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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • 華麗に離縁してみせますわ!

    あばたも/白乃いちじく

    爽快なヒロイン
    2025年1月31日
    ヒロインのローザが、容姿が美しいだけでなく性格がサバサバしさまざまなことに適応性があるうえ、剣術にも秀でているというスーパーウーマンで、望まない結婚にうつむきがちに生きているのではまったくないところが独特で爽快。逆に夫のエイドリアンが自分がとった行動を後悔し、ウジウジしているところが面白い。
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  • マイホームヒーロー

    山川直輝/朝基まさし

    家族のヒーローの代償
    2025年1月31日
    すべてにおいて、いわゆる「普通のサラリーマン」だった哲雄が、娘と家族を守るために犯罪に手をそめるという状況が、リアルでないようでリアルでもあり、怖さを感じさせる。犯罪が犯罪を呼ぶ連鎖がすごい。
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  • メダリスト

    つるまいかだ

    コーチと選手の優しい関係
    2025年1月31日
    スケートを続けるという夢に破れた司が、スケートへの夢に向かってもがいていた少女・いのりに手を差し伸べる。2人で夢に向かっていくコーチと選手の関係性があたたかい。いのりはずっと年下であるにもかかわらず、丁寧な話し方をする司の態度にも好感が持てる。
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  • 君に降る言の葉は

    イズミハルカ

    言の葉が媒介となる恋
    2024年12月31日
    タイトルが詩的で美しい。本をとおしての出会いというのも、BLにしては珍しい。自分の好きな作家の本について語れることが嬉しい日向の純粋さ、そして雪人の一見そっけない裏に隠れた優しさが、魅力的な作品。
  • 死にかけ悪役令嬢の失踪~改心しても無駄だったので初恋の人がさらってくれました~

    和泉杏花/ささきさ/鈴ノ助

    海をめぐる独特な異世界
    2024年11月30日
    悪役令嬢に転生しバッドエンドを回避しようとする、というストーリーはよくあるが、この作品は海上と海底に分かれているという世界の設定がオリジナリティにあふれている。ヒロインのシレーナは悪役令嬢という感じはなく、自分の境遇について考えを巡らす思慮深く落ち着いた女性で、家庭教師フォードも冷静で落ち着いていて、異世界ものとしては静かで大人っぽい雰囲気が感じられる。
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  • 逃げ上手の若君

    松井優征

    逃げるという才能
    2024年11月30日
    北条時行という、誰もが知っているというのではない歴史上の人物を主人公にしているのが興味をひく。そして、逃げずに正面から敵と戦うことが武士の鑑とされるのが常なのに、「逃げ上手」で生き延びていくことをプラスの要素としてとらえていることが斬新。
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  • あなたの愛など要りません

    新玉らん/冬馬亮

    夫ではなく息子が大切
    2024年10月31日
    死後時間が戻るが、その時に夫の愛を手に入れるのではなく、息子を大事にすると決意するのがオリジナル。憧れの存在であったが、ヘンドリックは夫としても人としても最低であったのでもっともだが、そう心に決めたらヘンドリックの態度に変化があらわれるのも面白い。
  • 未亡人アンネの閨の手ほどき

    秋芳あめり/和泉和歌/天路ゆうつづ

    思わせぶりなタイトルと内容のギャップ
    2024年10月31日
    未亡人、閨の手ほどき、というタイトルから想像されるものとは、大きく内容が違っているギャップがよい。与えられた任務とそぐわない、アンネの色気とは遠いさばさばしたキャラクターが魅力。
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  • 素材採取家の異世界旅行記

    ともぞ/木乃子増緒

    主人公とともに異世界旅行
    2024年10月31日
    異世界に転生するにあたり、神様が面と向かって説明したり、いろいろ準備するところが独特。主人公も未知の世界に乗り出す前に、自分のすべきことや能力をある程度把握できているというのはあまりないパターン。採取するさまざまな素材も面白い。旅行記、とタイトルにあるように読者も見知らぬ世界を発見する感じがある。
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  • 猫には猫の猫ごはん。 単行本版

    御木ミギリ

    初々しい猫との生活
    2024年10月31日
    ペット初心者が、慣れないながら子猫の様子に一喜一憂する初々しさがよく描かれている。大切な存在に食事を用意することは、人でも動物でも変わらず心がこもり、相手が喜んでくれることを嬉しく思う。子猫の目が表情豊か。
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  • 華嫁(はなよめ)~虐げられていた私が帝都の守護神に溺愛される~

    灯路ほっけ/烏丸紫明

    独特な力
    2024年10月31日
    虐げられてきたヒロイン(冒頭は牢でつながれているという、過酷さ)が幸福をつかむ万とありそうな物語に属するが、身体から花が咲くというのが変わっているし美しい。この独特な力がどのように展開するのかに注目。
  • 黒執事

    枢やな

    ゴシックな執事
    2024年10月31日
    執事が仕える相手はお嬢様というパターンが多いが、この作品では坊ちゃんがあるじ。執事という役割を超え、事件の捜査に乗り出しアクションが激しい。ダークタッチの絵がイギリスっぽさを醸し出している。
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  • 懐妊初夜~一途な社長は求愛の手を緩めない~【マイクロ】

    京町妃紗/兎山もなか

    社長への想いを自覚するのは
    2024年10月30日
    恋愛や結婚より子どもが欲しいという、子どもを切に望む女性はいると思う。ただこの作品のヒロインはそう願いつつ、潜在的に社長への気持ちがあったからこそ、彼に自分の願いを伝えたのではないかと。彼女が社長への想いをどのように自覚するのか、今後に期待。
  • 来世は他人がいい

    小西明日翔

    独特の絵柄がストーリーにマッチ
    2024年10月30日
    独特なちょっとクセのある絵柄が、極道のストーリーとマッチしている。外見は大人っぽいが、極道の家に育ったようにみえない吉乃と、一見明るそうでいて内に闇を抱えている霧島の、予測できない話の展開が魅力的。
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  • 片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~

    乍藤和樹/佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ

    おっさんとはいえさすが剣聖
    2024年10月29日
    片田舎のおっさん、というとどうにもさえない男を想像してしまうが、ベリルは剣聖になるだけあって特に剣を合わせる姿がりりしい。アリューシアが慕うのも納得できる。また、教え育てた弟子たちから敬われているところがいい。
  • ブルーピリオド

    山口つばさ

    才能以前に大切なもの
    2024年10月29日
    主人公の八虎は勉強においても友人関係においても、摩擦を避けやるべきことをやるという、高校生ながら世渡りの上手な社会人のようだった。が、流されているようで自分が感じている空虚にも気づいていた。それが1枚の絵に惹きつけられたことから、自分の心の向くほうに進むことに。才能のあるなし以前に、打ち込めることを見つけられるのは素晴らしい。
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  • 焼いてるふたり

    ハナツカシオリ

    料理描写が・・・
    2024年9月29日
    料理の作り方の説明は丁寧だが、出来上がった料理の描写があまり美味しそうにみえない。健太と千尋の関係は初々しくてよいが、健太の恋への臆病さは筋金入り。こういう2人には遠距離週末婚から初めて歩み寄るのはあっていると思う。
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  • 異世界居酒屋「のぶ」

    ヴァージニア二等兵/蝉川夏哉/

    異世界でも居酒屋の魅力
    2024年7月31日
    居酒屋という食堂より独特の特長をもつ食の場が、ヨーロッパ中世風の異世界に存在するというのが新鮮。中世風の服装の人々が居酒屋で食事を楽しむのはギャップがあるが、同時に妙になじんでいる。季節感のある居酒屋らしいメニューや、訪れる客の物語も魅力的。
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  • ACMA:GAME

    恵広史/メーブ

    父の謎がストーリーのスパイスに
    2024年6月29日
    照朝は高校生ながら財閥トップというスーパーヒーローだが、日常の些細なことを観察し分析する能力が卓越していることから、あり得ると思わせる。グンニグルの存在がストーリーに絡んできて、そのリーダーが亡くなったはずの照朝の父というのが気になる。
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  • 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

    手名町紗帆/燦々SUN/ももこ

    日本語より伝わるロシア語
    2024年6月29日
    アーリャが日本語で話す時の近寄りがたい美少女というイメージと、ロシア語で本音をつぶやく時の可愛い表情のギャップがいい。わからないと思って使っているロシア語が、実は久世にはわかっているというからくりがうまく効いている。
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  • ザ・ファブル

    南勝久

    ギャップが新鮮な殺し屋
    2024年6月29日
    覆面をして殺す場面はすごみがあるが、日常生活では顔つきものほほんとしていて、お笑い好き、裸でうろつくなどギャップが新鮮。殺し屋休業中にアルバイトというのも面白い。
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  • アンメット

    大槻閑人/子鹿ゆずる

    層の厚いストーリー
    2024年6月29日
    脳に関する病気がとても多いことが、扱われる症例からわかる。患者の年齢や置かれている環境がさまざまであるばかりでなく、治療にあたる医師自身が記憶障害を持つことが、人間ドラマの層を厚くしている。さらに、過去に婚約していたという三瓶とミヤビの関係も気になるところ。
  • 花は二度咲き乱れる【マイクロ】

    甘宮ちか

    微妙な均衡の三角関係
    2024年6月29日
    この作者の他の作品と比べて大人っぽさが際立つ。献身的に一途な愛を捧げる紫翠と昔から想っていた慧―慧は大事な存在であり続けるが紫翠にも惹かれていき、2人との三角関係がストーリーが進むにつれ微妙になってきて、穂花の心の動きと決断がどうなるのか今後が注目される。
  • 怪獣8号

    松本直也

    独特なヒーロー
    2024年5月30日
    主人公がとても強いのではなく、人生に疲れ気味のあまりさえない男性というところが独特。志を捨てずに防衛隊員をめざすところがいい。倒す標的の怪獣に自分が変身してしまうというのもオリジナリティーがある。怪獣たちのバラエティの多さは怪獣好きにとって楽しめる。
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  • 極上騎士団長の揺るぎない独占愛

    直江亜季子/黒乃梓

    事件解決とラブストーリーの展開
    2024年5月29日
    セシリアは騎士団の副官であり強くりりしいところと、美しく心のうちにルディガーへの秘めた想いを隠している女性らしさ双方をもつところが魅力的。2人とも相手を大事に思い守ろうとしているが、想いをなかなか伝えられないもどかしさは、4巻完結ということもあり行き過ぎない。医師ジェイドやルディガーの元婚約者エルザら他のキャラクターも魅力的で、事件解決というストーリー展開にうまく組み込まれている。バランスのとれた画力によりキャラクターのノーブルな魅力が描かれている。
  • ドS御曹司の花嫁候補

    柚和杏/槇原まき

    筋金入りの研究心
    2024年3月31日
    瓶底メガネに地味な服装という外見もさることながら、マッチングの相手が自分の勤務先の社長とわかると、自分の研究の重要さを熱弁する筋金入り度合いが並々ならないところや、周囲から彼がどのように見られているかを、冷静に観察するところが笑える。恋愛で変わっていく様子や、変わらぬ分析癖も楽しめる。
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  • 死神の初恋~没落華族の令嬢は愛を知らない死神に嫁ぐ~

    朝比奈希夜/榊空也/千世トケイ

    死神の重責
    2024年3月31日
    死神というと死へと招き寄せるイメージがあるが、この物語では人生を全うさせ死へと送り出す役割。重責だが、千鶴と一之助の存在がそれを軽減している。死神にも八雲だけでなく松葉のような違うタイプも登場し面白い。
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  • 波うららかに、めおと日和

    西香はち

    ゆったりとしたテンポが心地よい
    2024年3月31日
    名前で呼び合うとか、妻という呼び方に恥じらうとか、ゆっくりと2人が近づいていく様子が心あたたまる。2人のお互いを想う気持ちが初々しい。一方で突然任務で家をあけることがあるなど当時の軍人ならではの、現代の夫婦のあり方との違いも描かれている。
  • 皇帝と寵姫は仲がお悪い【単話売】

    須貝あや/イシクロ

    強い寵姫
    2024年2月23日
    溺愛ものでも寵姫が兵士としても強いので、ひと味違っている。今後、ノイ王子がリュシアンが女であると気づき、レオナルドに対抗してくるような展開があるかと思う。アンリとテオドラがいい脇固めをしている。
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  • 愛とかいいから抱きしめて

    鳴海涼

    大人の微妙な恋愛
    2024年2月23日
    1人は妻に先立たれ子持ち、もう1人はイケメン御曹司だが愛人の子で疎まれているという、三角関係になる2人の男性が個性的。愛されたいのに大人の分別が邪魔をしてなかなか一歩を踏み出すことができない、微妙な心理がよく描かれている。絵柄もストーリーとしっくりなじんでいる。
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  • ホテル・メッツァペウラへようこそ

    福田星良

    ホテルを舞台にした人間ドラマ
    2024年1月31日
    入れ墨や持ち物に入っていたピストルなど、危険な秘密を抱えていそうなジュンの登場だったが、徐々に過去が明かされていき、危険というより切なさを感じさせられる。また彼を受け入れてくれたホテルの2人や訪れる客のドラマも綿密に描かれ、このホテルで交錯する人々のストーリーが心にしみる。
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  • 金四郎の妻ですが

    迫ミサキ/神楽坂淳

    似た者カップル
    2024年1月31日
    けいは武家の箱入り娘でありながら、自分の頭で考え、好奇心にあふれ、行動力もあり、金四郎と似た者。周囲の人たちからも慕われる魅力的なカップルの行く末と、取り組む事件の解決が楽しみな作品。
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  • ハイスペ彼が私を好きすぎる 因縁の相手のこじらせ愛は溺甘で(分冊版)

    吉川丁/さくら蒼

    大人っぽい画の魅力
    2023年12月31日
    絵が綺麗で整っていることに、まず惹かれる。運命を感じた相手が大嫌いだった人という因縁の出会いも、今後の展開を楽しみにさせる要素。
  • 溺愛エンゲージ~12歳年上のオジサマと~

    田中琳

    ギャグが強くなりすぎ
    2023年12月31日
    はじめのうちは、真の社長としての顔と小春を想う時のギャップがよかったが、先に進むにつれギャグが強くなりすぎているように感じられ、個人的にはあまりいいと思えない。また、12歳上で40歳にもなっていないのに「オジサマ」というのに、ちょっと違和感。
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  • この恋、茶番につき!?

    山中梅鉢

    タイトルが絶妙
    2023年11月30日
    お茶栽培から入れ方、セールスまで、お茶の世界をしっかり見せてくれる作品で、タイトルに「茶番」とあるのがオツ。一心の渋い性格もお茶とつながってしっくりくる。よくある偽装結婚ものと違う味わいのストーリー。
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  • 椿町ロンリープラネット

    やまもり三香

    恋愛の過程の丁寧な描写
    2023年11月30日
    ふみと暁が少しづつ近づいていき、お互いに対する理解を深めていく過程が丁寧に描かれていてよい。そして、2人ともライバルになりそうな存在が現れることが、ハラハラさせ盛り上げる要素になっている。
  • MONSTERの甘い牙

    伊吹楓/橘いろか

    愛と共に成長
    2023年10月31日
    渉と望愛の気持ちが通じ合うところよりさらにストーリーが進み、渉は以前より思いやりを、望愛は自分に自信を持ち成長しているところがよい。信頼も増しているので、この先どうなるのか、まだ一波乱あるのだろうか。。。
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  • その結婚、正気ですか?【描き下ろしおまけ付き特装版】

    アキラ

    甘さと苦さの大人の恋愛
    2023年10月31日
    年をとっても恋愛から遠ざかっていても、相手の一挙一動にときめきを感じるところが微笑ましい。それだけでなく結婚するまでだけでなく、結婚してからもささいな問題で2人の間がしっくりいかないというところもリアルに描かれている。それぞれの素のあり方と向き合おうとする流れで、絆が強まる2人が見られそう。
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  • ホタルの嫁入り

    橘オレコ

    意外さの魅力
    2023年10月31日
    美しい華族の令嬢と血に汚れた殺し屋という取り合わせ、そして体が弱いにもかかわらず逃亡生活で遊女のふりをすることになるという意外さが面白い。今後の展開も予想が難しく、それが魅力。
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  • どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。

    釜田/六つ花えいこ/vient

    魔女というより妖精っぽいヒロイン
    2023年9月30日
    ロゼは魔女というよりハリージュが感じたように妖精っぽく、庵のある森や湖になじんでいる。そして好きな人をあきらめようとしてもあきらめられない、一途で純情な女の子である。ハリージュもロゼのことを大事に思い、庵に通いあれこれ世話を焼くところがほほえましい。ロゼとハリージュそれぞれの心のうちが交互に語られる構成がよい。
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  • 仮面伯爵は黒水晶の花嫁に恋をする

    氷堂れん/小桜けい

    ヒーローと執事の関係もよい
    2023年9月29日
    ヒロインが優しさと冷静さを兼ね持った落ち着いた女性で、ジェラルドの心を開くのにふさわしい。執事のダンテとジェラルドの関係もよい。ダンテが主人思いできちんと忠告をし、ジェラルドも聞く耳をもっている。それは、宝石人とばれ誘拐されそうになったジェラルドをけがを負いながらもダンテが助けたエピソードが語るように、幼い頃からの2人の絆の故で気分が和む。
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  • トツキトオカの切愛夫婦事情~最後の一夜のはずが、愛の証を身ごもりました~

    三星マユハ/葉月りゅう

    離婚というショック療法
    2023年9月28日
    離婚を切り出した時から恋愛が進展するというのは矛盾しているが、一絵がその悲しい決断によりもう失うものはないからと逆にいろいろなおそれを払しょくし、自分のありのままの気持ちを伝えることができるようになったことは、無理なく理解できる。慧にとっても自分の一絵に対する気持ちに気づかせる起爆剤となり、離婚がショック療法として効いた。
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  • デキる男女のデキない恋

    龍本みお

    オフィスラブの育み方
    2023年9月24日
    最初のうちは恋愛に不器用な2人が、過去の体験を乗り越え仲を深めていくプロセス中心。ストーリーが進むにつれ、プロジェクトをめぐりライバルとなったり、2人の中が同僚に知られそうになったりと、オフィスラブのいろいろなシチュエーションのなかの2人に焦点が当たる。
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  • 悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ 【連載版】

    白梅ナズナ/まきぶろ/紫真依

    独自な発想の転生もの
    2023年9月24日
    悪役令嬢の中に別の人格エミが転生し、元の悪役令嬢レミリアが彼女を見守るというだけでも独創的だが、エミの窮地にレミリアが目覚め復讐に乗り出すという発想がオリジナリティーにあふれている。「嘘つきヒロイン」ピナのいやな女っぷりも、みごとに描かれている。
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  • どうしようもない僕とキスしよう

    北川みゆき

    微妙な心理戦
    2023年9月23日
    作者の作品には姉弟の恋愛を扱ったものがあるが、今作は今までのところ弟の気持ちがよりはっきりとわかり、姉は弟への愛を抑えようとするほうが強い。所々で彼女も弟を想っていることがわかるくらいにとどまっている。今後二人の関係がどう展開していくのかが微妙で楽しみ。
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  • 傷モノの花嫁 分冊版

    友麻碧/藤丸豆ノ介

    雰囲気のある作品
    2023年9月20日
    まず、雰囲気あるカバーの画に惹きつけられる。虐げられひどい仕打ちにあるヒロインというのは、よくあるパターンだが、白と黒のコントラストが効いた画面が美しく、ミステリアスでちょっと大人っぽい異世界という感じがする。
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  • プロミス・シンデレラ

    橘オレコ

    初々しい年の差ラブ
    2023年9月19日
    男子高校生と10歳年上しかもバツイチ女性の恋愛というと、現実離れしているように感じられるが、作品の中での2人の関係は一喜一憂しながら進んでいくという、初々しい恋愛の王道。壱成が早梅を好きになってからどんどん純情になっていく様子がほほえましい。兄・成吾と早梅の過去のつながりや悪意に満ちた菊乃の存在など、ハラハラを高めるお膳立ても効いている。
  • コーヒー&バニラ black

    朱神宝

    コーヒー2種
    2023年2月27日
    深見社長とリサは甘すぎて・・・という人に、素直になれない意地っ張りな関係がほろ苦く刺激的な阿久津社長となっちゃんをと、2種のコーヒーサービスの嗜好。その時の気分によって、どちらかを選んでも。
  • 実は私、溺愛されてました!? ~最低彼氏から最強彼氏へ~

    一城れもん/海咲ねむる

    女性の望むところ
    2023年2月27日
    仕事の時と同一人物かと疑うほど樹のオフの姿がだらしなく、性格の悪さが丸見えで、最初から藤崎との間に大差が。皐月は嫌な目にあったが、藤崎のような理想的男性におもわれるという女性が皆うらやむような展開。
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  • 執事・黒星は傅かない

    音久無

    王道ラブコメ
    2023年2月27日
    「かしづかない」けれど、紫のことを見守りサポートする黒星。両親を早くに亡くした紫を思いやる夏の別荘でのエピソードが印象的。純粋に楽しめるラブコメ。
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  • 真綿の檻

    尾崎衣良

    複雑な家族関係の俯瞰
    2023年2月26日
    家族や夫婦というのはいちばん近い存在であるがゆえ、最も難しい人間関係であることをあらためて実感させられる。また一見したところの事実と、その裏に隠された真実が奥深い。タイトルも作品の世界をよく伝えていて◎。
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  • あなたは私におとされたい

    梅涼/宮口ジュン

    リアルな心理戦
    2023年2月26日
    ノアの誘惑、策略は、多くの人にとって不快なものだと思うが、こういう人物は実際にいる。彼女の標的となるのは不幸なのか、もしくは自らがそうなることを潜在的に望んでいたのか。。。矛盾しているようだが、彼女のおかげ(?)で遠ざかっていた夫婦の関係が、ある意味で近づくというのもリアル。
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  • ひともんちゃくなら喜んで!

    八海つむ

    素のパワー
    2023年2月26日
    まず、とても腕利き人事コンサルタントには見えない、ヒロイン人見の素顔がインパクトがある。そして本人が信じられなくても、佐京がその素顔を心から可愛いと思っているところがいい。コメディーだが、人のためだけではなく自分のために頑張るというような生き方へのメッセージも。
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  • その結婚、正気ですか?

    アキラ

    苦しくも初々しさがある大人の恋愛
    2023年2月26日
    頭で理性的に考え判断し、奏音との契約婚を決めた真だが、その後どんどん彼女に惹かれていき初々しい恋愛感情をもつ様子がかわいらしくもある。奏音も一緒に出かけたり手をつないだりすることにドキドキし、恋愛に年齢は関係ないと感じさせる。が、元カレとの破局によるダメージが奏音を恋愛に臆病にしたくだりには、ときめきだけでは成立しない大人の恋愛のシビアさが表れている。
  • ラブファントム

    みつきかこ

    ひと味違うハイスペック
    2023年2月26日
    天然おっとりで敵をつくらないタイプの百々子と、住まいはタワーマンションではなくその谷間の昔ながらの一軒家だったり、私生児であったりという、ひと味違うハイスペック長谷氏の名カップルぶりを堪能できる。時折織り交ぜられる昔のエピソードや、小姑のような深見をはじめ、会長、太蔵、相良、尊ら2人をとりまく人々も魅力的。作者のみつき先生は体調を崩されたとのことで長期休載中だが、早くお元気になられますよう。
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  • 僕が歩く君の軌跡

    キフウタツミ

    カテゴリーにとらわれず
    2023年1月31日
    美しい色づかいのカバーと、含蓄のあるタイトルにまずひきつけられる。車椅子生活を送るストレス・苦しみというより、自分の生き方に難しさを感じ苦悩するという、より普遍的なテーマで人の心に届く。BLかそうでないとかカテゴリーにはまらない作品だと思う。
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  • アルテ

    大久保圭

    時代考証など気にせずに
    2023年1月31日
    イタリアには実際に画家を職業とする女性が歴史上存在する。そのなかには淑女のたしなみとして絵を描いていたのがこうじて、画家の領域にまで達した貴族の子女もいたが、この作品の主人公とはかけ離れている。イタリア女性の名前にアルテというのはないが、「芸術」という意味のこの言葉を名前にしたのは、彼女が芸術のシンボルだからというのはわかる。同様に、時代考証などあまり気にせず、1人の女性の生き方を描く話として楽しめばよいかと。
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  • 宝石の国

    市川春子

    奇抜でいておこりそうな世界
    2023年1月31日
    海に沈んだ生物が無機物に生まれ変わり、長い時を経て結晶化されたという宝石人やストーリーの世界の設定は、かなり奇抜な想像力の産物のようだが、加速する異常気象を目の当たりにすると、起こりそうなことのようにも思えてくる。時の流れ、宇宙観が壮大なのと、敵が味方に、味方が敵になる一筋縄ではいかない展開が魅力。
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  • 王の獣~掩蔽のアルカナ~【マイクロ】

    藤間麗

    完成された世界
    2023年1月29日
    弟の敵討ちから、宮中内の闘い、藍月と天耀の身分違いの恋、亜人の人種差別、そして国の治め方にまで到達した、哀しみ、怒り、憂い、喜び、希望が織りなす壮大な世界を構築する、まさに大河ドラマ。美しい画とそれぞれ魅力的なキャラクター陣、そして笑える部分もあり、完成度の高い作品。
  • リベンジ・ウェディング【マイクロ】

    安タケコ

    離婚カップルのややこしい復縁
    2023年1月29日
    今度こそ確実な関係を手に入れるため、慎重に作戦を練る元夫ハルの一喜一憂する心理描写が◎。元妻リリは彼への想いを自覚するも、自分からいいだして離婚しただけにそれを覆すことに躊躇してしまう。両片思いでも離婚カップルだけに、よけいややこしくなる状況に納得。
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  • 黒崎秘書に褒められたい

    宮坂香帆

    楽しめる作品
    2023年1月29日
    黒崎秘書のしわじわと湧き出す樹里への溺愛、樹里のコミカルで一生懸命な行動が楽しめる。両想いになってからも、樹里の黒崎への態度がなれ合いにならないところも、彼への尊敬を示していてよい。新しく登場した北米支社長など、周囲の人物も個性的で面白い。
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  • 涙雨とセレナーデ

    河内遙

    タイトルからして抒情的
    2022年12月31日
    作品のタイトルが抒情的で、まず惹きつけられる。そして、絵柄も抒情的かつ明治の雰囲気をよく表現している。タイムスリップものは少なくないが、この作品は首飾りにまつわる謎やさまざまな過去の因縁がプロットに絡んで、ミステリーとしても充実しており、オリジナリティーが感じられる。
  • 悪し妻かたり【マイクロ】

    大海とむ

    先入観にとらわれない賢明さ
    2022年12月31日
    話が進むにつれ、冷酷で怖ろしい女性という水松女に対する周囲の見方が浅はかで愚かなものかがよりはっきりしてくる。偏見、先入観のくだらなさ。そして、それに惑わされず自分の目で彼女を見る殿の賢明さも好感度アップ。家臣の孫四郎は反水松女の代表格だが、彼の殿の溺愛ぶりは微笑ましいものがあり許せる。そして、水松女が殿を懸命に看護する様子を見て、彼女に対する考えをあらためるので、さらによし。
  • コールドゲーム

    和泉かねよし

    コールドゲームの真髄
    2022年12月31日
    「コールドゲーム」というタイトルの意味を考えさせられますが、やはり正妃の座をめぐる女性たちの野望と策略に満ちた冷酷な戦いかと。正体を隠し入れ替わるという設定はよくありますが、アルナは王女でありながら騎士として生き、その点も他の妃候補と一線を画した存在にしています。
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  • きのう何食べた?

    よしながふみ

    食べること=生きること
    2022年12月31日
    作品タイトルは「きのう何食べた?」で、それはきょう何食べる、明日何食べよう、につながっていく。何をどのように食べるかは、その人の生きざまをうつしだす。シロさんの場合、弁護士という職業でありながら仕事を早く切り上げ、ケンジとの夕食をつくりいっしょに食べることを大事にするのは、ケンジと共に生きることを大事にしているということ。ロングヒットで、齢を重ねていく2人とその関係もみどころ。














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  • 悪し妻かたり

    大海とむ

    癒しの過程
    2022年12月31日
    前の夫から身体のみならず、心に深い傷を負わされた水松女。普通であれば夫を殺した殿は憎い仇であるはずが、残酷な前夫から解放してくれた存在であり、2人の出会いから救いへの物語が始まる。お互いを敬う気持ちが、愛情を育むうえでもとても大切であることが伝わってくる。お互いを思いやりながら、少しづつ距離を縮めていく2人の今後が楽しみ。
  • ねぇ先生、知らないの?【マイクロ】

    浅野あや

    ポジティブな2人
    2022年12月21日
    華と理一は、それぞれ自分が打ち込む仕事を持つプロ根性のある2人。2人で過ごす時間にもネタとして使えそうなことを思いつくと、メモすることを忘れない華の熱心さがほほえましい。一方で恋愛か仕事かという二者択一がなく、どちらも諦めることなく成就する2人のポジティブな生き方に元気をもらえる作品。
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  • 白紙の上でさようなら

    天井フィナンシェ

    夢と生き方の探求
    2022年11月30日
    マンガ家をされている方が、マンガの道にたずさわる主人公や雲水先生を描くことが興味深い。それだけでなく、トラウマを抱える主人公が、一度は封印した自分の夢を再びみつめること、そして人として女性としても周りが求めるものではなく、自分が求めるものは何かを探り始めることに共感できる。
  • 多聞くん今どっち!?

    師走ゆき

    笑えるだけでない魅力
    2022年11月30日
    主人公うたげがアイドルの華全開の「多聞くん」だけでなく、素のキャラであるジメジメウジウジの「ジメ原さん」にもひかれていくところが、無理なく受け入れられる。もちろん笑えるコメディの部分も面白いが、推しとしてだけでなく、ひとりの人としても理解し好きになっていく過程がよい。
  • 大奥

    よしながふみ

    偉大なる発想の転換
    2022年10月29日
    将軍が女性だったという発想の大転換だが、その設定に無理がなく納得させられる。江戸時代を終焉まで描いているので歴史の勉強にもなるし、歴史の表面には出てこないこの時代を生きた人々の人間ドラマに浸ることができる大作。
  • 茉莉花ちゃんと優しい恋の奴隷

    芒其之一/兎山もなか

    両片思いの王道
    2022年10月27日
    お互いの想像や好きだからこその怖れから、相手の気持ちがどうなのか悶々とする、両片思いの王道。男女の視点が交互に描かれ、それぞれ相手が大好きという本心が明かされるので、読者はちょっと安心できる。優等生らしい(?)茉莉花ちゃんの熱心な優一攻略研究と、職場をつきとめ優一を探しだした一途さ、そして少女っぽいうぶなところが可愛い。
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  • 青の花 器の森

    小玉ユキ

    陶芸の世界と不器用な2人の恋の歩み
    2022年10月27日
    ジャズや地方に伝承される踊りなど、テーマのある世界の中の人物像を描くのに長ける作者。今回は陶芸の世界を読者にかいまみせてくれる。おおらかだが過去の恋の傷をかかえる青子と、友人の死の痛みをかかえる不愛想な龍生が、いっしょに作業をするなかで心を開き近寄る過程がリアル。方言混じりの青子の話し方と、つきあってからも丁寧な言葉で話し続ける龍生のやりとりがよい。
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  • まさかな恋になりました。

    邑咲奇

    シリアスとコメディーの絶妙バランス
    2022年10月26日
    最初は暗くネガティブだった栞が、伊達君との出会いをとおして自分磨きを始め、見た目もキレイに可愛く変わっていくのがほほえましい。笑える部分と、母との関係のトラウマが彼女の人生に与える影響というシリアスな部分のバランスがよい。栞自身が自分が目をそらしてきたトラウマに向きあおうという姿勢をもちはじめ、それが伊達君が魚に見える謎の原因にもつながっていくのでは。伊達君の残念な行動の一方で、好感度の高い幼馴染の真木部長が登場し、栞をめぐる今後の展開が楽しみ。
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  • デキる男女のデキない恋 [comic tint] 分冊版

    龍本みお

    大人同士のときめき
    2022年10月26日
    見た目も仕事ぶりも完璧な2人が、おうちデートから、いっしょのランチ、外でのデートというように、一歩ずつ近づいていくのを丁寧に描いています。着ていく服や料理のメニューを悩んだり、お互いを名前で呼び合うことへの緊張など、大人であっても恋する時に経験するリアルな心理が伝わってきます。
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  • comic Berry’s蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~

    シラカワイチ/白石さよ

    すがすがしい花と生け花の世界
    2022年8月25日
    ヒロインの顔が、個人的にはちょっと子供っぽ過ぎるように思うのですが、仕事上では筋の通ったきちんとした大人の女性。花や花を生ける世界が、ありがちなお見合い同居ストーリーにすがすがしさを与えています。
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  • 仮初め寵妃のプライド~皇宮に咲く花は未来を希う~ 連載版

    /タイガーアイ

    綿密なストーリーとキャラクター設定
    2022年8月25日
    まず、扉絵のデザインが美しいのに魅かれました。物語の登場人物や世界の設定が綿密で、読みごたえがあります。弟の幸せのために尽くすことや、予知夢の能力があることなど、ヒロインのヴィアもありきたりでない個性を持ち、魅力的に描かれています。
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  • 妹に婚約者を取られたら、獣な王子に求婚されました~またたびとして溺愛されてます~ 【連載版】

    星川きづき/桜井悠/氷堂れん

    おとぎ話のような変身譚
    2022年8月24日
    「獣な」というのは、ケダモノかと思いきや本物の動物でした。ライオンに変身する王子様という、おとぎ話っぽい設定。妹が姉のお相手を奪うというのは、非常によくある設定で新鮮さはありません。画家のヘイルートのキャラクターが独特です。
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  • comic Berry’sお見合い婚にも初夜は必要ですか?

    とうもり/砂川雨路

    真面目度高し
    2022年8月23日
    押しプレと無料分までですが、高晴さんの真面目度が際立っています。研究職というとお堅そうに思えますが、同僚とは夫婦の関係についてもざっくばらんに話していて、特に同期の女性日向がサバサバとしたご意見番なところが面白い。
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  • 悪役令嬢に転生したけど、破局したはずのカタブツ王太子に溺愛されてます!? 【短編】

    まちねちね/花菱ななみ

    1人の男性と1人の女性として・・・
    2022年8月19日
    伯爵令嬢が婚約破棄された相手、しかも王太子と、娼婦として再会するという設定がちょっと変わっています。無理があるようにも感じられましたが、以前知っていた(つもり)だった相手と、肩書を取り外して1人の男性と1人の女性として向き合うところから、愛が芽生えるというのに納得。
  • 悪魔だった君たちへ【フルカラー】

    中津功介/古場みすみ

    負の連鎖
    2022年8月19日
    虐げられて死を選ぶ者がいる一方、辛さや苦しさを増殖させて復讐する者がいることを、カラーの迫力で描く。やられたままで終わらない強さがあるといえばポジティブだが、悪意が憎悪をはぐくみ、虐げられる者が虐げる側になるという負の連鎖は悲しい。
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  • マザーパラサイト 分冊版

    佐藤洋寿

    母という存在の深遠
    2022年8月18日
    主人公の涼太が中2にしては大人びていて、親が思う「子」とはかけ離れている。。母と子の関係だが、やはり子が少年であればこそのストーリー。冒頭の「生命の進化とは、究極の母親を探す長い長い旅・・・」という言葉が意味深。
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  • 「子供を殺してください」という親たち

    押川剛/鈴木マサカズ

    ショッキングだが誇張ではない
    2022年8月18日
    タイトルはショッキングだが、作品を読むと決して誇張ではないことがよくわかる。家族という最も密接な人間関係であればこそ、ゆがみが生じるととてつもなく深刻だ。世間体や恥ということにとらわれて隠ぺいするのではなく、押川のような家庭外の人物に介入してもらうことの大切さがよく伝わってくる。
  • 寝取られ令嬢の王子様[ばら売り]

    きくちくらげ/高宮咲

    優しい王子様と傷心の令嬢
    2022年8月18日
    まさしく正統派「王子様」の見かけのアランが、元婚約者の仕打ちから男性を信用しづらくなってしまったヒロイン、セレスティアに忍耐強くアプローチという、女性にとってうらやましいストーリー。冷静な大人だがセレスティアのこととなると可愛くもなってしまうアランと、断固とした態度をとる裏側で涙するセレスティアの2人を応援したくなる。
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  • 小悪魔教師サイコ(分冊版)

    合田蛍冬/三石メガネ

    正義のサイコ
    2022年8月18日
    サイコである本質が、おっとり優しい外見によりよけい怖さを増している。ワル生徒たちへの制裁が頭をつかった作戦だけでなく、暴力もというところもすごみが。正義を求めるサイコなのか、それだけではないよう。。。
  • 間違いで求婚された女は一年後離縁される

    ヤマトミライ/Amary/ほいっぷくりーむ

    個人的にはあまり・・・
    2022年8月17日
    逆境のヒロインが最後に幸せをつかむというよくある設定が嫌いというわけではないのですが、この作品のヒロインには個人的にあまり魅力が感じられず、応援したいという気持ちがおこりませんでした。他のキャラクターたちもいまひとつ。
  • 男運ゼロの薬師令嬢、初恋の黒騎士様が押しかけ婚約者になりまして。 連載版

    麦崎旬/柊一葉

    ほんとうの男運は・・・
    2022年8月17日
    黒騎士が最初に登場した時、鎧兜を身につけていますが、ダースベイダーを思わせるカッコよさを感じました。そして、兜をとってもいい男ですが、主人公は素顔を見ずに彼にひかれます。2回の結婚がだめだったにせよ、それだからこそ最初の出会いでひかれた人と結ばれるのなら、男運ゼロではなく最高ですね。
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  • オジサマ紳士はケダモノ上司 絶頂テクで結婚を迫ってきて困ります!(分冊版)

    松本ウル子

    設定が面白い
    2022年8月16日
    絵柄が好きになれないのですが、高身長の主人公が身長の釣り合う男性と出会い、その彼が目標だった雑誌の編集長で、仕事上も上を目指すことになるという設定が面白い。
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  • ダブルステップファザー

    三並

    幼なじみが2人の継父に
    2022年8月16日
    BLは普段読まないのですが、この作品はメインキャラの2人が幼馴染で、恋愛感情以前に人と人としての絆と信頼関係があるので受け入れやすいです。2人のやりとりが軽妙なのと、甥っ子律くんの可愛らしさがポイント。どちらかが母役というより、2人の「継父」(ダブルステップファザー)とするのが、2人の対等な関係を示しています。
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  • 妻、小学生になる。

    村田椰融

    コミカルさと深遠さ
    2022年8月16日
    小学生の外見と冷静な大人の中身のギャップのコミカルさが楽しめるが、それだけでなくひとの本質とは何か、大切な人との絆とはなど、深いところを突いてくる作品。「妻」と元の家族に加え、「妻」の新しい家族にも目が向けられていて、現実的でないような貴恵・万理華の葛藤がリアルに描かれている。
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  • MONSTERの甘い牙 分冊版

    伊吹楓/橘いろか

    過度でない甘さ加減
    2022年8月9日
    生い立ちに影があり、素直でない俺様社長というのはよくあるパターンですが、渉は信愛を愛するようになり自分の欠点を認め、変わっていくことで好感度アップ。甘々作品が氾濫するなかで、関係が甘くなっても甘すぎないところが、かえってよい。トーンの使い方が秀逸な絵柄も魅力。
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  • お嬢様の運転手

    石原ケイコ

    いい意味でのセンチメンタル・ストーリー
    2022年6月30日
    作者の最初の単行本ということですが、作画がしっかりとしていること、主人公2人の想い合う気持ちが丁寧に描かれていて読者の心に入り込むことは、その後の作品と変わりありません。大正時代が設定になっているのも、お嬢様と運転手の簡単ではない恋物語にあっています。
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  • よこしまな初恋

    和久原にこ

    よこしま解消をめざして
    2022年6月30日
    ヒロインはピュアすぎるほどのうえ初恋なのに「よこしま」なのは、航太が自分はおじさんでないことや、自分の過去の仕事が栞の両親のような借金を抱える人を生んでしまったことを言えずにいるから。よこしまを解消して初恋を成就させたいという気持ちが、航太に新居を見つけたり新しい仕事を立ち上げたりとパワフルな行動力を与え、彼もピュアに栞溺愛へ走るところがいい。
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  • あの夜からキミに恋してた[comic tint]分冊版

    桜乃みか/ボルテージ

    リアルな夢物語
    2022年6月23日
    憧れていた有能な上司との距離が縮まり、最終的にハッピーエンドという夢物語が、社内恋愛というリアルな設定で展開する。関係をやめなければと思いつつ想いが断ち切れないことや、コンペという仕事の話がからんでくるところもリアル。
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  • オジサンとムスメ【マイクロ】

    五条うるの

    オジサンらしくないオジサン
    2022年6月23日
    いわゆる『おじさんくさい』部分もあるものの、目立つのは包容力のある年長の彼、ということ。想像以上に長く続いているのは、そんな秋津さんの姿が一葉だけでなく多くの女性を魅了するからだと思います。2人の仲はゆるぎない感じなので、この先なにか波乱があるのか、お話しはどう進むのでしょうね。
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  • 仮面伯爵は黒水晶の花嫁に恋をする【単話売】

    氷堂れん/小桜けい

    透明感ある絵柄
    2022年6月18日
    透明感のある絵柄が、言うべきことははっきり言う、しっかり者でけばけばしくないヒロインと、影のある性格のヒーローにあっている。クリスタが家を離れるとき女の子からもらった本が宝石人についてなのは、夫となる伯爵が宝石人ということを暗示していて、細かい部分も丁寧に考えられている。
  • 速水社長は今日も好きって言わせたい【マイクロ】

    あやもと美葉

    ゆっくりと進展
    2022年6月18日
    両方とも意地っ張りなだけに思った以上に焦れているものの、ゆっくり確実に特に心のレベルで接近しています。どのタイミングで2人が観念して先に進むのか。。。しばらくは2人のやりとりや心の声を楽しみつつ待つことにしましょう。
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  • 黒伯爵は星を愛でる

    音久無

    構成がよく層の厚いキャラクター
    2022年6月18日
    エスターとレオン2人の関係だけでなく、彼らを取り巻くキャラクターやできごとの展開にひきこまれます。エスターの両親、大男なのに可愛い性格のギルモア侯爵とメグのエピソード、レオンとクリス様の友情、レオンの両親殺害の真相、クールなアルジャーノンの真実など、ストーリー全体としてうまく収まっていて、読後感も充実しています。
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  • メイドのエミリーは今日も笑わない【単話】

    大上貴子

    エミリーのキャラクターが魅力的
    2022年4月30日
    独自な世界を描く作者さんで、注目しています。エミリーは『笑わない」というタイトルですが、ストーリーが進むにつれ坊ちゃまへの愛情を始め、感情が表れてくるのがいい感じ。坊ちゃまは子どもから青年に成長したのに、エミリーは変わらず年齢不詳の魔女っぽいところも魅力。
  • 初めましてこんにちは、離婚してください

    七里ベティ/あさぎ千夜春

    理想的パートナーへの成長
    2022年4月27日
    離婚の申し出が実際の初の出会いという逆説的スタートが、面白い発想。その後の高嶺の溺愛ぶりがほほえましい。その一方で愛情を注ぐだけでなく、莉央が取り組むこと(絵画)を応援し、寂しくても海外行きも受け入れるなど、女性の自立をサポート。2人の絆の強まりだけでなく、女性にとって理想的パートナーになる高嶺の成長ぶりが見どころ。
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  • 月刊flowers

    flowers編集部

    とりかえばや外伝にひかれて
    2022年4月26日
    個性的な作家さんの作品が多い雑誌として注目していますが、普段は定期的に雑誌購入はしていません。「とりかえばや外伝」のため、4月号を購入しました。どの時期にあたるかきちんと設定されていて、短いながら楽しめます。年表も含め、さいとうちほ先生の歩み特集もあり、先生のファンには満足できる号です。
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