レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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なるほど。全然浮ついてない。2022年4月6日有名な芸能界モノなので、軽い感じなのかなーとやや敬遠していました。芸能界モノって、ただでも余分なファンタジー色強い(大人の事情がチラついて、現実との線引きを素直に飲み込めない系のファンタジー)のに、それに輪をかけて漫画というファンタジーなわけですから、なんか没入しきれない感じってありません??私は結構それがあって、そんなに芸能界モノは得意じゃないのです。
でも、この作品はすごく地に足がついていて(作者が地に足つかせようとしているのが伝わる)、芸能界の刺激的な部分にフォーカスをあてるのではなくて、自身の「生業」にいかに真摯に取り組むか、ということが丁寧に描かれています。お仕事BLのジャンルに入れても良いくらいではないでしょうか。
演劇と自分自身、ひいては「仕事と自分の人格」に、20代としてきちんと向き合っている感じがします。
だから全然浮ついてない。「芸能人!素敵!刺激!トキメキ!求むっ!」みたいな感じのとき(そういうときも全然あるよね。笑)にはあんまり刺さらないかもですが、しっかり私たちの人生や、仕事に頑張りたい自分に寄り添ってくれる作品だと思います。人気なのも納得。 -
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先生が楽しいのが一番!2022年3月25日佐久本先生といえば「幼馴染だけど性的に好きです」がどストライクで、マイヘビロテリストに堂々上位エントリーしています。そんな「神」先生ですので、もう何を書いてくれたっていい!先生が楽しければ何でもいいっ!という気持ちです。笑
今回の作品は「亜人」という特殊ジャンルですが、佐久本先生らしいピュアな感じは全く失われておらず、とてもほのぼのしました。そして、おそらくみんなが「先生、明らかに風呂敷広げすぎましたよね!?そりゃチューチュートレインしちゃいますよね!?てか、”一巻完結”と言いながらスピンオフ作る気満々ですよね!?」と、思ったことでしょう。笑
スピンオフ、期待して待ってます!!!! -
これから「熱」に追いつきたい2022年3月24日セールで購入。幼馴染モノ好きとしては「両想いのなり方」にはこだわりたい。その点からすれば、ほぼほぼ満点!これだけ人気があるのも納得です。
なぜ星4にしたのかというと、特に続編から、読者が「二人を激推ししている前提」で描かれていると感じるから。作中のファンの子たちは、二人のパフォーマンスやら歌やらを見聞きしているから、かなりの熱を持って推せるんだと思うが、私たち読者はそうじゃない。彼女らのように「二人のやり取りを見ているだけでニマニマできる」ようになるにはかなりの熱量が必要で、そこまでのエピソードを「まだもらってない」という感覚がどうしてもある。つまり、続編はやや置いてけぼりを食らっている感じがある。もう少し、熱量を上げられる二人のエピソードが欲しかったなーという感じ。
とはいえ、公式の薄い本も購入・読了したので、これから何度か読み返す中で自家発電していけるかも。作中のファンの熱に追いつけるよう頑張りますー。 -
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人は自分の力だけでその尊厳を回復できるか2022年3月8日失恋によって自分を見失ってしまった主人公が少しずつ再生していく話。ある意味非常にリアルで先の展開が読めません。
他人から不当な扱いを受けると、自己の尊厳が傷付きます。自分の”根幹”が揺らぐ、という表現でも良いかもしれません。この主人公は、その根幹が揺らぎ、生と死の境界線すらも曖昧になってしまっています。それでも、日常を生き、その日常の些細なことから一歩ずつ再生へのステップを踏んでいきます。その描写が秀逸だと感じました。
自分を救ってくれる王子様が突然現れたりなんてしない。でも、周りには必ず自分に温かい眼差し(〜してあげよう、とかそういうものではなく、いい人だな等の対等な目線)を向けてくれてる人がいて、それは自分が当たり前に行っていることの結果であったりして、それに気付くのも、その眼差しを受け取れるかどうかも、自分次第。むしろ、自分を大切にできるからこそ、その眼差しに気付くことができる。気付くことができるから、自分で自分を大切にできる。こうしたループが、尊厳の回復につながっていくのだろうなと感じました。最終的には自分で自分を回復させるしかないけれど、その過程では様々な人たちの存在がきっと助けになる。すごく優しいお話で、とても心に沁みいります。自分の状態次第では泣いてしまうかも。 -
番外編嬉しい!2022年3月8日実は私に自分の性癖を自覚させてくれた作品がこちら。「俺様系攻めが一度凹まされてから受けにどハマりする」という性癖です…笑笑笑
これを自覚してから、ハマる作品の理由が言語化できるようになり、お気に入り作品の探索の効率も少しアップしました!やはり「自分を知る」というのは非常に大事ですね!笑(ちなみに、なぜそんな性癖なのかという理由も、なんとなく自覚できました。笑)
だから、当然、この作品はヘビロテリストエントリーのお気に入り作品であり、今回番外編が出てすごく嬉しかったです。
私はBLを漫画だけで堪能したいタイプで、ドラマCDとか作家さんのTwitterのチェックとかは全くしないのですが、中に紹介されているドラマCD制作現場の「キャラクターに命が吹き込まれる瞬間に立ち会っている」というのは素敵だな、と思いました。 -
鼻血出そう!!!2022年3月7日丹下先生の新刊っ!!嬉しすぎて興奮しすぎてマジでヤバい!恋するインテリジェンスファンは、みなさんそんな状態なのでは!?
丹下先生の本は基本「1年に1冊」で、1年間、「待つ→読み返す→待つ→読み返す」をひたすら繰り返しているわけですが、これが「1年に2冊」となると、周期が半分、つまり倍速になるわけですよね!?(チガウ?笑)すげー幸せ!すげー嬉しい!
ちなみに、恋するインテリジェンスの9巻はコミックスから電子化への時間差が待てなすぎて、コミックスを買い、電子版も買い、更に内容的に先が気になりすぎて、いよいよ本誌に手を出そうかというところでした。なので、このタイミングで他シリーズが読めるなんて幸せすぎて鼻血出そうっ!ナイス販売戦略!ありがとう出版社!
もちろん、内容も良かった!人外というのは意外でしたが、この先生は設定という「土俵」をがっちり固めてファンタジーをリアルに、かつ余計な思考や疑問(ゲイだノンケだ等)を読者に抱かせずに描くのが非常に上手な方なので、なるほど!と思わず唸ってしまいました。
「清貧ツンツン受けが、お金待ちスパダリ(人が良くて憎めない)に溺愛される」という武笠深津的ストーリーも私は大満足。武笠深津推しなので。
一言に動物と言っても無限にいますから(笑)、ここからどんどん色々なキャラクター、色々な設定、色々なストーリーを生み出してほしいです!
丹下先生、新シリーズを本当にありがとうございます!くれぐれもご無理のない範囲でこれからも頑張ってください!!と、声を大にして言いたい!
先生の作品を読むと、今日も踏ん張って生きていこうと思えるんです、私は! -
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大好きな先生の新刊なのだが2022年1月16日ソッコーの作者様買いだったのですが、ちょっとだけ物足りなくてレビューが遅れてしまいました。
幼馴染モノ大好きな身としては、幼馴染×ちしゃの実先生なんてハマらないはずがないのですが、体の繋がりがメインで描かれているからかな。微妙にハマり切れなかった。幼馴染ならではの気持ちのすれ違いとか、好きになっていく過程などを私は読みたいのかも。体が繋がるまでのカウントダウンだから、二人の関係性に安心感・安定感があって、あんまりドキドキしないのです。
まだ続くようなので、2巻以降に気持ちの部分が掘り下げられるのかもしれません。そう期待して星5つ。 -
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まだ続いてるんだ!?すごいっ!2022年1月7日14巻で完結だと思い込み、40%オフクーポンで一気買いしたのですが、全然終わってなかった…!すごすぎるっ!
このご時世、警察と反社との交流なんて全くシャレになりませんが、この先生の作品の中だとだんだん気にならなくなっていく不思議。優しい雰囲気にこちらの常識も溶かされていきます。
だから、どのキャラもずーっと見守っていたくなるし、これだけの巻数続いていくのも納得。まだ完全には結ばれていない先輩と如月くんのこれからや、礼人と竹内の行く末なども気になります。
もっともっと続いて欲しい〜!この作品に出合えて本当によかったです。 -
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10年間の重み2022年1月5日小鉄子先生は大好きなのだけど、冊数が多い作品は買うのを少し躊躇していました。でもこの度、出版社40%オフクーポンを使って、この作品と野獣をドカンと大人買い!合計24冊!大人ばんざーい!!
いやー、小鉄子ワールド10年分をガッツリ堪能した。全然インスタントな感じじゃないのよ。今時BLとは明らかに一線を画すのよ。ジワジワ、じんわり関係が進んでくのよ。素ん晴らしいねっ!
愛しい登場人物達の愛すべき関係性。リアルタイムでこの作品を追っていた人たちは、さぞかしロスが大きかったことでしょう。
まだ野獣が残されているので、しばらくどっぷりこの世界観に浸りたいと思いますー。 -
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沼…再び…(深すぎてヤバいwヘルプミーw)2021年9月11日この作品の沼にハマりすぎて、数日間生還できなかった経験があるため(マジでヤバかったんだって!笑)、こちらは自重していたのですが、遂にパンドラの箱を開けてしまいました。笑
やばいーやばいーまた沼だよ…。少なくとも昨夜はまた(この2冊に加えて)本編を全巻読んじゃった…。気づいたら朝4時だったよ…。大人のやることじゃないよね。笑
いずれにしても、本編好きな人なら、この2冊はマストバイ!隙間のエピソードもたくさん載っているので、満足度もめっちゃ高いし、理解度もかなり高まります!
ただ、これ読み終わった後に絶対全巻読み返したくなるから、時間のある時に覚悟を持って読んだ方がいいです。笑
【追記】
ダメだー。また生還できないっ!困った!!
この作品のスゴイところは、ハマると他の作品を読もうという気持ちすらなくなるところ!
気付くと、どこかしらの巻を開いてしまう…ultimateのせいで開く巻が2冊増え、より深い沼にハマっている…。
ベースとなる推しCPは変わらないんだけれど(私の場合は王道の武笠深津)、次に気になるCPが変動するのよ。そのCPのエピソードを追うために、本編とultimateを行ったり来たりし、やはり推しCPのエピソード読みたくなってまた行ったり来たり。またまた気になるCPが変わって行ったり来たり、でマジで終わりがない!!永久に読んでしまうっ!
誰かタスケテクダサイ…笑笑 -
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同じ系列の展開でもアリなものはアリ2021年9月3日一つ前が「最初、強引に体の関係をもたされる」系の作品で、それがイカンみたいな内容のレビューをしたんだけど、この作品は全然大丈夫だった。また同じくヤリまくり系の話だが、やはりこの作品は全く違和感なくむしろ好き。
何がこうも違うのかと考えてみたんだけど、一番大きいのは受けのキャラかなと思う。端的に言えば主体性があるかないか。無理矢理なのに、その後恥ずかしがったり嬉しがったりヘラヘラしてるのってやっぱ変だよね。相手がイケメンとか関係ないよね。笑
その点この作品は、相手が霊というファンタジーであるものの、無理矢理な点についてはしっかり怒ってるし、受けの芯がちゃんと通ってる。
だから安心して読めるし読後感も良き。「エローい」と気楽に言える。
なぜか3Pになってしまう設定も斬新。オススメできます! -
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そう、天才だ。きっとそうに違いない。2021年8月25日最近激推しの作者様の新刊!!正座して(心のねw)拝読。
もーぅ、今回も素晴らしいの一言に尽きる。5回くらい続けて読んだ。まさにスオくんが港さんの小説を読むときのような気持ちになった。
キモいからさすかに差し控えるが、台詞一つひとつ、設定一つひとつに「マイ解説(という名の妄想w)」を加えたくなる。そのくらい緻密だと思う。
前回の私のキモレビューでは、「この先生の作品には『徹底した尊重』という信念を感じる」的なキモいことを書いたのだが、本作品でもそこは全然ブレていない。
この先生は、たとえ第三者から見て「それほど大したことないじゃん」と思えるようなことであったとしても、キャラクター本人が深刻に捉えていれば、重要なこととして丁寧に描くし、必ずそれに寄り添う人を描くんですよね。理解しようとか、克服しよう、治そうとかじゃなく「寄り添う」なんです。今回はそれが葉治でした。
だからこそ、爽人は、幸せを「受け取る」ことができるんですよー。(また「受け取る」という表現が秀逸だよね。ほんと)自分の力で自分を受け入れられるようになるからです。
そうした優しい目線や視点がどのお話にも散りばめられていて、この作者様が世の中の何に違和感を覚えていて、どういう世界であって欲しいと願っているのか、何となくわかるのです…と、ここまで書いてまたキモレビューになっていることに気づいたっ!ダメだ。マジでこの先生の作品は私の琴線に触れすぎる。
とにかくもう、サイコーなんで、みなさま是非じっくりお読みいただけましたら幸いです。
(妄想のw)現場からは以上です。 -
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阿部先生が大好きすぎて…2021年8月16日単行本になるまで我慢できず(最近、ほぼ我慢できてないw)、発売日当日に速攻購入。そして、好きすぎて「イイッ!好きっ!大好き!」しか言葉が出てこず、今日までレビューできませんでした。
んで、改めて読んで、結局、「イイッ!好きっ!大好き!」しか出てこなーい!!笑
どのキャラも素敵だし、愛に溢れるエピソードばかり。豪と宇楽の詳しいエピソードにも期待は膨らむばかりです!早く続きが読みたいー!
そして他の方も触れてらっしゃいますが、弟きのこ、確かにどうなってるんだろう?
I’m in Loveとか風見鶏とか諸々出てる間に忘れられたか…笑笑?きのこも期待してますー。 -
ご、ごめんなさい…2021年8月16日灰かぶりコンプレックス以来、木下先生の作品をトライしてはモヤモヤしてしまっております…。私なんぞがレビューするのはおこがましいくらいみんなに愛されている作者様だし、実際面白いし素敵な作品ばかりだと思います。
が、なぜかどうしても「合わない」と感じてしまうことがあり、それが自分的には大きな謎でした。その謎の答えが少しだけ見えたのがこの作品。
なんとなくですが、受けが攻めに選んで「もらう」感が強いんですよね。ストーリーなのかキャラのセリフなのか、細かいことはよくわかりませんが、作品に流れている思想みたいなものが「攻めに選んでもらえた!嬉しいっ!」という空気を感じます。
これが私の性癖とは真逆なので、どうも合わないと感じてしまうようです。
人気作品を色々読んでみたいという欲望と、合わないならやめといた方が良いのではという思考がぶつかりあって、他の作品をまたトライするか、なかなか悩ましいです。(と言って結局欲望が勝る…笑) -
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かなり深いテーマだ、これは…2021年8月12日フォローしている方々が軒並み高評価なので前から気になっていた作品。ジーンと共に購入。
これほどまでに環境問題が深刻化している状況下では、アーミッシュ等の考え方をただの一宗教と捨て置けなくなってきている。ラムスプリンガを終えた後の選択は、実は地球規模で考えても結構重い。(これを機に少し調べてみたが、良くも悪くもかなりよく考えられた仕組みだ。私好みではないけれど。)
とはいえ、個人が犠牲になるべきという話ではけっしてないので(アーミッシュを出た後も地球に配慮した選択はできる)、愛を理由に飛び出した二人にはNYで踏ん張ってもらいたい。自由はかけがえのないものなんですよ。その獲得のために人類は戦い続けてきたんだから。 -
もうなんか言葉が出ない…2021年8月12日ラムスプリンガの情景で村を出たジーンのお話。愛しさばかりで構成されているのに何故か哀しい、というすごい世界観。人は失ってもまた愛せる。喪失感に苦しんでいる最中ですら、本当は誰かに愛されている。そんな気持ちにさせてくれるスゴイ作品です。
個人的には、冒頭と最後で、甥っ子ジーンの叔父に対する眼差しが変わっているのが印象的でした。人の人生を深く知ると、その人のことを愛しく思えるもの。誰もが大切な存在なんだよね。
あー、早く続きが読みたいっ!フォロー様によれば、2022年発売予定とのことなので、それまで私もしっかり生き続ければと思いました。笑
生きる希望にして良い作品です!