しばらくBLから離れていたし、オメガバース系はあまり好きではなかったのだけれど、広告の試し読みに釣られてしまってつい購入。
そもそもオメガバースの設定は突飛だが、このお話ではそれが無理なくストーリーに填め込まれていて違和感なく読むことができた。
受けのトラウマを知って、懸命に守ろうとする年下攻めが健気でいい。
元々、子供の出てくる話は苦手なのだけれど、この話の子供は元気で可愛くていい。
トラウマを抱えながらも一生懸命に真っ直ぐ頑張ろうとする受けも、思わず応援したくなってしまう。
読後感もとてもいいし、これは読んで良かったお話だった。