内容についてはもう4巻分もありますし、好きなところがありすぎて文字数から溢れちゃうので、特に言いたいふたつだけ。まず『演技』の描き方がとてつもなく上手。俳優などの芸能界を扱った作品はたくさんあると思いますが、ここまで『演技』を上手く描ける作家さんなかなかいないと思います。1巻に、受けの由岐のある演技でみんなが一瞬で心を掴まれるシーンがあるんですが、それを文字の説明ではなく絵で魅せてるのが本当に凄い。そして読んでる私まで本当に心を掴まれました。ふたつめは、なんといっても絵柄が天才。こんなに綺麗で雰囲気のある絵柄見たことない。そもそもこの時代に誰とも被ってない独自の絵柄を持ってるのが凄い。全ページ全コマ美しすぎて、読んでるとついつい手をとめてしまいます。目も髪も影もキラキラしていて本当に素敵。白黒でここまでキラキラした世界観を表現できるのはやっぱり天才です。