出会いのインパクトとか強引な展開とかが本当にない作品で、ごく自然にどんどん気持ちが近づいていったというすごく丁寧な作品です
シンプルに惹かれ合って2人が近づいていく
この過程がとても好きでした
付き合うまでが早いので、そこからのエピソードがしっかり盛り込まれてるのも嬉しすぎるポイント!!
そうだよね、付き合ってからが本番ですもん。
で、2人の間に生じる問題は受けが攻めを頼らない、甘えない、みたいなところなんだけど、確かに恋人が自己完結できるタイプの人だと寂しいよね
【頼ってほしい】も叶わないし、そうなると【頼りたい】も難しくなる
攻めが受けに言ったみたいに、「あなたに俺は必要?」って…思うの…めちゃくちゃわかる…わかるけど…キツイ一言だなあぁ…
出会いがシンプルだった効果もあってか、
付き合ってから2人に襲いかかる波がすごく胸に刺さるから、見ているこっちまで何回もあああぁぁ〜…!!となりました
いや〜それにしても、多分結局は攻めが折れるんだろーなーと思ったんだけど、受けから言葉に出せたのすごく良かったですね!
攻めの姉には「彼は戻ってきます(挑発」って啖呵切っておいて、攻めには電話で「疲れた…(シクシク」って電話するのちょっととんでもない量のエモを供給されたんですけど(大歓喜)!!
この攻めは特に受けの感情をきちんと言葉にしてもらうことでどんどん前に進んでいくタイプだと思うので、受けが素直になったらもう最強カップルなんですよ
この2人はお互いしかありえないって感じがすごくして、これからもずっとこんなふうにお互いの気持ちを満たしあいながら生きるんだなぁと本を閉じたあともしばらく幸福感に包まれました