これはあまりにも面白い。ドストライク作品です。やばいです。
ミステリー、サスペンス、サイコスリラー、異常心理学、兄弟への異常な執着、血、カニバリズム(仮)、自傷行為、狂愛、心中 etc...., こういったキーワードまたはテーマが題材になっている作品を好む方、激しくおすすめします。絶対に面白いです。
曾祖父、父親、桂、3人が共通して抱える彼等だけの"秘密"の原因となったものは一体何なのか。そしてその関係性はどう成り立っているのか。真相がほとんどわからず、気になる伏線ばかりが残されたままなので、生殺し状態です。この興奮、どうしてくれよう…。曾祖父と父親の過去も非常に気になります。
僕がこの先の物語の展開に望む事としては、桂の狂気乱心とも言える兄への欲望は、シンプルにいき過ぎた愛故のものであってほしいという事です。そしてそれが兄にちゃんと伝わってほしい!いくらアブノーマルで狂っていて歪んでいる行為・欲求であっても、それが愛する想いから生じるものなのであれば…!"異常"で何が悪いっ!
続き早く読みたいです。