レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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強いて言えば初期の小野不由美テイスト2025年2月26日皆さん書かれているように、今まで見た事のない漫画です。丁寧に心の襞の一つ一つを表現する繊細さと、甘酸っぱい王道ラブコメに、突如暴力的なまでに出て来るホラー展開!それも民俗学を調べられてそうな、本当にありそうなガチなやつ。類を見ない斬新な作品で、初見からずっと強烈に目が離せません。この感覚に一番近い感覚としては、デビュー当時の小野不由美さんの悪霊シリーズ、唯一これが近いです。ドタバタコメディと思いきや、ガッチガチの心霊体験ぶち込んで来るので、何度肝が冷えた事か。この漫画でまたその感覚味わえるとは、それも小説でなくオリジナルの漫画でここまで表現出来るとは。もう脱帽です。最後まで今と変わらず強烈に追い続けます。
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追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~
最初で離脱してる方々、気持ちは分かるが2024年8月24日コレ、3巻くらいまでで切ってる方々が多いように見受けますが、最新まで読み進めないと損です。滅多に損とか言いたくないけど、本当に損してます。それくらい、びっくりするほど途中で確変してHunter×Hunterの第一後継者級の面白さになります。どうやらこの作画漫画家、おバカなフリして緻密に計算してお話しを組み立てています。よく読むと破綻が無いどころか文脈がしっかりしていて、各登場人物はそれぞれの信念をブレずに貫き通しています。そこに裏切りは無く、どんどん皆(!)好きになってしまう、そんな力強さのある名作です。ほんと最初からは想像も出来ない、こんな大確変漫画初めて読みました。最早最新話は感謝しかありません。名作です。脱落された方、食わず嫌いの方々、読まなきゃ損です! -
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やっぱりアニメ化!2024年6月12日数話読んだだけで間違いなくなんらかのメディア化する作品だと思ってましたが、順当にアニメ化おめでとうございます!
これは多聞君の可愛さとカッコ良さは勿論の事、主人公の1本太い芯の通ったオタわきまえぶりと、多彩で思いもよらないリアクションの妙が大きな売りの作品です。主人公が一切ぶれない、勘違いしないから、清々しく読めるのも大きいし、多聞君はめちゃくちゃヘタレ可愛いくカッコいいです(2回目)。
少女漫画の枠をはみ出しつつある、今まで見た事ない勢いと味のある作品なので、まだご覧になられてない方は是非味わって楽しんで頂きたい。きっと何度も「ブフォww」となる事請け合います! -
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いくえみ先生、こういうのも描けるんですね2022年10月14日いくえみさんの作品に出てくる主人公は割と正しくて良い子が多いので、今回みたいな「あえて」自分の感情に馬鹿みたいに「素直」な主人公と不倫相手を描くとは思いませんでした。少女漫画でも主人公に頭が足りないもの、自己中なものは苦手ですが、作者が確信犯的にそう描いているものは好きです。(ちなみにシゲカヨみたいなおバカも大好きです)だから主人公にイライラしそうなこの作品も完全に作者さんが分かって敢えて動かしているので、最後まで楽しく新鮮に読めました。正しいって一体なんでしょね?って思われされた時点で、いくえみさんの大勝利です。ほんと興味深い作品です。
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これなら読めた!2022年3月30日おやすみぷんぷんとか浅野いにおはドロドロのドロがキツすぎて読んでて嫌な気分になるんで無理でしたが、これは初めてきちんと読み込めた漫画でした。CGやトリミングとは言え画力と描き込みエグすぎて、何回画面見て「死人が出るぞ…」と思ったか。しかし、描き込み過ぎでちょっと何やってるか分かりにくいシーンが多々あり、最終巻は特に多かったです。せっかく画が凄いのに勿体ない……。物語は時々安直というか他作品で既視感のある展開もちょくちょくあり、あまり深みがないです。これだけの画力が無駄遣いです。盟友花沢健吾先生と比較したくはないが、この方はデビュー作から生の人の感情に肉薄し、ぐぐっと読ませる力がある。いにお先生に人間を描ける原作者が付いたら最強になるのかな?それでも花沢先生に迫るのは難しそう…それくらい大きな差があります。
ともあれ今回欠かさず楽しみに最後まで追いかけられ、それなりに楽しませて頂きました。アニメ化もおめでとうございます。これがどうアニメで表現されるのか、楽しみにしています。 -
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心が撃ち抜かれる2021年9月5日昔、漫画を描いていた。何故?って言われると、京本のように自分の漫画の続きを楽しみにしてくれる友達がいたから。あの時の煌めく気持ち、湧き上がる創作の喜び、何か自分の中のドアが開いたような感覚は忘れ難い。今は漫画を描くことを辞めてしまったけれど、ルックバックを読んでその時の気持ちを振り返り、生の感情が溢れて同時に涙が止まらなかった。スポーツに真剣に打ち込んでいた知人はこの作品が全く刺さらなかったようだ。それも良い、大切な価値観の一つだ。だが私みたいに少しでも創作に触れた者にとって、この作品は気持ちの芯を抉られ、熱く震えさせる名作と言えるのではないだろうか。
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