レビュー
今月(4月1日~4月30日)
レビュー数6件
いいねGET42件
シーモア島


投稿レビュー
-
-
-
シリーズ好きであれば買って正解2025年4月12日クーポン使えたので早速買って読んで驚いたのですけど、このお値段で93Pです。
中身は全編オールカラー。シリーズCP全て3頭身で登場しています。
難点はお年頃なので細かい文字が見えにくいことかしら。
Xで拝見していた時はちゃんと読めたのに不思議です。
私はこのシリーズが大好きで特に3頭身キャラが大大大好きなので買って正解でした!
ただ、先にも書いた通り93Pで900ptです。
こんなに強調すると神隠しに遭うかもしれませんが、大事なことなので2度言います。
pt難民さんはクーポンやセールの合わせ技で購入が吉かもしれません。
内容はCPのさりげないやりとりがメイン。各CPの特徴が出ていてほのぼのします。
シリーズ好きな方は買って正解ですよ。これも強調したいので2度言いますね。 -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
戦時下での緊張と緩和2024年12月29日「1945年、ドイツ。」…で始まるため惨憺たる国状と戦況に読者を誘い少しシリアスです。しかも戦時中の軍隊では同性愛は処罰の対象だったはず。そのため今作のような軍関係者のBLは終始緊張感があってラストまで気が抜けませんでした。
ドイツ軍戦闘機エースパイロットのフォークト少尉と戦闘機の整備士フェリックス。このフェリックスの想いが純粋で良かった。少尉が乗り飛び立つ戦闘機を無事に戻ってきてと祈る想いに胸が傷み、憧れの少尉と2人きりで会話をする場面ではこちらまで胸が高鳴りました。
少尉と整備士という2人の秘めた想いが厳しい戦況下でどのように育まれどのような結末を迎えるのか。最後までハラハラしましたが少尉の英断にできる男は違うな!と。
不謹慎かもしれませんがロシアやウクライナにも思いを馳せてしまう作品、短編ですがとても良かったです。 -
-
優しいお話2024年12月2日レビューを拝見して試し読みしたらなんとも粋なお話だなと感じてポチっと。
作品紹介にある通り、恋という純粋な気持ちを売り買いする茶屋「粋刻」を舞台にした短編集。「恋する気持ち」を商売にする=詐欺と思ったら大間違い!それとは大きく異なりある種の救いになっている、とても優しいお話でした。
男性の抱えている悩みや気持ちは様々ですが、粋刻で気持ちを上手に解きほぐされトキメキを得たお顔にジーンときちゃって。博多弁のお侍さんには不覚にもウルッときてしまいました。
ときめきってこれほどまで心が豊かになるのですね。とても粋な短編集、恋愛下手のお侍さん達をもっと救ってほしいので続編希望です! -
くたびれ気味の菱本さん2024年11月26日「恋が落ちたら」の続編、前作必読です。
前作で菱本さんの破壊力に悶絶したままこちらを手に取りましたが、こっちの菱本さんはお仕事を頑張っているので少しくたびれ気味。
前作でようやく恋を手に入れ幸せ溢れる始まりですが、少しだけ波風が立つ‥かな。だけど概ね幸せな2人を見届ける内容なので正直中弛みも感じました。しかも前作でこれでもかと菱本さんの本気を見せて頂いたので、今作の菱本さんは多少緩くてちょっと物足りない。
スーツ姿も前作では立ち姿までキマってて惚れ惚れしたのに、今先は日常を描いているせいか、はたまた季節が夏のせいかワイシャツ姿が多いです。しかも腕まくりってどうしてもくたびれ加減が出ちゃうんですよね。くたびれたおじ様は大好物ですが、菱本さんに限っては最高級なイケのおじ様でいてほしかった…。
前作よりエロとページ数はかなり増えました。伊瀬くんは髪を切ってスッキリしましたが、菱本さんは髪を垂らしたシーンが多いです。スピンオフは「恋も過ぎれば」、今作で登場した白川さんのお話です。 -
イケオジの代表作2024年11月26日BLをこよなく愛する方々にとってイケオジの代表作と聞けば真っ先に今作を思い浮かべるのではないでしょうか。
伊瀬くんのいじらしさもストーリーも良いのですが、いかんせん菱本さんを前にすると全てが霞んでしまう。まさに菱本さんのエロスは2次元だからこそ成し得たと言っても過言ではありません。
綺麗な指先から醸し出す上品な所作、普段は色気と余裕たっぷりなのに伊瀬くんを前にした時のはにかみと目元の皺、年齢の割にお元気なtnkと忙しいのに鍛え上げられた腹筋、ほらね数え上げたらキリがない‥
気付けば続編やスピンオフも出ているようですが、やっぱり菱本さんを初めて見た時の衝撃と破壊力は忘れられません。スタイルも中身も全てにおいて日本人離れした菱本さんを気付けば目で追い愛でてしまう。私にとっては今なおイケオジ補給時にそっと手に取るオロナミンC御本。今もレビュー書きながら元気を頂いております。 -
-
-
大好きなシリーズ!2024年9月13日ついにシーモアに登場!野原先生のオメガバシリーズは一味違ってマジ面白いです。
ある学校が舞台となって運命に翻弄されるオメガバを描いた連作読み切り。私は用務員のおじさん+番外編が気になったので先に読みましたが、どの作品も大変面白かったです。
シリーズの魅力はまずキャラが多彩で魅力的、ストーリーは緩急があってのめり込んでしまいます。どの作品もキツイ展開はデフォですが、それでも訴える言葉は強く個々の成長は著しく最後は心が温かくなってと満足感◎!特に用務員おじさん編では涙も出て感動しました。
とにかくαの好き好きオーラが突き抜けているので嫌な展開になっても最後には溜飲が下がります。個人的に今めちゃくちゃハマっている作家様でヨミホ対象が沢山あって感謝しかないです。シーモアさん、マジありがとう! -
-
-
-
まんじ君に癒されました2024年8月10日「茨木さんと京橋君」に登場した楢崎先生とまんじ君のお話。前作でまんじ株が急上昇していたためすぐに手に取りましたが、今作のまんじ君にはマジで癒されました。
ストーリーは2人の馴れ初め、まんじ君の過去や苦労話、楢崎先生がどんな風にまんじ君を受け入れたのか、いや受け入れざるをえなかったかが具体的に描かれています。まんじ君の人柄の良さと素直で一途なところは大型わんこ系がお好きな方にはたまらないかと。私も完全にノックアウトされました。こんな奴に慕われたら絆されるに決まってるって‥。
さてゲイCPの周りはゲイCPしかいないのか…、BLあるあるですがたまに凄く気になります。今回は江南永福CPが登場していましたが、「メス花」の読者様にも楽しんでいただけるようにとの配慮を知り腑に落ちました。
シリーズが合体した「楢崎先生んちと京橋君ち」は4巻まで。各作品ご賞味後に。 -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
可もなく不可もなく、かなぁ2024年5月12日一時期、火崎先生にどハマりして衝動買いした作品。イラストも好きな雰囲気だったので期待して読みましたが他レビュアー様方の見解に私も同意。ストーリーは可もなく不可もなく、途中で読むのやめようかなと思いましたが攻めが自分好みだったので一応読了。
普段はぶっきらぼうで堅物で頑固で真面目な攻めは、以外にもおしゃれだし閨では実に漢っぽい。このギャップが良かったです。特に好きなシーンはすぐに脱がないところ。「洋服は理性の象徴」と宣った攻めにグッときて。このセリフ、好きだったわ〜。
ちなみに4人の男性が出てきて四角関係?のようにも見えます。そして女性が出てこないのが◎ -
-
-
-
これ、めっちゃ好き(読みホにて)2024年4月3日85pでこの値段は本当に可愛くないですが、ヨミホ登録されている方は是非とも手に取って頂きたい作品!
これ、めっちゃ良かった〜。AV男優黒田さんの肉体美と塾講師伊藤さんのわがままボディは言わずもがな、男同士の仲良しな会話やお互いを気遣う優しさ、男性だって情緒不安定になるよねっていうリアルさや葛藤がさりげなく描かれていてマジで良かった。
個人的には、伊藤さんのお腹周りが好き。あと、やっぱり会話かな。ラストのエチは照れもあって可愛いです。
このお値段の作品をヨミホで読めるシーモアさん、なんて太っ腹なんでしょう。出会えて良かった作品でした! -
確かに殉愛でした2024年3月30日表題作含めた100p程度の中編が2つ、手紙風の独白短編が2つ入っています。98年の作品ですが、この頃から先生らしいピリッとした作風でタイトルには感じ入るものがありました。
「殉愛」とあるのでメリバは想定内、ある程度の予想はつきながらもラストに向けての盛り上げ方はさすが読ませるものがあります。どの作品も人がどんどん窮地に陥っていく緊迫感と焦燥感には手に汗握るものがあり、この緊張感がたまらなくて一気読みしました。
個人的にメリバは嫌いではありませんが4作品中3つに死の匂いがするので苦手な方は避けた方がいいかも。いずれも読後に多少の仄暗さが残りましたが、「チームメイト」は未来に思いを馳せる清涼剤のような作品で、これをラストに持ってきた構成がとても良いです。作品に合ったイラストも素敵でした。 -
-
-
ダークな部分にこそ光を当てる2024年3月23日班目先生らしいというか、これぞ班目先生だ!と言わしめる作品です。読む度に重くて息苦しくなりますが、それを凌駕するほどの充実感や満足感が得られて読後は抜け殻のようになってしまう。
2作品とも人間のダークな部分を曝け出しているので、胸糞悪さや救いようのなさを感じて苦手に思う人もいるかもしれない。だけど邪な心情や哀しみが投影されて俯瞰的に見れるせいか、読後はある種の戒めにもなります。人間の隠と闇の部分に手加減がないのも高ポイント。何度となく読み返し、その都度心にブッ刺さります。
登場人物達はどこか意地悪だったりズルかったりと策士や曲者揃いですが、彼らの心の声に触れてしまうと切なくて重苦しくて愛おしくもなりました。王道&ハッピー&エロはなし、人間の業や哀しみ、ストーリー重視がお好きな方向けです。私にはヤバいくらいに狂おしい作品でした。 -
-
-
こういうお話を読みたかった!2024年1月4日試し読みした段階で心を鷲掴みにされました。
全てを諦めたかに見えるヤンキー小林と自分なりの方法で一生懸命生きている転校生の宇野。この2人が出会い交流していく中で、様々な事に気付き反省し勇気をもらって一歩踏み出していくお話です。読みながら2人の生きにくそうな姿に大なり小なり自身の経験を重ねてしまい、だからか共感し身につまされて夢中になって読みました。
我慢したり悩んだりといじらしい姿に切なくなる一方で、2人のまっすぐで不器用で真剣な姿が眩しく応援したくなってきます。読後は色々訴えてくるものがありましたが、何より人に優しくありたいなと感じさせてくれる本当に素敵な作品でした。もっと多くの人に読んでもらいたいです。 -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
αとΩの設定が特殊2023年8月11日貞操観念ゆるゆるの遊び人α本宮と超絶美人で凛とした空気を纏うΩ来栖のお話。
オメガバですが設定が少し特殊で、それによってヒエラルキーも細分化されているのがこの作品の面白さ。とはいえ本宮の傲岸不遜な態度が鼻についちゃうし、来栖も来栖で真面目なんだかチョロいんだかで登場人物に魅力を感じなくて‥。ただ蓋を開ければ2人が大いに遠回りしたのが分かるので、個人的にはもっと早く2人の想いを聞かせてもらって安心したかったです。
あと本宮の祖父が胸糞案件だったので、もっとコテンパンに懲らしめて欲しかったかな。
最後にはあるべき姿に収まりますが、今後の2人にも興味はあります。改心した本宮が来栖を全力で守る姿を見てみたい。特殊設定が面白かったので続編あったら読みたいです。 -
早寝先生、好きなんだけど‥2023年8月8日大好きなんです、早寝先生。だって毎回期待値高めで読んでも全く裏切らないし読後は心が満たされるから。ですが今作はそれがなくて、なんなら少し混乱気味‥。
独特で透明感のある世界観はいつも通りなんですがストーリーが突拍子もなくキャラも捉えどころがない。言いたい事、伝えたい事が分からなくて、再読してもうーん‥となってしまいました。
夢と現実を行ったり来たり、そうこうするうちに自分の深層心理に辿り着き本当の願い?想い?を確認してそれを現実化していくお話‥なのかな?いや、本当によく分からないの。私の読解力がないせいかも分かりませんが、これまで読んだ早寝作品と比べると正直微妙でした。
申し訳ないのですが、こんな感想を持った人もいますって事で。すみません。 -
-
「αの花嫁」お好きならラノベも読んで〜2023年8月6日「αの花嫁」が単行本化されたのを機にこちらを手に取りましたが、これはシリーズを順に読まないと面白さが格段に違うなと感じました。なので、コミックお好きな方は是非ともラノベも読んで頂きたい!
島で教えてもらった順番では「共鳴発情・劣情」(首藤3男)→「共鳴熱情」(首藤次男)ですが、コミックから入って首藤家の凄さを目の当たりにしてからでも遅くはない!この首藤という泣く子も黙る日本屈指のαと文字通りどこの馬の骨とも分からない野良Ωのカップリングにハラハラドキドキさせられる、これがシリーズ通して最高に面白かったです。
お話は作品紹介にある通り、バディとなって事件解決しながら「魂のつがい」としての関係性を受け入れていくストーリー。ちなみに、今作は誠実な大型ワンコ攻めと警戒心が強い野良猫受けCPですが、この野良猫が本当に懐かないwただ、この警戒心も理由が分かれば腑に落ちます。そんなΩの悲哀もこのシリーズの醍醐味かと。
そして何より「首藤家」という強みがいい!誰もがかしずく威力は水戸黄門に匹敵します。その威力が遺憾無く発揮されるのは次男のお話にて。
魂のつがい同士のみに生じる共鳴発情という設定に唯一無二感があって引き込まれました。数あるオメガバ・ラノベの中でも上位にくる面白さ。読んで良かったです。 -
千条が意固地すぎて2023年7月19日「信じてないからキスをして」の続編、2人の馴れ初めを知っていた方が楽しめるので前作必読です。
恋人同士となった加倉井と千条は有給を利用して温泉旅行へ行きますが、そこで新たな事件に遭遇して‥というお話。今回は加倉井の優しさが際立つ反面、千条の意固地で頑固な正義感が鼻についてちょっと苛つきました。
お話は他レビューの通り火サスのような展開です。短時間で犯人解っちゃうしwただ犯人の動機が想像といえども苦しく切なく哀しかったです。火サスなのに‥。
SSが3本入っていますが「違う横顔」の両者目線が良かった。本編では千条の意外な頑固さが食傷気味になりましたがSSで挽回、イラストも前作同様◎。星3.5くらい -
キャラが好き2023年7月17日作者様買いです。
いつもながら文章は読み易いし受攻キャラも魅力的、イラストも2人に合っていてあっという間に読了しました。
奔放な刑事と堅物な検事の2人で真犯人を追う話ですが、サスペンスやバディを期待すると肩透かしを喰らうかも。犯人はあっさり分かるしラブも少なめなので物足りないかもしれませんが、私は検事が犯人の奥に潜む弱さを剥き出しにしたシーン、犯人の希望をぶった斬る受けの正義感が印象的でした。
受けは美人で堅物、一本筋が通っていてまさかのDT、攻めも強そうに見えて繊細、真っ直ぐな愛情表現がキャラに合ってて良かったです。あとセールだったのでお得感もありました。
続編は「傷つかないからキスをして」、こちらも読んでみます。 -
-
何度も読み返しています2023年7月6日もはや言葉にならないくらい好きな作品。春抱きも好きですが私は断然キスアリキ推し!
次期組長の座を争う話をベースに思惑と嫉妬、義理人情と濃ゆいエロがコッテコテに混じり合い、しかも3巻ラストのラストまでノンストップで面白い!そう、隅々まで面白いんです!!
想像を超えた見事なストーリー構成、そこに妖艶な色気が随所に挟まれてるもんだからずっと興奮しっぱなし。主人公は組長息子・透とその側近の息子・六実ですが、それ以上にこの組長がもうヤバいわ胆の据わり度合いが半端ないわで射抜かれましたよ。
何より目を引くのは意味深なタイトル。意味が分かった時は読後の達成感もあって超スッキリ♪そう考えると最後まで読者の目を惹きつける仕掛けがニクいです。
極道のヒリヒリした世界観や複雑に絡み合った人間関係、バイオレンスに濃密なエロがてんこ盛りなので気力のある時に是非!全力でオススメします!!