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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件(コミック)
令嬢っていうか空手道場の娘2025年5月12日家紋をもとに……という設定になってる髪飾りに笑えたら読むことをおすすめします。破壊力がすごそうw
昔こういう少女漫画読んだ気がする〜!っていう懐かしい感じのあるラブコメ(ラブ分量少なめ)。
令嬢ものと思わずに読めばとっても楽しい。主人公を下町の空手道場の娘、王太子をどこぞの御曹司、くらいのつもりで読んでるとちょうどいい。婚約破棄の「そりゃないだろうw」って流れと、その裏にあった王太子の優しさも、なかなか良い感じでした。
裏表がなくて明るく前向き無鉄砲な主人公、包容力と腕力と権力で支えてくれる王太子、少女漫画枠からはみ出させないお目付け役のメガネキャラ、わかりやす過ぎるほどわかりやすい悪役……パワフル!
自分が読んだ3巻までの段階では、小学生女子にも安心しておすすめできる感じで、母娘で楽しく読めそうなのがよろしいです。このまま健やかであれ……。いいね
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ふわふわかわいい2025年5月12日姫様がふわふわかわいらしいし、ミニチュアのおうちも(副題も)「シ◯バニア」か「こ◯だちゃん」か、という風情でかわいらしい。
設定もふわふわすぎてリアリティーが足りず(古城で少女一人は無理ありすぎてせめて姫に侍女をつけておいてほしいし、あの精巧な「おうち」は作るのに何日もかかるだろうっていう)理屈屋の自分は続きを読む感じではありませんが、ミニチュアハウスのようすを眺めて和むには良さそう。
器用な人がファンアートとして実際に作ったらさぞかしかわいかろうな〜いいね
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まるごと二話読めるお試し版2025年5月12日6月30日で販売終了とのことで、お試し版のこちらを読んでみました。
『げきおこシュリケン』と、『超能力が必要』の内の『ジェネラリスト』、二つのお話が読めます。
前者は、シュリケンっていうから忍者ものだったりするのかな〜って読み始めたら、「怒りマーク(💢)」のことを「シュリケン」と呼んでいるだけでした。些細なイライラが募っていく様子が楽しかったです。できればもう一捻り欲しかったところ。
後者は、万能天才少女と漫画家志望少年が出会う話。少女の天才設定がすごすぎて、この子に励まされてもちょっとなぁ……という気持ち。
いずれも読みやすかったです。いいね
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一番ヤバいのは誰だ選手権2025年5月8日……という様相を呈している、病み系作品(だと思う)
45話まで読みました。
「恋愛」「ホラー」に分類されていますが、これはいい意味で「違う」。
表面上ではその分類でも間違ってはいないと思いますが、恋愛と言うよりはヒューマンドラマ寄り、ホラーと言うよりサスペンス寄り、というように自分には見えます。
主人公の鹿ノ子ちゃんの危うさがすごくて、引き込まれました。アレは本当に「兄」なのか?それは本当に「恋」なのか?歪さもある中で純粋さも感じる兄妹関係、あの輝きは偽りなのか?
そして、鈴蘭に喩えられた中眞という男は、いったいどういう人物なのか……?
各話タイトルや作中に入れ込まれた聖書や古典や文学作品のエッセンス、背景に描かれた花の花言葉、かなり細かい部分までこだわって描かれているのだろうと思います。それらを何も知らなくとも支障なく読めて、ある程度知っていれば理解が深まる、そんな描き方です。宗教画を読み解くのに似ているかもしれません。
作中にもはっきりと出てきますが、芥川龍之介『藪の中』に通ずる感じがとても良い。オムライスをめぐる各人の言うこととかとても良い。ぬる〜っとした気持ち悪さを常に抱えつつ、「アレ」はいったい何なのか探りつつ読むのが楽しいです。名前にも意味を持たせていそう。
「事実」は常に一つなれども「真実」は人の数だけ存在する……と思っているタイプにおすすめです。 -
藪を繁らせる、人の心2025年5月8日言わずと知れた名作ですが、マツダミノル『兄だったモノ』(GANMA!連載の漫画)を読まれる方は、改めてこちらも読んではいかがでしょうか。青空文庫なので無料です。
主だった三人のそれぞれの言い分、状況は大きく食い違い、誰か一人が本当の事実を述べているのかもしれないし、三人とも嘘をついているのかもしれない。最も事実を述べていそうなのは殺された男の霊ではあるが、そもそも巫女の霊能力が本当のものとも限らない。
実際に起きた「事実」は藪の中、それぞれがそれぞれの見栄と利害と「そうあってほしい」ことを好き勝手に述べているように思えます。ひとつの事柄を多方面から見たそれぞれの真実……よりも更に、意図的なで利己的な偽証だらけなのが確実、という、人の醜い意思が藪となった、イヤ〜な話。
名作! -
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シミュレーションという思考の雨2025年5月4日全5巻それぞれ139ページ。
完結マークがついてないから購入をためらってましたが、思い切って購入……してみたら完結してるじゃん!
4コマ漫画はあまり好みではないので購入をためらってましたが……どんどん4コマじゃなくなっていったのでそこも嬉しい。
日常と重なる哲学とでも言えばいいのか、読者に向けて雨のように……時には霧雨のように……時には篠突く雨のように……降ってくる著者の心。この作品について説明しようとしたり解読を試みてもどことなくうまくいかなくて、結局のところ、自分のいる場所に降る雨のようなもの、という感じです。
「自分」と「世界」を隔てるもの、つなぐもの。「存在」や「演算」、言葉の自由さ。この作品について考えると、取り留めのない考えが浮かんではつながりはなれて形なく足元の地面にしみて消えていきます。
すべての解釈は正しくないような気もするし正しいような気もするし、とりあえず作者さんはものすごくいろいろ考えながら描いていそうだなということだけはわかる……気もするけどわかったような気になっているだけかもしれません。
各巻の目次ページを1巻から5巻まで順々に見ると、どことなく人生そのものを感じます。
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同著者『少女終末旅行』を読んだ後の方が、趣深いと思います。続編というわけでもないので、こちら単体でも支障はありません。
ただ、自分はこれが、「続編でもある」と解釈した上で、この作品の全話数の意味を噛みしめつつあの二人(とこの作中の人物全て)に幸いと平安を祈らずにはいられない。こんなふうな境目の世界の先に「世界」はあるのだろうかというわずかな不安を抱えつつ、わたしたちは不安定な世界を不安定に過ごすしかないし、それが「動く」ということで「生きる」ということに他ならないのだと思っています。 -
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これが本気の厨二病だ! 加藤が最高です2025年4月30日天使の階級とか禁断の愛とか転生とか、コッテコテの設定にコッテコテの絵柄。
半端な厨二っぽさではない、いつの間にか見ている方が引きずり込まれる、この作者さんのこの本気の厨二病感。
細かい設定とかにはツッコミどころがあろうとも、この作者さんの作品でしか得られないものが確かにある。すべてが高濃度。
5月6日まで3巻無料になっていたのでちょっと見に来たところ、レビューに「加藤、最高」の旨の記述を発見し、同意を示したくレビューを書いています。
いやほんと、加藤のためにこの作品を読めって言っても過言じゃない。
加藤……加藤ーーーー!!(号泣)ってなること請け合いなので、紗羅がちょっとアレだなって思ってもそこはグッとこらえて加藤の活躍を見届けてほしい。
加藤……下の名前の由来エピソードが印象に残ってます(落涙)。 -
単行本があるから気を付けて〜2025年4月30日こちらの合冊版1巻が無料になっていた時に読んでみたところ、悪魔vs天使部分も面白いので、続きも買おうかな〜と思ったら……題名を変えて単行本版があるのに気付きました。危ないところだった……!
これから買おうと思っている方はご注意を。
『ちょろイン(実際は漢字表記)魔の騙し方』として、2巻完結の単行本です。
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インキュバスものはエロに行く不自然さがないのでBLの中で好きなジャンルです。そこに健気な感じとか物知らずな素直さとかが合わさって、かなり好みな感じ。中身は表紙よりもポップな印象で読みやすい。しばらく先になりそうですが、続きを読む日が楽しみです。
あと、ちょこちょこ描かれてるイン魔講習の様子が良かったです。 -
中国昔話っぽい短編集(悪女とは限らない)2025年4月30日短編集。2巻まで既読。
レディコミっぽさは特になく、全方面におすすめできます。
「悪女」と銘打たれていますが、悪女じゃないのも多いです。
ドロドロ感もあまりありません。中国古典って、残酷な話がさも当たり前のように書かれている印象が強いのですが、その印象と同じように、さらっとドライで良いです。
1巻は、二話目以外はそれぞれが更に三つのショートに分かれているので、かなりスパッとまとまった話ばかりでその容赦なさが良い。高校時代にこういう短い物語を漢文の授業で習ったな、って思い出す感じでした。特に、三話目の『其の三 名画』が、サラサラと話が流れていってスターンとナタで切ったようなオチで、なんか好きです。
2巻は三話目までイソップ原案ですが、舞台は中国だしエッセンスが入ってる程度。一話目の『翡翠の徳』が、途中まで旦那がダメダメすぎてヒヤヒヤしましたw 二話目の『犠牲者』は、人々の思惑が絡んでおもしろかったのと、これが2巻までの中では最も悪女であったと思います。
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2025年4月現在、すべて読み放題に入っています。これが読み放題で読めるというのはたいへんお得。
作品内容文に各話の紹介がされているのが、短編集の内容文として有能です。いいね
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捏ねないで作れるのでとても手軽2025年4月29日111ページ。
リュスティックを作ってみたくて購入。
手軽さという点ではかなりポイント高いです。「捏ねなくていい」って素晴らしい。
また、リュスティックのレシピをネットで探すとモルトが入っているものが多いんですが、こちらはモルト無しなので、材料の揃えやすさという点でも嬉しい。パン作りに慣れていないこともあり、作ってみたものの微妙な出来にはなってしまいましたが、また作るぞ〜!って思える手軽さでした。
同著者のお菓子本が好きなので選びました。
パン生地そのもののレシピは3種類(ピザやリュスティック用(基本の高加水生地)、ホットク用、カンパーニュ用)で、各種具材のアレンジがいろいろ載っている構成です。アレンジはハーブとかサワークリームを使うような少し複雑でおしゃれな味の方向性。あと、ホットク生地にはアジア系。
めんどくさがりで子供舌の自分は、ハーブや香辛料系の具材アレンジをする気は無いし、ホットクに興味無いし、カンパーニュは材料の支度や難易度の点で手を出さなさそうだし、という感じなので、ちょっと割高なお買い物ではありました……が、料理本や手芸本にはお気に入りのレシピがひとつでもあれば充分という気もするので、買って損というわけでもありません。
アレンジ好きなタイプには、お得なお買い物になるかもしれませんね。 -
スーパーの食材で フランス家庭料理をつくる 三國シェフのベスト・レシピ136 永久保存版
三國シェフのチャンネルを観るために2025年4月29日167ページ。
この1冊で完成する料理本、としてよりも、三國シェフのYouTubeチャンネルを見るお供として使うと良いように思います。
この本で、材料や完成写真を眺めて「これなら作れそう、これが美味しそう」と思ったものを→動画で探して作り方を視聴してコツなどをおさえた後に→この本の作り方を見ながら実際に作る。
動画を見ながら作っていると動画のスピードに追いつけなくてあわあわしちゃうタイプなので、上記の手順を踏むのが向いています。
また、「うま味調味料(ブイヨンなど)を使わない」というスタイルのレシピなのもありがたいです。
ヴィシソワーズを作ってみましたが、今までで一番美味しくできました。……家族がヴィシソワーズ好きだったら何度でも作るのに……(我が家ではヴィシソワーズ好きが自分しかいない)。
あと、村上信夫さんのレシピをアレンジしたというもの(カレーピラフと鶏ひき肉カレー)が載っており、帝国ホテル料理長の味(に近いもの)を楽しみたいと思う自分には嬉しかったです。 -
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イチカからスズへの感情の強火っぷりがいい2025年4月27日コスメ動画配信が題材。
「ブス」の呪いをかけられた主人公スズちゃんが、イチカの圧倒的好意の後押しとコスメの魔法で自信をつけて成長していくのがステキな序盤。小学校時代に男子連中から「デブ」の呪いをかけられた自分にとって、スズちゃんがイチカに救われたことが本当に嬉しい……ああいう呪い、ほんとなかなか解けなくて自尊心削るんですよね……。
イチカからスズへの感情は、まっすぐで眩しくてとても強火。その強火っぷりが楽しいのと同時に、何があっても大丈夫っていう安心感があります。良い。
実際のコスメがズラーっと出て来たりするので、「今すぐ」連載を読むのが一番向いているんじゃないかなと思います。
不朽の名作っていうタイプではなく、新鮮なうちに「続き楽しみだな〜」ってしながら読みたい……ってことで連載を追って読んでいる作品。
電子の強み、好きなページに好きなようにカラーを使える、という利点がこの作品にはピッタリマッチ。白黒だとメイクのビフォーアフター表現に限界がありますが、アフターにカラーページを持って来られるのはとても華やかで気分がフワーッと上がります。
ストーリーは、ツッコミどころとかもあるんですけど、この作者さんの勢いはそういうのを吹っ飛ばす魅力がある。各エピソードや増えて行くキャラクターそれぞれを、楽しく眺めています。
オマケ漫画がまた楽しいんですよね〜、毎度笑っちゃう。
自分の好みなキャラは御手洗さん、一番応援してるのはイチカ、いい奴なんだけど諦めてくれって思ってるのはミチル、そして、ずっと絶対許さんと思っているのは多和田……なんですけど、14巻現在、段々見せてくる頑張りに「くそぅ……まだまだ許してなんか……許…………」みたいに心が乱れておりますw
私はほぼ化粧をしないので、コスメ関連の部分はあまりわかっていないけれど、スズちゃんと作者さんのコスメ好きパワーに引っ張られて、コスメと若いお嬢さんのキラキラにニコニコしています。親戚のおばちゃん気分。 -
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童話の漫画化はこういうタイプが良い2025年4月24日212ページ。
表題作は、アンデルセンの『雪の女王』の、描かれていない部分を膨らませた作品で、本の半分くらい。
原作ではあっけなく過ぎた山賊の娘との交流が、この作品では山賊の娘の心情にスポットを当てて、少女の友情ストーリーになっています。終盤で、山賊の娘がカイにかける言葉、これが良い。原作と同じ言葉であるのに、原作以上の含みがあり、原作とは違う「もう一人の女王」としての貫禄充分。
原作の忠実な漫画化とは少し違う、けれども原作の設定だけを取ったようなものと違って、原作世界を壊すことなくうまく独自の解釈を入れてある……童話の漫画化はこういうタイプがいいですね。
巻末には描き下ろしのショート漫画『泣きむしなさかな姫』が収録されており、こちらもかわいらしさともどかしさのあるおとぎ話で良かったです。
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同時収録されている読み切りは、いずれも現代日本舞台。
片方は恋愛もの、もう片方は高校生の殺し屋設定でふんわり重めの背景をちらつかせたもの。
どちらも、キャラクターとストーリー共に自分の好みに合うところがありませんでした。 -
花たちの語る話が好き2025年4月24日昭和30年翻訳版なので、ことばが古めかしくて良いです。
古い作品には古い翻訳が合う……無理に新訳を出さなくていいのよ……と思っているタイプにはありがたいですね、青空文庫。無料ですし。
藤田貴美『雪の女王』(漫画)を読むのに合わせて、読んでみました。ぼんやりと内容は知っていても、きちんと読んだのは初めてかもしれません。アンデルセン童話はキリスト教賛美色が強いのが個人的欠点ではありますが、だからこその美しさもあって良いですね。
作中、物語の主流から少し外れて、花たちが自分たちの物語をそれぞれする場面があるのですが、そこがなんだか好きです。
しかし、改めてこうして読んでみても、「カイ、何もしてないな……」「ゲルダってカイの何がそんなにいいんだろ」「雪の女王は何がしたかったんだ」という感想は変わりませんでした。
これは自分がひねくれ者のせいなのか……?いや、それだけじゃないはず……みんなきっとチラッとは思ってるはず……! -
膝下丈で回ると広がるスカートには夢がある2025年4月18日もちろんペチコートとドロワーズにも夢がある。
「メイドさん」だから「メディスン」という雑なネーミングなのにも趣がある、著者最初期作品(と、その続き)。
1巻収録作は同人誌発表で、発表当時「ものすごいのがキター!」ってワクワクしたのを覚えています。
1巻には『シャーリー』の他、5歳の坊ちゃんと遊び相手のメイドとコマドリの雛の話『僕とネリーとある日の午後』、イタズラ仕掛け好きの子爵の大旦那と強気なメイドの日々『メアリ・バンクス』が収録されています。
2巻収録作は商業発表。着々と描き込みがみっちりしていきますw
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仕事はものすごくできるけどまだまだ少女であどけなさもあるシャーリー、少しうっかり屋さんの主人ベネット。二人の日常はなんてことないけれども、ガラス瓶にひとつひとつためていくビー玉のようで、いつか振り返ったときにそのきらめきを懐かしみ、笑顔になって、新しい一歩を大切に踏み出せる……そんなやわらかな光をたたえています。
シャーリーがベネットに向ける「大人」への憧れの眼差しと、ベネットがシャーリーに向ける「子供」への慈しみの眼差し、友人でも家族でもない関係性の中でのお互いを尊ぶ心が、相手が喜ぶと自分も嬉しい様子が、なんとも好ましいです。
そんなやさしい雰囲気の中で、膝下丈で回ると広がるスカートとか、人形に自分で服を仕立てるとか、コルセットとか、蓄音機とか、靴のデザインとか、紅茶を注ぐ姿とか、現実では些細ながらも著者によってクローズアップされている愛すべき物や事柄に「そこが大事なんです!」って著者に同化する勢いでのめり込みたい。
あと、1巻と2巻それぞれで見られる、シャーリーとベネットの「暖炉の火を見つめる横顔」が、すんばらしい対比になっているなと思うので見て!そこが大事なんです!
あとは2巻の夢のシーンが可愛すぎて悶えます。
世界名作劇場の『牧場の少女カトリ』のようなさりげない日常の短篇連作が一番向いている作者さんだと思っており、この作品が最高に好みです。今後も、あまり大きなストーリーを混ぜないでほしいと切に願っています。
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まだ単行本に入ってないのもけっこうある(Wiki調べ)ので、単行本が出せる分たまるまでの繋ぎに、単話で配信してほしい……とりあえず要望は出版社に出しましたが、同じ要望が集まって実現したら嬉しいな。
さあ、あなたも要望を出そう! -
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善きものに幸福を、悪しきものに復讐を2025年4月17日クローバーっていろんな花言葉があるんですね。いろいろあるのを総合するとちょっとヤンデレ感が出ておもしろい。
宇一に悲惨な結末を迎えさせないためにがんばるよつはちゃん。
目新しさがあるわけではないタイムリープものですが、やり過ぎな残虐性とか意味なくラッキースケベ展開とかが無く、気軽なエンタメとして摂取するのにほどよいバランス感。個人的には雨宿りのシーン(3巻収録)が、ちょっとエッチではない方向の展開だったことに、宇一(と作者さん)への信頼度が上がったので、宇一の幸せを応援したいです。
八重が笑っちゃうほどキモいのも見どころ(?)。
3巻段階でもまだまだ謎ばかり。追いかけ切れるかちょっと不安なペースの話の進み方ではありますが、行ける範囲でついていこうかなと思います。いいね
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えっこれコメディーなの?(1巻のみ)2025年4月17日1巻無料になっていたので読んでみました。
『チ。』を途中まで読んでいてどうしてもひっかかるところがあって続きを読むか迷っており、こちらが短く完結しているので手を出してみることに。最後まで読んだらレビュー更新します。
現段階では、なんかもう読んでてつらくてつらくて、ジャンルがギャグ・コメディーになっていることに驚愕しています。私、お笑いがけっこうな割合でイジメにしか見えなくて積極的にお笑いには触れないんですが、この作品が「ギャグ・コメディー」に分類されているのもそれに近しく……えっ、みんなこれを笑いながら読めるの?って挙動不審になってます。
主人公を「かわいそう」と感じるのは自分の傲慢である。けれども主人公の周囲のセミナーの輩とかに嫌悪と怒りを感じるのは、自分の選んだ正義である。そんなスタンスで、年末あたりに続きを買って読もうと画策しています。 -
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気軽に読めるサスペンスドラマ2025年4月16日471ページ。
単行本版と分冊版が、ともに2025年4月現在読み放題に入っています。
スタートはDVですが、逃亡先で触れる人情、過去の事件、夫の異常性など盛りだくさん。酷い目には遭いますが、ドロドロはせず、勢いよく最後まですっきりと。火サスの気分で楽しめました。
主人公がちゃんと「母親」してるな、ってところに好感が持てます。
一方、作品に出てくる主人公以外の母親キャラクターは、みなさんなかなかの難アリな生き様。
特に主人公の母親が私はイヤです。作中、主人公が新婚旅行で殴られた段階で逃げられなかったのは、間違いなくこの母親のせい……どこに出しても恥ずかしい毒親であると感じますし、そういう母親に育てられた娘って、我慢しなければならないっていう認知の歪みで初動をミスりがちだよなって気がします。
MVPは、ホームサービス女社長の息子さんに進呈します。 -
このさりげなくあたりまえなファンタジー2025年4月12日全3巻の、ファンタジー短編集。各巻200ページぐらい。
〜〜〜1巻〜〜〜
・『大嵐』春の嵐に吹き飛ばされたおじいちゃんとパパとマイク。森に住む少年のトキとその相棒のバンダに会って過ごす、ひとときのメルヘン。おじいちゃんの心情、ラストまで素晴らしい傑作。星5つ。あと「しそ茶」はたぶん「バジルティー」のこと。
・『月世界通信販売』深夜に訪れる郵便屋、おとなりさんから聞こえる謎の歌と叫び声。謎が解けたその後に、きっと幸福が訪れる、そんな予感であたたかくなる話。
・『非常識な死体』コミカルな「蘇った死体」の話。いわゆるゾンビとはちょっと違うけど、死体ネタに笑う。ラストの真相も、エピローグ的な最後まで、飽きないおもしろさ。星5つ。
・『ジュラ』母を亡くした娘と、その父親と再婚相手。イマジナリーフレンドの要素を加えた切なさのある話。みんな良い人であり、だからこそあたたかさが切ない。星5つ。
・『神が喜びを下さるように』かつて別れた恋人同士の二人に起きる、クリスマスの奇跡。ケーキくずやベルベットリボンの裁ちクズにボタン、こまごました描写が好き。
〜〜〜2巻〜〜〜
全篇星5つ。
・『西風星』1巻にも登場したバンダとトキの、西風を吹かせる星を探しての、山向こうへの小冒険。ひなぎくには、trembling starというウェールズでの呼び名があるそうです。
・『骨董刺繍』骨董店での不思議な出来事。海とバラのイメージがすてきで、店主と息子のやりとりが軽妙。この1話しか無いのが少し残念なくらい、気に入っている話。
・『浸透圧』シリーズ3話。学生二人が巻き込まれる、異次元世界の騒動。著者の空想が自由に繰り広げられて、にぎやか楽しい。
〜〜〜3巻〜〜〜
この巻だけ舞台が日本。
・『夜のタンゴ』みんなのうたの赤鬼と青鬼のタンゴからできたお話なんだろうな。楽しい、鬼との遭遇。
・『テルテルボーズの怪』梅雨時、湿気まくる安下宿のようすに笑う。
・『盂蘭盆会』明るくにぎやか、現代バケモノ話。
・『紅葉おろし』平安時代のあやかし話。著者らしい、人と妖とのへだたりの無さがとても好きな星5つ。
・『クリスマス配達員』現代クリスマス話。各ご家庭の様子がさりげなく良いハートフルクリスマス。
・『百鬼夜行』平安時代。気ままなお公家様と振り回される奉公人のやりとりが楽しい。ガイコツの芸もなんか良い、星5つ。 -
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オタクの贅沢で楽しいお遊び2025年4月7日SF的な「アンドロイドと人のと交流」を期待して読んでみたら違ったw 1巻分くらい読みました。
それぞれの人が作るそれぞれのアンドロイドのオムニバスで、個々のオタク的趣味が赤裸々なアンドロイドが誕生していきます。
見どころは何よりも、各々がアンドロイド製作の際に差し出す「わたしの考えた最強(に自分の趣味を詰め込んだ)のキャラクター」の設定書。イタいw イターーーーーいwww だがその熱量がイイ!!
この設定書を実用アンドロイドとするために店員さんが設定を一緒に詰めてくれるんですが、ああ〜このお仕事ものすごく楽しそう〜!ってうらやましくなりました。
自分としては繰り返して読むタイプの話ではないので星は3つですが、楽しい作品です。
あと、自分だったらどんなアンドロイドがいいかなぁ〜って、作れもしないのに考えちゃいますね!皆様はどんなアンドロイドを作りますか?私は地味目だけどふわっと笑顔がかわいいメイド(スカートはふくらはぎ丈)一択です!「奥様」って呼んでもらうんだ! -
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昭和を懐かしむ短編集(1巻既読)2025年4月3日短編集。
1巻『彩子』は192ページ3作品入り。
・『彩子』
さえない子を略して「さいこ」と呼ばれる、コンプレックスだらけの主人公。個人的には、成績がめちゃ良いんだからそんなにオドオドしなくてもいいのに〜イヤな奴らなんか学力で殴っちゃえよ!って応援しちゃいますが。助けてくれる理絵がめちゃくちゃ良い子です。二人の友情が育っていけばいいな〜って思いながら読んでいたので、展開の方向性が少し好みからズレ、呆気なさがありました。あと光崎は乙女の敵なので許しません。
・『フライング メール』
憧れていた従兄が元クラスメイトと結婚する……大ショックの主人公が飛行機事故に遭い、精神がそのクラスメイトの中に入ってしまったという話。徹底的な失恋がかわいそうなくらい。クラスメイトの気持ちも見たかったな。これが一番良かったです。
・『オン ザ ウェイ』
新谷かおる原作。舞台はアメリカ、自動車メーカーの買収と非合法カーレースの話。昭和のワイルドなアクション漫画、楽しかったです。主人公が1話目に出てくる理絵ですが、話につながりはありませんでした。
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佐伯かよの作品、読み返したいほど好みではなくって星4に及ばないんですが、ついつい読みたくなって最後まで読んじゃうという点では星3以上に好き、という微妙なラインにある……今作も読めて良かったです。楽しめました。 -
大丈夫かってくらい期待している2025年4月2日1話目無料読みかつ0円販売。
お気に入りの作家さん、ファンタジーという好みのジャンル、以前描かれた中世オメガバース作品がめっちゃ気に入っていることもあり、期待値MAXで1話を読みました。
きっちりと考えられている設定、見え隠れする伏線、そして描き込みが丁寧な絵。
これは先行きが楽しみです!
少し陰のある主人公、闇から生まれた魔物、戦争の傷がまだ癒えぬ村……薄暗さのある雰囲気の中、どんな秘密が隠れているのか、そしてどんな光を見せてくれるのか。
「描かれていない部分」まで大切にする作者さんだと思っているので、ゆっくりとでも丁寧に物語を進めてほしいです。
1年で単行本1冊分くらいのゆっくりめペースの連載、期待値が上がりすぎないよう、気を鎮めながら楽しみにお待ちしています。
できることなら2〜3巻で完結するとありがたい……あまり長編が得意ではないもので……。
連載開始から注目しているのに、3月24日に単行本1巻が出て4月2日現在レビューゼロという状況に思い余ってレビュー入れました。とりあえずみんな読んでみませんか。 -
寄せ集め、いえバラエティに富んだ(作者談2025年3月3日178ページ。短編集。
表題作は、一応全5話のシリーズですが、キャラクターにもストーリーにも特につながりのない、ホラー読切集です。基本は荒唐無稽で笑いに到達する感じのホラーです。3話目の『彼女のスーツケース』は正統派ホラーでミステリーな感じで面白かったです。そして4話目の最後のセリフが、この作者さんらしいなって思って大好きです。
〜〜〜以下同録作について〜〜〜
『恋の亡霊』は元気にグロく、『囚われ人』は緊迫感あるバトル系で、いずれも主人公のその後が心配です。
『同級生』と『旧友』はショート。いずれも不気味で良かったです。
『死体と暮らすな子供たち』はゾンビもの。がんばる小さな姉弟がおそろしくもかわいくかわいそう。題名から同著者『闇夜に遊ぶな子供たち』の関連作かと思ったら全然関係なかった……『闇夜に〜』が大好きなんですが販売終了してしまって悲しい思いをしていましたが、2025年現在、完全版が電子化されており、ぜひぜひシーモアさんでも販売してほしいです。リクエストはしました。 -
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