フォロー
0
フォロワー
0
総レビュー数
67
いいねGET
189
いいね
67
レビュー
今月(5月1日~5月31日)
レビュー数0件
いいねGET3件
シーモア島


投稿レビュー
-
主人公が好きになれず2025年1月9日嫌な噂を立てられ孤立していた主人公が、イケメンアイドルを知らず知らず助けて・・・という話のスタート。正直、ここまでおせっかいを焼くの、気持ち悪いと思ってしまいました。そしてそして、主人公がアイドルの心の声が聞こえるようになり・・・と、この設定が謎でした。他の人もおっしゃってましたが、これはなくて良かったと思います。主人公が女々しくて、変にお節介してきて、突然心の声が聞こえることを告白とか、突拍子がなくて、正直好感が持てず。当然主人公の周りの人も最低だし、アイドルの彼の周りも嫌な人いるし、主人公含めて共感しづらい人ばかりでした。アイドルの彼は、カッコ良いし推せました。
-
-
-
-
文句なしの星5!果てしなく純愛、続編熱望2023年7月26日ボリューム版とうたってるだけあって、281ページ丸々表題作でした。それでも、もっとこの2人を読んでたいと思うほど面白かったです!
モデルのアイと、アイの大ファンで、服飾デザイナーを目指す千明と、同級生で一見もさくて不器用すぎる江永が、色々な出来事を通して共に高め合い、仲を深めていくお話です。もう、それぞれのキャラクターが本当に人として魅力的で、それぞれ惹かれ合う気持ちがよく分かります。パンクファッションには興味無かったのですが、アイが着ると最高にかっこよく、千明も、最初はツンツン系かと思いきや、本当は素直で可愛くて努力家で、みんな嫌なところが一つもないです。今の自分が出来上がる理由も適度に説明してくれてるので、それぞれのキャラクターの振る舞いや価値観もよく分かり、物語の流れにより説得力が増し、イライラする場面も納得できない場面も全くありませんでした。見た目はパンクな2人ですが、別に破天荒なところなく、果てしなく純愛です!しっかり山場もあるけど、しつこすぎないのもストレスなく読め最高です。こんなにドラマティックなのに、鼻につかない(笑)素直に応援したくなるカップルはなかなかいません。最初にも書きましたが、本当にずっと読んでいたい、そんな気持ちにさせてくれる名作です。パンクファッションはBLでは珍しいですが、表紙で弾くのは本当に本当にもったいないです。きっと、一般的な服装だったらこんなに良くなかったというほど、パンクファッションであるべき作品です。こんなに長々語りたくなる作品に出会えて、本当に幸せです。ぜひ、読んでみてください。 -
-
とても秀悦な構成2023年7月18日表題作かつとしと、歳の差リーマンの話でしたが、どちらもとても面白かったです!絵がBL好きの方にとって、好き嫌い分かれると思いますが、絵だけで読まないと決めつけないでもらいたい作品です。
かつとしは、一見世渡り上手に見えますが、とても生きづらい不器用な人です。その弱さや、危うさ、健気さを彼と接する様々な人物の目を通して触れていくのですが、本当にその流れが良い。最後に、そんなかつとしが本当の笑顔を見せることができる相手と出会うのですが、どんどんかつとしが可愛く見えていくんです。作者さんの絵が苦手だと感じた人でも、最後には外見においても可愛いと感じる方も多いのではないでしょうか。綺麗すぎる絵ではなく、非日常的な不幸が降り注ぐわけではない。だからこそ、本当に現実味があり、どっぷり感情移入がしやすい。だからきっと、かつとしがこんなに可愛いと思えたのだと思います。読後、おしゃれなショートムービーを見たかのような満足感を感じました。かつとしってタイトルも本当最高です。
リアルな人の生き様が読みたい方には、本当に強くお勧めします。
もう一つのお話も、人として愛おしいような可愛い2人です。
悩んでいるなら、ぜひ読んでみてください。 -
独特な雰囲気で描かれる恋人探し2023年7月17日転倒事故により、記憶の一部、3人の人物に関することを失ってしまった受け。この3人の誰かが自分の恋人かもしれない・・・という、なかなか面白い話でした。この作者さんの独特なテンポと内容がよくあい、受けの不安定さや、心細さ、繊細さがとても引き出されていました。また、受け目線だからか、恋人候補達が妙に怪しく見えるのですが、全てが明らかになった後は、各々が親しみやすいキャラクターに見え、受け自身も中核を取り戻したからか不安定さが消えており、受けの気持ちの変化がよく伝わってきました。全ての作品を読んでないのですが、作者さんは、しっかり説明するタイプというよりかは、想像してね、と読者に投げかけるタイプのように感じます。そのため、2人が恋人になった細かい事情や流れや、恋人が名乗り出なかった理由の明確な表現はありません。そこに、すっきりしない人はいるかもですが、最低限の描写はあるので、きっとこうだろうなぁと想像出来て楽しかったです。こういう内容なので、自分の推しと恋人ではなかったと残念に思う方もいるかと思いますが、(私もです笑)作品として面白かったです。最後の方で、恋人が、受けは男の庇護欲を掻き立てるという台詞があるのですが、本当に同意します笑 自分の決めた推し以外とはくっついてほしくない思いが強い方でなければ、ぜひ読んでみてください。
-
ぜひ、レビューを見る前に読んでください2023年7月17日現実世界に近いファンタジーが好きで試し読みが気になったら、ぜひ、一切の情報を入れないで読んでいただきたい作品です。私がバラしたくない笑 内容をぬいて簡単に説明すると、過去に傷つき、会社では雑用をいいように押し付けられ、それでも懸命に生きてきた受けが救済される話です。それにしても会社の同僚達、本当酷すぎる・・・!!あんなの放置とか上司も無能すぎる!!という苛立ちは残るかもですが笑 結果としては、幸せに過ごせたので良かったです。こちらで作者さんにハマりました。ちょっと不思議な物語も守備範囲という方はぜひぜひ読んでみてください。
いいね
0件 -
MRの仕事内容ではない2023年7月17日MRはこんな雑用までしないと、素人でも分かるような仕事内容でした。確かに、高級弁当持参とか、接待で飲みに行くとかはあると聞きますが(昨今は分かりませんが)いくらなんでも・・・が多すぎでした。私は、攻めの性格的な問題ではなく、MRの仕事内容が医者の私生活含めた雑用というような世界観というか描写が問題だと思いました。これが当たり前の世界という設定っぽいので、そう考えると攻めの性格自体が特段酷いわけでないような・・・でも、それは性犯罪では?と思った場面もあって・・・でも、受けも満更でもなかったのか??とも思うし・・・と、何とも評価しづらい作品です笑 こんだけ酷評しといてですが、この作者さんの独特なテンポというか、雰囲気が好きです。他作も読んでます。本作も、不器用な攻めの不器用な好意も、嫉妬も、受けの心の動きも分かり、恋愛面では満足です。リーマン関係は、つい現実感を求めてしまうので、星はマイナス2で。でも、私がもしもパワハラチックなことをされてるとしたら、ものすごく嫌悪を抱いていた可能性もあります。敏感な方は自衛してください。仕事関係など、現実感を求めない方は、恋愛話としては楽しめると思います。
いいね
0件 -
適度なサスペンス2023年7月16日他の方もおっしゃってますが、3巻時点でがっつりBLはまだなく、惹かれあってる程度です。刑事物として、読み応えたっぷりなサスペンス!というわけでもありません。ただ、美形ばかりの部署でその事件に合わせた変装(キャラづくり)をして潜入捜査するって、その設定が美味しすぎて私は大好きです笑 ベテラン作者さんだからか、最近のオシャレなBLというよりは、良い意味で昔ながらのファンタジーがかったBLと言いますか・・・。現実設定ですが、現実感のないところが逆に魅力だと思っています。(最近の作品は、現実なら現実感を出そうとされる方が多いように勝手に思っています。)そういう意味では、軽くただただ楽しく読めるので、疲れている時に読みたくなる作品です。先に、読み応えたっぷりサスペンスではないとは言いましたが、適度に謎もあり、展開も面白いです。レビューが少ないのが残念です。気になったら読んでみてください。★追記。4巻で急に恋愛っぽくなってきました笑。逆に急すぎて違和感があるほどですが、BL待っている人には朗報です。ストーリーもだいぶ進みました。続きが気になるところです。
-
-
-
スピンオフの良さがない2023年6月21日どことなく静かで、でも思春期特有のの痛々しい雰囲気の中で、少年達が葛藤と成長を遂げ、憧れから本当に大切な人と結ばれる。大好きな雰囲気、設定のはずなのに今回は全く刺さらずでした。
こちらは、スピンオフですが、前作未読だと全く意味が分からない。その割に、前作読みたいってならなかった。普段スピンオフが大好きでよく読みますが、大体それ単体で話が分かります。なんなら、本作未読ってものもあるくらい笑
大体のスピンオフは、前作と重要場面で絡みが少ない人物に関する話か、前作と時間軸がズレていて、説明がさらっとしつつ話を進めてくれるからだと思います。こちらは、本作と同じ時間軸。しかも、本作にとって重要な出来事も前作で描かれ、こちらでは説明もないくせに、変に触れてるもんだから、疑問と違和感がすごかったです。
また、大切なターニングポイントで、攻めが突然受けを傷つけるのですが笑 勢いあまってなら分かるけど、受けが悪い俺は悪くないって反省もなく。いや、あなたが悪いから。せっかく、不器用だけど一途で受けが大好きだっていう攻めの良さが台無しでした。
2冊もあるのだから、受けが、長年の片思いから、攻めへと恋愛感情を抱く過程を大切に描いて欲しかったのですが、何だか前作関連の意味のわからないくだりが多く、やっと本作の2人が結ばれていくってところはあっさりで、読後不満が残りました。スピンオフだし、今回の主人公2人の話をしっかり読みたかったです。いいね
0件 -
当て馬への対応が酷い2023年6月21日スパダリ×高校生の話です。
レビュー評価が高いですが、自分の感覚がズレてるのかと心配になるほど、私は受け入れられませんでした。まず、攻めが高校生と付き合うことに何の躊躇もない時点で違和感を感じました。物語と言えど大人が高校生と付き合うのだから、少しでも葛藤を感じで欲しかったです。一番許せなかったのは当て馬への扱いです。酷すぎる。攻めを仕事でずっと支えて来た人なのに、あっさり切り捨てるような攻め。それどころか、フラれて攻めの元を去ろうとする彼を、なぜか受けが引き止めるという無神経な流れ。ちなみに、立場上、引き止める=今後も攻めに仕事では尽くしてねってことです。これを無神経と感じるのはおかしいでしょうか?フラれて距離を取るくらい許してあげて。それを恋敵の、しかも社会を知らない高校生に言われるとか、私がもしもされたら立ち直れないかも。正直、受けの高校生より、当て馬の方が魅力を感じてしまっていたのもあり、余計この扱いが許せなかったです。 -
-
-
オメガバースだけど、対等な恋愛2022年12月12日オメガバースは苦手ですが、絵が好みで読んでみたら大当たりでした。強くて優しくて芯の通ったオメガ先輩、大好きです。先輩のトラウマは本当に悲しいけれど、それをただ悲嘆してるとか、アルファの助けをただ待ってるだけとかじゃなく、むしろアルファより強い感じが良かったです。でも、勿論強がりもある。でも、この先輩はやっぱり強いと思います。だからこそ、アルファ後輩と結ばれる時も、心を許したからって感じがきちんと伝わってきて、対等な恋愛に感じられ、オメガバースが苦手な私にも面白く感じました。攻めのアルファの寄り添い方、オメガへの考え方も素敵でした。オメガバースが苦手な方にもおすすめです。
いいね
0件 -
執着攻め好きさんには合わないかも2022年12月12日病んでる系の執着攻めも共依存も好きですが、こちらは肝心の相手を手に入れる過程も熱意も狂気ももの足りず、結果としてただ性格が悪いだけのように見えてしまいました。お互い執着していて、ヤバイ人なんだぞ!って感じにしたい意図は感じたのですが、その割に受けの最後の言い分もちょっと唐突すぎだし、攻めももっとちゃんとやれ!と言いたくなるようなぬるい感じだし、中途半端に感じました。病んでる系の執着攻め好きな人には物足りないし、かと言って爽やかな(笑)執着攻めが好きな人にしてみれば性格悪いし、執着攻め好きな人ほどこの作品は逆に合わないかもと思いました。
-
-
-
等身大の男の子達の恋2020年8月22日最初に読んだ時から大好きで、今も繰り返し読んでる作品です。明るく目立つカズと真面目で真の通ったモト。2人は本当に、どこにでもいそうな男の子達で。同性に恋してしまった葛藤とか、恋された葛藤とか、家庭の事情とか、変わっていくことへの戸惑いとか、等身大の男の子達の苦しみが心にしみます。言葉ではなく、表情とか前後で読ませるような表現が巧みで、良い映画を見た後のような読後でした。派手な何かが起きるわけではなく、だからこそ、静かに、リアリティーをもって紡がれていく2人の恋と成長の記録。ストーリー重視の方、お勧めです。ぜひ、読んでみてください。
いいね
0件 -
兄弟の絆が主題2020年8月7日BLも、ガンガン読む私だからかもしれませんが、これはBLというわけではないと思います。メインは兄弟の絆。兄弟の心の優しさ。確かに主要人物に腐女子も出てくるし、男性が好きな男性も出てきますが、一方的な片思いのみだけで、むしろ、なぜ好きなのかという理由が温かいです。基本ギャグテイストで、最初は勢いだけでキャラもただ変な人達ってだけでしたが、それぞれがふざけながらも誰かを思って一生懸命生きてきた姿が見えてきて、とても愛しい気持ちになりました。BLなんだ、と敬遠するのは勿体ないです。どちらかというと、現実の人達で妄想する腐女子を気持ち悪く思う人には向かないだろうなと思います。そこら辺に抵抗がない方は、ぜひ読んでみてください。
いいね
0件 -
エロのみ2020年8月7日表紙から分かるようにムキムキ、ムチムチ系の絵柄で、エロい感じです。内容は破綻してるとかではないですが、無難な感じで、あっさりさっぱり。年下ヤンキーくんは確かに可愛いですが、それだけ。私はもう読み返しませんし、正直高評価にびっくり。絵柄が好みでエロ目的なら購入しても良いのかもって感じでした。
いいね
0件 -
-
適度な暗さと、さらっとした読後感2020年4月28日絵がきれいです。登場人物は、暗闇をそれぞれ抱えていますが、深堀せず、さらっとしたきれいにまとめてる印象です。そこをどう捉えるかだと思いますが、私にはきれいすぎて、何度も読みたくなる感じではなかったです。気軽に適度な暗さを求めつつ、さらっと読みたい方におすすめです。
いいね
0件 -
-
-
受けが浅はかすぎる2020年4月18日受けを思って、本能に必死で抵抗する攻めの姿が素敵でした。でも、受けが襲われすぎてモヤモヤ。不幸なんだと強調したいのだろうけれど、その割にはいつも同じパターンで受けが苦しむ。苦しんできた割には、選んだ職場だとか、行動が浅はか。不幸というより、私には、学習能力がなく、危機管理がなく、職場に迷惑だけをかけている受けという印象が深まってしまいました。
もし、ここまで同じパターンで不幸に陥れようとしていなかったら、大好きな作品になっていたと思うほど、大筋は好みでした。でも、受けのキャラクターが受け付けず。ここまで評価が高いのに驚きです。 -
-
-
統一感がない2020年4月17日初めのギャグテイストの時は面白く読みました。でも、突然、暗い現実問題を仄めかされ驚きました。現実問題を扱うなら、設定はしっかりしてないと違和感しかないです。だって、現実にこんな教師は突き抜けてあり得ないのに、教師と生徒の関係へは葛藤とか問題が起こるって。それがだめなら、もっと大前提として、こんな教師はそもそもだめでしょう。また、そこまで葛藤というか、相手のために覚悟を決めれるほど、いつ好きになったの?
登場人物の設定の矛盾やブレ、心情の変化の分かりづらさは、ギャグだからこそ笑って許せていました。突然の方向転換をするには、設定も伏線も何かも甘く、矛盾や違和感しか感じられませんでした。 -
-
-
-
-
-
-
-
2つの短編にはまりました2014年1月15日他作品の作者の世界観が好きなら概ね楽しめると思いますが、中には苦手な方が多そうな話も混じっていたので巻ごと、まとめ買いは注意が必要かもしれません。
個人的に気に入った短編、「TRSO」「ささやかな欲望」の紹介をします。
「TRSO」…両親が留守がちで1人でいることが多かった主人公の唯一の友達は男性のトルソー(石像)。いつしか彼を恋人と見るようになった主人公が、ある日トルソーそっくりな身体をもつ人と出会い…。トルソーが恋人って時点でかなり歪んでいますが、主人公の寂しさや怯え、人間と愛し合うことを知っていく姿に胸を打たれました。良かったです。
「ささやかな欲望」…ゲイが原因で苛められている主人公が、不良2人組に憧れるお話です。ひょんなことから2人が恋人と知って主人公はまた歪んだ表現をしてしまうのですが…。主人公の気持ちが丁寧に描かれていて切ない。なにより、不良CPがいい。ストーリーが光っている作品でした。
定広作品らしくエッチも多いですが、この2つはストーリーに深みがあり、作者の少し暗い世界観によくあっていました。
注意が必要なのは、「メタモルフォーゼ」です。ポピュラーではない性癖…といいますか、かなり歪んでいます。これは苦手な方が多いと思います。精神的に痛い話、SM的なものが苦手なら買わない方がいいです。 -
定広先生ファンでも要注意2014年1月12日定広先生の作品が好きな方の中でも、これは好き嫌いが分かれる作品です。
他の方もおっしゃっていますが、確かに過激。
ポピュラーではない性的嗜好が多く出てきます。
それだけならまだしも、また愛の形が歪で危なくて、一般受けなど考えてないような突き抜けたものがあります。
とはいえ、私はアリでした。
むしろ、歪ゆえの危うさと、周りに理解されない形の幸せだからこそ感じる閉塞感にはまりました(笑)
これは、無料立ち読みでは分かりかねる部分なので購入の際は要検討です。
はまる方ははまると思いますが、間違いなく少数派です。
それを踏まえた上でチャレンジしてみるのもいいかもしれません。 -
人間くさい作品2014年1月12日相変わらず中毒性のある世界観が健在!
元となるお話、UGHが好きなら問題なく購入でいいでしょう。
しかし、ハピエン主義なので個人的に今回の落ちは残念です。
元から、これはハピエン?と思う落ちも多い作品を書かれる先生ですが、本人がいいならいいか!と私は基本的に納得できました。
でも、今回はちょっと…。
というのも、前作でノーエンに幸せになって欲しいと思っていましたし、今回も読めば読むほど幸せになって欲しいという気持ちが大きくなっていたので、読後かなりもやっとしました。
かといって読んで後悔かといえばそんなことはありません。
登場人物の心情の変化がよく伝わってきて、心の頑なさや、不器用ながら相手を思うがゆえの行動に、なんともいえない人間くささともどかしさを感じる作品でした。
だからこそ、落ちになんで!とつい熱くなってしまうし、仕方ないと分かっていても納得出来ないのかもしれません(笑)
ということで、星は4つですがやはり面白かったです。 -
安定のクオリティー2014年1月12日定広先生の作品が大好きでしたが、評価が低く購入を迷っていた作品でした。
しかし、やはり購入して良かったです。
今回は先生にしては珍しく割と普通な設定で、女形とファンの高校生CPのお話と、NYを舞台とした大人のお話の2本。
高校生CPの方は、確かに付き合うまでを大切にする方には物足りないと思いますが、高校生らしい勢いと若さを感じられ、先生らしい作品だと思います。
ただ、意味深に出てきた脇役の落としどころがなかったことが残念でした。
NYを舞台としたお話は、主人公が仕事をやめて旅行にきた先で出会ったタクシードライバーが実は…!というほどのドキドキ感はありませんが(笑)
ダンディーで、かっこいい大人の恋愛という感じでした。
定広先生が好きなら問題なく楽しめるのではないかと思います。
しかし、個人的にもっとディープで中毒性のある先生の世界観が好きなので、こちらの作品はライト過ぎるということで星4つ。
サーフ~が好きなかたならこちらの方がいいのかも…?
最後に、先生の作品が始めてのかたは、元々好き嫌いが別れる世界観を描く先生ですので、一般的なBLを期待される方は要検討かもです。
まずは他の代表作からチャレンジしてみるのも1つの手かもしれません。 -
少し物足りない2014年1月12日この作者さんらしい透明感のあるお話でした。
ストーリーは浅田が元から気になっていた観月の内面や影を知っていくうちに惹かれていくという内容です。
ありがちながらも繊細に書かれていると思いますが、個人的には可もなく不可もなく…という印象を受けました。
というのも、大事な転換点で偶然見た、偶然聞いてしまったなどが多く、やや無理があるように思いました。
絵柄も綺麗ですが、綺麗なだけで表情に人間らしさが欠けており感情移入がしずらいように感じます。
ストーリー、表情共にもう少し人間らしさを感じられるといいと思いましたので、少し辛めですが星3つをつけさせていただきました。
しかし、他の方の評価は高いので私のレビューはそういう風に感じた人もいるんだ程度に見てもらえればと思います。笑 -
心情変化が曖昧…。2011年7月28日表紙から分かるように繊細な絵柄ですが、それに合った繊細で切ない綺麗なお話しでした。
以下ストーリー紹介です。
心臓が弱く、窓の外を眺めるように生きてきた夏奈。
窓の外の青空のような転校生、凛。
夏奈は外の世界へと連れだしてくれた凛に恋をする。
しかし、実は凛が夏奈に近づいたのはある目的があって…。
一途に凛を愛する夏奈と、始め憎しみを抱き夏奈に近づいたものの、途中から夏奈を愛するようになった凛の切なく、綺麗な恋のお話しでした。
全体的に、脆く儚くて切ない雰囲気で絵柄ともよく合い、王道展開ながら個人的には好みの系統でした。
しかし、ミソとなる凛の憎しみから愛情へと変化する過程が見事に省かれているように感じます。
付け加えて、最後は無理矢理繋ぎあわせたような不自然な部分がありその点も納得出来ず。
全体の話は面白く、先が気になり最後まで読み進めただけに残念です。
なので、買って損をしたとは思いませんが、ミソとなる心情描写が甘く納得しづらいため評価は辛めで2つ。
とは言え、つまらないと捨てるには惜しい魅力もあったのは確かです。
ポイントに余裕がある方は、購入してみるのもいいかもしれません。 -
BLとしては星3。2011年7月7日他の方がおっしゃってる通り、BLを読み慣れてる方には物足りなさを感じると思います。
というのも男の子同士の恋愛要素がいまいちはっきり描かれていない。
ストーリー自体はとても面白いです。
設定もありがちながら、冒頭の伏線も生かされ最後に成る程!と思いました。
若干、読み通りでしたが(笑)
ただ、表現不足で意味が分からない点もあります。
全体を通して、登場人物の感情は分かりますが、ところどころ不明な場面が…。
個人的には好きです。
絵柄とストーリーが合っていて、全体的にほのぼのしつつ切なさもある。
ただ、前述した通りBLというジャンルにおいてだと期待外れでした。
BLとしてこの設定はかなり萌えますし、それ故にもっとがっつり恋愛をしてほしかったというのが本音です。
ということで評価は星4。
ただし、BLとしては星3。
BLを求めている方にはおすすめ出来ませんが、少女漫画とBLの間くらいも守備範囲という方は読んでみてください! -
The・ツンデレ2011年6月17日夏目イサクさんの作品で、1つでも気に入ったものがあるならば、即購入をおすすめします!
夏目さんらしい主人公のツンデレっぷりと、可愛らしさ炸裂で、個人的に夏目さんの作品の中でもかなり気に入ってます。
以下、ストーリーを説明します。
島野は、全てにおいて人より優れ、今まで自分の思い通りにならないことはなかった。
しかし、上司の黒川だけは、島野をこきつかう上、その扱いもやや乱雑。
はじめは思い通りにならない黒川に苛立ち、しかし次第に気になる存在に…。
黒川は、仕事が抜群に出来るがバツイチで、普段は明るく男らしいのに、どこか寂しさを抱えたところにキュン。
前述した通り、島野のツンデレっぷりと黒川に惚れ込み、自分だけを見てほしいと悶々とする姿が可愛すぎてキュン。
そして、後半明かされる黒川と島野の過去の接点にキュン。
兎に角、2人の性格とストーリーがとても魅力的で、あっという間に最後まで読んでしまいます。
一読の価値ありです。
ぜひ読んで見てください。
おすすめします!