レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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至高の天上人系再び2022年5月3日相変わらず天上人系描かせたら他の追随を許さない。三斗と幾の実社会との接点が起因となる細く脆い支柱を、各々の視点で揺るぎないツーバイフォーに転換。クライマックスに光をもたらす構成に感服。毎回新刊を買わずにはいられません。大ファンです。
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続巻にも期待!2022年4月7日完結ではないということは、マシュー君のモジモジの行方も続巻で垣間見れるのかと甘い期待を抱きつつ。この選択を自分は出来なかったことを思い出し、これから選択肢がある方には人生の指南書として読んで頂きたいなと切に願いました。
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直情的面白さ2021年5月17日妄想が妄想を呼ぶ無限ループ!三村の無表情の裏側の妄想あれやこれやと牧田の真っ直ぐな流されっぷり、何故に?のファンタジー部分も説明これだけか的な軽さw三村の過去の悲恋にも触れているのに、1巻通してかなり笑えました!
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読むなら覚悟を2021年5月15日レビュー数に虚偽なしの作品。過去購入分漁っていたら、また目に留まってしまった・・・。現実で行方不明になっている子供達が、この末路を辿っていないことを切に願います・・・。見える見えないは当事者にしか分からないものと身を持って体験しているのですが、過去の一部の記憶がない福太が、何かしらの罪悪感から精神を病み、葵仁兄ちゃんの幻影に悩まされていくのかと想像していました。読み進めると、想像を絶したもっと暗い深淵に引き摺り落とされた・・・。葵兄ちゃんの壮絶な過去と福太の過去の記憶がリンクしたその先の結末が、あまりにもムゴい。読むのにかなりの覚悟を要する作品です・・・。
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どちらかというとレビューの内容に星5つ2021年5月13日国内外含め同性婚や養子縁組が身近に何組もいる自分にとっては余りにも日常で普通の世界で、レビューを読んでこんなに深く考えている方がいることに驚き、ちょっと感動。逆にカムアすることに躊躇いもない自分の視野の狭さを感じました。この作品はノンフィクションですが、フィクションであるBLにも現実を重ねられるものがかなりあります。偏見ありきの「偏見はないから」という言葉を吐かないこの作品の中の女の子達がとっても素敵です。セクシャリティとか人権とか何もかもが当たり前で、議題として挙げられることもない日が来ることを願っています。
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8巻は充実巻!2021年5月9日8巻、霧島の人格形成経緯の一端を垣間見れる充実巻。個人的にはこの巻だけでもかなり満足。←7巻、今回は吉乃と霧島の詰めが甘い編。吉乃は去ることながら、霧島の危機管理能力の低下に驚きを隠せない!←6巻、吉乃の対霧島と対翔真で異なる心理戦、霧島に対しては駄目押しの事後説明。吉乃の理に叶った人心掌握術が非常に面白かった。←今回も東映の極道映画の如く半端ない疾走感と臨場感が堪らなく面白かった!6巻に続く伏線も!また1年後が楽しみです!←約1年に1巻、忘れたころに新刊がでます。私のように未完が苦手な方には酷な作品ですが、購入を躊躇させない面白さ!関東ヤクザ組長大甥/霧島と関西ヤクザ組長の孫娘/吉乃、霧島の無秩序の中の秩序と吉乃の秩序の中の無秩序、二人の凹凸が絶妙な嵌まり具合で話が進みます。霧島は性格が破綻しているように見えますが、見え隠れする規則的な統制の片鱗と、一見人格者にも見える吉乃の突発的な狂気が、続巻への期待を煽ります!
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「こい」と「徒花」の意味を考える2021年5月7日1巻に纏まるのを待って購入。207pまるっと表題作。導入部から想像していたものより軽めの仕上がりでしょうか。ヤクザ絡みも、結果かなり優しい。タイトルの「こい」が恋なのか故意なのか、徒花の意味も再考させられます。咲かずに散った悠の陸上に対する思い。ブラックで働くざっきーが、視野の狭い箱から強制的に拉致られたことで解放される自我。ざっきーの器の大きさも相まって、前進する悠との距離感。季節外れに花咲いた、悠が本当に求めていた未来。切り取る角度でこいの徒花の解釈が変化します。個人的には、今後のスピンオフを期待させる三上と白田の後日談が一番好き。続編切望!
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謎が深まる2021年5月4日吸血鬼ものの中でもかなり魅力的。逃げ場のない船上、吸血鬼が確率した残虐な社会秩序の中で、生き残る術を模索する数人の無力な人間。犠牲となるのが日本人限定なのは、ノアの父親の過去の喪失感から生じた嫉妬でしょうか。4巻まで読んでも、失踪したエヴァがノアとなって戻ってくるまでの空白期間は謎のまま。あの失踪がその後の吸血鬼コミュニティ形成の始まりだったかと思うと、ノア誕生以前の物語含めて否応なしに今後の展開に期待が高まります。過去にノアが唯一慣付いたミチルと、船内で偶然か必然か出会ったカケルの関係についても興味深々です。完結楽しみです。
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だってこの人かわいいし子供も2人できたから 【電子限定特典付き】
ドキュメンタリー2021年4月27日固有名詞一切なし。魔王と武器商人、二人の子供(お姉ちゃんと弟くん)、外界の国王や若い勇者、人見知りの子供達が初見で懐く叔父上。馴れ初めや日常が終始淡々とドキュメンタリータッチで描かれています。チャームを振り撒く魔王と子供達ですが、見処は魔王の座を狙っていた叔父上が、双子の只のじぃじに仕上がっていく過程。叔父上が一番可愛い!いいね
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隠しきれない2021年4月22日珍しく愛らしい3頭身多め、但し隠しきれない異常な執着。1話ではまだ描かれていませんが、この人格に至るまでの経緯を息が止まる思いで注視していきたい。
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心わしづかみ2021年4月15日前作に引き続き、感情の細分化が際立つ良作でした!全196p、表題作146pと30p程の他1cp、表題作のエピローグ8pとおまけ4コマ4pで構成されています。篝とハルの関係性が常に変化するのが面白い。ハルの転校先、篝との突発的な出会い、篝から下僕宣言されるハル。全てを諦めた人間が、全てを委ねることが出来る神を得る。結末に向けて本当に望んでいたことが唐突に明確になった一見受け身のハルと、ハルにとっての神であることに限界を感じた篝が、人としての関係性を2人なりに築いていく。複雑なパズルが見事に構成され、余す事なく嵌められていく快感。本当に秀逸です。短編は施設育ちの2人が互いに抱く感情に名前を付けるまでのお話し。どちらもハズレなし!
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圧巻の2巻2020年9月30日感無量。新刊や続巻を読み終える度、これ以上の創造物にこの先出会えるのだろうかと、ただの読み手が残りの人生に毎回絶望を感じるのですが、新しい作品で階段を一段また一段と絶望の遥か向こうに導かれ、枯渇することのない想像力に感服するばかりです。←流れるような構成とあふれる情報量。初めてこの作家さんの作品を目にした時は、有らぬ方向を向いた頭部と身体、美しく固定された表情に、不安で心が掻き乱される思いでした。反面読み終えた後の満足感は凄まじく、全ての作品の購入を進めております。他の作品と同様、愛という言葉だけでは計ることの出来ない、至極の物語です。
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