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レビュー

今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 青野くんに触りたいから死にたい

    椎名うみ

    強いて言えば初期の小野不由美テイスト
    2025年2月26日
    皆さん書かれているように、今まで見た事のない漫画です。丁寧に心の襞の一つ一つを表現する繊細さと、甘酸っぱい王道ラブコメに、突如暴力的なまでに出て来るホラー展開!それも民俗学を調べられてそうな、本当にありそうなガチなやつ。類を見ない斬新な作品で、初見からずっと強烈に目が離せません。この感覚に一番近い感覚としては、デビュー当時の小野不由美さんの悪霊シリーズ、唯一これが近いです。ドタバタコメディと思いきや、ガッチガチの心霊体験ぶち込んで来るので、何度肝が冷えた事か。この漫画でまたその感覚味わえるとは、それも小説でなくオリジナルの漫画でここまで表現出来るとは。もう脱帽です。最後まで今と変わらず強烈に追い続けます。
  • 亜人

    三浦追儺/桜井画門

    一気読みした!
    ネタバレ
    2025年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ爽快!ちょっと、いや大分200年後が不安ではあるけれども、作者さん、原作者さんが突然いなくなった状況でお見事でした!ものっ凄く面白かったです!!!
  • ウイングマン

    桂正和

    祝ドラマ化!
    2024年9月4日
    子どものころ、少し大人な葵さんに憧れていました。「ドリムノート」という語感の良さ、これにウイングマンの良さが凝縮されています。桂先生の青臭いロマンに溢れた瑞々しい作品、大好きです!
  • 追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~

    業務用餅/六志麻あさ/kisui

    最初で離脱してる方々、気持ちは分かるが
    2024年8月24日
    コレ、3巻くらいまでで切ってる方々が多いように見受けますが、最新まで読み進めないと損です。滅多に損とか言いたくないけど、本当に損してます。それくらい、びっくりするほど途中で確変してHunter×Hunterの第一後継者級の面白さになります。どうやらこの作画漫画家、おバカなフリして緻密に計算してお話しを組み立てています。よく読むと破綻が無いどころか文脈がしっかりしていて、各登場人物はそれぞれの信念をブレずに貫き通しています。そこに裏切りは無く、どんどん皆(!)好きになってしまう、そんな力強さのある名作です。ほんと最初からは想像も出来ない、こんな大確変漫画初めて読みました。最早最新話は感謝しかありません。名作です。脱落された方、食わず嫌いの方々、読まなきゃ損です!
  • この男は人生最大の過ちです【描き下ろしおまけ付き特装版】

    九瀬しき

    遂に「ん」まで…!
    2024年8月19日
    社長かるたが遂に「わ」「を」「ん」まで完成してしまった…!思えば「あ」からここまで感慨深いものがあります。少しもダレる事なく、鋭いドM調で大変楽しませて頂きました。この先の企画が二人の行く末よりも気になって仕方がないです。
  • 多聞くん今どっち!?

    師走ゆき

    やっぱりアニメ化!
    2024年6月12日
    数話読んだだけで間違いなくなんらかのメディア化する作品だと思ってましたが、順当にアニメ化おめでとうございます!
    これは多聞君の可愛さとカッコ良さは勿論の事、主人公の1本太い芯の通ったオタわきまえぶりと、多彩で思いもよらないリアクションの妙が大きな売りの作品です。主人公が一切ぶれない、勘違いしないから、清々しく読めるのも大きいし、多聞君はめちゃくちゃヘタレ可愛いくカッコいいです(2回目)。
    少女漫画の枠をはみ出しつつある、今まで見た事ない勢いと味のある作品なので、まだご覧になられてない方は是非味わって楽しんで頂きたい。きっと何度も「ブフォww」となる事請け合います!
  • 違国日記

    ヤマシタトモコ

    波が染み込むように泣けた
    2024年6月11日
    淡々と描かれているようで、静かな凪だった波が気付かないうちに大きくなっていき、最後には大波となって感情を揺さぶって覆い尽くします。攫われた感情は波が捌ける頃には穏やかに落ち着き、前よりも私達は少し豊かになって、また人生を歩んでいける。そんな稀有な作品でした。実写化も納得ですが、この繊細な作品をどこまで再現出来るのか、楽しみであると同時にとてもハードルが高い事だと思うので、大切に創って頂きたいと切に願います。
  • アルテ

    大久保圭

    プロとは
    2024年4月21日
    何かで食べていくという事とは、人とは、生き抜いていくという事とは、どういうことなのか。それには何が足りず何が必要なのか。明確に教えてくれる大事な大事な指南書です。
  • 葬送のフリーレン

    山田鐘人/アベツカサ

    淡々と激情の波が打ち寄せる
    2024年4月19日
    本当は岩をも砕く程の熱い情念が打ち寄せる作品なのに、まるで穏やかな凪のように描かれており、そのギャップに心がいつの間にか鷲掴みにされています。
  • ヒマチの嬢王

    茅原クレセ

    面白いけどアフロ田中のノリが気になる
    2024年4月18日
    超売れっ子元キャバ嬢が黒服になって素晴らしいつけ回しと人を見る目でどんどん売り上げ上げていくストーリーは楽しく読めるのですが、元店長や市役所の女性のキャラクターのノリや演出が完全にアフロ田中なのパクりで気になります。自分の頭で考えろ!と商店街のおじいさんに説教する主人公を生み出した作者がそれじゃあ説得力が……。
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  • 鳴川くんは泣かされたくない【マイクロ】

    遠山あちは

    最高
    2024年1月5日
    最高オブ最高。いつもオラオラな鳴川くんのドMっぷりゾクゾクしちゃう。絵も綺麗でキャラに魅力たっぷりです。
  • 私はシャドウ

    粕谷紀子

    良すぎて説明したくない
    ネタバレ
    2023年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ただただ、読んで欲しい。その一言に尽きる。最後の作者さんの後書きにも胸を打たれました。きっと辛い時代を経て、試練を越えれば幸せに満ちた世界がまたやってきます。信じて生きていきます。作者さんのもとにも沢山の幸せが戻ってきますように。だってこんなにと素晴らしい作品を作って沢山の人を喜ばせているんだから。
  • すばらしき新世界(フルカラー)

    Yoongonji/Gosonjak

    酷い
    2023年11月6日
    過剰なエロ描写でストーリーも情緒もあったもんじゃない。下劣極まりない漫画。エロを描きながらもストーリーもコマ割りも素晴らしい漫画読んで勉強しろ。
  • コタローは1人暮らし

    津村マミ

    最高だった
    ネタバレ
    2023年9月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最終巻、後書きからカバー裏まで全て読み尽くしました。じわじわとラストに向かって「終わるぞ、終わるぞ」という予感からお父さんとの再会、そして初めてコタローが自分が幸せでいるための気持ちを吐露した瞬間、泣けました。コタロー君の名前の由来も聞けて良かった。何より狩野君に「嘘ついてくれてありがとう」って言った言葉が重くて狩野君が報われて良かった。ほのぼのなのに時々芯から心が痛くなる、素晴らしい名作、堂々の完結です。読んだ人全てが幸多くなれますようにという作者の気持ち、受け取りました!8年間本当に本当にお疲れ様でした!!!
  • ときめきのいけにえ

    うぐいす祥子

    えぇ……
    ネタバレ
    2023年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 少女漫画と猟奇モノ、神の化身?といったスピリチュアルというか超常系というか、の要素を組み合わせたあまり無いタイプの漫画で、新鮮な気分で楽しく読み進めてました。ヒロインも花水木君も性格が良く、好感持てたし。ただ打ち切りが決まったせいとは言え、最後の家族惨殺シーンで超ドン引きです…お父さんの死に方から始まって、救いが無さすぎた。ハッピーエンド風ですが後味悪かったです。とは言え、最後までぐいぐい読ませる力はありました。もう少し長く連載続いてくれたら、ヒロインの能力が覚醒していく様をもっと見れたのかなと思うと惜しいかな。
  • 天国大魔境

    石黒正数

    予備知識無しで読み進めて欲しい
    2023年6月22日
    何の設定も知らないまま、分からんわ〜、でも面白いわ〜と読み進めていると、とある瞬間に「あっ!これってもしかして!?」って気付ける瞬間が来ます。その瞬間、この作品の面白さが爆発的に上がる、それは最早快感です。そんな貴重な体験が出来る作品滅多に無いです。まだまだ謎は残されているので、きっとまた読者をあっと言わせてくれそうな期待をしています。
  • 雪人 YUKITO

    大沢在昌/もんでんあきこ

    ユキトとアキラ
    ネタバレ
    2023年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 黒い髪で白い心を持った雪人と、白い髪で黒い心を持たざるを得なかったアキラ。
    正反対でありながら呉林の「息子」であるこの二人はまるで兄弟のよう。全てが収まるべき所に収まり、綺麗に完結しましたが、一人の新島に何故こんなにも心が痛むのか、それほど感情移入させられてしまいました。
    流石原作が小説なだけあり、もんでん先生の中でも群を抜いてずしっと重い読み応えでした。
    それにしても宮本さんをはじめとして、沢山のおじさんがカッコ良過ぎでクラクラしちゃう作品です。
  • 菜の花の彼―ナノカノカレ―

    桃森ミヨシ/鉄骨サロ

    ※凄くネタバレ書いてます※
    ネタバレ
    2023年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラスト物足りないって言ってる人の気持ちも分かりますが、一気に読んだせいもあるのか、あんな完璧なラストは無いと思います。ごくありふれた漫画なら、これでもかー!ってくらい「そら、感動しろよ」と言わんばかりのそれはそれは美しいキラッキラのお花畑を見せて終わるでしょう。しかしこの漫画は違った。たった3枚のメモ、それはどんな花畑よりも美しく、鷹人君がどう足掻いたって勝てないものでしょう。
  • ガラスの仮面

    美内すずえ

    これ以上の作品を知らない
    2023年1月21日
    ガラスの仮面……小さな頃から大人になるまで全人生の中でこれほどに熱中してのめり込んで読ま「された」作品は他に無いです。「された」というのは、読んでいる当人が望む望まないに関わらず、ほぼ必ず没頭し読ませる力がこの作品にあるからです。この事を漫画好きと話していても異論が出た事がないです。とにかく読んだ事が無い方、ぜひこの作品の読ませる力、熱中させる力に巻き込まれてみて下さい。それは人生でも数えるくらい甘美な時間となるでしょう。それほどまでに唯一無二、スペシャルな作品です。
  • 飯を喰らひて華と告ぐ

    足立和平

    絵だけで全て伝わってくる
    2022年12月12日
    あの浅野いにお氏のアシスタントというだけあって、画力・表現力が初連載なのに突出していて、なんの擬音や台詞、説明が無くても美味しそうな音や匂い、お客さんのワクワク感、噛んだ時のザクッやじゅわっまでリアルに伝わってきます。
    その圧倒的表現に対してあと一味、読後の満足感が足りない気がするのが勿体ないところ。今は休載中で充電期間を経て戻ってくるそうなので、また連載の回を重ねていく毎にどんどん味の深みが増しそうな期待を込めて、星四つとさせて頂きます。
  • マタギガンナー

    藤本正二/JuanAlbarran

    新鮮!だけど確実に面白い
    2022年11月25日
    スペインの方が作画している事に大分後になって気付く位違和感が無い。渋いお爺さんが操るふんどしにちょんまげのガンナーか死ぬほどかっこいい。モーニング開いたら先ずこれを読む。休載の時はガッカリする。すっかりこの作品のファンです。二巻も待ち遠しくてたまらない。
  • あなたのことはそれほど

    いくえみ綾

    いくえみ先生、こういうのも描けるんですね
    2022年10月14日
    いくえみさんの作品に出てくる主人公は割と正しくて良い子が多いので、今回みたいな「あえて」自分の感情に馬鹿みたいに「素直」な主人公と不倫相手を描くとは思いませんでした。少女漫画でも主人公に頭が足りないもの、自己中なものは苦手ですが、作者が確信犯的にそう描いているものは好きです。(ちなみにシゲカヨみたいなおバカも大好きです)だから主人公にイライラしそうなこの作品も完全に作者さんが分かって敢えて動かしているので、最後まで楽しく新鮮に読めました。正しいって一体なんでしょね?って思われされた時点で、いくえみさんの大勝利です。ほんと興味深い作品です。
  • チェンソーマン

    藤本タツキ

    現在最高のカリスマ
    2022年10月10日
    チェンソーマン第一部があれだけ良かったのに、第二部で作者は表現力、画力、センスを大幅に上げて更に面白くなっていて、その才能の底の無さにゾッとします。今、悶える程次の話が楽しみでならない。ハンターハンターを毎週死ぬほど楽しみにしていた感覚が久しぶりに蘇りました。時代を牽引する騎手のトップは今現在完全にタツキ先生と言えるでしょう。
  • ぼくんち

    西原理恵子

    一回読んで欲しい
    2022年10月8日
    絵は相当大味なんです、でも伝わってくるものはそこいらの漫画が裸足で逃げ出す代物です。あれこれ説明いりません、とにかくいっぺん読んでみて下さい。
  • ムーちゃんと手をつないで~自閉症の娘が教えてくれたこと~

    みなと鈴

    是非是非読んで欲しい名作!
    2022年5月12日
    泣けます、考えさせられます、元気出ます、生きる力を奮い立たせてくれます!
    言葉が上手く見つからない、とにかくなかなかない良質な名作です✨
  • デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション

    浅野いにお

    これなら読めた!
    2022年3月30日
    おやすみぷんぷんとか浅野いにおはドロドロのドロがキツすぎて読んでて嫌な気分になるんで無理でしたが、これは初めてきちんと読み込めた漫画でした。CGやトリミングとは言え画力と描き込みエグすぎて、何回画面見て「死人が出るぞ…」と思ったか。しかし、描き込み過ぎでちょっと何やってるか分かりにくいシーンが多々あり、最終巻は特に多かったです。せっかく画が凄いのに勿体ない……。物語は時々安直というか他作品で既視感のある展開もちょくちょくあり、あまり深みがないです。これだけの画力が無駄遣いです。盟友花沢健吾先生と比較したくはないが、この方はデビュー作から生の人の感情に肉薄し、ぐぐっと読ませる力がある。いにお先生に人間を描ける原作者が付いたら最強になるのかな?それでも花沢先生に迫るのは難しそう…それくらい大きな差があります。
    ともあれ今回欠かさず楽しみに最後まで追いかけられ、それなりに楽しませて頂きました。アニメ化もおめでとうございます。これがどうアニメで表現されるのか、楽しみにしています。
  • ナチュン

    都留泰作

    判別不能
    2022年3月27日
    面白いかどうか良く分からないまま一巻から読んでいたがそのまま最後まで読了してしまった。ずっと夢の中にいるようや支離滅裂で現実味がなく、それでいてそれがリアリティになってる怪作。
  • fish - フィッシュ -

    三宅乱丈

    待望?いや渇望の続編…!
    2022年3月9日
    この続編、全漫画の中で最も求めていました。望みは薄いだろうなと思っていたので、イムリの連載も終わり、満を持してまさかこんなに本格的に始まるとは、僥倖です。まだ前編「ペット」を読まれていない方、貴方が羨ましい。あの面白さを真っ白なままで味わえるんだから。ネタバレや前情報一切見ずに読まれる事をオススメします。もし途中で読むのをやめたら勿体ないです。最終巻まで是非とも読んで下さい。心の底から人に勧めたい漫画です。
  • ベルセルク

    三浦建太郎

    いつかまた(会えた!…割と早く…!!)
    2022年3月3日
    いつの日かなんらかの形でベルセルク、三浦先生に会える日を待ち望んでいます。。。長い間お疲れ様でした。これからは何も心配せず、天国で好きな事を好きなだけ楽しんで下さい。
    (追記)森先生やアシスタントさん、作画スタッフさん達のお陰で、思っていた何倍も早く続編を読めている事、僥倖です。三浦先生の絵柄、世界観を必死に引き継がれているのが伝わってきます。ありがとうございます。プレッシャーは並大抵ではないでしょうが、今後も頑張って下さい。
  • 私と上司の内緒の事情

    たむら純子

    最初だけ読んで判断しないで
    ネタバレ
    2022年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料分を読んでいる頃は、主人公が馬鹿過ぎって思いあまりのめり込めなかったが、話が進むのと同じ速度で内面も仕事面でも、ちゃんと着実に成長していき、それにつれ読みやすく感情移入も出来た。人として真っ直ぐで、素直でとても素敵な女の子です!
  • 蜘蛛ですが、なにか?

    かかし朝浩/馬場翁/輝竜司

    なんでこんな面白いの!?
    2021年10月17日
    この材料でここまで美味しくお話しを調理・味付けするとは、原作者も漫画家さんも只者ではないな…!全く期待せずに読んだら、すっごくきちんと面白くて、いやはや脱帽致しました。これは間違いなく最終巻まで読み切ります。
  • 女性の死に方 分冊版

    あらいぴろよ/西尾元(兵庫医科大学法医学講座主任教授)

    もっとこんな本を読みたい
    2021年9月9日
    命の重さ、大切さ、今自分が健康に生きている事がいかに尊い事なのか、ひしひしと感じました。
    日々の生活を、命を大切にするように、幸せを噛み締めて生きようとこんなにも思えた作品はありません。
    一人でも多くの人に読んで頂きたいし、こんな本があればもっと読みたいと思います。
  • ルックバック

    藤本タツキ

    心が撃ち抜かれる
    2021年9月5日
    昔、漫画を描いていた。何故?って言われると、京本のように自分の漫画の続きを楽しみにしてくれる友達がいたから。あの時の煌めく気持ち、湧き上がる創作の喜び、何か自分の中のドアが開いたような感覚は忘れ難い。今は漫画を描くことを辞めてしまったけれど、ルックバックを読んでその時の気持ちを振り返り、生の感情が溢れて同時に涙が止まらなかった。スポーツに真剣に打ち込んでいた知人はこの作品が全く刺さらなかったようだ。それも良い、大切な価値観の一つだ。だが私みたいに少しでも創作に触れた者にとって、この作品は気持ちの芯を抉られ、熱く震えさせる名作と言えるのではないだろうか。
  • 恋のツキ

    新田章

    せめて大学生ならまだ…
    ネタバレ
    2021年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 相手が高校生って時点でないわー、って先ずなってしまうから、せっかく丁寧に心理描写出来てるのに前提からして全て台無しになってしまう。逆にいえば、ここまで描ける力あるだけに勿体ない。個人的に好きになれないけど、嫌いにもなりきれない主人公でした。皆さんが仰るように、せっかく終盤人として自分の殻を破りかけて、彼女らしい魅力ある生き方を見つけかけてるように見えたのに、甘っちょろい結末でまた台無し、がっかりです。
  • 後ハッピーマニア【単話】

    安野モヨコ

    シゲカヨが歳重ねたら、のリアルさ
    2021年5月4日
    シゲカヨが40になったら、の思った以上にリアルな痛々しさが描かれていて。しかもあのタカハシが!シゲカヨを絶対的に裏切らないタカハシが!!他の女に真剣に惚れてるとか!!!
    読んでいて辛いんだけど、そこはやっぱりハッピーマニアで、テンポ軽快で普通に笑えて。パワーが違いますわ、パワーが。昔読んでたなら是非読むべし、読んでないなら尚更過去作含めて読むべし、な痛快作です。
  • 最後の遊覧船

    すぎむらしんいち

    すぎむらしんいち先生の新境地
    2020年12月3日
    クセとアクが魅力の先生で、それが好きですがそれだと一般受けし辛いのをご本人も十分分かっており、それを踏まえて少しポップにして美男美女を初めて主要人物に据えた今作。周りにいる登場人物が濃いので、すぎむら先生の良さは十分に堪能出来つつ、(いつもよりは)さらっと読み易かったです。またすぐ読みたいので、この感じで何作か是非とも作って頂きたいです。
  • 声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~

    安武わたる

    大変に面白い
    2019年12月11日
    絵もストーリーも人物の掘り下げも全てが丁寧な描写で、毎巻満足しています。続きを早く読みたいです。新刊読み終えたところですが、次も早く読みたくてたまらないです。
  • 君に届け 番外編~運命の人~

    椎名軽穂

    梅ずっぱい
    2019年11月28日
    大容量きみにとどけ本編の余韻に浸りながら、美味しい美味しいデザート頂いております。正直番外編ってあんまりなものが多い中、一番見たかったキャラクターで想像以上の面白さ。美味。たお相手の男子もカッコいいし、この上質なデザートをもう少し味わえるなんて最高です。
  • 君に届け

    椎名軽穂

    大団円
    2019年11月26日
    丁寧に丁寧に各キャラクターを破綻なく描いてくれて、こちらまでポカポカと心が温まりました。読んでいて一緒に成長させて貰ったような錯覚までさせられてしまいます。
    これ読むと、周りの人を、自分自身をもっと大切にしよう、向き合おうと自然に思えます。
    爽子達に会えてよかった!登場人物と同じように、素直に思える作品。
    作者さん、この作品を生んでくれて、こんなに綺麗に描き切ってくれて、出会わせてくれて本当にありがとうございます。
  • 俺物語!!

    アルコ/河原和音

    一気読みしちゃいました!
    2019年9月16日
    猛男、大和、砂川たちと一緒にドキドキときめいて、自然と元気が湧いてきます。良い意味でシンプルな内容なんですが、心が素直に真っ直ぐになる、人を幸せに出来る太陽みたいな漫画です。
  • 乙女怪獣キャラメリゼ

    蒼木スピカ

    楽しい!
    2019年9月10日
    特撮SF好きとしては、ど真ん中。少女漫画と特撮SF。決して混ざる事がない、いや誰も混ぜようと思いつかなかったこの二つがミックスされたらこんな面白くなるとは思いませんでした。一巻のテンションが下がることなく面白い。四巻も楽しみに待っています。
  • 狂四郎2030

    徳弘正也

    泣けた
    ネタバレ
    2019年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最後まで読んで本当に良かった、この一言に尽きる。
    徳弘正也先生の最高傑作の名の通り、エログロな描写も多々あるのに、胸が締め付けられる純粋で美しい話だった。
  • 7SEEDS

    田村由美

    涙が止まらなかった
    2018年10月1日
    最後の数巻涙がボロボロ止まらなかった。何でこうも人の心の芯に訴えかけられるんだろう
    、この作者さんは。ほんと読んで良かった、人にも堂々と勧めたい壮大なドラマでした!
  • ORIGIN

    Boichi

    「日本」SF界の正当後継者
    2018年3月12日
    かつてヤングマガジンはSF漫画界に於けるカリスマ的なエポックメーカーであったが、久しくそのような作品は現れなかった。

    しかし遂にBoichi氏は正しくその流れを継ぐ作品を生み出した。

    今までは高い画力にストーリーが若干追いついていなかったが、その欠点も克服し別次元に達している。

    作家Boichi氏が大化けした、近年稀にみる純粋なSF作品。一人でも多くの人の目に触れて欲しい本当に良質な作品だ。
  • ポプテピピック

    大川ぶくぶ

    狂ってる!
    2018年2月1日
    これをちょっと面白いなっと思えたらヤバイと危機感を持って下さい。私はもう手遅れです。2巻も買います。
  • 那由他

    佐々木淳子

    ダークグリーンと比較すると
    ネタバレ
    2018年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全3巻とスッキリ収まっていて、佐々木淳子作品を人に紹介するなら先ずこちらからが良さそうだ。
    ラストのカタルシスはダークグリーン以上で、思わず感嘆の声が漏れた。

    誰もが一度は想像する人の成り立ち、理由、使命、そして宇宙の成り立ちとその果て…現実に流されて考えていた事すら忘れていた。子どもの頃抱いていたドキドキや探究心を見事に作品として昇華している。佐々木淳子はやはり、れっきとしたSF作家であると強く再確認。
    読んでとても良かったです。
  • ダークグリーン

    佐々木淳子

    ベルセルクがオマージュ
    2018年1月17日
    なんとあのダークファンタジーの最高峰、ベルセルクの作者が実際に今後の展開をダークグリーンのオマージュと語ったという、昔からのファンにとって興奮ものの事実が!

    これを機にこの作品に興味持ってくれる人が増えると、非常に嬉しいです。
    子ども心にドキドキしながら、読むのを止められなかった記憶が鮮明に蘇ります。
  • ロッタレイン

    松本剛

    切ない
    ネタバレ
    2018年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 社会の規範とか、枠組みとか、そんなものが一体なんなんだ!と読んでる方まで息苦しくなってくるような、それくらい2人に感情移入させられる話でした。
    あ、勿論社会の規範や枠組みは大切です。
    父親の行動もまっとうなものです。そもそも母と息子を捨てたという前提があるから、腑には落ちないけれど。

    ロリコンで気持ち悪いって感じはあまりしなかったです。初穂が大人びているせいもあるかもしれませんが、男と女が惹かれ合う、きちんとした人間ドラマだったからでしょう。終始切ない思いにさせられました。読んで良かったです。
  • もしもし、てるみです。

    水沢悦子

    癖になる
    2017年11月3日
    いい感じの脱力感がたまらないです。

    スピリッツの巻末で2ページ読んでいつも もっと読みたい衝動に駆られていたので
    やっとお腹一杯読めて渇望が満たされました。

    きっと何回か定期的に読み返したくなるでしょう。
    しかし何なんだろう、この独特の世界観。
  • 先生の白い噓

    鳥飼茜

    一巻読んだら最終巻まで読まないと損
    ネタバレ
    2017年11月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻で衝撃受けて、二巻以降あれ?ちょっと期待外れ?と思いきや終盤で盛り返してきて、最終巻でお見事!やられた!!って感じです。
    だから途中しんどくても是非とも最後まで読まれることを強くオススメします。
    ご都合主義ではないのに、綺麗に全て決着をつけてくれて、読み終えて凄くスッキリしました。
    また読んでいくうちに自分のトラウマにも気付かせてくれて、凄く救われました。
    出会えて幸せと思えるくらい、良い作品です!
  • 100万円の女たち

    青野春秋

    ラストの加筆
    ネタバレ
    2017年8月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ スピリッツで毎週追って読んでおり、淡々とした決して上手い訳ではない絵ながら、独特の世界観に引き込まれていました。
    コミックスではラストに加筆があると聞き、気になって漸く読みました。感想は期待通りの凄惨さとあえて謎を少し残す感じで満足しました。
    みどりちゃんがこの先どんな人生を歩むのか想像すると、何故か少し切ない気持ちになりつつ良い幕閉じでした。
  • ラブ・ゾンビ

    山崎さやか

    デビュー時からこんな上手かったんだ!
    2016年10月17日
    女性作家というレベルを越えた画力に驚嘆。普通初期はもっと下手だろうよ〜。しかも編集に言われた通り、エロにも果敢に取り組む体当たり姿勢 + コアにある狂気。画力と鬼才が同居した稀有な漫画家。

    山崎さやかに改名してから、一見まともに見えるポップな作品が多いが、沖さやか時代のグロさを、今こそ「新作」でもっと読んでみたい。