レビュー
今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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連載再開されていたんですね2025年7月22日未完のまま作者様がご逝去されたとか・・・ ご冥福をお祈り申し上げます。
有名タイトルなのは知っていたものの気が付けば42巻というボリューム、初見の自分にとっては手に取りづらい作品でしたが無料分(この時は21巻無料)だけでも期間内に読めるかな?と思い読んだところ激しく沼でした。
没入感半端なく、あの巻数をあっという間に読めて・・・ びっくりした(あまりファンタジー読む方ではないので)。
その後、盛大に課金し懐が痛い優良ユーザーです(笑)。
無料分は読破出来たので初見の方もキャンペーン狙い目です。
自分はちょっと根詰め過ぎて多少の頭痛を伴いましたが日数に大分余裕があったので、バーサーカー状態で読まなくても初日から読み始めれば無料分は期間内に読めると思います。
発行部数42巻の未完結超大作に特攻出来るとか読み手として十分に狂戦士ですので、最後まで読破できることでしょう、大丈夫大丈夫。
内容は大人向けダークファンタジーの復讐劇ですので、読み手を選ぶ描写がここそこにありますが壮大な世界観で時々4次元に納まりきらない部分も興味深く面白かったです。
中世ヨーロッパ・北欧神話をベースに描かれており哲学・思想的な部分も落とし込まれていて丁寧な作りだなぁと感服しながら自分は飽きることなく読めています。
北欧は確か哲学が発達した地域だったような・・・ と思うと頷ける内容。
読後、「人生とその目的とは・理想とは」「人としての成長とは」等々、哲学問答に陥りました(笑)。
知性を高めるうえでも良書かと(?)。
作者不在でありながらも2022年に連載再開されたそうで、白泉〇HPの「お知らせ」で知りました。
連載再開にご尽力されている親友の方(生前作者様から完結までの内容を唯一聞かされている方だそうです。聞いた内容に殆ど変更なく今日までの物語のあらすじが進んでいるそうです。白〇社HP『ベルセルク再開のお知らせ』というところに親友で漫画家の森恒二氏がコメントされています。ご興味の方はそちらで。携わる方々の並々ならぬ覚悟と決意が伺われるかと)、お弟子さん方、編集の方々、取締役の方の熱い想いに感謝しかないです。
有難うございます、完結まで追います。
個人的にジュドーが好きだったので私の分の恨みも晴らして欲しい、グリフィス許すまじ(笑)。 ガッツ頑張れー! -
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こういうのもっと下さい2025年1月11日BL要素薄口ですが設定も内容も面白いので、たとえほんのりBL風味であってもBL無添加杉樽仕込みだったとしても(?)楽しめる内容です(好みは濃口です)。お話の途中からタイムプレッシャーがかかりスリリングに展開していく辺りは作者様の頭の良さが光ります。頭の良い作家さんだなぁとは「憂鬱な朝」から思っていましたが、ここで炸裂してました(笑)。この内容と展開が上下巻に収まるという奇跡、こういうのもっと下さい。 「時系列/or/時間軸が・・・」というレビューちらほら見かけますが、作者様が明確に人物の書き分けをされていますので服装などに注意して登場人物の曽我部さんの仮説(1巻目で”事実”を整理されています)に従ってご覧下さい。どの登場人物の視点で見るかによって時間軸が変わりますので、その時点はだれにとっての現在なのか?未来なのか?過去なのか? この辺りを明確に把握していないと解釈が困難な場合がありますのでご注意下さい。 アフターストーリーも良かったです。蛍の日常が晶と共に穏やかに続きますように・・・。
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財務を制する者は・・・?2024年11月3日異世界ものは初めてなのですが、こちらのカテゴライズであっているのでしょうか?(笑)BL属性かと・・・。主人公の財務スキルで異世界でも勤勉に強かに生き抜く様が頼もしいです。財務を制する者は世界を制す?でしょうか???どんな世界線でも生きて行けそうである意味強い。 6巻まで読んでみてここまで来ると聖女だの王子だのは自分は大分どうでもよくなっていて(酷)、THE財務くん(近藤誠一郎)を囲む三つ巴の戦い(団長・宰相・司祭)が面白くて読んでいる感じです。財務くんのよく分からない魅力と儚さに皆で手を差し伸べる様は平和の象徴でしょうね(笑)。
財務くんと団長の掛け合いや横恋慕ぎみの宰相(←違うし)、勘違いが甚だしい司祭も見どころです。異世界という世界線も面白いものなのだとしみじみ感心。 -
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胸熱2024年9月27日「君に降る言の葉は」が良かったので読んでみました。この作者様の表現力が凄くて自室の静寂の中で読んでいるのに、まるでその場に居るような臨場感。奏者の爆発的なエネルギー、疾走感、客の歓声、グルーブ・・・何もかもが鮮やかに感じ取れる。
内容はタイトル通りなんです。でもね・・・客観で見ていたのに、気が付けば作中に連れていかれてる。強制連行。
行き場のないエネルギー、衝動、劣等感、抑圧と葛藤、・・・青春を終えた世代ならとっくに分かっているんです。それが”懐かしさ”ではなく”胸熱”の感覚で蘇らせてくれる。作中の静けさですら、そのもの悲しさを寂寞として汲め、時に泣き出したくもなる。
なんでしょうね、この参加型バーチャル”エモ”リアリティー体験みたいなの。作者様の表現力に只々感心するばかり。今後の作品にも期待が高まります。 -
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ひたむきな感じが良いです2022年11月29日2次元だとそもそも音がないし表現に限界がありそうで読まなかったジャンルですが、思いのほか良いです!面白い!!動画とはまた違った感じで沸けました。
9巻まで読んでみて主人公を含む男子たちの"バトル"がとにかく面白いです。”バトル”といってもスキルありきというのではなく、「いかに表現するか」「何を伝えるのか」というそれぞれの頭脳戦のような部分が面白くて良かったです。女の子もひたむきで素直な可愛い子で。学生でも社会人でも情熱を傾けられる何かがある人は魅力的です。ひたむきな感じが良いなぁ・・・と。もっと読まれても良い作品(反省)。 -
映画をご覧になりたい方は2022年9月4日2022/9/16から公開予定作品のようですので映画をご覧になりたい方は読まない方が良いと思いますが、3巻の初めに「相関図」が載っているのでこちらは目を通されると良いかと。
跡目争い中の組織に潜っている捜査官の話。日本で潜入捜査はマトリはOKでも警察官はNGです。現行の法律では認められていませんが、ここでは捜査官の人間関係やその心理、ギリギリの渡り合い、徐々に明かされそうな(?)警視庁と組織との力関係を描いていて引き込まれる内容でした。
巻を追うごとに面白くなっていくので続きが待ち遠しい。
血みどろ不可避なので苦手な方は他の作品を。 -
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冒険記2022年4月24日マージナル・オペレーションが良かったので読んでみました。
こちらはマージナル・オペレーションの人道支援奮闘戦記を期待するとチョッと違う感じですが冒険記としてサラっと読める内容です。
大日本帝国陸軍の命を受け、ある任務を課せられると共にウクライナ公女に随行する元帝国騎兵大尉が頼もしい。
一見優男風の元大尉ですが、荒事OKで近接格闘戦に怯みもせず公女の救出・護衛に徹します。
公女の扱いには始終苦戦、これもご愛敬。しっかり者の公女が時折子リスのように愛らしい。
3巻のグレンと酒を酌み交わしながら元大尉の知る「騎兵とは・・・」を語る場面が良かった、騎兵のプライドが伺われる。いいね
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人道支援奮闘戦記2022年4月22日「戦場のあしながおじさん」と言いきれる職業ではないけれど、結果的に人道支援の新たなカタチでした。
深刻な貧困の問題を抱える社会では傭兵までもが人道支援になりうるという…。
成り行きから何気なく就いた職業で主人公アラタの能力が開花することに。
民間警備会社という表看板の軍事会社に就職するも、その能力が買われ分隊・小隊の指揮官に就任。
記憶力が良く場を俯瞰出来るアラタのこの能力で立体的に戦闘を組み立て、尚且つ兵の損耗を最小限にとどめるオペレーションを展開。
囮として使われていた子供たちの生存率を上げるべく奮闘した結果、最終的に預かる子供たちの人数が増えに増えて大所帯に。
残念なことに、これだけの子供たちを一度に養える職業は?と考えるとそうそうないんだな…という現実。
養子縁組などとは異なり、もはや公共事業の規模で本来なら国がするべき負担。
ただ貧国となると国にも事情があり…
(隣国との国境・領土問題があり軍事費には使えるけれど福祉の優先順位は低く国家財源をそこに使えない等、国によって事情は異なると思いますが福祉財源を捻出出来る国は豊かで平和なんだろうと思います)
ということもあって傭兵業を営むアラタが子供たちの生活の負担とその子たちの未来を考えることに。
正直で人情みあるアラタの人となりが好ましく、女性にめっぽう弱いところは愛すべき特性(笑)。
子供たちを預かるアラタも実質指導官のオマルも子供たちが信頼を寄せられるマトモな大人で良かったです。
只々泣ける場面もありましたが、頭脳戦が面白く読み始めると止め時が分からない良い作品でした。いいね
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優しい話2019年11月4日優しいお話です。時雨の人間臭さに、春の一途さに、雪鷹の懐の深さに泣けた。それぞれに守りたい者があり、三者三様の魅力があって良かった。
余談ですが"I HATE"でもアキが少し見れます(あおえ&赤也 編)。いいね
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内容重視の方に2019年4月27日最近内容が良くて読み進めている作家さんで、泣けて泣けてしょうがなかった作品の1つです。青春の1ページにこんな記憶があったら間違いなく忘れられないです。自治会の会長、受けのルームメイト、凄くまっとうなことを言っていて共感出来る部分が多々ありました。攻めも自業自得なんです。でもね・・・まだ高校生で。自分のセクシャリティを受け入れオープンにするにはあまりに若い。だから誰に語るでもない攻めの独白には泣けてしょうがなかったです。攻めの為に美人受けが清々しいほどの男前な行動をとるんですが・・・泣けました(泣いてばっかり(笑))。好きな作品、ほんとに好きだ。
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もう少し読みたい2018年10月21日表題作のみ、実質171P。別冊ストラーダでは"Looking for a treasure"のタイトルで掲載されていたようです。サンプルページは「別冊ストラーダ壊BL」で3話目ですが15Pほど読めますのでこのページのサンプルより長いです。音楽に対して妥協出来ず度々トラブルを起こすギタリスト航平(年下・攻)と彼にエラく惚れこまれた神出鬼没のボーカリストX(Xは仮名、3話目のサンプルページに実名アリ。年上・受)のバンド結成から活動に至るまでの話が双方の視点で描かれています。航平の一本筋の通った感じが男っぽくカッコイイです、Xより感情外向型。Xは落ち着いた感じで航平よりは思考内向型、色っぽく時々見せる無邪気な笑顔がカワイイです。修正ユルめ、白抜きナシ。元々絵が好きな作家さんなので購入しましたが、もう少し読みたいという印象が残りました。続編希望。別冊ストラーダさん、作品ページと連載日数をもう少し割いて下さい。
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共依存というよりも・・・2018年9月12日自己評価の低いもの同士の必死な愛情表現と自立度は低いなりにも相互依存という感じでした。相手を愛してやまないけれど自分自身のことは嫌いというだけで、相手に依存されることで(「愛されることで」ではなく)自分の存在価値や意義を見出しているようには見えなかったので、これを共依存と呼んでいいのか分かりませんでした。一般的な共依存だと相手の問題に必要以上に首を突っ込んだり自分と他者との境界線があやふやですが、ここでは相手の問題にむしろ踏み込めなかったりと共依存とは少し違う気がします。お互いに溺愛傾向で不安も大きいという危うさがあるにせよミーちゃんの軸が案外しっかりしていてお父さんっぽいのが良かったです(笑)。自信のなさや不安を抱えながらも、寄り添い問題を乗り越えようとする様は涙を誘うものもあり、読んでみて良かったです。メインカップルのその後は「ばら色の研究と花喰らふきみ」で少し読めます。
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読んで欲しい2018年8月21日人は秩序ありきで存在しているわけではないにせよ、社会もまた秩序なくしては存続しえないわけで。だからこそ、どうしようもなく泣けた。その本質が"本当に"愛であるならば人を愛するということは尊いです。社会通念上タブーとされる内容だとしても心情としては見守ってあげたい、ツッコミどころはあるにせよ・・・・。倫理、タブーそして幸せとは何か?を考えさせられる作品でした。あとがきの「倫理観とはとても大事なものだから、常に懐疑的でなければならないと思い・・・」という考えに共感。読んで欲しい作品。只一つ思うところがあるとすれば、自分の中の正しさは曲げるなと思うのでこの部分は解せない。
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もっとページ数をとって!2018年8月19日長いお話で描いて欲しい作品。絵が好きでちょこちょこ読む作家さんなのでもっと読みたいんです。シガリロさんお願いします(笑)。自由さに魅かれたからこそ言えず、真剣なだけに臆病になり・・・引きずった10年の重さを双方の視点でじっくり描いて欲しい。
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城下マネっ!2018年6月20日この作家さんツボなので買ってしまいました。主要人物より城下マネ!の痛いほどの想いにヤラれました。蓋を開ければ一番やらかしているけれど、命乞いもしない潔さがあり、でも不憫で泣けました。人に痛いほどの想いをぶつけられたことがある方は吐けるほどに理解出来るかと。こういうズブズブの一途さ嫌いじゃないです。好きな作家さんの作品ではあるものの芸能人モノ?と後回しにしていた自分を今となっては殴ってやりたい。
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良い作品2018年5月22日「gift」が良かったのでこちらも購入してみました。職場の先輩・後輩モノでスタートラインがどちらもノンケというBL作品(笑)。
エロくなく、でも2人の心情が丁寧に描かれていて良い作品だと思います。
続編の「週末迷図」まで読み進めると腑に落ちる内容かと。
この作家さん、今とても注目しています。読み手を話に引き込むのが上手いなぁと思います。いいね
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