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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 坊ちゃんと若頭さん

    嶋二

    うう〜ん。
    2023年7月31日
    せっかくの頁数を生かしきれていないような…。成己が若頭さんを好きになるのもやたら早いし、なにより好きかもと思ってから、煽られたとはいえ行動に移すのも早くて、お母さん亡くなった悲しさはどこ行った?みたいな。むしろその悲しさを恋愛で紛らわそうとしてやしないか、と思ってしまい感情移入ができず。若頭さんも、安定して甘いけど甘いだけな感じがしてしまう。だからか、全く自分はキュンとできないまま、途中読むの飽きかけましたが、絵が上手いので、あとヤクザBL好きなのでなんとか読了しました。36歳と16歳だったのか…とあとがき(?)で知り、やっぱり坊ちゃんあなた安易だよ…と思ってしまいました。バレた時ダメになった時の若頭さんのダメージがでか過ぎるよ…。
  • 恋人契約中につき

    まつだいお

    ワンコだったのがとてもいい。
    2023年7月1日
    設定も展開も王道で、悪く言えばありきたりではありますが良く言えば安心して読めます。登場人物は心根の優しい人たちばかりで心がほんわかします。ストーカー女子も、他の人が描くともっとエグい事してきそうだけど、大した事はしてきません。そして、想定外だったのが、森山の最終形態がワンコだったこと。嬉しい誤算。この王道設定で攻めがワンコだったのって初かも。絵もとても綺麗で上手いし、細部まで見ていられる。良い作品でした。
  • きみの春花

    有馬嵐

    先輩が受けです。
    2023年6月14日
    1巻のみ読了。割引になってたし続巻出てるしレビュー多いしで試し読みだけ読んでレビューちゃんと読まずに買った自分が悪いんですけど、論争以前にリバも無理な私には駄目でした。きっと私が狭量なんですわ。最後まで読んで思い返してみれば、冒頭からずっと、先輩が受けだよ〜って布石はたくさん打ってありましたよ確かに。それでもストーリーが良かったりキャラがとりわけ魅力的とかだったら新しい扉も開いたのかもしれないですが、どうも20年くらい前の作品を見ているような、何一つ作品独自の良さを見つけることもできず、時間とお金を無駄にしてしまった感じでした。すみません。リサーチ不足と相性ということで。
  • 【文庫版イラスト&書き下ろし付き】刑事に決め手のプロポーズ

    高月紅葉/小山田あみ

    完結だけど…!
    2023年5月5日
    また別仕立てでの展開を考えておられるとのあとがき、感涙です。どうか、またこの二人をメインでお願いします!!単話というのか、プロポーズの話は既に読んでいましたが、書き下ろしが半分もあって大満足です。待ってます、待ってますよ…!
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  • 失恋オメガは愛されたい

    茶野まめこ

    表紙で損してるタイプ
    2023年4月22日
    みなさん書かれているように、受けの将悟の目つき別に悪くない。猫目なだけではないかな。だったらこのまま、性格がΩっぽくない(男前とか性格が可愛くないとか)って言われてる的な設定で良かったような。王道ストーリーで新しさはないものの安心して読めますし、溺愛なのも良い。ふたりとも好感持てるし、特に将悟が、初だし素直だし可愛いし、でもウジウジしない前向きで強気な子なのがとても爽やかに読めて良かったです。オメガバらしくエロもありますが、表紙から受ける印象と中身が(絵もストーリーも)違うので、損してるかなーと思った次第。
  • ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~ 完全版

    一穂ミチ/竹美家らら

    すごいんだよこの作品は。
    2023年4月17日
    すご過ぎてもはや何を書いたらいいのか分からなくて書いてなかったんですけど、イエスノーが大好きで、国江田さん至上主義なんですけど、でも一穂ミチ先生の「作品」の中でどれが一番好きかと問われると、これだなと思う。一般文芸でも認められたいま、是非ともこの作品を一般文芸としてみんなに読んでもらいたいと思うけど、でもたとえばそのためにエロをマイルドに書き直したり割愛したりするとなると、それはもう違うんだよなあ。BLの中にはエロ無くしちゃっても物足りないだけで話としては問題ないだろう作品も多いですが、この作品に関しては、マイルドに書き換えても駄目なんだよなあ。必要なんですよ一言一句が。身体を繋げることでどれだけ心が満たされるのかが。何が言いたいかって言うと、BL界隈でしか読まれないのはすごくすごく勿体無いどころか、文学界にとっても損失ってこと!
  • イケメン騎士を拾ったんだがどうしたらいい? ~恋するMOON DOGスピンオフ~

    山田南平

    花ゆめは腐女子製造機だと思う
    2023年4月16日
    小学生の時花ゆめ読者でしたが、当時はBL匂わせつつも少女漫画誌らしく男女に落ち着く感じの作品が多かったですが、そうか、とうとう花ゆめも。納得が過ぎる。こう、他の畑からBLに来ていただける(ありがたや)先生たちの作品はどれも画力ストーリー力ともに地力すごくて眼福だし面白い。中英語にも興味が湧きますね。つっても、よくある異世界転生ものの逆パターンで、BL展開的にも既視感は有りまくるんですけど、いいんです、漫画が上手いんでいいんです。新しくなくてもいくらでも萌えられるし目も心も幸せ。きっと致すにしても朝チュンに近いか、上半身だけ数コマとかなのは想像に難くないですけど、赦せる。赦せるぞ。攻めのグラントは可愛いイケメンでグイグイ来るし、受けのマキは学はないけど明るくていい子だし、二人共に好感が持てるのも良いです。ただ、転生してからそう間もないのに元の世界でずっと片思い(おそらく両片想い)だったフルバートからマキへの鞍替えが早過ぎやしないかと思う部分だけ引っ掛かり、きっと今後その当たりを解消していくストーリー展開もあるんだろうけど、グラントは惚れっぽいよな。吊り橋…ではないか、初めて見たものを親と思うくらいのスピード感で惚れてるからそこをも少し読者に納得させてくれるとありがたいです。
  • 軍人さんと金平糖

    海野幸/八千代ハル

    金平糖くらいの甘さ
    2023年4月13日
    この作者さんを読むのは3作目でした。前に読んだ2冊はあんまり印象に残ってないんですけど、本作はあっさりしているものの設定もいいし、思ったより楽しめました。ほんのりとそれなりに甘いです。ただ、一目惚れにしても2週間かそこらの話なんだよなーと、読中、我に返ったときに若干醒めます。時間経過2ヶ月くらいにしておけばすんなり感情移入もできるのになーと思いました。
    あと、ウジウジしてる時間が長い。もっとメリハリのある展開だと、作品の引力も増すような。
    まあただ、おんなじとこぐるぐるしてんなーと思うけど、約2週間だしな…。でも読んでる方としては…。
  • しまちゃん家の番事情

    三日ミタ

    上手い。
    2023年3月26日
    クーポン買いであまり期待してなかったんですけど、画力がたっかいし、漫画もストーリー構成も上手くて、主役は勿論のこと脇役たちもキャラが立ってて、スルスル引き込まれました。喧嘩シーンも上手いので、普通に少年青年漫画描けそうですね。そもそも個人的にガチムチな受けは好みじゃないんですけど、葵は美人だし可愛いし四天王だし、無問題でした。美形×美形は眼福過ぎる。葵の普段のクールな顔面が、戸惑ったり驚いたり照れたりすると眉毛が上がって可愛い顔になるのがとても好き。現在地がわかってるのに、過去話でちゃんと入り込めるしキュキュンするのはほんと上手いなあと思いました。ていうか、椿と遥来は、どっちがΩ?何気に遥来って一度も自分がαだとは言ってないんですよね(ん?見逃してる?)。ていうことは…?スピンオフ期待しちゃうな〜。
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  • 40までにしたい10のこと

    マミタ

    あーこれはレビュー通り。
    2023年3月14日
    新作取れるのジリジリ待ってクーポン買い。キュンキュンしまくりました。指が触れてもキュン。キスでキュン。すれ違ったらキュッときます。通じ合ったらもうキュンキュンです。慶司はこれからどんどん年下ワンコになっていく予感しかないので、続編を期待したい。「避けないでよ」の顔がもう捨てられた子犬にしか見えない。ただ、たしかに、雀さんのファンシー好き設定が過ぎていて浮きます。部屋着とか必要だったかな?蛇足ではないかな…。
  • 飴色パラドックス アソートパック

    夏目イサク

    尊い
    2023年2月18日
    本編よりイチャイチャ多くて嬉しい…。
    笠井、まさやん、蕪妹も登場多いです。
    笠井にも幸せになって欲しいけど、永遠に尾上ラブでいて欲しい気持ちが上回る。笠井ごめん。
  • ルビーレッドを噛み砕く

    朔ヒロ

    何度も読み返しちゃいます。
    2023年1月16日
    朔ヒロ先生、初読みでした。画力高いですね〜眼福です。物腰柔らか系の攻めはあんまハマらないんですが、マキ先生がどういう攻めになるのか気になり買ってしまった。キメるとこキメてくるイケメンだった…予想以上にかっこ良かったです。朱音は気の強い美人可愛いいい子です。ストーリーも、きゅんきゅんしますし、遠回りの理由も無理がない。納得の展開です。ただ、確かにタイトルの意味について少しわかりづらいとこはあるかもですね。自分的には読んでて、ああそういうことか〜って理解してたつもりでしたが、よくわからないっていう他の方のレビュー読むと、え解釈間違ってたかなって不安になりました。ちょっと解釈の余地がある感じ。あと、フェロモンの結晶の大きさが言うほど差がなくて、この人ヤバい怖いって時はもっとわかりやすく大きくなっても良かったような気がしました。
  • 真夜中のBL編集部は夢を見る

    上田にく

    さっくり読めて読後感もいい。
    2023年1月14日
    2巻まで読みました。上田先生は4冊目でしたが、共通して、絵もきれいだしストーリーも(良く言えば)引っかかるところは特になくあっさりさくさく読めて読後感も良いです。前提として、BLはファンタジーだというお約束があり、それの二重構造になっている本作です。BLファンタジー世界でBLファンタジーを作っていくという。セオリーに従った、特に捻りとかがあるわけじゃないストーリー展開なので、頭空っぽにしてストレスなくBL読みたいときにオススメです。基本的に攻めの副編集長司波さんはかっこいいし、受けの真島は可愛いしで好みでしたが、絵の特徴として、前向きの顔になると寄り目になるので、司波さんのイケメン度が落ちるのが毎度残念でした(そこがいいと言う人もいるのかも。萌は十人十色ですし笑)。
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  • イキガミとドナー

    山中ヒコ

    すげえ…
    2023年1月9日
    この作者さんの作品はほんと毎回考えさせられます。作品に太い芯があって、無駄がないし、読んでるこっちが忘れてたようなことも拾ってくれたり繋げてくれたりして思わず唸る。低レビューを見ると、画力が低いとかアクションシーンが下手だという意見が散見されていて、たしかに合う合わないがあるのかなあとも思いますが、個人的には、この筆致なので、ずっしり重い印象になってもおかしくないのに胃もたれもせず読み進められるのかなと思いました。リアルな絵で血も黒塗りべったりでアクションシーンも手に汗握ったりすると、この作風の世界観とはまた違ってしまうのかなあと。好みの問題ですが。筆致は絵本風というか、リアルというよりは余白の多い描き方ですが、感情やエンドの仕方など、綺麗事だけじゃなくて、エゴもあって、滝さんの耳とか手足が治ってる描写を見るとその裏では滝さんのドナーが失ったものがあったのかなと思わせられるし、そんな急に180度変わったりはしないよなとか、最悪の時代があって規制が始まって…そうしてまたなんだかんだ人類は同じことを繰り返しながらやってくんだろうなとかも含めて、個人的には十分リアルでした。BL的ラブは、どうかな。私は満足でしたが、物足りない人には物足りないのかも。といいつつ、柴田さんも滝さんもいいキャラなのでスピンオフ見れるといいな。そこで鬼道と吉野の裏話や続編見れると嬉しいな。あと、クラッカー鳴らそうとする鬼道可愛過ぎる。
  • 鷹神様と憐れな生贄

    丹野ちくわぶ

    烏だと思ってた笑
    ネタバレ
    2023年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ クーポン値引き作品の中から選んで買ったためタイトルちゃんと読まずに読了して電子限定特典のタイトル見て、あ、鷹だったんだと初めて気付きました。烏だと思っていました…。絵はとても綺麗だし読後感もまあハピエンなんで良いはいいんですが、なんだろう、誤解を恐れずに言えば、作者さんお若い方なのかな?という印象をずっと抱いたまま読んでしまいました。うーん、ありがちな設定はいいんですけど、なんていうか、自身が感じたことや考えてること等その作者さんの背景や思考や萌も含めてが作品に反映されてると自然に深みも出るし、キャラの心理描写にも反映されて無理のない感情の変遷の表出に繋がるのかなと思うんですけど(表現の上手い下手とは別次元で)、それがなかったですね。好きな設定詰め込むにしても、やっぱりそのあたりで変わってくんのかなあと。お互いいつどんなところを好きになったのかとか、妹への感情考えるとなんかその行動浅くないかとか、神ってそんなもんって言われるとそれまでだけど500年前のそれも裏切りなのかな?っていう、叢雲は彼女の意思とかちゃんと確認してた?みたいなところからまず同情できないし、それを踏まえて雀に対して接するのが叢雲自身の成長や雀に対する愛の深さを表すことになると思うんですけど、好きに生きるといい…って格好良く言う前に、物の怪になりたいかどうか意思確認取ったか?っていう、合意形成のなさみたいなのが、雀はそれでいいのかなとかが色々引っ掛って、うううん、すみません、5にはできなかったです。
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  • 500年の営み

    山中ヒコ

    ああ…これは余韻がすごい
    ネタバレ
    2022年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 半額のときに買ったまま重そうなので寝かせてました。いやあ…いい作品でしたわ。最初は、恋人が死んだってニュースで聞いたら死体も確認せずに飛び降りるか?とか、設定のツッコミどころが色々気になって入り込めないまま終わるのかと思いきや、いつの間にかそんなのどうでもよくなって入り込んでいて、さらにこれはヒカルBもだけど寅の成長物語でもあるのだと気付いたときに感動しました。最初は死の一報を聞いただけで自死を選ぶような人間だった寅が、250年後、さらに250年後と営むたびに優しく強くなっていくのがその描写でわかり、ツッコミどころにも意味があったのだと自分の浅慮に反省。きっと500年後の寅は、ヒカルBの現存確率が0%って言われたって筋トレして尾瀬に向かったのではないでしょうか。250年後のさいご、涙の本当の意味を知ったヒカルBが、寅を膝に抱いて砂漠の夜空を見上げた顔つきがもはや人間の表情で、うまいなあと。死んでしまった恋人太田光についても、彼がいて、彼が尾瀬に行こうと約束してくれたから最後にヒカルBと再会できたわけで、全てが繋がっていて、でも光の代用ではなくヒカルBを愛していて、優しい太田光もそれをきっと「良かったね」って思っていると確信できて、重いようで、優しいお話だと思いました。でも、ヒカルAはどうなったのだろうかとか、人間至上過ぎやしないかとか、寓話を読んだときのような、余白部分について考えてしまう部分もあって、いくらでも考える余地のある、受け手次第ではどうとでも読後感が変わりそうなお話だなあとも思いました。
  • 体感予報

    鯛野ニッケ

    溺愛系
    2022年11月3日
    (※個人の感想ですので悪しからず)正直最初は、大好きなイエスノーの国江田さんのパクりにしか思えず不快感を覚えたんですけど、そして3巻からは瀬ヶ崎が25時赤坂の麻水さんにしか見えなくなったんですけど、既視感のあるコマとかあるし、でもそれでもなお絵の上手さと漫画の面白さで既刊ぜんぶ買っちゃいました。この作者さん読むの4作品めでしたが、初めてハマりました。イケメン設定がちゃんとイケメンなのまじ大事。
  • みーくんと5回のおねがい

    黒木えぬこ

    うまい。
    2022年10月9日
    入室ノックが好きだったので、あらすじで惹かれてこちらも割引購入。良かったです〜。やっぱワンコ攻めうまいなあ。年下なだけあって入室ノックよりこちらのカナちゃんのがワンコみ増してます。そして、エロ萌えるだけじゃなくって、なんでもいうことききます券の使い方がうまい。ストーリーがしっかりしてて心理描写もうまいので惹き込まれました。読み返しちゃうな〜。脇役の女子もいい味出してましたが、さいごのさいごにびっくりなカミングアウトが。そうだったのね(本筋とはぜんぜん関係ないけど)。
  • 異世界から帰還したら恋愛フラグが立ちました

    本庄りえ

    さらりと。
    2022年5月1日
    レビューをちょっと読んでから買ったつもりだったんですが、義兄弟ものの短編が収録されてるとこ気付かなかった。お安く買ったし、失敗てほどじゃないですけど、なるほどそもそも表題作のページ数が少ないことも内容あっさりの原因なんですね。絵は普通に綺麗だったのでその点は満足なんですが、もっと心情とか世界観掘り下げて欲しかった。設定面白いし、魔物側にも事情があってとか人間の傲慢さとかさらっと書いてるけどけっこう着眼点いいと思うので、もっと表題作を深めて欲しかったなと残念。短編の義兄弟の方はよくある設定で、執着攻めな義弟と絆され義兄受け。可もなく不可もなくでした。
  • 悪役令息なのに愛されすぎてます

    今城けい/石田惠美

    溺愛好きは楽しめると思います。
    ネタバレ
    2022年4月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ わりと最初からあらすじが見えていて、さらっと溺愛ものが読みたいときにはいいと思います。なんていうか、信長協奏曲思い出しました(そう考えるとあれって転生?ものの先駆けだったんですかね)。律がずっと「自分は律なのに」みたいなのをしつこく抱えていて拘りすぎだろとちょっと苛々しながら読んでましたがそこ共感できるかどうかは個人差でしょうか。マリリンがモヤッてる気持ちは共感できましたが、律に対して今一つ共感できなかったのと文章力が今一つで星4にしました。
  • ロマンス不全の僕たちは

    月村奎/苑生

    いい。
    2022年3月13日
    月村先生十八番のながーい両片想いです。月村作品は読後感がホント良くていつもほっこり読み終わります。今回もほっこり。本来えんちゃんみたいな寡黙というよりも天邪鬼というかぶっきらぼうというかちょっと自己中というかのようなタイプは好きじゃないのですが、月村先生の手に掛かるとなんとも魅力的です。最後にえんちゃん目線の短編も載っているので、よりいっそう内に溢れる愛がわかって良いです。長い間一緒にいると、きっと昴大にもえんちゃんの本音が手に取る様にわかってくるんでしょうね。幸せな未来しか見えないです。いいコンビなのかも。ところで、最近BL界の2大巨頭が一般小説でも活躍されてますが、月村先生の文章力表現力ストーリー力なら先生も一般小説でさっさと賞取れるレベルだと思うんですけど、でも、もっとBL作品生み出して欲しいしな!
  • 俺が好きなら媚びてみろ

    里つばめ

    決着。の仕方もこの二人らしかった。
    ネタバレ
    2022年3月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『俺が好きなら跪け』の続編です。里先生…好きです!作品がほんとブレないわぁ〜。一途な(gapsはちょっとクズ味入るけど笑)執着攻めとチョロく絆される受け。そして仕事のできるリーマンたち。良いですよ〜。チョロい割りに2歩進んで1歩退がるみたいな進み方ですが、それも里作品の醍醐味に入るのかなと。その分心理描写が丁寧だから、特にハイスペックな攻めがなぜそんなに受けに惹かれてるのかが良くわかって物語に入り込みやすい…というかどっぷりです。最初読み終わった後、どのへんが「決着」とまで言えるのかなと思いましたが、読み返して気付いた。最後のエチシーンでイッたあとのチュー。松田の首が浮いていて、今までは受け身だったチューがそうではなくなったところが「決着」なんですね。と解釈。この自分なりに解釈する楽しさも里作品ならではですよね。それにしても二人らしい。松田らしい。でも続くよね、きっと!続編待ってます。しかしながら、今回は松田ファン二人の登場が少しだったので、もっと出してあげてください。彼女たちが腐女子の門を叩くのもそう遠くはない。
  • 友人と恋人 ~三上と里&あかりと彼 作品集~

    鶴亀まよ

    なにもかもが上手い
    2022年2月23日
    とにかく絵が上手い、人物のみならず背景も上手い、話が上手い、心情の掘り下げ方も上手い、各々のキャラも良い、設定が萌える…とにかく上手い!!この表紙も神。あかりと瑞貴さんをずっと見守りたいので絶対に続編描いてください〜。
  • インテリヤクザはベビーシッターに恋をする

    はなのみやこ/鈴倉温

    文章が…。深みが…。
    2022年2月19日
    後宮を飛び出した〜が面白かった記憶があったので読んでみました。ストーリーはとても王道です。インテリヤクザなスパダリ攻めと、ハーフ美人ないい子受けです。攻めの煮えきらなさがちょっと萌えにブレーキ掛けてましたが、それよりも文章が…。編集の人とかいないのかな?っていう、助詞が変だったり言葉が間違ってたりするとその時点で萎えてしまうのです。構成というか話の流れというかも、ここでこの展開を入れる、ってなると急に賢人とか出てくるし、ならば最初からなんとなく登場しててくれればもう少し感情移入もできたんですけど、ほんとよくある展開なんですけど、漫画にしろ小説にしろこの展開入れる場合上手な作者さんはもっと自然な流れで入れてきて、なんなら脳内で別ルート妄想しちゃうくらい友達に魅力さえ感じ惜しく思えたりするのですが、なんか、ここにこの話を入れました。みたいな、うーん、上手くはないなあと。全体的に、上手くはないなあと思ってしまいました。深みもない。それでも最後まで読み切れるくらいには楽しく読めたので、一応☆4にしました。
  • ツァイガルニクの恋の沼

    月村奎/志水ゆき

    月村先生らしい良作
    2022年2月16日
    『眠り王子にキスを』が好きで定期的に読み返しています。月村作品好きなのですが、(全作品読んだわけではないけど)記憶に残らない作品も多く、外れというには失礼だけど、当たりか否かがある印象の作者さんだったのですが、本作は当たりでした。受けも攻めも眠り王子のキャラとは全然違うんですけど、流れてる空気は同じで、日常を味わいながら二人の恋模様を追体験するようなじんわりした満足感があります。ただ、中1のクリスマスに回収し忘れたセーターとか、本来小さいながらも布石や伏線になるような事柄が回収しきれてないようなモヤモヤがいくつかあったのが残念です。後で出てこないのなら書かなくていいんじゃないかなとかモヤってしまう。勝手に脳内補完したのでいいんですけど笑
  • 君と僕と世界のほとり ふたりぼっちクリスマス【電子限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】

    オキノニコ/PONY CANYON×GINGER BERRY

    う〜ん。
    2022年1月15日
    ☆3.8くらいでした。評価下げてすみません…。絵はまあまあ綺麗ですが、ドキドキとかキュンキュンとかもあんまりなかったです。関わっている人が多い作品だからなのか(よく知らなくてすみません)、なんか上辺だけ整えました的な印象のまま終わりました。ちょっと共感できないとこもあって引っ掛かり、さらっと楽しめましたというわけでもなく。なにが引っ掛るのかを考えると、攻めがヘタレ執着系なんですが(個人の感想です…)、執着なら執着で振り切ればいいのに、「いい奴」みたいな認識に持っていこうとしてるところに無理があったような。かなり自己中な奴だと思うんですけど、それも自覚した上でそういう(物語上の)扱いならそれはそれでありなんですけど、頑張ってるんだいい奴なんだっていう思考についていけなかったです。心情も掘り下げると矛盾が顕在化するからかその辺掘り下げているようで上辺だけに見えました。相性もあるのだと思います。
  • 叶わぬ恋の結び方

    吉尾アキラ

    こっちのが断然良かった
    2022年1月9日
    スピンオフ元が時系列的に前にあって(読まなくても察せる程度なので大丈夫です)、本作は「1.叶わぬ」「2.繋いだ」です。叶わぬと繋いだ2作合わせてのレビューになってしまい恐縮ですが、スピンオフ元とはレベルが違った印象です。心情の掘り下げ方も二人の乗り越え方も良かったです。元作はさらさら〜と読んで読後感も可もなく不可もなくで話に入り込むこともなかったんですけど、本作は入り込めました。萌えもエロも切なさも幸せもあり、攻めの原さんは綺麗かっこいいし(意外に強引なのがいい)、受けの薫は艶可愛いし、もっとこの二人を見たい気持ちになりました。あとがきにもありましたが小話詰合せとかでもいいので続編出るといいな。
  • オメガのおれの嘘つきくすり指

    さがみしか

    かわいい作品
    2021年12月19日
    今回のオメガバフェアで3冊購入し、一番心に残りました。ストーリーが秀逸とか絵が超上手いとかそういうんじゃないんですけど、トータルで良かった。受けは可愛いし、攻めもキレイ系設定なのでカッコイイよりは可愛い。いや、溺愛系でかっこいいシーンもあった(ような気がする)けど、最終的に可愛いで収まりました。みなさん言ってるように嫌な人は出てこないし胸の痛む展開もないです。ツッコミどころはけっこうあって、勇人くんの表情間違ってるんじゃないかと思うくらいに登場時が胡散臭くて、むしろ恋敵かと思いましたよ笑。ずっとそういう風にヒヤヒヤしながら読んでたから、読後素直な気持ちで読み返しました(勇人くんを)。あと偽装結婚の設定殆ど活かす機会もなく、最初の取り決めもなんだったのかなと。理解のあるお父さんみたいなんで、黙らせる必要があった周囲って何、みたいな。本人的には違うみたいだけど、最初から狙ってたよね?理由付けが必要だったんだよね?みたいな。こんなに設定活かさない嘘から始まる系も初めて読んだ気がしますが、別にいいかと思ってしまうくらいに魅力のある作品でした。
  • 偽りの番契約

    いさき李果

    描きおろしがない。
    2021年12月18日
    電子限定はありましたが、描きおろしがないのが満足感から欠けるところでした。二人の関係が互いの心の中で嘘から真になっていく過程は丁寧に描かれていて良かったのですが、クライマックスから急に駆け足な感じが少しして、たぶんページ数が足りないから山場で佑が説明してるような言葉を連ねて済ますみたいな盛り上がりに欠ける描き方になってしまってそこからハッピーエンドです、ブツッ。と終わる感じがしました。もう1話あったら全然読み手の満足感変わったし先生もクライマックスをもっと丁寧に描けたんじゃないかなあ…と思いました。でも全体的に、ベテランの漫画家さんということもあり上手で読みやすく、受けも攻めも好感の持てるキャラで、佑の選択も納得で良かったです。幸せな未来が見えます。
  • 触れたとこからキモチいい【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    小木カンヌ

    あっさり
    2021年10月31日
    うーん、オーラが見える設定は、円谷先生の恋愛プリズムが結構好きなので、どうしてもそれと比較してしまうんですけど、レビューが良かったので期待値が高かったためか、絵もストーリーも期待ほどではなく微妙でした。新人さんとのことで今後洗練されていくことを期待して4です。絵は好みにもよるんだと思いますが、個人的にはあまり上手いとは思わなかったです。さがの先生と誰かを混ぜたような。ストーリーも、定石でも王道でもいいんですが、多少は「らしさ」みたいなのが欲しかったです。全体的に各キャラがあまり大事にされてなかったというか。辛口になってしまいすみません。私には嵌らなかっただけですきっと。
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  • 凪子の話

    後藤

    読後感は読者次第。
    2021年10月31日
    重そうだったので本棚に入れっぱでしたが、やっとこさ読みました。私は泣けた方でした。読後感も良かったです。でも泣けないし読後感も悪いって感じる人がいるのもわかります。凪子の最後の願いや選択を悪しと捉えるか良しと捉えるかで読後感が全然変わってくるし、凪子の罪悪感が浄化や昇華したと思えるかどうかでハッピーエンドかどうかも変わってくるのかなと思いました。それぞれに救いや思いが昇華する描写が一応あると思うので、それで納得できるかどうか。個人的には、凪子がとてもいい子で可愛いし、でも善人ながらも最初から自分の意思や希望を貫く強さがあったので、それが最後にも現れたのかなと思います。でもやっぱり反面いい子だから罪悪感もある。男子二人の両片思いは頑固なので、特に浩平は拗らせてるので、こういう形だからこそ、このタイミングだからこそ、そうなれたんじゃないかなと思いました。人によって捉え方が違ってくるのも、考えさせられるだけの内容がある良作ってことなんじゃないかなと思いました。
    ちなみにBLとしては、軽いキスだけです。萌とかそういうのを楽しむ漫画ではなかったです。描き下ろしでやっと…と思いきや、やっぱりそういうんじゃなかったです。あくまで凪子ありきです。
  • αの花嫁

    岩本薫/幸村佳苗

    中毒性あり。
    2021年9月23日
    絶対面白いだろうなと思いつつ、でも単行本出るまで待つぞと思っていたのに、無料分読み始めたらダメでした笑。キリがいいとこまで、あと1冊あと1冊…とか思ってるうちに出てる分全部買ってたぜ。とにかく絵が綺麗です。りくの顔とか思わず拡大してしまう。キレイ…。最近のオメガバースはわりと偏見のないオメガに優しい世界観だったり、周りみんな良い人だったりするのが多くなってる印象でしたが、こちらは「超王道」と言うだけあって、懐かしきオメガバースの世界です(今のところそこまでオメガが可哀想な感じでもないですが)。オメガバあるあるをこれでもかと詰め込み、萌も詰め込み、それでもストーリーの骨格がちゃんとしていて、伏線もそれなりに張ったり回収したりしながら進んでいくのはさすがの岩本先生です。綺麗な絵と確かな原作。そりゃ中毒性あるわな。17話まで読みましたが、これからすれ違いターンなのかな〜でも発情期じゃなかったから成立はしてないよね。たぶん(設定の記載ないけど…わざとか!)。
  • ゼロの獣

    華藤えれな/高階佑

    …あれ?
    2021年9月19日
    ☆3.5くらいでした。華藤えれな先生の作品は4作品くらい読んでいて、比較的内容も文章も安定した作家さんだと思ってたんですけど…あれ?架空の国とかEU圏のものが多くて、純粋に日本を舞台にした作品読むのが初めてだったからなのか、別人が書いたのかと思うクオリティの低さでした。誤字なのか知識不足なのか設定が甘いのか、初歩的な間違いや突っ込みどころが出てくる度に現実に引き戻されて入り込むのが難しかったです。担当編集者の差とか昔の作品だからとかもあるのでしょうか。ただ、いままで読んだのは可憐で不憫で美人な受けと俺様な攻めが多かった印象なので、今回の組み合わせは新鮮で面白かったです。攻めが、蓋開けてみたらただのワンコだったパターン好きなので、☆4にしました。
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  • 明けても暮れても -続 いつか恋になるまで-【単行本版】

    倉橋トモ

    どの順番で読んでも楽しめると思います
    2021年8月12日
    『家族になろうよ』から順にシリーズ読んでますが、増々絵の上手さに磨きがかかっていて神がかってます。ついつい絵うま〜っていちいち拡大して見てしまい先に進まないのでとりあえず1巡目は心を鬼にしてストーリーを楽しみ、2巡目に余すところなく絵を堪能することにしています。幼馴染みから恋人へ進展してく話がわりと好きなので他の作者の幼馴染みものも読むのですが、どうしたってこのシリーズと無意識に比較してしまい、特徴ないな〜とか到底及ばないなあ〜とか思ってしまいます。もはや幼馴染みものとしては金字塔。そしてキスシーンだけでこれだけエロいのすごい。
  • 蒼空の絆

    かわい有美子/稲荷家房之介

    作者買い。
    2021年5月8日
    かわい先生の作品は、文章も設定も萌え所も◎でとても好きです。定期的に読み返す作品が多いです。本作も面白かった!萌えポイントが『甘い水』にちょっと近い印象。階級上の美人受けと寡黙で男前な大型ワンコ攻め。いいです。とてもいいです。文章も文句なしで、目の前に二人が見てる風景が広がります。読み応えもあって大満足。欲を言えば、後日談のページ数がもっとあったらもっと良かったな。同性愛が矯正対象にならない世界になったのでしょうか。その辺気になります。
  • このキスは記事にできない【小冊子付き電子特装版】

    西本ろう

    随所に違和感。
    ネタバレ
    2021年1月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく絵がキレイです。受けもモテないのは容姿とは関係ないのかなというくらいにはイケメンだし、眼福。つーか、ほんとみなさん書かれてるように絵の圧だけで☆5です。受けの身体に攻めと同じくらい厚みがあるのあんま好きじゃないんですけど、まあいいかと思えるくらいねじ伏せられる感じの絵でした。最後のカミングアウト写真も良き。ただ、ストーリーが、内容や展開が強引とかいう以前に、違和感を覚える箇所が多くて釈然としないまま終わってしまった感じ。二人が惹かれ合う部分も絵のキレイさでねじ伏せられましたが要は龍之介はほぼ一目惚れで真夏斗は絆されですよね。まあ恋なんてそんなもんと言われればそうだけど。マネージャーの態度も最終段階まではあまり愛を感じず、もう少し龍之介を思うが故なんだ的描写があっても良かったような。あれじゃほんとに嫌い合ってるみたいで、よくいる口煩いサポート役になれてない。あと、なぜ車の中でキスするシーンで、わざと龍之介が写真撮りやすくしたのかもよくわからない。意図があるならその後その意図通りに進むはずだけど、読み手としては予想通りの展開が龍之介の予想通りに進んだわけじゃない感じで、じゃあなぜ窓ガラスの曇を拭ったのかすごい謎。事務所の監視を挑発しようと思ったらパパラッチだったってことか?そしてきわめつけが、ミステリアスなイメージだった人が自然体のしかも恋人に向けた笑顔やらを初めて撮らせた写真集はそりゃ売れるだろうしスポンサーの好感度も上がるだろう。それは昔からそうだろう。その手法をやり手のパパが知らなかったとしたらそれも違和感。問題はアトランタから帰って来てからでは。最後の頁の写真の全体とタイトルを公表してそれでもなおスポンサーもファンも離れず主演のオファーも来るなら、そこで初めてめでたしめでたしではないのかな。めでたし早いよね。おいおいこれからだろ、と思ってしまった。カミングアウトしてもなお、自然体売りが世に受け入れられて、それで初めて、世代交代か…って親父が哀愁漂わせるのでは。その他にもちょこちょこ違和感がありました。けど、絵はキレイだった。
  • あなたを好きになりたくない

    夕映月子/みずかねりょう

    表題作カプは全体の66%だった…。
    2021年1月23日
    読んだことない作品(「恋してる、生きていく」)の続きものが後半がっつりあってショックでした。作品紹介に書いといてくれ…。
    表題作ですが、「お兄ちゃんはお嫁さま!」を読んで、この作者さんの風景描写や料理の描写などBL以外の部分がとくに良くて、今回も立ち読みしてみたら、個人的に北アや涸沢カールに馴染みがあったもんで惹かれて購入。やっぱり上手いなあ。自分がそこに行って体験したみたいな気持ちになれる上手い作者さんです。ただ、ほんと個人の感想なんですが、肝心のBL部分が物足りないんですよね…。なんでだろ。お兄ちゃんは、でも感じた物足りなさ(あっさり感?)が今回もあり、そこそこ萌える箇所もあるし設定も好きなんですけど、なんかさらっとしてて感情移入しきれない。お兄ちゃんは、でも結局今でも印象に残ってて読み返したくなるのは里芋のくだりだし、本作もきっと時間が経って思い出すのは北アの山々の美しさなんだろうな。でも、そういうの求めてきっとまた他の作品を読むだろうなとも思う、BL作家さんにしては珍しい作風だなと思います(あくまでの個人の感想です💦)。
  • 子持ちホストの危険な隣人【電子限定おまけ付き】

    桃季さえ

    エロがなかった…!
    2020年10月1日
    エロ重視の人みたいな感想になってしまいましたが、決してそんなことはなく、むしろストーリー重視のが好きなんですが(たぶん)、この漫画の感じ(ストーリー重視とは思えない)、この王道の流れでエロがなかったことに驚愕しました。肩透かしというか。続編ありきってことなんですかね。桐生さんに話してないこともありますしね。そうじゃないとあまりにも斬新。ただ画力が非常に高く、攻めの顔にクセはあるものの終始目の保養だったので、画力で☆5です。
  • 狼への嫁入り~異種婚姻譚~

    犬居葉菜

    続編決定したらしいですよ!朗報〜。
    2020年6月28日
    こちらは出てすぐ読んだのですが、「on BLUE」vol.46掲載の番外編とロングインタビュー等も読んできたので合わせてレビューを。犬居先生はNARUTOなどがお好きらしく、とくに「NARUTO」と「エア・ギア」が絵のベースになってるかもとのことで、すごく納得。本編読み始めた時は、ジブリっぽいな〜と思ってたんですが、NARUTOかあ。成程〜。本編ラストの濡れ場は入れない予定もあったらしく、入れてくれて感謝の念に堪えません(笑)番外編は、よくある本編で書けなかった濡れ場の提供ではなく、ストーリーを重視した本作らしいエピソードで満足でした。朝丘戻先生とのコラボ短編小説もあって(かなり短いですが)、番外編はそのうち何らかの形で出版されるんだろうとは思いますが、ロングインタビューとかコラボ小説とかは単行本に掲載されない可能性もあるので、本作ファンの方にはかなりオススメな内容でした!裏話とかは聞きたくないんだよ!って方にはオススメしませんが。ていうか、普通に雑誌の方のレビューになってしまいました。スミマセン。
  • 25時、赤坂で

    夏野寛子

    矛盾や疑問はあるけれど
    2020年2月27日
    たしかにストーリーはありきたりな上、雑な部分がありますが、でもやっぱり絵が上手い。眼福です。イケメンがイケメンじゃなかったりする作品も多い中、イケメンがイケメンだとこんなにも幸せ。キュンとするシーンも多かったです。ハル先生の『アクマと契約』はストーリーがちゃんとしてる分、後半自分的にはちょっと重くてというか可哀想なところもありましたが、こちらは心穏やかに読めました。予定調和もアリかなと。
    ところで、あれですよね、山瀬×佐久間のスピンオフを作る流れですよね?
  • 俺の飼い方叱り方

    かさいちあき

    ごちゃごちゃしてる。
    2020年1月4日
    絵も展開も会話も独り言もごちゃごちゃしてて、あんまり合わなかったです。そんなにエロシーンが上手いわけでもないのにエロが多いし。ストーリーや心理描写が重視の作品ではないと思いますが、エロ重視ともいえず、中途半端な印象。そもそも攻めの顔がイケメンに見えず、かといって料理出来るとこ以外卓越した部分も見受けられず。天然っていうか、ネコ以外にも物を知らなさすぎでは…。なぜモテるんだろう。全体的に点数の高さがイマイチ理解できない作品でした。
  • 恋が落ちたら【電子限定描き下ろし付き】

    上田アキ

    色々好みじゃないのに良かった。
    2020年1月2日
    眼鏡攻めも敬語攻めもおっさんも一重受けも好みじゃないのですが、高い画力と丁寧なストーリー展開、心理描写で、とても良かったです。けっこうちゃんとしたおっさんでしたが、普段は紳士なのに攻める時はやや強引なくらいに攻めてきて、萌えました。エチシーンでは眼鏡外した(外された)のも、個人的にはイケメン度が上がってて良かった(眼鏡萌えは無いので)。末永く幸せに暮らして欲しい二人。やっぱ、スリーピースが似合う男はいいなあ。
  • 笑う鬼には福きたる

    山本小鉄子

    新しい扉が開きました。
    2019年12月1日
    え、三白眼受けってこんなに可愛かったっけ?三白眼受けは好みじゃなかったのですが、小鉄子先生が描くとこんなにも可愛いいのか…。稔侍も真面目でお堅い感じなのに溺愛が過ぎるし、ぐいぐい来るからとてもいい…。お似合いです。ちなみに、久住さんも何気にスパダリ属性の人ですよね…?これ、スピンオフ出るとすげーかっこよくなるパターンの人ですよね(期待)。
  • 刑事に決め手のプロポーズ

    高月紅葉/黒埜ねじ

    大好き。
    2019年11月26日
    永遠に続いて欲しいシリーズです。筋肉ついてる系の男っぽい受けはあんまり好みではないのですが、大輔はイイ!バランスですかねえ。とにかく可愛いんですよ。そしてそんな大輔をひたすら溺愛する田辺のターンでは、こう、胸がキュッとなります。切なくて、感情移入してしまう。足抜けするまでにヤクザ的一波乱がありそうでドキドキしていましたが、そういうんじゃなくて良かった…。少なくともこの作品にそういうのは求めていなかったので一安心。しかし、順番間違えないようにシリーズ内を整理して欲しいなあ。さらに、私は小山田あみ先生の方も併せて買ってますが、かぶって買いたくない人もいるだろうし。不親切です。
  • 異国の男娼

    桜井りょう

    惜しい。
    2019年9月23日
    絵は綺麗です。だいぶ安く買えたので、絵が綺麗なのとハッピーエンドなのとで☆4にしましたが、本当にあっさりです。特に捻りもない思った通りのストーリー展開ではあるものの、要所要所でもっと読者を惹き付ける描き方ができただろう点がとても残念です。皆様の言うとおり、ロバートが葵(小太郎)を好きになった理由が今一つ説得力に欠けるし。せめてそこだけでも丁寧に描写されてればグッと良くなるのになあと思ったり。
  • 豪華客船の王子様

    水瀬結月/北沢きょう

    まさかの続き物だった。
    2019年9月7日
    水瀬作品とは相性がいいので、レビュー読むのもそこそに安くなってたので即買いましたが、続き物だった…。さらっとはレビュー読んでたので、今後シリーズ化を狙ってるってことかな?くらいに思ってたら、話がこの巻で完結しない系の続き物で、「あとがき」が急に表れてビックリ。なので、1巻完結型を期待されてる方はご注意を。内容は面白かったです。相変わらず読みやすい文章で、でも新境地なのか、歩途の個性故か、いつもより思わず笑っちゃう箇所が多くて、文体そのものも少しいつもと違うかもしれません(ちゃんと比べてはいないので印象です)。それがとても良い方向に転んでいて、楽しく読めました。そしてイラストが…美しすぎる。王子様はかっこ美しく、歩途は綺麗かわいい。眼福です。ありがとうございます。
  • 偽りの花嫁と真実の恋

    月東湊/森原八鹿

    大団円。
    2019年9月2日
    読みやすかったです。定期的に値引きされている作品だったので気になってました。お安く買えて、読み応え満足。この手の世界観のBL小説って、さあここから手を取り合って頑張るぞ!ってとこで終わったりして、あれあれってなるのも多いんですが、本作は違います。ちゃんと、取り敢えずの解決まで読ませてくれます。そこがとても良かった。BLじゃなくても良かった設定とも言えますが、煌が女の子だったらきっとロミジュリ要素に重点がおかれるところ、本作は男の子だから(そもそもBLだから…)「私は男だから応えられない」っていう葛藤に重点がおかれてるっぽくなるわけで(ややブレますが)、どっちでも、矛盾なく違和感なく楽しめればいいんじゃないかなと個人的には思いました。キレイにまとまってたし。悩み所が複数あるので、1つクリアしたらまた1つと、感情的山場がいくつかあって、都度いいシーンでした。瑛が意外と弱さもあり、それを自覚しているところとか、それとの対比で、煌が芯の強い男の子だったりとか、一方的なスパダリじゃなくて、守られる女の子然とした子じゃなくて、支え合ってるところがすごく良かったです。あとはイラストが…そのイメージに合ってれば良かったのに…違ったなあ。
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  • 国王陛下の麗しき花嫁

    ゆりの菜櫻/みずかねりょう

    マリッジブルーを見守る話。
    2019年8月31日
    溺愛なんです。溺愛なんですけど、主題がアーネットの気持ち1つなので、キュンキュンとか萌えとかはなかったのが残念でした。同じことをグルグルしてるだけなので早々に飽きたんですけど、読みにくいとかではなかったので最後まで読みました。面白くないわけじゃないんですけど、、この時間で他の本読めたなとか思ってしまいました。みずかねりょう先生はさすがです。みずかね先生の西洋王国系のイラストは細かく美麗で、毎回目の保養です。みずかね先生故の☆4で。
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  • 愛と獣-捜査一課の相棒-【SS付き電子限定版】

    中原一也

    面白かったです。
    ネタバレ
    2019年8月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中原一也先生は、自分的に当たり外れが激しくて、途中で読むの止めたままなのが何冊かあったりするので不安でしたが、本作は面白かった!色々レビューを読んでから買ったため、BLとしてはそれほど期待せず、刑事モノ推理モノとして楽しもうと思ったんですけど、そう思って読んだからか、逆にBLとしては満足でき、推理モノとしては物足りなかったという…。BL的には、確かに前半全くと言っていいほどなんもなく、でもさすが文章は上手いし話の展開も早いので止まることなくどんどん読んでくうちに、気付いたらBLに突入してる(ていうかBL全然なかったことにBLし始めてから気付く笑)。お互いノンケだけど、それまでのストーリーがちゃんとあるから違和感ないし、変にウダウダしたりもしないし、良かったです。でも推理小説としては、やっぱりBL小説の域を出ず、残念でした。登場シーンから、こいつが犯人なんだろうなと思ってる人がそのまま犯人という。他はミスリードというには程遠く。元々泉が二人の間で揺れ動くことが作者の意図としてはメインらしいので、犯人探しはオマケ程度なのかも。テーマはブレず矛盾せず、さすがでした。読後の余韻もBLのそれではなく、一般の小説読んだ時の感じで、トータルで☆4.5くらいでした。
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  • 俺様な同期に夜の仕事がバレました。【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    松下祐己

    そこそこよい。
    2019年8月24日
    単話で途中まで購入してたのですが、続きは単行本をそのうち買おうと据え置いてた作品でした。値引きとクーポンで安く買えたので満足です。作者さんの初商業作品らしいですが、絵もお話も(エロも)上手い。ただ、普通のキャラ(攻めとか)の口の中を黒くするのやめてほしかったです。伊藤さんみたいな変質者の口っぽいので、ちょいちょい攻めがアブナイ人に見えて不憫でした(笑)
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  • 虎の王と百人の妃候補

    秋山みち花/夏河シオリ

    それなりに。
    2019年8月24日
    最初から読者にはネタバレ前提な感じで、思った通りの方向に話が進んでいく王道ストーリーです。紫星の勘が鈍すぎて違和感覚えるとこ以外は楽しく読めました。ただ、全体的に物足りなく、そこが☆-1でした。たとえば(→ややネタバレかも)、(タイトルのわりに)後宮での他の妃候補からの嫌がらせが温すぎる絡みが少なすぎる、紫星が後宮のあれやこれやに動じないのは長所ではあるものの、感情の起伏に欠けていて入り込みにくい、閨シーンがあっさり、勧善懲悪っぽいのに成敗の仕方が温すぎてモヤモヤする、星詠みについてがざっくりしすぎてて凄さが伝わらない、とくに青嵐は紫星を溺愛してるようでいて紫星の気持ち1つであっさり手放しそうなところが、理屈はわかりますがモヤつきます。なんて、色々個人的物足りなさはありましたが、全体的には、それなりに面白かったです。
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  • 葡萄畑で蜜月を

    神香うらら/みずかねりょう

    寝る前に最適な一冊。
    2019年8月17日
    表紙に惹かれて購入。前も同じ作者さんの、上流階級アメリカ人と日系美青年の作品読みましたが、同じ感じでした。溺愛モノで、付き合う前からバカップル状態の二人が恋を実らせていく様子を温かく見守るお話です。事件に巻き込まれ…とありますが、巻き込まれはしますが手に汗握るほどでもなく展開も分かりやすすぎるので、安心して読めます。たまに攻め視点のターンもあり、とにかく安心して読め、読み終わったあとに安眠できる一冊です。
  • DOGS

    里つばめ

    2巻でハマりました。
    2019年8月1日
    GAPSのスピンオフ。GAPS攻めの片桐聡がちらりちらりと出てくるくらいで、そちら未読でも影響ないです。矢島は元々ノンケだよというエピソードが読めるくらい。すごい人気作のレビューって書きづらいのであんま書かないんですけど、今回は叫びたかったので。2巻のが良いよー!正直、1巻でそんなハマらず、GAPSの良さには及ばないな~通じ合うまでの巻数も違うし丁寧さにも欠けるしな~と思っていましたが!2巻で陥落しました。里先生の最近の絵のが好きってのもありますが、誉さんはグッと一気にスパダリだし(しかも執着「溺愛」攻め!)、矢島は可愛いし色気まで身に付けやがって、そうなると、あのぶっきらぼうな立ち居振舞いも言葉少ななのも可愛いだけだぞ。しかも本編後の、「ROUTINE」では、今後矢島がやや小悪魔になる予感すらある。がんばれ、誉!1巻ではあまりハマらなかった方もぜひ。
  • 羽化(メタモル)

    赤河左岸

    自分の気持ちを大事にしたいというお話。
    2019年7月30日
    なんだか一見重そうでごちゃごちゃしてそうでしたが、とてもシンプルなお話でした。レビューが様々だったので、購入迷いましたが、けっこう良かったです。個人的には獣人は特別好きでも嫌いでもなく、オメガバは割りと好きなので、プラス評価から入ってる気もしますが、初作品?なのに世界観が既に確立されていて、情景も効果的で上手かったです。アルがちょっとおかん的ですが、ヤる時は躊躇わないし(被用者としての葛藤は…?みたいな)、モフモフだし、優しいし、素敵です。想いが通じ合ったあとをもう少し読みたかったです。後ろに、ごく短い別の話が載っていますが、こちらはトカゲ×羊でシュール系。個人的にはあまり掘り下げたくない感じのCP?でした(笑)この短さが、江戸川乱歩みたいで丁度良い。
  • 嫌いでいさせて

    ひじき

    満足度が高い。
    2019年7月16日
    本作が初コミックとは素晴らしい。典型的なオメガバースの世界観で、差別偏見ありまくりでかなり理不尽だし切ない設定。でも確かにそれも仕方ないのかと思えるほどには(近くに葉月がいたり思い出したりが原因かもですが)頻繁に強フェロモン垂れ流しています。仕事にもならないよな。とか、なぜ実家に住まないのか(母子手当ての関係かしら)とか、学生なのに孕ませ…?(こういう場合は大抵攻め様は株とかで収入はあるはずだが笑)とか、多少の突っ込みどころはありますが、個人的には流せました。絵も、確かに荒削りな部分はありましたが(とくに当て馬Ω女子の顔が…)許容範囲。個人的には少年漫画風に見え、ある意味新鮮でした。丸々表題作で、描き下ろしにはラブラブ孕ませエロあり、電子限定描き下ろしも可愛いし、カバー下では隙間のエピソードも読めたし、かなり読み応えがありました。印象的なシーンが多く、ぐっと引き込まれてウルウルする箇所多数。ところで、続編があるとのことで、絶対買いますが、この一冊で幸せが完結してるところがあるもんで、変に間を引っ掻き回すような展開は止めてほしいな。二人+子供たちの関係性は安定していることを前提の続編をお願いします!!
  • 消灯時間が終わるまで

    黒木えぬこ

    短い!( ̄□ ̄;)!!
    2019年7月7日
    いや、レビュー読んで買ったので短いのは覚悟してたつもりなんです。なんですが、予想を遥かに上回る短さで、最終頁になんか仕掛けがあるのかと頁捲る動作を繰り返してしまうくらいには短い。可愛いけどさ~消化不良。クーポンは必須アイテムです。内容は、夢オチや妄想がほとんどで、本編には何ら影響はないです。いや、それもわかってて買ったけどさ~、表紙が一番満足度が高かったという悲しさ。
    いいね
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  • 年頃のオトコノコとアレ【SS付き電子限定版】

    左京亜也

    良作。
    2019年6月9日
    絵が上手い漫画が読みたい気分だったので購入。期待以上でした。熟読してしまった(笑)王道パターンなりにけっこう独自性もあって良かったです。攻めの篠原がグイグイくるイケメンで優しいし完璧かよと思いきやのけっこう残念な子で可愛かったです。受けの桜井は文句なく可愛い。最初はやや三白眼なのに、どんどん黒目というか目が大きくなっていく(笑)篠原目線なのかな。永遠の愛を誓ったりとかではないけれど、ノンケ×ノンケな男子高校生がリアルで良かったです。私は随所でキュンキュンしました!
  • ぼくは道くんのΩになりたい【コミックシーモア限定描き下ろし漫画+特典付き】

    リトルエヌ

    ありそうでなかったですね。
    2019年6月8日
    特定の一人のために小学生の時からずっとΩになりたいと願い続けるとか、しかもそれオープンだし、全然ブレないし、ありそうでなかったお話ですね。可愛いしかない(いい意味で)。みんな可愛くて明るいです。イガちゃんが若干いわゆるオメガバース担当みたいになってしまいましたが、一晩で前向きになったし、ほっこりキュンキュンするお話でした。ところで、瀬ノ尾のバースはなんなんだろう。それによってあちらのストーリーが広がりますなあ。
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  • 愛されオメガの幸せごはん

    葵居ゆゆ/カワイチハル

    貴臣め…。
    2019年5月11日
    全体的には面白かったのですが、貴臣(36)にイライラすることが多過ぎて萌え切れなかったので☆4です。灯里(もうすぐ19の18)は割りとオーソドックスな諦めてる系健気受けでスレ違いを生む要素も理解できるんですが、貴臣よ、お前もう36だろうと。研究バカっつったって一人で完結してるわけでもなくましてや会社組織の一員として生きてるわけだから、もう少し相手の気持ちを考えられるはずだろうと思ってしまう。あと、オメガバらしくエロが多めなんですが、エロに入ると急に貴臣さん饒舌になり、とくに「~してごらん」口調になるのがちょっと萌えなかったです。日常生活は不器用面しといて、エロでは相手の反応よく見て楽しむ系なのがある意味器用です。イラストの貴臣さんが素敵なイケメンだったからギリギリ許せた感じです。あと、珠空のメンタルを思えば、二人の子作りはもう少しあとにすべきでは?と。作中では明るく幸福な表の部分だけ書かれてますが、珠空はこれから色々葛藤してくんじゃないだろうか。保育園に問題なく通えるようになったからメンタルもだいぶ落ち着いただろうみたいな浅さがある。
  • 【電子版】獣人王のお手つきが身ごもりまして

    稲月しん/柳ゆと

    うーん。
    2019年5月7日
    作者買いです。前作のヤクザが面白かったので本作も読んでみましたが、うーん、同じだな、これ。世界観というか舞台が違うだけで、やってることも思考回路もキャラの大枠も同じだな。そしてその今回の設定(同姓同士でも稀に身籠る云々卵云々)は某漫画の設定のアレンジのような。ヤクザの方が、友人とか脇キャラも魅力的で良かったので、どうしても本作の方が見劣りしてしまいます。すみません。面白い作品を書かれる作者さんだと思うので、次作に期待したいです!
  • 結婚したらお隣のα若様が旦那様でした

    水瀬結月/みろくことこ

    シリーズ化希望
    2019年5月6日
    作者買いです。水瀬作品もオメガバも好きなので、間違いないだろうな~と思いましたが、間違いなかった。ストーリー的に軽い文章ながらも、上手い。両片想いものかと思いきや、(結婚後は)早々に律は想われていることがわかったものの、でも自分の気持ちが中々言えないという…なんだそりゃ!なお話なんですが、亜威はめげないし、なんかもうずっとラブラブです。バカップルのあれこれを見せられてる感じで、起承転結がきちんとあるストーリー重視の人には物足りないかもですが、愛は溢れています。幸せしかない。嫌な人も全く出てきません。Ωの巣作りは良く目にする設定ですが、律の巣作りは可愛すぎる。本体はまだいらないとか可愛すぎる。是非とも二人のこれからをもっと読みたいです!子狼、ぜったい可愛いだろ。個人的には、羊沢さんの羊顔ゆえに元奥さんとの間にあった色々とやらを知りたいですが、さすがに羊沢さんのスピンオフはないよね。気になるわ…。
  • 禁じられたアルファの子~誓いのはちみつマドレーヌ~【特別版】

    華藤えれな/八千代ハル

    うーん…。
    2019年5月1日
    ☆3.8くらいでした。『オメガ 愛の暴君』が良かったので、こちらも読んでみましたが、同じ作者さんとは思えないくらい嵌まれなかったです。文章からして、愛の暴君では感じていた良さがなかったです。ストーリー展開も、昼メロ調なのはいいんですが、布石すらなく唐突な展開やら解決やらが多く、好転するにしても悪転するにしてもご都合主義が多過ぎて、色々もっと丁寧に書いて欲しかったです。たしかに涙を誘われるシーンもありますし、最後まで読めましたが、実力のある作者さんだと思うので、ちょっと残念でした。
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  • 新婚オメガの戦国初恋絵巻

    雨月夜道/すずくらはる

    葉月がかわいくて、傑の闇が深い。
    2019年4月29日
    初読みの作家さんでした。所々伏線を強調しすぎてて流れが止まる部分がありましたが、全体的に読みやすかったです。葉月の喋り方がとても可愛くて(女っぽいわけではない)、傑の返しも甘いし、会話が良かったな。破れ鍋に綴じ蓋な二人です。二人とも一途なのでその辺も安心して読めます。オメガは白銀の髪を持つから白銀、アルファは山吹色の瞳を持つから山吹と呼ばれる世界。オメガ変転ものはよくありますが、本作はアルファの方が変転するという新しい設定でした(トリガーは不明)。エロは最初からあるもののエロ重視オメガバではないので、どれもあっさりめです。その分、心理描写に力を入れていて、その生い立ち故の傑の一筋縄ではいかない思考回路や闇も、葉月自身色々悩みながらもそんな傑を清らかに強く明るく照らしていく様子も、詳細に書かれておりすごく良かったです。SSも全て心理描写に焦点当ててるので、エロとか後日談要素は薄いですが、作者さんは本作でいかにそこを大事にしているのかが良くわかるSSで良かったです。続編読みたいな。傑(と葉月)なら大大名になれるよ!傑がまたウジウジするだろうけど、葉月が笑い飛ばしていればいい。
  • 拝啓、兄さん様

    田倉トヲル

    兄弟BLの根源と向き合える
    2019年4月21日
    ちゃんと読むのは初めての作家さんでした。さらに、兄弟BLは特段好きでも嫌いでもなく、内容重視ものは好きだけど雰囲気作品は嫌いなので、これはどうなのかなーとこわごわ読みました。私的には面白かったです。良作だとは思いますが、名作かと言われると微妙な、☆4.5くらい。難しいことはなにもないんです。実にシンプルな、典型的ないわゆる兄弟BLだったと思います。ただその分、そしてエロがない分、(ガチの)兄弟ものが好きな人はなぜ好きなのか、苦手な人はなぜ苦手なのか、むしろ自分と向き合える作品だったように思います。エロはなくて良かったのかな。間違いなく二人の絡みは見たいですよ、見たいですが、とりあえずこの少なくとも一巻については、エロ入れちゃうと論点がずれちゃうから、この一冊についてはなくていいのだと思います(己の欲望は封印して笑)。
  • 有休オメガ

    藤峰式

    ここに名作が。
    2019年3月28日
    久々に☆5じゃ足りない作品に出会えました。すごい充実度です。ラブコメのラブもコメもついでにエロも全てが秀逸。私はオメガバ好きの方ですが、全然アリ。リーマンものとしても楽しめます。初っぱなからコメディ全開なんですが、鈴谷の独り言やら心の声やらに共感したり笑ったりしてるうちに、話の方もしっかりと起承転結の流れにのってあれよあれよと清々しいほどのハピエンです。結局みんな幸せという(古池パパママは孫でも出来れば絶対デレるだろ)。鈴谷の気持ちが痛いほどわかりすぎて、いやほんと年次有休も特別休暇もフルに活用したいよね!!それにしても、世のオメガバΩたちは、αと結婚して養われて生きてくことを考えがちなのに、そんなこと微塵も考えずに自分が働いて生きていくの前提で有休死守してる鈴谷は偉いわ。ぜひとも、産休オメガ、育休オメガと続編を期待しております!天然なのか策士なのか紙一重の古池ですが、スパダリ度も増していくはず…!
  • 花嫁男子

    金坂理衣子/陵クミコ

    ひたすらほのぼのしてました。
    2019年3月17日
    男前で金持ちな俺様攻めと、そんな攻めとともに攻めの姉の遺児を妻(実質はベビーシッター)として育てる可愛い系の受け、という王道ストーリーです。展開も王道です。ひたすらほのぼのしていて、切ないのは蒼介と亡くなったお姉さんの件くらい。テンポよく楽しく読めましたが、もう少しキュンキュンしたかったかなあ。安心して読める作品でしたが、やや物足りなさが残ったため☆4です。あと、養子縁組、そこと!?みたいな。理由を考慮しても斬新というか、ちょっと不思議でした。
  • 新婚神社で抱きしめて

    安曇ひかる/麻々原絵里依

    さらりと読める甘めのお話です。
    2019年3月13日
    ややSっ気のあるイケメン(直曰く場末のバーのマスター風)エロ宮司(31)×小生意気でビビりドジっ子(みな美曰くクールぶりっ子)なイケメン大学生(19)の年の差CPです。安曇先生は三作品ほど読みましたが、どれも相性が良く、今回も楽しく読めました。ただ、メイン二人も当て馬加賀谷も直の幼馴染のみな美も、本気の恋になるまでが早い。鷹介×直は、直の脱ブラコンやら年の差やらの要素があるわけだから、せめて1シーズンくらいはかけて欲しかったです。当て馬の加賀谷に至っては、直と何回会った!?っていう。普通に二人をけしかけるための演技だと思いこんでいたので、喧嘩は止めて~的な萌えシーンのはずなのに全く反応できなかった笑。もう少し個々の想いに説得力が欲しかったかな、という☆マイナス1です。
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  • アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~

    ゆりの菜櫻/笠井あゆみ

    省略された五学年次が読みたい。
    2019年3月7日
    オメガバースでパブリックスクールもの。どちらかというとパブリックスクール色が強かったかな。ライバルとして認め合っている関係の運命の番です(策士のアシュレイとしては、ライバルでいるために抜くとこ抜いてたんじゃないかという気がしないでもない)。アシュレイは執着攻めですが、紳士然としているので、そんなでもないです。ちょっと物足りないくらい。あと、途中の由葵のぐるぐる(悩み)が王道でやや生温く見守ってしまいました。でも面白かったです。気持ちが通じ合った後のラブラブをもっと見たかったなあ。ちなみに、笠井先生のイラストが(いつも素晴らしいですが)今回すごく合っていて良かったです。攻めがいつもやや外人顔なので、ちょうどアシュレイだった笑。
  • 愛しのXLサイズ

    重い実

    ギャグが冴えている。
    2019年3月2日
    最近の重い実作品の中でもギャグの冴え方が抜きん出ている気がしました。そしてたしかにアホエロだ…!アホエロ社会人編と全く同じシーンもありますし、意識的に寄せるという重い実さんの遊びかなと。ありがとうございます。個人的には坂口の可愛さに勝るものはないと思っていますが、なかなかどうして山本も可愛い。巻き毛も良し。とにかくずっと愛があり、アホエロほど拗れないですし、終始あまあまです。
  • 家族になろうよ 【イラスト付】

    月村奎/宮城とおこ

    ちゃんとくっついてからのSSが欲しかった。
    2019年2月24日
    ☆4.5。本作だけで判断すれば楽しく読めました。ただ、『眠り王子にキスを』に話の流れや攻め家族とのあれこれが似すぎていてどうしても比べてしまう。眠り王子が良すぎたせいで、どうにも劣化版に感じてしまいました。しかも、眠り王子の1年後に本作を出版されていて、せめて逆だったら、ベースになってるのかなとか思うんですが。当たり前ですが各種設定は違うので、こちらは7つ年上の攻めが大学生の受けちゃんを可愛がる感じなので、萌えポイントがけっこう違ったのは良かったです。
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  • 片思いアライアンス 【イラスト付】

    月村奎/穂波ゆきね

    どこのカフェですか。
    2019年2月24日
    非の打ち所のない美青年、見てみたい。月村作品らしくコンプレックスのある美人さん受けで楽しく読めました。ただ、久保寺がそこそこ常識人な大人なため、そこはもう少しグイグイ来て欲しかったかな~そしたらもっとキュンキュンできたかな~と思いつつの☆4でした。告白されて振ってからの両片思いって斬新ですが、繊細で臆病な悠馬だからこそ成り立つ設定で、無理のないストーリー展開はやはり上手いなと思いました。
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  • 奈落の底で待っていて

    宮緒葵/笠井あゆみ

    ケルベロス攻め
    2019年2月22日
    初読みの作家さんでしたが、文章も表現も上手くてかなり好みでした。他の作品も読んでみようと思うくらいには面白かったのですが、ワンコ攻め…?という疑問が笑。この作者さんは駄犬攻めが十八番らしいですが、これをワンコの括りに入れてしまうとワンコに失礼…あ、ケルベロスか!と納得。罪人か否かの判断基準は完全に自分の物差し1つですけど笑。ヤンデレだけど、もはやギャグの域の変態ぶりなのでシリアスかと思いきや、思わず吹き出してしまうシーンが多かったです。ぬるい極道BLより余程ダークサイドな千尋氏ですが、ケルベロスだしね。そりゃ奈落の底で待ってるよね。遊郭が舞台だけど抱かれるのは千尋にだけだし、ヤンデレだから色々するけど愛があるし、総じて溺愛系ですかね。ストーリー的にはやや物足りなさはありますが、個人的には全体評価を下げるほどではなかったです。浅見と薺のスピンオフとかあるのかなー。
  • 今日からΩになりました。

    舞木サチ

    幼馴染両片思いほのぼのオメガバース
    2019年2月21日
    私は好きでした。βから変異でΩになりましたパターンが割と好きなので買ってみましたが、本作はβと誤診されてたパターン(わかりにくい体質らしい)でした。それはそれで流れは似たようなものなので良し。宗近が普通に執着攻めなんですが、言葉が足りないというか無意識に本音を隠しているというかなので奏には伝わっておらず、奏も好きとは言えず、両片思い拗らすストーリーです。全体的にほのぼの可愛い世界観なのに、拗らせてる最中にもやることはヤり続けてるのがツボでした笑。たた、ページ数が少ない!このお値段でこのページ数ってやや高いような。次は保健医と先輩のスピンオフに話が移りそうなので、本作でもっと宗近奏のイチャイチャを見たかったです。
  • 俺が好きなら跪け

    里つばめ

    ちゃんとしたリーマンものでした。
    2019年2月17日
    お仕事描写も適度にちゃんとあって、仕事に対する姿勢とかこういう人間なんだっていう設定に説得力があって良かったです。絵柄はあんまり好みではないですが、表情や雰囲気が良いので早々に気にならなくなりました。ところで、この二人はノンケ同士という解釈でOK…?松田は間違いなくだけど、加藤も男同士のエッチ初めてな感じだったし味も知らなかったし笑。ていうか加藤は男女問わず人に惚れたのは初めてみたいな、性別なんて関係ねえみたいな…萌える(←解釈入ってます)。ぜひぜひちゃんとくっついて加藤が四六時中松田にひっついてる姿とか見てみたいです(※事後参照)。あと転職の際には松田ファンの女子二人もぜひ引き抜いて欲しい。
  • 溺愛陛下と身代わり王子の初恋

    名倉和希/北沢きょう

    安定のラブコメ
    2019年2月17日
    既刊「王と恋するふたつの月の夜」とのリンク作ですが、世界が同じだけで(隣国同士、白いもふもふが出てくる)、本作だけでも十分楽しめる作品(あとがきより)でした。名倉先生は本作が68作目になるそうで、ベテランだとは認識していましたがすごい…。内容ですが、安定のラブコメで、ププッと笑えるところもあるし、最後の1回+α以外は大してエロいことはしませんがちょっとしたことでキュンキュンするし、両片思いの時期はちょっとだけ切ないですが安心して読めるし、面白かったです。視点は大和とアリソンで交互に進んでいくので、読者は二人の感情を把握した状態で読んでいく感じです。最初のアリソンのターンで、妾妃とのとても軽いイチャシーンがあり、必要か?…とちょっと微妙でしたが、人となりとかスタンスとかその後の展開がより強調されるのにあのシーンは必要だったなと納得。異世界に召喚される前の大和が、境遇は不憫ですがちょっと共感できない部分も多く、なんだこの子と思ってましたが、召喚されてからは急にしおらしくなって、可愛くなって良かったです笑。残念な点は、もふもふがほんのちょっとしか登場しないところです。よくあるもふもふの立ち位置ではなかったです。そこはご了承ください。
  • はちみつdarling

    亜樹良のりかず

    サクッと読めるサラッとした内容。
    2019年2月10日
    1冊分の連載が終わるまでに3年かかっているようで、たしかに、1話完結を繋げていって最終的に(けっこう急に)くっついた感じで、ドキドキハラハラ感は足りなかったです(後半は連載ものっぽいですが)。キュンキュンも足りなかったな。絵が上手いので☆4ですが、読み返したりはあまりしないかもです。
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  • ダブルウルフ【電子限定特典付き】

    中田アキラ

    萌えるか萌えないかは人によりそう。
    2019年2月10日
    個人的にはそこまで嵌まりませんでしたが、それなりに面白かったです。立ち読みの雰囲気とか広告とかレビューとかで好みに合うか見極めてからの購入をオススメしますが、萌えるか否かは置いておいてもハズレだと感じる人は少なそう(設定やストーリーにクセはない)。攻めは聞き分けのいいワンコみたいで、受けはクールビューティー。ダブルウルフなだけあって、受けが受け受けしくはなく(リバではない)、細身だけど筋肉質。そんな受けが、攻めだけに見せる可愛い色っぽさみたいなのと、ワンコな攻めが受けだけに見せる雄なとこが見せ所かなと。内容は、家族含めてなんだかんだほんわかしてたと思います。不愉快な人は出てこないです。
  • ララの結婚

    ためこう

    執着攻め。
    2019年2月6日
    エロくて絵が綺麗でややミステリー(サスペンス?)要素ありの作品でした。ラムダンは見た目美少女だけど中身は元気な男の子です。ウルジは無口な執着攻め。今のところラムダンは快楽に流されてるだけな感じですが、徐々にウルジと精神的な繋がりを持ち始めていますし、伏線も続巻で回収されていくと思うので、今後が楽しみです。個人的には、ラムダンよりララが心配笑。ララも真相を知ってるんならいいけど…。
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  • 妖しの箱庭に浮かぶ月

    羽純ハナ

    とくに人外好きなわけではないけれど。
    2019年2月3日
    良かったです!とにかく絵が綺麗で、赤月がかっこいいし可愛いし、あんなんで色々と初めてなんて萌える。いわゆる全寮制男子高のノリですが、メインの二人は貞操観念ちゃんとしてるし、お互い未熟ながらもちゃんと愛があって、ストーリー的にも楽しめました。深くはないけど、思っていたよりは浅くなかった。シリーズ化できそうだけど、個人的には、赤月×結城がメインなのは変えないで欲しいな~。
  • 大好き同士

    野原滋/八千代ハル

    うーむ。
    2019年1月14日
    ☆3.8くらい。野原作品は好きで何冊も読んでいますが、これは全く嵌まらなかった…。やはりレビューや点数ってその通りなんだなと。親友同士の対等な関係が萌えないわけでも、大型ワンコ攻めが萌えないわけでもないし(むしろ好き)、諸々の設定だけだと好みのはずなんですが、なんでですかね。攻めが駄犬だったからかなあ。最後の方で急に視点が攻めになったりするのもなんかなあ。良かったシーンとかも特になく。とにかく読み切ろうと思って頑張って最後まで読んだ感じでした。
  • すべてはこの夜に

    英田サキ/笠井あゆみ

    武井に全部持っていかれた感じが…笑。
    ネタバレ
    2019年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 英田作品は代表作じゃないやつを何冊か読んだくらいでしたが、なるほどこの世界観か、と。正直ありがちというか、どこかで読んだことのあるエピソードだったり生い立ちだったりするんですが、それでも尚引き込まれるから凄い。最初にメインカップルのそこそこ長めの話があり、そのあと、語り手現在としては時系列に短編が続く、スピンオフ(過去)含めた一続きのお話でした。メインの湊×加持も無駄を削いだ展開で面白く、気持ちが通じた後の湊が加持に甘える言動に萌える。甘えん坊シーンのときは、笠井さんのイラストを確認し、また甘えん坊描写を読むというのをやるとかなり萌えます笑(挿絵を入れて欲しかった…)。ただ、主人公である加持の魅力が今一つで、感情移入しづらかったのが唯一残念。気持ちが通じ合う前後以降、急に、加持にはこういう良いところが、みたいなのを付加してきた感じがして、あ~そうだったんだとは思いましたが、それとわかる描写が最初から欲しかったかなと。せめて片鱗が。そして、武井×亮一は、泣かせたいのがわかっていながらも泣いてしまいました。筆者の思惑も結末もわかっていながら感情が持っていかれてしまう。上手い。読後は、くっつくまでの湊×加持ってどんな話だっけ?って霞むくらいに、武井たちに持ってかれてました(笑)ただ、志郎が一応ヤクザなのにいい子過ぎたり、事件解決の仕方とかご都合主義的な部分も多いので、リアリティを求める方には物足りないかもしれません。一途攻め好きな方にはとてもオススメな1冊です❗
  • 信じるままに愛したい

    清白ミユキ/小路龍流

    萌えどころが多かった。
    2019年1月5日
    半額購入。文章が同人誌のようで好みが分かれそうですが、要所で萌えどころが多く、総合的には楽しく読めました。感情やらシチュエーションやらで共感しづらい部分が所々あったのですが(とくに感情の結論が強引というかもっと具体的なエピソードが丁寧に欲しい所が多かったかな)、ドキドキキュンキュン要素が上回り、☆4です。欲を言えば、気持ちを確認しあった後をもっと読みたかったです。
  • 先生は仏頂面してやってくる【電子限定おまけ付き】

    来栖ハイジ

    溺愛ものだった。
    2019年1月3日
    来栖作品を読むのは2作目ですが、絵がすごい綺麗になってて良かったです。加持先生も高校生奏汰(『幼馴染みは~』が奏汰×律です)もイケメンで眼福でした(とくに奏汰がイケメン過ぎる笑)。まさかの溺愛もので、個人的には嬉しい誤算。くっついてからの加持先生の糖度がすごいです。釣った魚に~の完全逆パターンの人なんですね。驚き。1巻はキュンキュンするし、2巻は安心してどっぷり溺愛に浸れるし、十分楽しめました。ただ、とくに2巻はストーリー性はほぼなく、ひたすらラブラブな日常のちょっとした浮き沈みを描いてるだけなので、内容重視の方には向かないかも。ちなみに、狼パパの方は未読ですが、特に支障はなかったです。逆に、狼パパファンの方にとっては、そっちのCPがちょこちょこっと出てくるから、後日談的な楽しみ方ができるのかもしれません。
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  • 極道カフェには窮鼠が潜む【イラスト入り】

    朝香りく/小山田あみ

    安定のラブコメ。
    ネタバレ
    2019年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ☆4.5くらい。アニマルギャップシリーズ(本作は4作目で、兎→猫→鹿→鼠だそうです。各作品間の関連はあんまりないです。)は兎以外既読ですが、今回の小山田先生のイラストが一番しっくりきました。本作は、起承転結がやや弱く感じ、途中で飽きそうになったのですが、小山田先生のイラストで引き締められました。凡庸なはずの根津が、たしかに地味だがよくみると美人的な感じに描かれていて魅力的。ストーリーは、前述のようにメリハリに欠けていたように思いましたが、浅香作品の「くっついた後の甘々」は健在で、今回も良かったです(浅香先生の書かれるピロートークが好きです笑)。ところで、浅香作品は電子化に数年かかるのはなぜですかね…。「仁義なき新妻生活」が電子書籍化するのをずっと待っているのですがまだですか…。
  • 道頓堀フライングジーザス【電子限定特典付き】

    櫻川なろ

    安心して読める。
    2018年12月30日
    気になってた作品で、半額になったので即購入。期待以上でした。まず絵が好み。北斗は顔も仕草も可愛くて酔うとちょっとエロいし、妹は美人だし、真名人もいい男になるだろな~って感じだし、もちろん大和はイケメンだし、眼福です(女の子みたいな受けが苦手な方は向かないかもです)。ストーリーは、結構あっさりさくさく進んでいきますが、横槍が入っては絆が深まっていくという安定の内容で、常に二人の関係は盤石なので安心して読めました。しょっぱなからくっついたからこれどうなるんだと思いましたが、切ない展開とかがなくて良かったです。ただ、北斗って、現在大阪に転勤で来てるだけなので、今後どうするんだろうと心配。会社辞めるのは何か違うなあとか。余計なお世話か笑。
  • きみの手をたずさえて【電子限定版】【イラスト入り】

    淡路水/明神翼

    ブレが気になる。
    2018年12月29日
    こちらにはレビューがなかったので、ちるちるレビューを参考に購入しました。点数は結構な低評価でしたが、マイナス要素として挙げられていたネガティブ自己犠牲系の受けという点も、医者としてあるまじき流れ(シーン)ではという点も、個人的には気にならないかなと思って読んでみましたが、なるほど確かに…。医者として、とかは全然いいんですけど、ネガティブでウジウジしてるのも最後に成川先生に「ウザい」って言われてたし(笑)まあいいんですけど、千明が成川先生を拒み続ける理由が二転三転してるようで感情移入できませんでした。最初は澤井のことで迷惑かけるから云々で、それならそれで一貫すりゃいいのに、中盤ではノンケだからいざとなったら…みたいなありがちな悩みを吐き始め、で最後はやっぱり迷惑かけるから…て、結局なんなんだよ!ってなりました。一本筋の通った明確な理由があってそれを貫こうと拒むのは健気受けとして全然ありなんですけど、千明はなんかちょっと共感しづらかったです。
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  • 魔性の男と言われています

    中原一也/草間さかえ

    ライトな作品。
    2018年12月28日
    中原先生は、極道スーツシリーズが好きで、ちょこちょこ他の作品も読んでますが、引き出しが多い上に、作品によって書きぶりもかなり異なる作者さんな印象があります(個人的には、溜息ものの作品から序盤で読むのを止めた作品まで様々)。本作はライトな作品で読みやすかったです(ストーカー出てきますが、他作品に比べればとてもライト)。魔性、って言ってもそういう設定だからと一言で済ませて後は当然の前提とするよくある作品とは違って、どういう仕草やら性質やら特徴やらが魔性足り得てるのかを分析してるあたり現実味(?)を帯びていて、さすがです。ただ、中原さんにしてはお仕事描写もそれほど惹かれず、個人的にはキュンキュン要素もさほどなく、読み返しはしないかな、ということで☆4です。
  • 饒舌に夜を騙れ

    かわい有美子/緒田涼歌

    そこそこ楽しめました。
    2018年12月24日
    かわい作品基準だと☆4くらいですが、一般基準なら5つけるかなという☆5です。平河寮シリーズが大好きで、かわい先生も好きなので、いつか読もうと思ってたシリーズ。立ち読みがないのがやや不安でしたが、かわい先生だからいっかと思って購入したものの、受けの体格とか、受け攻めの恋愛的矢印の強さ(弱さ)があんまり好みではなくて序盤からテンション下がりました(笑)。『甘い水』の遠藤みたいに男前な性格なのは全然萌えるんですけど、高身長でけっこう筋肉ある受けが然程好みではなく(平河寮の受けたちは平均身長(+α)くらいのスレンダーさんたちなので心身ともに好きだったのと比べると)。でも目を瞑って読み進めたら全然面白かったです。そこはさすがのかわい先生。攻めが欧米人並みの体格だからバランス的には許せましたし(すみません、個人の感想です)。そんなこんなで、設定的にはやや個人的萌えから外れていましたが、クライマックス以降の犬伏が、とくにホテルでの攻め具合が色んなものを吹き飛ばしてくれました(笑)。ただ、やっぱり平河寮シリーズと比べてしまうと、ストーリー的深さとかお仕事的面白さとかキュンとするシーンとか、及ばないなあと感じてしまい、満足感は足りずでした。お互いに対する唯一無二感も及ばなかったです。平河寮シリーズは、恋愛関係になってこそ救われるというか、必然性がありますが、本作は、橋埜には酷だけど、親友関係でもいいような。(平河寮が好きすぎる故の感想です。すみません。)
  • スキモノ【電子限定特典付き】

    猫田リコ

    満足はできました。
    2018年12月22日
    ☆4.5くらい。猫田作品は「デキる男」に続いて2作目でしたが、同じく、ハイスペックなイケメン執着攻め×天然可愛いアホの子絆され受けで、大変好みでした。イケメンはちゃんとイケメンだし、受けはとっても可愛いし、がっつりとしたエロはないのに全体的になんかエロいしでよい。ただ、他のレビューでも書かれてますが、ストーリー的には同じ所をぐるぐる回ってる感じで、くっつくまででも既に若干飽きてたのにくっついてからも同じ悩みで、しかも結局ノロケなの?みたいな。メリハリというかストーリーにもう少し展開が欲しかったかなという思いが残り、☆マイナス0.5くらいの気持ちです。
  • ハングアウトクライシス

    おわる

    合わなかった。
    2018年12月19日
    評価が高かったのと固定ファンが多いのとで読んでみましたが、私には合わなかったです。最大の要因は、最後まで攻めに魅力を1ミリも感じなかったことですかね。ストーリーも、どこでどうお互い(恋愛的な意味で)好きになったのかしっくりこず、1度寝たから…?どこの処女だ。身体の相性だけなら友達のままでいいしな、とか。他レビュー見てると違う本なのかなと思うくらいの感想差を感じてしまう。絵柄的にも話的にも、好みが分かれる作者さんだなと思いました。
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  • この男を俺に下さい

    佳門サエコ

    思っていたよりストーリーがあった。
    2018年12月19日
    佳門作品を1冊ちゃんと読むのは初めてでしたが、さすが絵が綺麗で表情も上手いし、予想よりもストーリーがあって良かったです。個人的には受け視点で進む話が好きですが、攻め視点で進む本作でも全然OKでした。獅子内の切な顔がほんとに切なくて、こっちも切なくなりました。たしかにご都合主義な部分が多いのは否めませんが、(ノーマルの)婚活業界でBLとかそもそもがファンタジー設定なので、個人的には無問題。エロは少なめ(一般的には標準?)ですが、キュンキュン多めで満足です。
  • 狗神サマにお仕えします!

    小中大豆/鈴倉温

    王道。
    2018年12月15日
    人外×人間の王道ハピエンかな。小中作品は2作目ですが、読みやすいですね。本作は、全体的に穏やかな感じというか、もふもふ過ぎず甘過ぎず神力強過ぎずファンタジー過ぎず悪者が悪過ぎず(狡猾過ぎず)で、良くも悪くも、心穏やかに読めました。ただ、早く先が読みたい、とかもなかったので☆4でした。せめて、くっついた後のラブラブを、ダイジェストじゃなくてちゃんと読みたかったなあ。社長の耳がぴくぴく動くのとか、尻尾が感情を表すのは、可愛くて良かったです。エチシーンでも描写があったら、ならではの感じが出て良かったのにな。
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  • 好きで、好きで

    安西リカ/木下けい子

    じんわりくる。
    2018年11月24日
    やはり文章力があって話の筋もしっかりしてる実力のある作者さんです(上からみたいですみません…)。『恋の傷あと』が良かったので、代表作っぽい本作も読もうと思ってはいたんですが、10年以上付き合ってる恋人のしっとりした話に食指が動かず後回しにしてたところ、新作の『運命の向こう側』が良かったんで、やっと読みました。…良かった!もっと早く読んどきゃ良かったぜ、と思いつつ、でも続巻出たあとで良かったかも。2冊読むと深みが増します。1巻だけだと、割りとBLによくあるストーリー展開ともいえ、いや、それでも十分安西先生の力が存分に発揮されてはいるんですけど、2巻があることで、穂木の負い目や罪悪感、不安がくどいようでいて、そりゃあ簡単には乗り越えられないよねってとこが現実的で、ご都合展開ではないリアリティがあって良かったです。感情移入もしやすかった。『好きで、好きで』→『好きで、好きで』がメインストーリーですが、『ずっと好きで』も時間的に繋がっていて、メインストーリーの続き。『桜散るころ』は短編で、二人が付き合ったばっかりの、初エッチに至るまで。物理的に繋がるところまでの記述はないのが残念ですが、精神的に繋がる瞬間が読めて嬉しい。『恋みたいな、愛みたいな』→『恋みたいな、愛みたいな』があらすじにあるメインストーリーで、同居開始から9か月後。『相思相愛』は同居開始から5年後のお話。タイトル通りのストーリーです(笑)。『JAST MARRIED』は短編で、『相思相愛』からさらに約2年後の話。二人とも三十半ばになりました(笑)なんと志方視点。志方らしーな、いや二人らしいな、という話です。いずれのメインストーリーも、付き合ってる恋人の話なので、すれ違いが生じるのは避けられないわけですが、一貫して二人の想いがぶれないので安心して読めます。安心して読めるけど共感したりもできるからちゃんと引き込まれる。そして読後感がすごく良いです。読後感は『運命の向こう側』に似てるかな。ジェットコースターをご希望の方にはお薦めしませんが、じんわりしたい方はぜひ。
  • 好きにならなくてもいい 【イラスト付】

    椎崎夕/葛西リカコ

    まあまあ。
    2018年11月17日
    結構遊んでいたけど…的なスパダリ攻め(バイ)と色々初心者な美人受けでしかも年の差ありとか、設定自体は個人的に垂涎ものなんですけど、あまり嵌まらなかったです。ハピエンですし、それが最初からわかりますし、そこそこには面白く読めたんですけど、ちょこちょこ共感できない部分があったり、表現で引っ掛かるところがあったりして、物語に浸りきれなかったせいかもしれません(作者さんとの相性の問題かな。たぶん)。叔父さんの問題は他作品(『恋の花咲く』←こっちがスピンオフ)の方を読めと、そういうこと?うーむ。読後の感想としては、手嶋はこれからも生殺しのまま友人やっていくのかと思うと辛いね、みたいな。言動に違和感がなかった手嶋が、最も感情移入しやすかったかな(笑)
  • なつめくんはなんでもしってる

    ためこう

    合わなかった…。
    2018年11月4日
    絵は綺麗なんですけど、なんだろ、二人とも可愛い系だからなのか(設定上は攻めはかっこいいらしいです)、全くキュンとするところがありませんでした。受けの子はいいんですが、攻めも受けみたいで。エロもエロくないし。ストーリーを楽しむ系ではないので、キュンキュンできないと何も残らない。絵も綺麗なんだけど単調だからじっくり見たいって程じゃないし。うーん、値引き+クーポンでしたが、ちょっと後悔。
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  • たどるゆび

    高崎ぼすこ

    良くも悪くも「ぼすこ作品」
    2018年10月31日
    ☆3.8くらいでオマケの4です(ぼすこさんの作品はなんだかんだ買うし読むんですけど、あんまり嵌まらない方なので、そこのとこ念頭に参考にしていただければ)。ストーリーはいつも通り王道なので、後は萌えるか否かだと思います。眼鏡に(エチシーンでは外します)、俺様な上司に、まあまあなスパダリに、強引でトロトロ(ドロドロ?)系のエロに。ちなみに、ゲイ×ゲイなのかなと解釈しましたが、受けがなよなよ系です。よく泣きよく流されます。半額+クーポンなので購入後悔はないですが、たどるゆび、なので、もっと色々とゆび、たどって欲しかったな~という感想です。
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  • 家族になろうよ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    倉橋トモ

    BLファンタジーだなってのが大前提ですが、
    2018年10月31日
    私は面白く読めました。個人的には、絵柄がとても好きなので、ストーリー的側面で許容範囲が広くなる作者さんではありますが、家族愛やら友情やら子供の可愛さやらとエロも程よく入り、バランスの取れた作品だと思いました(フルのエチシーンはありません)。ただ、確かに引っ掛かる部分はちょこちょこあり、全体的に、読者の方で察したり善意解釈したりしなければならない部分が多いです。善意解釈の許容範囲は価値観とか年齢とか経験とかで個人差があると思うんで、大きく引っ掛かってしまうと感情移入できないまま終わるかもしれません(とくに、そもそも巴が、一歳の幼子を、家族同然とはいえ社会的には他人の子育て完全未経験ゲイカップルにポンと託して遠距離の場所に行ってしまう事実とか。その幼子の物分かりが良すぎるところとか)。
  • パパが好きな彼のこと

    川琴ゆい華/高崎ぼすこ

    コーエン・チヒロ購入希望
    2018年10月28日
    ジュエリーの描写が上手くて、いちいち欲しくなります。ネット販売してくんないかな笑。ざっくりとありがちなストーリーではあるのですが、文章の上手い作者さんなので、楽しく読めました。続編があっても良さそうな感じ。その後というか、その先の話の方が萌えが多そうな予感。続編も希望です。
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  • 運命の向こう側【イラストあり】

    安西リカ/ミドリノエバ

    オメガバース的純文学
    ネタバレ
    2018年10月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでる最中と読後すぐの感想としては、予想を超えることは何もないしそれほど山も谷もないしキュンとするとこも特にないなあとか、奇をてらいすぎたんじゃないかなあとか、安西作品ってもっと面白かったよなあとか思ってたんですが。なんか後からじわりじわりときました笑。「冬至と一緒にえっちらおっちら歩いてきた」という一文がすごく残りました。こういう視点て、オメガバースのみならず、そういえばBL作品全体に少ないかもなと思い、でもそれこそ男女だろうが男男だろうが、ほんとその通りだなと、じわ~っと来ました。でも5にするには物足りず、4で。
  • 僕の中の声を殺して

    渡海奈穂/笠井あゆみ

    期待しすぎたかな。
    2018年10月25日
    ☆4と5で迷ったんですけど、BLとしてはもう一声欲しかったような、かといってSFとしても設定の詰めが甘くてすっきりせず(え、そこ飛ばすんだとか、あ、ここで終わるんだとか)、4にしました。全体としてはそれなりに面白かったです。もうちょっとキュンキュン要素が欲しかったのと、他の生物の生命を脅かす謎の生命体(結局、ウィルスなのか細菌なのか寄生虫なのかはたまた全くの新生物なのかもはっきりせず)について、もっと央が積極的に解決に寄与できたらカタルシス的な満足感が増したかなーと思いました。
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