10代で子供を産んだシングルΩのナオトと娘のシズク。そして運命の番である高校生αのハヅキの出逢いからスタート。
ナオトはΩという性で壮絶な過去や社会での生き辛さ、ハヅキもαという性に嫌悪しβと偽りながらもナオトに惹かれ、突き進んでいく。そしてシズクちゃんは幼稚園児なのに、世間からナオトを守りナオトの幸せを考えて行動する。みんな一生懸命に生きてます。
2巻でナオトの辛い過去と向き合う時は、ハラハラしながら読みました。強くなったナオト、ナオトを守りたいシズクちゃん、そして愛する家族の為に戦ったハヅキとハヅキの母ミヅキがかっこ良くてスカッとします。
家族が増えていく中での子育ての悩みや子供達の成長、そして2人を取り巻く世界は徐々に広まっていきます。
会話がないカットでもよく見ると表情や仕草が心境を表していて、どのお話もとても丁寧に描かれていますのでぜひじっくり読んで欲しいです。私は目が悪いので拡大して楽しんでいます。
最新刊はシズクちゃんの学校の先生カップルのお話でしたが、今回もとても濃かった。Ωのヤナギ先生の過去、辛くて泣きました。弟のオトハ君がいてくれて本当に良かった。みんな、幸せになってほしい。
次はどんな話になるのか、子供達はどの位成長しているのか、とても楽しみで待ち遠しいです。