レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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これは腐の民にも刺さる刺さりすぎる2025年2月12日アンソロジー「朝食、しましょうか。」でこの作品の1話を読んで余りにも良くて。続きを探したら女性マンガにあるではありませんか!まじで私今日いい仕事した!
さて
2巻からはいかにも女性マンガな雰囲気になってきました。個人的にこのタイプのドロドロしそうな女性マンガはアレルギーかってほど苦手。でもね、1話を読んでしまってますからね。佐藤先輩に肩入れしてる訳なんです。そこ、どうにかならんのか、と。
只今4巻、このままじゃ誰も幸せになんてなれそうもない。でも幸せにならなくても良い気もする(ひどい)。
まあ何しろ続きが待てない!コメダ先生お待ちしています! -
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A+Bが自分に嫉妬する可愛さ2025年1月8日日高ショーコ先生の新刊ですって?
ワクワクしながら即購入。
うわー、これは面倒くさい!そして抜群に面白い!上下巻一気に出して頂いて本当によかった。これ結末まで待てないタイプのストーリーだから。
『アンチロマンス』より更に恥ずかしさで後ろ向いちゃう人たちは、恋愛ではまだまだこれから。
パラレルワールドはBL的に美味しいヤツです。主に嫉妬が可愛い点で。が、設定飲み込むのに何度も読み返しては「もっとこの後を!いやこのままのendで!」などとのたうち回ったりなんだり忙しいからもう大変。
それにしても、サスペンス的な意味で最後までドキドキハラハラ。生きててもあの世からでも彼らを見守る大人たちが良い。
世界線ごとにAとB、少々キャラが違うのは「事件」をどの時点でどんなふうに越えたのかで経験値が全然違うからなのでしょうか。
日高男子を愛でる幸せをありがとうございます! -
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年下攻めがお好きなら2024年8月29日あー、楽しい。めっちゃ楽しい。年下ワンコ攻め、良いですわー。ストーリーは皆さまが書いておられる通りで、高評価もそうでしょうそうに決まってますでしょう。
暮田マキネ先生の絵もまた良いですよね。
安西先生の作品の、あとがきの後の掌編が大好きなんです。
そしてこの作品では特にその短いお話がもう嬉しくてたまらんのですよ。
やっと懐いた猫みたいな受けの園田さんがどんどん変わっていくところまで読める幸せ。
カッコよくてエリートだったのはワンコ攻めの方だったはずなのに、いつの間にか逆転してるの大好物です。
ワンコ好きがいつの間にかネコ派に、みたいな2度3度美味しい本作、オススメです。 -
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3巻の切なさはやばい2024年8月15日はあ。
どうよ、どうなんですか、どうしたらいいの、この気持ちを。
日高とコウはもっとそんな感じなんだろうなあ。
まさかこの2人の続きを3巻まで読めるとは最初は思ってなかったから嬉しくて。でも3巻のこの切なさよ。
特になーんにも起こらない。拾った子猫を間にして、まるで2人の関係を育て直すかのような不思議な時間。日高は大人になったけれど、それが良いことなのかどうか、まだわからない。大人になるって、バランスを取りながら傷つかずにいるって、こんなにも切ない。
コウみたいなノンケフェロモン男とゲイの恋愛はマジでしんどいものでしょう。
それでもコウに預けた子猫を他人に託すこともできず。
もしも永遠に続く純愛があるとしたら、こういうものなんじゃなかろうか?永遠の純愛は永遠の苦しみと同義なのかもしれない。なんて、グルグルと考えてしまう。
続き、読めますよね?待ってます。 -
悲しいことがあった日は2024年8月14日遠い学生時代を思い出し。。。。。たりなんかしませんよ。この感情には今この時しか出会えない。
「土地の記憶は人の記憶だと思います」みつみのこのモノローグは、きっと今の私にしか響かなかった。
田舎から高偏差値高に入学した主人公みつみの都会の高校生活。
イケメンに美少女、オタク、パリピ、フレネミーなどなど、オモシロメンツに囲まれて楽しい高校生活が描かれていきます。みつみは成瀬のように変わったこと目立ったこと「特別」なことをするわけじゃない。彼女には目標がありそれを叶える能力も、愛してくれる友人も家族もいる。
彼女は特別に美しくも、高偏差値の中でトップなわけでも、何かに特化して上手いわけでもない。だけどシンデレラじゃない。
みつみはただ自分なだけ。そういう彼女が魅力的。
これが「青年マンガ」かあ。もう何何マンガ、とかより成人か否かだけで分けちゃっても良いですよね。
無料トラップに見事にかかり、既刊全部買っちゃいます。
悲しいことがあっても、こういうマンガ読んだら笑って生きていける。幾つになってもそう思います。 -
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泣くつもりなんかなかった2024年8月14日うううううう涙止まらず。
瀧本先生、めっちゃ好きです。
なんというかもう、すごくいいとしか言えなくて謝りたい!
blに涙なんぞ要らんですし、楽しく笑えるものだけ読んでいたいし、絵はキラキラしてれば瞳の奥の表情なんか読み解きたくないし。でもね〜、良いものは読んじゃいますよね。
たまたま先日沢木耕太郎さんの『凍』のレビュー読んでて、うわー無理!って思ってたんですよね。
でも良い本はやっぱり読んでおいたらいい。読後のこの温泉から上がった後のような心地よい疲労感は、きっと久しぶりにデトックスされたからなんでしょうね。
ほんとに良い作品です。 -
考える葦2024年8月7日一気読みしてしまいました。
これは面白い、びっくりです。
何しろ主人公青井葦人が魅力的。これだけ長く生きてて何千冊も漫画読んできて、それでもまだこんな主人公に出会えるなんて。
サッカーのこと、ましてやプロを目指すジュニアやユースのことなんて何も知りません。それが驚くべきことに、この漫画、サッカー無知なおばさんをもピッチにいる気にさせてしまうんです。
サッカーってフィジカルだけじゃない。スポーツなら当たり前のことが、とんでもない熱量で丁寧に語られている。
「考える葦」という支柱に支えられて主人公と一緒に考え、ゲームをクリアして進んで行く、何かこう、体験型な漫画。
天才が自らの天賦の才を知って行くという、ある種セオリー通りではあるのですが、それでもこれほど心動かされるのは多分作品に理論と哲学、エモーションが揃っているからではないかと。
久しぶりにすごい作品に出会えて嬉しいです。 -
拗らせ男子が変わるまで2024年7月31日フェアプレイ・フェアラバーが何しろ良すぎたでしょ?続編出ちゃったら単話で追っちゃうのはもうしょうがない。
前作で身体の関係から始まった2人。めでたく恋人になったその後の話。本編の最後に10年後の2人が描かれてますが、その10年間に何があったのよ長峰くんっ。そう思った人手を挙げて。あの拗らせ恋愛童貞を諏訪がどんな風に変えたの?
期待に違わずのっけからヤリまくりの2人の部屋に長峰ママがやって来る始まり。大学生活も後半、就活に入る大事な時期。諏訪はクズっちゃークズだし、長峰だって性格にも態度にも難ありなのですが、なのにキュンとくるのは何故?
続き、楽しみです! -
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胸が絞られる2024年7月4日泣いちゃったよ。すっごい切なくて、でも幸せで。
前世で主従だった2人。悲しい別れをした結末を覚えていた従者(攻め)も、忘れていた殿下(殿下よ!まさに!)も今世に戸惑って。
今世出会って、これまでやりたかったことを2人で体験していく。高校生の今に、前世での出来事がインサートされる構成が切なさをぐいっと引き出すんです。
最初から両思いだし、男同士で抱き合うんだって全然自然なんだけど、それでもこの胸を絞られるような痛み。
この作者さまの描く身体の線って本当に素敵ですよね。めっちゃくちゃおすすめです。「金銀さざめく〜」を未読の方、これがお好きならそちらもぜひに! -
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青春花心中の番外編キターーーー2024年5月24日ページ数44ページ。
でこのお値段ですが、河井先生のファンならこれはアリだと思います。
タイトルにあるほど「とろとろ」はしてませんが、糖度はめちゃ高いです。
『青春花心中』の後日談が載っているんですもの、お布施にミリの迷いもござんせん。
他にも『俺の彼氏が〜』や『chance!』、『2丁目の小さな魚』、『Thank you my GO/D』の特典ペーパー、企画小冊子
を詰め合わせで読めます。
番外編そのものはページ数少ないとはいえ元の本から全部読み返してしまいたくなるので、忙しいったらありゃしない。
私の中のTop of不憫攻め『青春花心中』の山崎先輩に涙してからというもの。あのタイプが(暴力はふるってましたが、それでも不憫すぎる)大好物に。
付き合い始めてから豹変した魔性の男、竹中に(人間不信になりかけたほど)翻弄される山崎先輩、期待を裏切らない不憫さでした笑
あらためて本編第1話は私の中で別作品として違う箱に入れときます。何しろこちらの『花心中』の表紙の山崎先輩、お医者さんごっこなんでしょうか、白衣着てシュッとしてますからね〜。もう別人ですよ。はあ、不器用で竹中相手になす術もない不憫攻め素敵。
同人誌の電子版に感謝! -
走り抜け全2巻2024年5月13日すっげーーー。すげかった。400ページ近いページ数を全力疾走上下巻。『上全』って、学校名で市の名前らしいんですけど、1番楽しかったキラキラしてた日々をそのまま永遠に閉じ込めたような世界そのもの。
『上全』を舞台に、わちゃわちゃ騒がしい高校生、その家族、周りの人たちも皆ハイテンションのまま恋が疾走する。
時間軸の不思議さ、ちゃんと過去と現在の区別はついているのに何かグニャリと歪むような日常空間。
少年マンガのノリと止まらないギャグに右往左往しながら、友人に恋した功一にいい奴な裕司が絆されていく日々を伴走した気分。
読み終わった時はゼーゼーで逝ってしまったわ。
絵も不思議に少年マンガと睫毛フサフサ美形BLが同居。
クセが強いBL選手権(なんじゃそれ)でもかなり上位に食い込むはず! -
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面白くて、やがて切なき2024年4月8日フカイウミ、「顔だけ俳優」と言われ続けた彼がずっと会いたかったのは、昔一度だけ出会った、「城」になりきる演技を褒めてくれた男子「ヤマ」。
ここまで書いて、やっぱりこの漫画のおかしさがジワリ。
BLなのか、ギャグなのか、純愛なのか、変態なのか?ギリギリのラインを攻めてくるんです。
めちゃくちゃ面白いのに、ラストでまたひねる。
スカッと笑わせてわかりやすいハピエンで終わり?でもない。
読後感もフツーじゃない。
ジンワリ染みてくる優しさと、ヤマももう観念しなよー、という祈念と諦念。
超美形ウミの残念な性癖が愛しくなったら、このBLは星5つになることでしょう。
私は100個くらい付けますけどね、星。 -
未散先生こそ我々の推し2024年1月23日まー「推し」の供給が過剰になると真空パックされちゃって押し延になっちゃいますよねえ。
私も大好きな未散先生の新作で早速真空パックされて伸びてますよ。読めばわかるんですよ。
今回もまた最っ高です。
コンサル職の土井くん、ストレスで声が出なくなり休職中。
偶然入った蕎麦屋にいた超絶イケメン雅人さんの顔が良すぎて、土井くんのコンサル魂もリアル魂も復活します。
これが「推し活?」ってことで、土井くんは蕎麦屋になりたい訳アリイケメンを会社を辞めて全面応援することに。
いやもう何でこんなに面白いの?
あっという間に一巻読み終わって、これがまだ最初の最初でもしかして続きがあるかもそれじゃあ応援うちわ今から作ろうかと。。。
私の「推し活」も充実させてくれる未散先生のお仕事BL、続きの供給待ってます! -
マンガって難しいのね2024年1月23日オメガバースものです。アルファ、オメガの中にもそれぞれ上位下位がある世界感。
アルファであっても下位αであるが故、上位αの兄と比べられ、家族にも大切に扱われてこなかったらしき主人公(多分)。この主人公がとにかく嫌なやつで、その価値観に読んでいて気持ち悪くなります。
出世のことしか頭にないのは良いのですが、大学の描写が雑すぎて、彼の野望諸々何も入ってきません。
何より登場人物の誰にも感情移入できない。
コマ割り、会話、漫画の流れってこんなに難しいんだと再認識。他国のドラマを絵にした感じなので、そういうのがお好きな方にはハマるかも。 -
ちょっと待って可愛すぎる2024年1月16日こ、この初読み作家さま何者ーーーーーーーー!
大学生の可愛い2人(片方は童貞)の、友達から恋人になっていく道程。もうどこをどう読んでもどのページも可愛すぎて死にそう。
ちょっとコミュ障の彰人と人気者の清貴が仲良くなっていく過程。めっちゃ楽しい夏休み、映画に行ったりゲームしてそのまま泊まって、なんかこう、2人の会話が延々と続いて壁になれること請け合いです。
清貴の友人達がまたリアルにいそうな口の悪さでめちゃくちゃいいの。絵も上手い作家さまであざといほどに可愛い顔する男子達にほわーーーーーってなりますよこれは。
えちシーンは2人の初めてが幸せに可笑しみ溢れて描かれます。どっちがどっちなのかはお楽しみ。
でもこの2人ならリバもありそう。この話、続きはないのでしょうか?読み終わって勢いでレビュー書いてしまいましたが、これからこの作家さま追いかけます!
あ、この作品はヨミホでも読めますよう。 -
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恋に落ちる瞬間は切ない2023年4月25日ナナメグリさんの短編集です。
多分ヨミホで読んでいたはずで、でも買い直して読み返して本当によかった。
恋に落ちる瞬間の、自分の気持ちが届く日が来るかもわからない、それでも落ちてしまう心許なさ。
その人がいる、その人といる、ただそれだけで心満たされる恋。
最初の作品「流星の下で」にはその恋の切なさが特に色濃く描かれます。恋は人を変える、と言いますが、その恋がたとえ実らなくても、もう元の自分じゃない。
エロ無し、なんならキスすらしてませんが、恋をしていた頃の切なさを呼び起こしてくれます。
あとがきには先生の反省ばかり書かれていますが、私はこの短編集も大好きです。 -
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ネクタイを締める指先の色気2023年4月8日『ねくたいや』というネクタイの店を開いた男と、その店に通ってくる元同僚の話で丸々1冊です。
歩田川先生作品の魅力は短編集で知ったのですが、長編でも独特の空気感、雰囲気はそのままです。
エロ特化をお好みの方には向かないと思います。
でもね、何だろう、植物で言えばサボテンのバリエーションの多彩さに驚く、みたいな。
本作は拗れた性格の友久と、陽キャ永瀬との恋。
自分の性嗜好に悩み、家や家族を思うあまり拗らせてしまった友久。この面倒くさい男を怒らず諦めず、落とした永瀬くん偉い。
彼らの恋愛に何かと絡んでかき回してくる環と友久の兄の話は『しあわせのはなし』でどうぞ! -
歩田川ワールドへようこそ2023年4月8日セール中の今、歩田川ワールドに足を踏み入れるにはぴったりかと思い、まだレビュー書いていなかったのでおすすめ書いときます。
某サイトで以前読んでからハマった先生の作品、こちらでも読めるようになってから全作品買い直しました。
エロは少なめ、心にチクリとトゲ刺すことも。
すごく良いんですよ。何度でも読み返したくなる。
男同士で、友達で、或いは兄弟で。
素直にそのまま好きって言えたらどんなに良いだろう。
グルグル考えてもわからない、でも捨てられない思いが発酵して。
生々しい欲望は見えても汚れない、溺れない主人公たちがBL慣れしてしまった目には涼しいんです。
同人誌の匂いを残したまま、でも完成度で言えばかなり高いと思います。
歩田川先生の雰囲気が気に入ったら、『歩道橋』や『ねくたいや』とそのスピンオフまで、歩田川ワールドへどうぞ! -
オメガバの100万星2023年2月25日表紙がいいでしょ?表紙でこの作品に惹かれたアナタ、正解ですよ!
試し読みから秒も待てずに購入して本当によかった。
早寝先生のモノローグの威力、今回も素晴らしい〜〜〜!
そして他の早寝先生作品が大量セールなのにもう全部持ってる自分が残念〜( ; ; )
高校教師になったΩと旅行代理店で働くαの再会ものです。
オメガバース、なんだけど違う味。暖かくて、こんなに愛が感じられたのは初めてかも。
バース性に引きずられ、獣のように変わってしまう悲劇オメガバもありますが、早寝先生のオメガバは人に理性と愛があることを改めて思い出させてくれる。
抗えない本能には薬だけでなく物理で対処する知恵があることも。
互いに誠実な2人がオメガバという斜め設定にリアリティを産んでいて、その幸せに泣けました。
52ヘルツといえばあの小説を思い出さずにはいられませんが、全然違います。
孤独なクジラのモチーフをΩとαの身体共鳴とうまく繋げたこの作品、ぶっちぎりに好き。
2人が再会してからの心と身体の変化に胸がギュッとなり、徐々に明らかになってくる2人の高校時代のエピソードで2度ときめく。
更に「Ωの巣作り」にαの視点を入れてきたのが目から鱗!
すぐに寝ないしすぐに番わないオメガバ、最高です。 -
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なんか多分ヒアルロン酸的な2023年2月11日どこかから萌え幸せホルモン出てきて枯れたお肌がツルツルになりそうな気分です。
あれこれ読みまくっているうちにレビューが全く追いつかず、ずっと書けずにいましたが、これは何をおいても愛を叫んじゃう作品でしょう!
もうもうもう、年下攻めの中でもキュン死スナイパーNo. 1。
またね、この上司受けの雀ちゃんがいい!
アラフォー雀がしたい10のことに心の底から同意だし、キュン死ポイントも同化してるし、たーまーらーん。
こういうことやってみたいって思っていても、ついおざなりになっていて。でも一緒にいる誰かと一緒に体験していく喜びを感じたい。ああ!わかる!
小さな幸せ巨大な萌えですよ。
イケメンの部下って、その存在が既に癒しだと思うのですが、マミタ先生の年下攻めのカッコ良さはホールケーキみたいな甘い幸せを運んでくれます。
ありがとうございます! -
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全集3巻買って悔いなし2022年12月19日夏目先生の全集、セールで他の作品と一緒に大量買いです。大満足〜。この全集は初期の作品が中心ですが、作品そのものは全然古びていません。
以下はcpごとの代表タイトル。1cpでもタイトルがたくさんあるのでめっちゃ短編入ってるのかと思いきやそうでもない。なのでcp毎のお話がたっぷり読めます。
全集の1巻は「ダッシュ!」「cheeky」「ノーカラー」+その後の彼ら
2巻 「どうしようもないけれど」「春なので」+番外編、アフレコレポ、諸々
3巻 「タイトロープ」、「シュガーコード」+番外編、特典ペーパーなど
特に夏目ワールドを楽しめる2巻には、「どうしようもないけれど」と「ノーカラー」のコラボ短編「みんなの街の電気屋さん」が入っていて嬉しいです。 -
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驚きの完全にマンガ2022年11月11日原作が好きすぎて読み返し過ぎて、竹美家先生の絵も大好きで、自分の中の原作ハードルは超えられまいって思ってました。
で、そんなファン心理がわかった上での立ち読み増量ですか?ほんと、それ成功してますよ!
試し読みしてるうちになーんの違和感もなく普通に漫画文法で読めて、知り尽くした2人の出会いなのにすごく新鮮。
本当に驚きです。
でですね、素の方の計がめっちゃ可愛いんです!これこれ、この計が好きなのよ〜。
ファンブック「Color Bar」でユキムラ先生が描いていらした国江田さんと潮がそのままの感じで出て来ます。フォーマルな2人がコミックス版でもめちゃカッコいい!
潮の方は肩幅広いって書いてあったし2人の(裸になった時の)体格差が楽しみ〜。
最初から漫画だったみたいに、あの原作のまんまなのに、でも完全に漫画の歩幅になってる。
計の独白も潮との小気味いい会話も、小説の「間」が漫画の「間」に上手く変換されてて、冗長でなくサクサク進んでいきます。
これから2人の会話がもっと増える筈ですが、このテンポの良さでこのまま行ってほしい!
せっかく小説とはまた別の「イエスかノーか」の魅力が生まれたところで、絶対スピンオフまで行っちゃってくれますよね?ね? -
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読んじゃったわー2022年11月10日はー。。。
いくつになってもアオハルは眩しい。
いや眩しい人たちのアオハルだったわけですが。
無料版に手を出したら最後よのう、と思いながらもやめられなかったわー。
もうねー、面白すぎてやめられないアレです。
中学生の時のトラウマ、家庭環境、高校デビューもしくはリタイア、あの子にもこの子にも自分のカケラを見つけることができる。
恋愛と友情の狭間からこんな人間関係が生まれて、生涯を共にしたいほどの絆で互いを育てていけたらどんなに幸せだっただろう。
こんな年齢になってもやっぱり昔と変わらず2次元世界に憧れてしまうし自分を見つめ直してしまうし。
自分の人生もこうだったら良かったのにな、みたいな夢と、特に前半部分の小雪の『嫌』だという感覚への共感。
読みながら壁になりつつも彼らと一緒に生きてる感じがたまりません。
気がつけばポイントプラスでお得買いすることも忘れ、思い切った大人買いで読んでしまいましたけれども。ううう。。。 -
変な受け選手権2022年10月30日面白い受け大好きですよ〜。
攻めはマッサージ師。可愛い感じのお馬鹿受けは高校生かと思ったらリーマンでした。
あとがきによると、最初の設定より胡散臭いはずの攻めはスパダリに、受けはどーしてこうなった?らしいのですが、この受けほんとに面白い。ある意味とても男の子らしくて笑ってしまいました。
兄の親友のマッサージ師隼人に受けたマッサージでEDを克服した智弥が、Tnk目当てから恋を自覚していくんですけど、ほんと、正直で即物的でおかしい!
優しい隼人さんがイケメンな上にごく常識人で、読んでいて可愛いのはむしろ隼人さんの方です。一方で自分の欲望に正直な智くん。何なんでしょうね、このカップル。
2人が付き合うことになったと聞いた後の智くん兄の反応が見たかった〜笑 -
未読の方、セールで是非2022年10月25日今ならセール中ってことで、随分前に読んだ木下先生作品を本棚からチョイス。
これも好き〜。モダモダ幼なじみ愛、可愛いいけど長い〜。
男を見る目が無くて、いつもダメ男ばかり選んでは捨てられるなおちゃん。
お隣の幼なじみよーちゃんはそんななおちゃんの尻拭いばかりしてきたんです。
もうね、遠回りし過ぎて10周くらい回ってやーーっとどうにかなるんかいと思った頃に、明かされるなおちゃんの本心ですよぉぉぉーーーーーーー!
甘々になってからの2人を読みたくてクネクネしながら読み返してしまう〜(自分でもキモ)
木下先生の眼鏡男子も好きですが、安西先生とタッグを組んだ「好きで、好きで」みたいな不器用系×可愛い一途系も大好物。
漫画ならではの幸福感を感じられる1冊です! -
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もっと続きを2022年10月15日もうねー、この作品、なかなか次が出なくて諦めかけてたところに4巻!
嬉しくて大急ぎで飛びつきましたよ。
京極家も灰かぶりもずっと追いかけてますけど、最新刊2刊同時発売嬉しかったけど、私は数ある木下作品の中でもこの作品が特に好きなんです。
ある夜偶然見てしまった男同士のキス。
見ちゃったのは新入社員、見られちゃったのは会社の先輩。同期のノンケに10年近く片思いをこじらせている先輩を好きになってしまった新入社員くん。
先輩の羽鳥さんが何とも魅力的で、若い馬場くんがグイグイ攻めて行っちゃうのには応援するしかありませんよね。
羽鳥さんがずっと好きだった間下さんもカッコいいし良い人だし、誰も悪くない。でも羽鳥さんの長い片思いがやっぱり辛いのよ。その切なさごと全部かっさらっていきそうな馬場くんの明るさアホさがたまらーーーーん。
どうかこの2人の続きを!もっとページを! -
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チクビ好きさんいらっしゃい2022年9月14日前作あるようですが、未読でこの作品だけ読みました。
陥没乳首を愛でるヤクザ×金持ちへの復讐を誓う100万円の尻。
ヤクザものだし、悲しい過去もあるよね?
受けちゃんに意地悪な舎弟だっているよね?
当て馬だっているのよ。ホストとか色々華やかよ?
でもこの作品の場合、それを全部かっさらって行くのが攻めのヤクザの溺愛です。
受けちゃん美人でできる子だし、ぷっくり出てくるチクビの可愛さと言ったらもう「チクビオブザイヤー」受賞は決定?そんな受けちゃんをどこまでも愛しちゃうヤクザの手練手管にもうたまらーん。
全方位詰んでる受けちゃんの人生が気づけば薔薇色に変わって、豪勢なタワマンがシンデレラ城に見えちゃうのです。 -
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人生の話2022年8月15日BLという括りはこのオムバニスには無意味ですね。
すごく好きです、人生を切り取ったような描き方。
3組の男たちの話がそれぞれ前後編で語られます。
1組目 失恋した公務員がノンケの元カレと登るはずだった山登りに初めて挑戦して次の恋に出会うまで。
主人公の目に映る世界そのものが、山に登ってみたことで変わっていくのが清々しい。
2組目 出版社社員と作家。この組み合わせのblは多いですが、リアル寄りの2人です。
ゲイを公言している作家の小説と出会い、自分を許容していく主人公の心の解け方が愛おしい。
3組目 表題作です。これがblじゃないのに刺さる。社畜とダンディーなタクシー運転手。東京の夜景の美しさが自分の記憶のそれと重なって涙が出そうでした。
この作品読みながら、友人がこんな感じで擦り切れてしまう手前で仕事を辞めていく若い社員を「最近の若い子は身勝手で自分のことしか考えてない」って言ってたのを思い出しました。
愛社精神、同じ釜の飯、大変なのは皆同じ、なんだそうです。
長年会社組織の中で働いて来たことはすごいと素直に思うのですが、誰もが人から勝手に与えられた役割を果たせるわけじゃない。
だからこそこんな物語が生きていく潤いになったりするんじゃないかな -
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ボリュームたっぷり2022年8月3日初読み作家さまでしたので、レビューを読みまずは下巻を購入。
興奮のまま下巻のみのレビューです。
初期短編集ということですが、下巻で登場する最初の話(これが購入するきっかけ)はレビュー通りにすんごく素敵な作品でした。
連作短編のようなこの上下巻で最も長いお話が中学の同級生2人の長い片思い(いつの間にか両片思い)。
就職して地元を離れても、月に1、2度出張で泊まりに来る友人(ノンケ)。その友人を彼氏との約束を破ってもいそいそと待つゲイの主人公。
視点が2人交互に変わるので切なさもドキドキも、恋愛の高揚感でこちらまで胸一杯になってしまいます。
blではよくあるパターンなのに、独特の雰囲気があるんですよね。
この作者さまのblはファンタジーじゃないんですよ。
ほんわかでもなくシリアスでもなく、淡々としているようで近所にこういう人たちいるんじゃないかって思える親近感。
懐かしい雰囲気があるのは昔の作品が多いからでしょうが、その懐かしさが逆に良い。
エセ作家と大学生&高校生。コンビニで働く2人。少しずつ時間や登場人物が変化しながらの連作が続くので、短いのに彼らを長く知っているような気持ちで読んでしまいます。
下巻は317ページ。ブロマンスとblの間って感じの短編が多いのですが、えちシーンだけがエロじゃないっていう見本のようです。 -
探偵は終盤で脱ぐの2022年7月24日元警察官で探偵の川崎が
放っておけずに拾ったねこちゃんは可愛いけれど男、の御徒町。
ジョゼ先生といえば心の奥の傷口をちょっと開いてみせて丁寧に手当てしてくれる、そんな感じを作品から受けます。
今回はよりハッキリと傷を抱えた2人の再生、なわけですが何しろビジュアルが最高すぎて萌え死にました。
何度でも言いたい。灰になるほど萌えました!
キスシーンがすごい。
脱いだ川崎のカラダがすごい。
御徒町の少年ぽいカラダが美しい。
えちシーンは少ないですが、これが泣きたくなるほど切なくて素敵〜。
彼らの顧客や周囲の人たちの物語も垣間見えて
すごくほんわか暖かい気持ちになれます。
色々あったけど幸せでよかった。 -
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胸がときめく2022年7月15日ドキドキしています。
1つの物語が終わるたび、ドキドキしたまま次の誰かの日常を開いていく感じ。
歩田川先生の短編は某アンリミで何度も読み返しています。
何組もの「彼ら」にまた何処かで出会うことができないものかと、10冊までオフクーポンでここで買える作品全買いしてしまいました汗
雰囲気が独特で。切なくて苦しくて、恋愛の追体験ができる。
白黒ハッキリしてはいませんがバッドエンドでもないものが多く、私はすごく好きです。
この空気感をこのまま味わっていたいと思うのに、次のページをめくると別の人生が現れる。
何十回でも読み直したい作品集です。 -