レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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設定はおもしろそうだったのに2022年10月30日期待はずれでした。出だしはまあまあでしたが、セリフとかの小さな躓きが積みかさなって読む気が失せました。残念としか言いようがありません。
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☀佳作、結構高い水準かな2019年9月29日😊 短いし、展開も単純ですが、向日性たっぷりのお話です。昭和を感じさせる設定とか、家族の絆が強いとか、時代にそぐわない面も多々ありますが、そこはこらえてグッと飲み込めば結構おいしくいただけます。題材とかありふれているものなのかもしれません。きっと編集サイドから短くまとめることを求められて、後だしじゃんけんのようにならざるを得なかったと推察すればラストがあわただしくなったのも仕方がありません。構成に少し手を加えればもっと読まれる作品になったでしょうが、「ひたむきさ」というお味が減ってしまう危惧があるので、これはこれとして認めたいですね。
さまざまな読後感を感じさせてくれるということで評価点を5にしました。 -
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王道なのでしょうか2017年12月20日なんとなく1巻を読みました。ところがどっこい、装飾が最小限でストーリーがしっかりしていて、もうどうしても第2巻が読みたくなり時間を気にせず、読み切りました。
さまざまな要素が凝縮されているのにすんなりと流れ込んできます。全体の構図とか、仕掛けとかを後から分析するひとにも高得点がつけられるのではないかと思います。
私はただ流れに乗って読んだのですが読後感の良さは格別でした。
こういう高評価できるものがあるから、どうか女性マンガという区分、枠組みなんて
なくしてほしい。あるいはこれが女性マンガの王道なのでしたら、すごいなという一言につきます。 -
✨おじさんのためのおとぎ話です2017年7月22日3巻までしか読んでおりません。人生これから下り坂と意識したにせよしないにせよ、おじさんにはみずみずしい感情を自ら持つことは困難です。
外部からの刺激がないと心や身体が宙に浮くような感覚はなかなか得られません。
そんな中年男読者の潜在欲求に合わせ、おとぎ話として作られた作品ではないでしょうか。よって激賞されたということでしょう。
私事で恐縮ですが、昔、大学の恩師夫妻に依頼され、女子学生からの諸々の相談相手をしたことがありました。彼女たちの感性の瑞々しさにこちらの心も洗われたような感動を覚えました。この本を読んでいてあの時の感覚に近いものを感じた次第です。 -
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🎶琴の音色がきこえてきそう2017年4月19日😃 バラバラの個性が掛け算や階乗で重なり合って、素敵な演奏になるということは
(幻のコンサートなどと呼ばれたりして)実際ごくごくたまにありますよね。
昔仲良くしていた女性が琴を演奏するひとだったので琴、三味線、箏などの演奏会には
それなりに参りました。なんとも出だしが下手でどうなることやらと思っていたら、急に良くなって盛り上がってくるという現場にも立ち会えたことがあります。
前置きが長くなりました。この話はありきたりなストーリー展開かもしれません。でも飽きさせません。それは構成がしっかりしている、個性の活かし方がうまい、恋とか友情とか様々な要素をうまく絡めてる、などと分析して分解、削っていってもまだ残る、きらめきみたいなものがあるからだと思います。お勧め、是非読んでみてください。
どのように展開していくか、楽しみです。ちなみに特製CDも発売されているそうですが、買ってみようかなあ。 -
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おもしろいのですが、素直に楽しめない2016年4月30日身近に大手テレビ局に勤め様々な部署を経験し、役員も十年位やっていたひとがおります。制作や人事の裏話、苦労話をいろいろ伺いました。また都銀でキャリアウーマンしてきた知人も数人おります。本部の役職者たる彼女たちは下手な支店長よりはるかに大きな権限をお持ちです。
さてさて二つの業界にはとてつもない距離があります。大学同期でも5年、10年と勤めていたら、たとえ同性であってもわかり合えなくなってしまう、まるで天文学的な距離が。
だから素材としておもしろいのですが、どうもちまちましたところでrealityが薄くなっています。storyはかなり練られていて展開も楽しみなだけにこの先どこかで大きな穴に落ち込んじゃわないのかと、いらぬ心配してしまいます。どちらもピークを過ぎた業種なんだからどうってことないよ、と言われてしまったら何も言い返せませんけれども。 -
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✋あちこちで妙に気になる2016年2月11日💣書道、さらに言うと墨で描く芸術の案内書。古典や仏像の蘊蓄もあったり、忘れられつつあるものにこんなすばらしいものがあるんですよと若者の知性を刺激しようという作者の意図が感じられます。
ですが登場人物の設定が斬新だった割りにはいまひとつ活き活きしていない。
(未だ7割位しか読んでないので断言できませんけれど)
帰国子女、柔道部との掛け持ち、祖母世代の登場。どうも狭い世界でゆっくり回っている印象なのです。
それでもまあおもしろさでは70点は超えているでしょう。
つまり引き込まれてしまうほどのインパクトはありませんが読んでみて損はない、時間つぶし以上のものは間違いなくあると思いました。 -
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😔昭和高度成長期の入り口の頃2015年10月10日♈高度成長期が始まった頃、裏通りではこんな世界がありましたという感じのお話。
当時都心からやや外れたビル街であればどこにでもあった雀荘。
客層はまちまちで、この話は強面の人達がたくさん出入りするところ。
こういうこともよくありました、という設定で書かれています。
このようなお店に出入りしたことはなかったのでわかりませんが、似たようなことは聞いたことがあります。そんな状況下での賭け師たちの心理がよく伝わってきていると思います。ただ好みの問題で☆は2つです。
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「銀河鉄道の夜」と肩を並べるほどの高邁さ2015年9月29日🌷たとえば少年マンガにこれほど推敲を重ねられたとわかる作品は果たしてあるでしょうか。
タイトルに書いた「銀河鉄道の夜」は私の大好きな童話のひとつですが、作者宮沢賢治さまが推敲に推敲を重ねて、作品世界を膨らませたと言われています。
うさぎドロップも作家さんが相当推敲したんだろうなと思います。作品世界の豊穣さは、まさにそこから生まれたものでしょう。
さて前半は皆さん高い評価なのに後半については意見が分かれています。
私は後半も高い評価をしております。登場人物の心理を突き詰めていくとやはりこうなっていくのが自然、いや必然と考えます。そう感じた理由は割愛しますが。
これこそもう最高の作品、より多くの皆さんに是非読んで頂きたいと存じます。
後半はお好みで読む、読まない、それぞれ自由ということでよろしいのではありませんか。 -
ほんわかしてきます☀2015年9月22日1巻を読んだだけですが、登場人物それぞれの本音が丸出し暴露されつつ、話が進んでいくのが小気味良い。
建前をばっさりと断ち切って別な次元でモノゴトをみせてくれている、そんな気がしました。
表面をはぎとった上でのひとの暖かみが伝わってくるようです。いいね
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