レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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大満足!!!!2022年3月2日栗城先生の作品らしい、不器用✖️不憫 カップルの物語、期待通り、期待以上に大満足でした。Ωにとって虐げられるのが当たり前な閉鎖的な環境で過ごして来た漣ですが、まったく価値観の違う社会で周囲から同じ人間として大切に扱われることによって戸惑いを生じながら、次第に心が解きほぐされ、自分の感情を取り戻していきます。その中で気づく央我への恋心。兄への思慕に心を傷めていた央我もまた。恋に不慣れな2人のやりとりにウキウキ、イライラ、させながらも楽しく、楽しく物語を読み進めました。途中、悪役撃退に更に気持ちはスッキリ!全般通して、明るさ、温かさ、甘さが溢れてくる作品です。読み始めたら面白くて止まらない、大満足の作品でした。
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感慨無量2021年12月11日1回目読み終えて、四代目から読み戻り、みのりの手、と経て再びジェラシーを一巻から読み返しました。卯一と明虎。本能で惹かれ合う2人。その激しさと純粋さは、周りの人間たちを惹きつけ巻き込まずにはいられない。痛々しく、苦しくなるジェラシーというこの作品。何度読むのを中断したことか。息が詰まるような、胸が掻きむしられる思いに何度、、、。卯一の目が、虎の目が、頭に焼きつきました。誰もが持っているジェラシー。登場人物たちもしかり。憎しみにも姿を変える程の激しいジェラシーに、それぞれが苦しみ、悩み、葛藤するその心情、姿が見事に描かれていました。そして、この作品を愛してしまわずにいられない予想を上回るラスト。涙が溢れました。こんな結末があったのか。感慨無量。
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ストーリーの良さに2021年11月23日爽やかな風が吹き抜けたような、青春!という言葉がピッタリのラブストーリーでした。絵も爽やかですが、ストーリーが良いです。丁寧な心理描写で、読み手が置いてきぼりにされる感じがなく、ひとつひとつきっちりと心に入り込んできました。大切に読みたい作品です。胸に沁みます。後味も優しく爽やかです。
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安らぎます、癒されます2021年11月23日ずっと気になっていたのですが、なかなか購入するまでに至らなかった作品でした。でも、読んで良かったです。疲れた心が凄く癒されました。ホッと力が抜けて笑顔にしてくれる作品です。優しすぎてαらしくないと一族から見捨てられたαパパと、Ωらしくないと言われ続けてきた奥手のΩあゆむ。2人のやりとりは穏やかで温かい空気が流れます。そこにアクセントををつけてくれるのが、パパを大好きなルイ。愛のキューピッドのようなルイの存在は、とてもキュートで楽しく癒されます。とてもとても心安らぐ作品です。お疲れ気味の方にオススメしたいです。
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こういう組み合わせ好き!2021年11月17日竜人族の王の末息子でありながら、その見た目の違いと、母の命と引き換えに生まれ落ちた事から家族から弾かれて育ったアゼル。占い師の言葉により、人間界にやってきたアゼルは将軍ランドールと出会います。竜人族では疎まれたその姿は、儚く美しく、ランドールの心を捕らえます。また、アゼルも、逞しい見た目と優しさを兼ね備えたランドールに惹かれて後を追いかけ、、。逞しいランドールと可愛らしいアゼルの組み合わせは、文句なしにピッタリで最高に可愛らしいです。読み始めてすぐに入り込んでしまうくらい、物語として面白く、読み飽きません。ランドールの溺愛ぶり、アゼルの一途さはツボに入りました。シリーズが続いているので、まだまだ楽しみが続きそうでワクワクです。
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ポッ、と、心に灯が2021年10月3日TVドラマをたまたま観たのですが、なんだかものすご〜く胸にくるものがあって、検索かけて読み始めました。弁護士のシロウさんと、美容師のケンジさんの日常が、毎日の食事と共に描かれています。お料理ものはもともと好きなのですが、シロウさんのつくるメニューに毎回ワクワクさせられています。2人の作り出す家の雰囲気がゆる〜やかで、でも相手への思いやりもあって、自然で温かくて、読む度に、良い作品に出会えたなあ〜、っていう思いでいっぱいになります。心にポッと灯をくれる作品ですね。一気に読むのが勿体無くて、毎日の癒しに、読み進めていきたくなる作品です。
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溢れ出す音の世界に心掴まれます2021年9月11日重度の難聴のハンデを抱え、強い自力の思いで生きている五十鈴は、ある日バイオリンケースを抱え倒れている十嘉を助けます。音が聞こえず孤の世界に住む五十鈴と、天才と言われながら音の世界に馴染めずに孤の世界にいる十嘉。2人の出会いは、互いに知らなかった世界の扉を見つけたように、孤独で凍えかけていた互いの世界が、温まり、開きはじめていきます。物語の中に丁寧に描かれている、五十鈴の孤独。寂しさ、不安、辛さ。それをすべて1人で背負い、戦ってきたのだと想像すると胸が苦しくて仕方ありません。十嘉の演奏場面では、バイオリンの音色が描かれた絵の中から飛び出してくるような気持ちになりました。五十鈴と十嘉の言葉の一つ一つをもらすのが惜しくて、かなりじっくりと読み込んでしまいました。絵も物語も、凄く繊細で美しい、心に染み入る作品です。2巻が出るのは勿論待ち遠しいのですが、物語途中の1巻だけでも気持ちが満たされてしまう、そんな充足感があります。
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全てがスリリング2021年9月10日過去の恋のせいで、目指していた医者の道から外れてしまった恭は、叔父から預かった整体院で、仕事に取り組む毎日。そんな恭を、熱心に口説くのが、刑事の九鬼と、ヤクザの陽介。三人の関係は、恋をやめた恭の頑なな心を揺るがす事もないように思えていたある日、九鬼の追っている事件が、思わぬところから恭に迫りかかり、怒涛のクライマックスへと向かって進み始めます。事件の展開にドキドキハラハラ、恭と2人の恋愛の展開にドキドキハラハラ、息つく間も無く
、ページをめくるのももどかしいくらいに、あっという間の一冊です。三人の関係性も読み応え十分です。とにかく、面白い。痛いとか陰とかの印象よりも、スリリングで艶やかで、刺激を楽しめる作品、という印象でした。水原先生、シリーズ化しないでしょうか?三人の活躍、三人の関係、まだまだ読みたい、先が見たい!イラストも、おまけの漫画も素敵で、気持ちをより高めてくれました。面白かった。いいね
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一つ一つが胸に響く2021年9月1日血の繋がりの無い小学生の弟を育てることを生き甲斐に、明るく頑張っているホストの雫。引っ越し先のアパートの隣人、無愛想な辻堂との出会いから物語は始まります。「ご飯ください」が本編で、「いただきます」では辻堂目線で雫への気持ちを振り返る形で描かれています。タイトルが絶妙で、読み終えてこのタイトルを見ると、それだけで胸に込み上げるものがあります。親に捨てられた兄弟。人間関係に疲れ会社を捨てた男。雫と辻堂は関わりの中で、互いに、今まで得られなかったものを感じるようになっていきますが。。。心理描写が丁寧で、物語がわかりやすく、内容は深いです。切なさいっぱいで、癒しもいっぱいです。いろいろな涙が溢れる心温まる作品です。出来ましたら、火崎先生のあとがきにもありましたが、是非菊太郎が成長しての恋物語など、読みたいと思います。
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心に沁みました2021年8月29日山奥の寄宿舎。吸血鬼が現れたらしき気配から始まる物語。しかし、その中には、私が今まで抱いていた吸血鬼のイメージとはまるで違う、健気とも謙虚ともとれるほどひっそりと儚い寿命を受け入れた存在でした。星の鱗という言葉の響きも美しく、切ない愛の証。人間と吸血鬼、3組のcpの愛を通して、純粋に相手を想う恋愛の姿だけでなく、違う存在を理解する、共存する姿、を考えさせてくれる物語でした。主人公cpの力強さに感動し、友人cpの抗えない力にめいいっぱい抗う姿に涙しました。出来るなら、先生のその後番外編とかで幸せな姿が見たい、と思ってしまいました。読み返すほどに味わい深い物語、心に沁みました。
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幸せになって良かった2021年7月27日始まりを間違えてしまった2人でした。五年、鷹人が思い続けていたからあのラストを迎えられたものの、それだけの深い思いがあるなら、思い込みや怖れにとらわれず、何故もっとわかりあう為の努力をしなかったのかと。憎しみをかかえ、我が子の顔を見ることもなく、1人部屋に閉じ込められた理緒の五年。胸が苦しくなります。不器用な鷹人と理緒。理人と3人での家族の様子が、あまりに普通に微笑ましく最後は肩の力が抜けた気持ちで読み終えられました。理人の恋心は、。むふっ。成長した理人編が読めたらと思いました。絵も素敵で、気持ちのすれ違いにハラハラするストーリーも読み応えあり楽しめました。
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読まずにいられない2021年7月25日二作続けて読みました。読み始めてすぐ、辛い気配に、やめれば良かったな、と思い、何度か休み休みしたのですが、気になって気になって、結果一日二作通して読んでしまいました。幼なじみの苑と明渡。生まれ育った環境は全く違う苑と明渡。ストーリーは重いです。辛いです。真剣です。でも、いつも希望や優しさが先に見えかかっています。暗闇にいた苑を唯一の光で照らしてきた明渡。繰り返し繰り返し立ち止まり、戻り、また沈み込んでしまう事を繰り返しながらゆっくりじっくり歩みを前に進めていった苑。ようやく見えた自分の気持ち。消え入りそうだった苑が、しっかりと明渡と並ぶようになったラストの力強さに感動しました。心に染みいる作品でした。少し休んで、今度は力を抜いて最初から読み返してみたいと思います。新たな感動がありそうです。
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じわじわと温かい2021年7月23日大学時代の恋人と別れて10年。亡くなった母への辛い想いと共に、ずっと心の中に棲みついて忘れることができなかったミチ。突然、仕事で再会し、10年間止まった時間が動き始めるところから物語がスタートします。読み始めから引き込まれて、ワクワクした気持ちになりました。見栄えもよく、大企業の役員として人目を惹きつける佳史は、昔と変わらずミチの気持ちを大きく揺さぶります。佳史を忘れたいミチ。ミチを再び得る為に自分を成長させてきた佳史。再会した二人は過去のもつれをほどきながら、今の想いを伝えあっていくというストーリー展開は、特別大事件が起きたりとかするわけではないのですが、飽きるなど皆無、最後までストーリーにしっかり吸い寄せられました。互いへの愛しさや優しさが二人からヒシヒシと伝わってきて、幸せな気持ちになりました。10年たった大人の二人なのに、18歳の頃が浮かぶような内面の一途さ必死さが飛び出す二人共、可愛らしかったです。
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リオ〜2021年7月12日クロネコ彼氏シリーズのスピンオフ、小さかったリオが主人公、リオの成長を見られて嬉しい作品です。大学生でモデルのリオは、相変わらず、かがみんそっくりでキラキラ輝いています。成長しない甘えたでちょっとワガママなところも魅力的な王子様のリオ。その太々しい迄の反抗的な態度は、満たされることない想いへの寂しさや苛立ちだったのですね。自分を1番に好きになって欲しいリオの想い。切なくてキュンときてしまいました。しんごの面影を追うリオが出会ったのは、家猫で編集者の朝比奈。かがみんを彷彿とさせるリオの見た目と強引な振る舞いに、朝比奈は。大好きなシリーズの中で、一番切ないキュンがきました。読み応えあります。はすみんの相変わらずなお人好しの振り回されっぷりも良いです。
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青春が輝いてマス!2021年7月7日大好きなシリーズの4作目。ワクワクしながら読み耽らせていただきました。男子校の映画部を舞台にしたシリーズです。超超個性的な面々が、全力で映画作りをしています。青春素晴らしい!部活最高!!一緒に何かを作り上げる仲間最高!!!!喧嘩あり、葛藤あり、何よりの信頼あり。おまけに寮生活ときて、その中で芽生える恋愛ストーリーです。しかも、絵も美しいときて、楽しくないわけがない!というキラキラがいっぱい詰まった作品です。是非是非、シリーズ通して読んで欲しいです。私も改めて第1作目から読み返しました。毎シリーズ、主要メンバーが必ず登場するので、気持ちがより盛り上がります。今回は部活を引退した高3先輩と、彼氏を作りに入部したと公言する1年の新入部員のラブストーリーです。一見どちらも負けず劣らずの変わり者?ですが、私はシリーズcpの中で一番のお気に入りになりました。とてもとてもキュートな2人です。本当に、広い意味で楽しめるシリーズです。更に!秋から新連載が始まるとのお知らせに、楽しみで、まだまだワクワクが止まりません!
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前向きの力2021年6月14日同性を好きになり、全てを失った奏真。親友に告白され、幼さの誤ちから深く傷つけてしまった隼人。高校を舞台に、過去に怯え、囚われている2人が出会ったところから物語が始まります。ページを読み進めるごとに伝わってくる緊張感。自分の誤ちと、傷ついた心と向き合い、必死に前に進もうとするのに、大きな傷を負った心は何度も後ろを向いてしまう。痛々しく、切ない展開が続きますが、2人の心が綺麗でキラキラ輝いて感じました。10代の脆さ、幼さ、鋭さだけでなく、大人とは違う未完成な一途さ、一生懸命さ、立ち上がる力、という前向きなパワーも満ちている作品でした。緊張続く分、読み終わると温かさが一気に流れ込んできます。ショートストーリー集は笑顔いっぱいリラックスリラックスです。読み終わりは爽やかな優しい気持ちになれる素敵な作品でした。
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