

    ここまで突き抜けてると爽快
    2024年8月6日
    フェロモン症という独特の設定に沿って3組のCPのお話がありますが、好意を持ってる側がフェロモンに当てられてが発情しちゃうっていうのがイイ。
    そしてとにかく絵が上手い!綺麗!でも濡れ場は怖いくらいぐっちゃぐちゃで顔もグチャグチャ(笑)
    丁寧でシリアスな表情の描き込みと笑いとエロとのメリハリが半端ない。
    どの話も全て面白くてストーリーも引き込まれますが、フェロモン症とは関係無いCPのお話で「好きにしたいよ」の藤生と真澄が最高…!最初から最後のコマまで全く無駄の無い完璧な面白さ。親御さんに泣かれて修羅場という最もストレスフルな展開も何のその、愛と笑いに満ちた究極の執着ここにあり。
  • 東雲探偵異聞録

    たらつみジョン

    表紙からダダもれてます
    2024年7月13日
    こちらの表紙、タイトルからタバコの煙から和気さんの目線から、センスと色気がダダもれでやばい。(私の勝手な基準ですが表紙が一人のblは好みの場合が多い)内容は期待を裏切らない面白さ。blだけど、ミステリー系の少年漫画という感じで、絵に余裕があって力がある。後半の短編が特に素晴らしく、実は短編を最初に描いたのだと知り納得。
    東雲所長がシブくていい。話に深みをもたせてくれている。それだけに、この設定は1巻で完結するにはもったいない…もっと色々な依頼を解決していく東雲探偵事務所が見たかったというのが本音。
  • やがて、藍になる

    えすとえむ

    素晴らしい作品に出会えた
    2024年7月7日
    藍染をテーマに描かれたblがある~!?と、この作品を見つけた時は嬉しくて興奮しました。
    作者様のお母様が染色家である事、とある藍染工房を参考にされたとの事ですが、おそらくあそこの工房だろう(私も見学に行ったことがある)とすぐにピンとくる程、確かな画力で本当に隅々までリアルに描かれています。両面型付けや藍染についての説明はほどほどにしておいて、しかし描写はかなり的確であり…そこに作者様の伝統工芸の世界への敬意と理解が感じられました。1ミリのズレもない様に、整然と並んだ紋様を繋ぎ合わせ続ける仕事を人生と重ねて生きてきた職人にとって、義兄弟とどの様な関係になればいいのか、そこに正解は無いように思えます。どこまでいっても満足する事の無い職人の仕事と同じように、静かに時間をかけて…時には悩みながら進んでいくしかないのだと感じる終わり方でありました。
    ラブ展開での高揚を求めている人には物足りなく感じるかもしれませんが、このテーマをよくよく生かした素晴らしい作品だと私は思います。

    表題作以外に短編が二話あります。
    プールでのお話を読んで、この作者様は息苦しさを表現するのが巧いのだとハッとしました。
    重い…重いなぁ~と感じるのは、静寂の中で、作品に引き込まれ、読み手も息をするのを忘れているからかもしれない。
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  • YES IT’S ME

    ヤマシタトモコ

    人間は歪なところが面白い
    2024年7月6日
    もー、ほんとに面白いヤマシタ先生ー。
    好き=バカ・嫌い・ひどい への変換が最高に萌えます。全体に絡みは無しですが、好きな人にひどい事言われて困惑してる受けの様子が見れて満足です。

    表題作、また変な人出てきたな~w 文句なく面白いです。きのこ頭って、どの層にウケるんだ?という疑問はありますが!インパクトは充分ですよね。
    彼女は行方不明 というあまりblぽくないお話は、残酷で、傷付きやすくて不安定な、誰もが知ってる思春期のあのヒリヒリ感を一瞬の風の様に描かれていて、うーん…唸りました。作者の愛を感じます。
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  • 明け方に止む雨

    草間さかえ

    ほっこり優しい気持ちになれる
    ネタバレ
    2024年7月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作、タイトルと表紙がとても素敵で惹かれます。青を基調にスーツの紳士と散らばる薔薇が色っぽい。ちょっと湿り気のある内容にぴったりです。お話はなかなかに解釈が難しく、何度も読み返しました。もしも弟に気持ちを告白されていたら、自分(里村兄)は気持ちに答えたはずだと証明したい。今更だとわかっていても…。この難しい感情にカタルシスをもっていくのが大胆で…凄いなー、と。
    改めて単純ではないのがこの作者様の魅力だなぁと感じる作品でした。

    初めて描かれたという外国のお話は、とても初めてとは思えない美しい風景描写でした。洋装も素晴らしい。ストーリーも文学的で大好きです。
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  • お前のほうがかわいいくせに【単行本版】

    秋良ろじ

    かっわい…!!
    2024年6月25日
    ガテン系細マッチョのかわいいが見れる稀有な漫画。とにかくかわいい。2頭身キャラも出てくるファンシーな感じだけど、テンポが良いので違和感なく読めます。筋肉質な男らしい身体のバランスが絶対に崩れないのが好き!ストーリーよりかわいさに振り切った潔さが読んでいて清々しい。疲れた時はこれを読んで癒されてます。
  • あやまちは紳士の嗜み

    松尾マアタ

    教授が可愛い
    2024年6月25日
    ジョナサンの事が気になって双眼鏡で覗いたり聞き耳たてる教授が可愛すぎる…!前作の「嘘つきは~」では格好良い教授、こちらでは可愛い教授が見れます。どちらが好みかって事だと思うんですが…私はどっちかというと格好良い教授にハマったので、大人の色気と余裕をもう少し見たかったっていうのと、薄毛ネタが無くなっていたので星4つです。
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  • 嘘つきは紳士のはじまり

    松尾マアタ

    教授がドタイプ
    2024年6月24日
    最初はジョナサンと教授のキャラクターが定まっていない感じがありましたが、足かけ4年で出された単行本だとか。絵がどんどんきれいになっていきます。
    お話の舞台はアメリカだけど教授のノーブル感とかポロが出てくるあたりヨーロッパテイストが感じられます。若かりし頃の教授の黒いポロシャツ姿と現在のスーツ姿、スタイル良すぎ格好良すぎで身悶えました!薄毛はチャームポイント!!

    続編があるので今後二人がどうなるのか楽しみと思える終わり方ではありますが、個人的にジョナサンの良さがいまいちよく分からない(ごめんなさい)良い子ではありますが…。教授はダニエルを忘れる事を選びましたが、私は忘れられない(笑)
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  • ラブセメタリー

    木原音瀬

    答えも終わりもない生き地獄
    2024年6月22日
    小原先生の小説を読んでみたくて最初の1冊を探しましたが、表紙のイラストがどうにも気になりこちらを選びました。「非」さんというイラストレーターの作品で、少し怖いけれど心が惹かれてしまいます。本編を読んでから改めて見直すと、傷ついた美しい少年は、小児性愛者自身の姿にも見えてきます。

    読みやすい文体で淡々と進む物語からは、重い十字架を背負って生きる人の、答えも終わりもない苦しみが当たり前の様に存在している事を告げられます。
    小児性愛について語るには余りにも重いテーマであるため生半可な考えをここに書く事は憚られますが、当然の様でいてどこか曖昧だった点――小児性愛者と小児性犯罪者は違うという認識を持てて良かったと思います。
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  • ストロボスコープ

    ヤマシタトモコ

    買って良かった
    2024年6月20日
    全部面白いです。この作者さんにハマっていれば楽しめると思います。エッセイ漫画は1話につき4頁程の話が沢山あります。ホントに沢山。ただし文字が小さいのでスマホは拡大しながらじゃないと読めないです…。それだけが辛い。でも私はこれを読んでヤマシタ先生がほんのちょっぴり見えた気がします!”チェインギャング“なんかは萌えしかないのでエッセイ漫画の清書版の様に感じて、そういうことかーっ!と。勝手に納得。
    ”デビルズ サラブレッド“すごく好きです。元々引きの絵が多い漫画が好きなのですが(作者さんの多くがベテランになると段々とコマ割が大きくなって、顔のアップが多くなってくる傾向にあるんですよね…)この作品だけコマ割が細かいし引きの絵が多くタッチも違う。初期作品なのかな?暴力的なのも含め全てが好みでした。
  • チョコストロベリー バニラ

    彩景でりこ

    If…もしもこんな関係があったら
    2024年6月18日
    よく分からない関係なんだけど、普通という概念にとらわれなかったら、こんな人達がいてもおかしくないのかな?
    拾が彼女に言ったセリフ「普通の話じゃなくて僕の話をしてるのに」が、拾という人を表している気がします。ただし今までも3人で上手くいかなかった事やタケとミネの距離感を気にしたりと、何気に言い出しっぺの拾が一番揺らいでる。グラグラ危ういバランスでちょっとずつ形を変えながら関係は続く。でもそれって1対1でも実は大差無いのかなぁなんて思ったり…。なかなか共感は難しいけれど。
    そしてやっぱりこの作者様の描写はエロい…。
  • 恋の心に黒い羽

    ヤマシタトモコ

    引出しの多さに脱帽
    2024年6月17日
    沢山短編を描かれているのに、本当に引出しが多いというか、どの話もそれぞれとてもよく練られていて面白い!日常の出来事をふわりと切り取ったようなお話ばかりですが、登場人物が真剣で赤裸々でなりふり構わずで怒ったり泣いたりするもんだから、一話一話のボルテージがかなり高い。大家族やヤクザのお話は読んでいてblって事を一瞬忘れます。
    当時編集さんに「もっとラブを」と言われていた様ですが、ヤマシタ先生のラブ = 罵声と暴力 で私は大変満足しております。はい。
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  • クマとインテリ

    basso

    刺さりすぎて傷だらけ
    2024年6月13日
    大人お洒落なメンズの世界観がグッサリ刺さります。スーツ好きには堪らないと思います。
    とにかく表現が上手い。
    力強いけどあえて引き算をした様な線で、複雑な心理や状況を分かりやすく伝えていて、もぉっ言葉はいらないわよねーーっと思うけれども台詞がまた刺さってくるので結果傷だらけになります。

    表題作のクマとインテリはもはや映画ですね。
    マニフェストの秘書!超絶可愛くて見悶えました。
    一番刺さったのがジェラート談議。いつまでも見てられる。なんでこんなにイイんでしょ?天才!
  • ボーイミーツマリア

    PEYO

    魂を震わす作品
    ネタバレ
    2024年6月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 熱い内容のレビューを拝見し、とっても気になっていたので購入しました。
    素晴らしい画力で、影の表現については細い線の1本1本を丁寧に描かれていて驚きました。
    作者様の想いの強さが力のある画から伝わってきます。
    あっという間に話に引き込まれ、途中から涙が止まらなくなってしまいました。

    主人公の大我と優。それぞれが抱える心のトラウマと矛盾は根深い。物事を深く考えない(ようにしてる)大我の強引な告白から二人の関係は始まります。優は演劇に真摯に取り組む中でどうしても避けられない自身の問題に行き詰まり、それとは逆に優によって本質を見る事を教えられ人として成長していく大我。
    焦燥感を募らせる優は更に深い孤独を感じて大我とぶつかりますが、弱さを見せて受け入れる事で自ら成長し変わっていきます。

    確かに大我は変わって人として成長したけれども、軽率でおバカな大我だったからこそ優との関係を始める事が出来たし、変わっていく姿を優に見せる事も出来た。
    人は変わる事が出来るけれど、それ以前にその人にしか出来ない事がきっとあるという、諦めないで欲しいという…希望に溢れたメッセージを受け取った気がします。

    この作品を20代前半で描かれたとは本当に驚きました。もう他の作品を読む事ができないのは心底残念ですが―――素晴らしい作品を届けてくださった事に心から感謝いたします。
  • カラーレシピ

    はらだ

    才能にもはや恐怖を感じる
    2024年6月8日
    こんな漫画をどうして描けるのか…はらだ先生の才能に対して、もはや恐怖を感じます。
    2巻完結とは思えない内容の濃さと急勾配の展開。そしてこれ以上は考えられないであろう執着の発想は、どこまでも突き抜けている。
    ネタバレなしで読まれることをお薦めします。

    初めは特に文字が多いのですが、美容師のお仕事が詳しく描かれている為で、その点が最高に推せます。
    読んでるとBLって事を忘れる時があるくらい、仕事の話が面白いです。
    華やかなイメージの裏で並々ならぬ努力をしているスタイリスト達の姿や、BL色の強い作品だと敢えて萌え重視で描かれない、色んなお洒落な髪型や服装が楽しめました。
    あと個人的に、鬼頭さんが好き。好き過ぎました。
  • 素晴らしきこのクソ世界

    たうみまゆ

    任侠×オメガバース
    2024年6月4日
    オメガバースはあまり読まないのですが、ヤクザものが好きなのと絵が綺麗なので購入しました。橘の可愛い顔とはギャップのある冷たいともとれる言動がめちゃ好みです。ストーリーも細部まで面白く内容は濃いと思いますが、絵柄なのか、終始淡々としている印象が残ったかなぁ。あと関係ないけど若頭の名前が後嶋八代っていうのにハッとしてしまいました(笑)
  • くいもの処 明楽

    ヤマシタトモコ

    オトコ臭ぁ~!(最高)
    2024年6月3日
    作者様の短編集以外も読んでみたくなり購入。
    最近グルメBLとかが存在するようなので、もしかしてこちらも…?とかうっすら思いましたが全く違いました(笑)
    年下バイトから告白されたノンケ居酒屋店長が動揺してキャンキャン暴れまくりながら段々絆されて(?)いくラブなストーリーですが…殴るわ蹴るわ、殺すってワードこの二人いったい何回言うん…
    このちっとも甘くならないオトコ臭さMaxのいちゃいちゃが本当に最高!!
    もっともっと殴り合って欲しい!!

    短編と店長記も良かったです。イケメン以外のキャラも凄く魅力的で、好きです。
  • 蛍火艶夜

    amase

    表現力が半端じゃない、引き込まれる
    2024年6月2日
    他サイトで1話だけ試し読みした時に、短編集なのかな?と思っていましたが、橋内中尉の話を挟んだ後は、1話の田中志津摩と八木中尉の話になります。1話だけで終わっていても違和感が無い程まとまっていたので、その後の展開に意表をつかれて、上手い作家さんだなぁ~と驚きました。八木がどんな人物であったか、志津摩とどの様に愛し合ったのか、そして淀野さんの不穏な執着の行方が描かれていてとても読み応えがありました!

    登場人物の気持ちを読者の想像に委ねられている箇所がいくつかありますが、表現が素晴らしいです。
    特攻隊をテーマにBLって凄く難しいと思うのですが、この作者様はすごい。戦争を舞台にただ刹那的な愛を美しく描いている漫画ではないです。
    志津摩に関しては、特攻というものをゴールに据える事で自分自身を身軽にし、ある意味で救いになった面もあったのかもしれませんが…そんなの本当は間違ってる。弱さを見せない、笑顔の志津摩が不憫で愛しくて堪らず、八木中尉の表情と合わせて涙がとまりませんでした。戦争、ダメッ…!ぜったい…!!
  • 災厄のてびき

    草間さかえ

    個性的
    2024年6月1日
    初期の頃で若かったので筆圧が高かったと草間先生もおっしゃっている通り、線が太くやや荒い絵なんですが、独特な世界観にハマります。背景の線までも湾曲していて夢の中の様な錯覚に陥ります。人の動きも激しく髪や服のシワが大胆でジョジョ味がある!その辺りは好みが分かれる所ですが、他には無いストーリーだと思いますのでおすすめです。
  • 変愛

    はらだ

    紹介文そのもの!!!
    2024年5月31日
    はらだ先生のブっ飛んだエロを見たい人は必ず買いましょう!内容は紹介文が素晴らしい熱量で語ってくれています。
    この短編集は、はらだ先生の作品の振り幅をまるでサムネイルで紹介したかの如く、ブっ飛びエロ・ギャグ・ドS・キュン・感動ものまで、揃いに揃っているのです!はらだ先生はきっとこの初コミックスをひっさげて「はじめまして、これがはらだです!」とBL界に殴り込みをかけたに違いないと、私は勝手に結論付けています。
  • おしどり縁結び商会へようこそ

    阿部あかね

    絵が綺麗でお洒落
    2024年5月29日
    絵が綺麗なのと、セールだったので上巻購入してみました。ファッションが見ていて楽しい。バラ柄のスーツとか、見たこと無い!(笑)
    ただストーリーにちょっと無理があるかなぁ~
    軽い感じで読むには楽しいと思います。
    続きが気になるところで終わってるのですが、下巻を買うかどうかは迷います。
  • トリガー

    イシノアヤ

    抑圧と救済
    2024年5月29日
    攻め(三井)がどこまでも腐っていき、恐ろしくなります。
    はじめは何故そこまで…?と思いましたが、最後まで読むと、三井の苦しみが少し分かった気がします。長年の抑圧は侮れないですものね。

    曽根がもうマリア様みたいに優しくてちょっと現実味がないけど、そもそも独特な動きのある絵の為か、どこかファンタスティックな感じの作品なので違和感はありませんが。
    あとちゃんと一回ボコにしといたのは良かったと思います。三井にとっても。

    ヘテロな役割を求められないって、すごい事ですよね…。全く求められなかったら私どうなる?と、考えさせられる一言でした。
  • 目を閉じても光は見えるよ

    丸木戸マキ

    ああ、斗真…かわいい!
    2024年5月28日
    AV製作会社に所属する俳優さんがゲイビ向けのレーベルに出演するお話ですが、撮影中の性描写や会社の明るいノリが絵柄と微妙にミスマッチな気がして(マリ子さんいい人なんだけども…)何となく違和感を感じてしまいました。なので星4つで。

    光と仁のプライベートな会話になるとセリフの良さに引き込まれ、これこれ!この感じを待ってましたぁ!となります。もはや丸木戸先生は絡み描写が少ない方が私的には好みかもしれません…

    あと仁の息子の斗真がすっごく可愛い。
    斗真と光のこれからがあるなら見たい。
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  • インディゴの気分

    丸木戸マキ

    スピンオフと思えない。素晴らしい。
    ネタバレ
    2024年5月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 城戸目線のお話ですがとにかく内容が濃い!
    前作の流れに持っていってなんら違和感の無い、よく考えられたストーリーに脱帽。

    最終的にくっつかない二人を描くのは結構大変だったと丸木戸先生のコメントがありましたが、そう感じさせない骨太なストーリー展開で、男の矜持と優しさ弱さが魅力的に描かれ読み応えありました。

    才能に溢れ、人にどう思われようとも自分自身を生きる高潔な理生と、凡人ゆえ周りを気にし、自分自身を生きられない城戸。お互いが相反する人間だからこそ惹かれ合い、嫉妬する。想いをぶつけ傷つけ合うシーンは本当に胸が苦しくなりました。

    そして蒲生田先生。素晴らしかったですね。
    文筆で名を馳せ、やりたい放題やって生きた老人の晩期に付き添い看取った理生に共感し、涙しました。でも先生は最後に理生が居てくれてほんとに嬉しかっただろうなぁと。
    丸木戸先生の描く人物はどれも人間味に溢れている。人間臭が、ぶんぶん!
    欲望について理生に諭した台詞も良かったなぁ。
  • タッチ・ミー・アゲイン

    ヤマシタトモコ

    丁寧な心理描写
    2024年5月27日
    細い線で丁寧に描かれた青年たち。
    憂いを帯びた表情と詩的なモノローグ。
    微妙な関係性を匂わす、絶妙な空気感。
    センスいいなーーーっと思わずにはいられません。

    登場人物の心理がとても丁寧に表現されていて繊細な作品だと思うんだけれど、描かれる青年たちが飾らない粗野な感じなのがまたギャップ萌え。

    大きくて余白多めの吹き出しが、読みやすくて雰囲気抜群でgood!
    初めて読んだ作家さんなので、他の作品も読んでみたいと思いました。
  • やじるし

    はらだ

    好きなんですが…
    2024年5月25日
    はらた先生の下衆&クズ大好物なんですが…
    こちらの短編集はいまいち萌えきれない感じが。
    何が違うのかなと考えたのですが、酷くされる側があんまりつらそうだと単純に見ていて心が痛い…
    自分の性癖を考察するよい機会になりました(笑)
    お馴染みの変愛の二人は大丈夫、生温かい目で見守れます。
  • ネガ

    はらだ

    衝撃のセンス
    ネタバレ
    2024年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだ時大きな衝撃を受けました。
    はらだ作品の中で最もスタイリッシュな一冊だと思います。

    ネガとポジ。白と黒。暗転する世界。
    はらだ先生の作品に共通して感じる表現です。

    どの話も全て素晴らしいのですが、個人的に「ピアスホール」に唸りました。
    二人がごく普通の一般人で、物静かで丁寧な人物でありながら、愛する人の「穴」に固執してのめり込んでいく様が官能的でした。
    物語はとても静かに綴られ文学的です。
    ピアッシングについて詳細に描かれており、はらだ先生のピアスに対する拘りが感じられましたね。
  • 續・ポルノグラファー プレイバック

    丸木戸マキ

    なんと素敵な世界がここに(涙)
    ネタバレ
    2024年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 芸術家肌で繊細でとても面倒臭い理生。
    しょうもない嘘はつくし、家出はするし、思った事は口にしてしまうし。でも見ていてイライラする事もなく、むしろ「いいぞ!もっとやれ!」と後押ししたくなるのはなぜだろう…?癖になる漫画です。
    春子や蒲生田先生との会話は心に刺さるものがあり、城戸とのやりとりはどこか切ない気分にさせられます。
    全体的に台詞が素晴らしいんですよね。
    それぞれの幸せを探して生きる大人達の優しい愛が詰まったヒューマンドラマだと思ってます。
    何度でも読み返したい作品です。
    いいね
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  • 僕らのミクロな終末

    丸木戸マキ

    文学的な雰囲気が好き
    2024年5月18日
    丸木戸先生のどこか文学的な作風が好きです。
    こちらの作品もテーマはSFなんですが、良い意味での暗さというか、失敗を経験して投げやりに生きる中年の沈み込む憂いがリアルに感じられるオトナのSFです。
    ミニコミや図書館など出てくるところもとても好みです。素敵なお話をありがとうございました。
  • ポルノグラファー 単行本版

    丸木戸マキ

    めちゃくちゃ面白い
    2024年5月14日
    丸木戸先生の湿り気のある画風とノスタルジックな空気感が好きです。こちらの作品は試し読みでめちゃくちゃ面白かったので即購入しました。シュールな絵柄からは意外な程あちこち笑える要素があります。

    浮世離れした作家・理生に私はすっかりハマってしまいまして、嘘や奇行も全てがかわいいんです…。
    関わると大変なんだけど、ほっとけないし何とかしてあげたい…久住君の気持ちがすごく良くわかる。

    読む順番としては、本作→續・ポルノ→インディゴでしたが良かったと思います。
    城戸との関係などよく分からないままでしたがそれはそれで良かったかなと。
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  • ハッピークソライフ 【電子限定特典付き】

    はらだ

    BLなのに最高のギャグ漫画
    2024年5月13日
    何度読んでもお腹よじれるほど笑ってます!
    少年漫画っぽい軽快なテンポとお下劣ギャグ。ずっこけ時のバッテン目など溢れ出る昭和感がイイ!出てくるキャラ全て個性的。でも下衆しかいない(好き)
    はらだワールド恐るべし。
    作品の振り幅広すぎて、この方は本当に天才なんだと思います。登場人物の狛くんと同じで「好き」に正直なんでしょうね~。これからも買い続けます!
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  • コオリオニ

    梶本レイカ

    色んな意味で唯一無二
    2024年5月13日
    地雷多しとの前評判を知りつつもヤクザものが好きで購入しました。確かに過激な描写が心を抉りますが、これも作者様の独特な世界観がなせる技かとも思います。とにかく濃い。濃厚ソース味の漫画。構成も面白く最後まで読まないと物語の全容は明らかになりません。しかし鬱気味の人はお気を付けください。私もなかなか読み返せないでいますが渾身の作である事は伝わりました。正直なところ絵がもう少し好みだったら…。
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  • NightS

    ヨネダコウ

    これ以上の色気を知りません
    2024年5月6日
    ヨネダコウ先生の作品が大好きで何度も読み返してますが、好き過ぎて気軽に読めないので(笑)我慢して間をおいて、大事に読ませて頂いています。ノワールな雰囲気が漂う表題作はまるで海外映画を見ている様なストーリー展開と探り合いの台詞、背景描写から空気感に至るまで全てがカッコイイ。波止場付近の倉庫の中らしき交渉シーンでは、その場の温度や匂い、はたまた遠くの雑音までが私には聞こえてきます。そしてとにかく間崎さんの色気が半端じゃない…!なんでしょうねぇ…ヨネダ先生はホントに…素晴らしい作家さんです。本当に出逢えて良かったと思っています。もう夢中ですよ。
  • 薔薇とへドロ【特典付き】

    天河藍

    愛は感じられなかった
    2024年5月2日
    学校でのいじめ描写はやり過ぎで読んでいて疲れました。絵が綺麗というのとレビューを見て共依存の中に愛を感じるとあり興味を持ったのですが、最後まで感じる事が出来ませんでした。表題は一切笑い無しですが、短編は可愛くてほっこりしました。
  • 好きなひとほど

    はらだ

    クズ味は短編にあり
    ネタバレ
    2024年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作は可愛い二人にほっこりしましたが、はらだ先生の濃い味に慣れてしまうとちょっと物足りなく感じてしまう自分がいました…。萌えは、酔った先輩のデレで「声はこわいけど」と「車の運転がうまい」でした(笑) 短編ははらだ先生真骨頂、ドS&ドクズが待ってます。先生の攻めのクズ顔…一重、目下のクマ、口元の歪みが大好物です!
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  • にいちゃん

    はらだ

    こんな展開になるとは
    ネタバレ
    2024年4月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、こんな展開になるとは全く想像できませんでした。流石はらだ先生…。
    小児性愛という重いテーマに対し、目をそらさず真正面からぶつかった、とても迫力のある作品でした。
    加害者も被害者も当然そこに至るまでの経緯があり、複雑な糸が絡み合った一筋縄ではいかない事情や感情がある。この作品で表現されている場面はほんの一部に過ぎず、当事者達には様々な問題が常に付きまとう。最後のシーンが如実にそれを物語っている。