最初の出会いが高校の用務員(Ω)と高校生(α)だった主人公達。αにトラウマのあるΩが紆余曲折を経て家族になる様が尊い。夫夫になった2人がラブいのは当然として、子ども達も家族仲が良くて和む。楽しいばかりでなく、Ωへの偏見差別もあって、ジレンマを抱えながら周囲の人達と折り合い付けたり解り合ったりしていくのが物語だけどリアル感を感じる。巻を重ねるごとに登場人物が増えて、夫夫の人間関係に広がりが出来て毎回楽しいし泣けちゃう。αにも色んなタイプがいて、クズなαもいれば、イケメンには見えないα、仕事はイマイチなαもいて優秀なαばかりで無いことも面白い。
5巻まで読了。第3子が生まれて家族に仲間入り、長女が思春期に突入して子ども世代の第2性への捉え方問題も出てきて、益々オメガバースの世界に深みを感じる。長女がとてもしっかりした子で真っ直ぐな言葉が力強くて格好いい。次巻も待ってます!