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今月(11月1日~11月30日)
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シーモア島
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投稿レビュー
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この最高の男をどうか見てくれい!




2025年11月2日顔が良い…
身体が良い…
無口だが大切なことはちゃんと言う…
ピンチには現れ助けてくれる…
さりげない優しさ…
ケンカ強い…
…そして一途……。
最高なんだが?
最高なんだが!!!?
最初はね、ヒロインの優希が素敵だなーって読んでたんですよ。しょーもない誤解とかが起こる余地のない、すっぱりハッキリした性格。頭の回転も早い。
2人の触れ合いにキュンキュンしてたんですが。
後半…ヒーロー大河の魅力が限界突破してくるんです。待ってくれ、元々カッコよかったのにお前さらにカッコよくなれるんかい!驚愕!
全部で69話ありますけどね、大丈夫ですよ、詳しくは書きませんが、数日かけてせっせせっせと読んで最後の10話分だけ買えばいいですからね、730円ですよ。
お勧めしまーーーす!!!
大河を!みんなも見て! -
壇蜜さん…ミステリアスな方…




2025年10月24日壇蜜さんも清野先生も、大ファンという訳でもないが好感度の高いお二人だったので、結婚したと聞いた時は「意外ではあるがなんか嬉しい組み合わせだな」と思った記憶がある。
そして広告に流れてきた「壇蜜」というドストレードなタイトルと内容に、無料で読める部分は鼻息荒く速攻で読んだよね…くっ面白そう。
するとなんとシーモアでクーポン出たのでウキウキと買いました。あの妖艶な壇蜜さんを妻にするとはどんなエロスな新婚生活なんだい…とゲスい好奇心があったことは否めない。清野先生もそんなの承知の上で出してると思う。出版社と清野先生の手のひらの上で全力で転がされるのみ。
そして描かれる2人のデートや壇蜜さんの私生活、周囲の人々。さすが清野先生、めちゃめちゃ面白い。
あと読んでると壇蜜さんのセリフのとこは、自然と壇蜜さんのあのしっとりしたウィスパーボイスで再生されるので、そこも楽しかった。
2人の些細なやり取りの面白さが上手く切り取られていて壇蜜さんにめっちゃ親近感。妻・壇蜜のエロスな部分はさらりとスルー(だよね、知ってた)。しかし写真集のくだりなんかはやっぱ一般人とは感性が違うのかなと面白くもあり。
壇蜜さんは最近はお仕事をセーブされているとのこと。壇蜜さんと清野先生がこの先も健康でハッピーに暮らしていかれることを願います。 -
この攻め…なかなか赤面しないぞ!?




2025年9月15日受けのイキ顔と攻めのムラついた顔が大好物です。そこが好みなら作家買いしてしまうくらい、アノ時の表情をニヨニヨ眺めてしまいます。
本作、美人で強気な受けちゃんは真っ赤になったり涙を浮かべたり表情豊かでたいへん良い。ところが攻めが一向に赤面しない。あれ…そろそろ、そろそろ?こんな可愛らしい受けにここまで振り回されたらいい加減ちょっとくらい頬染めてもよいのでは?ええっ?
ここまで赤面しない攻めは新藤葉月から2人目だな(驚愕)
しかし赤面させずして攻めの恋心の自覚や、はたまたムラムラ具合を表現するのは至難の業と思われます。それが、凄い、凄いんだよヱビノびすく先生!信じられんことに、青ざめ能面顔・眉間に縦皺・瞳がギッと絞られたりとそんな梗一郎さんなのに、今コレ愛が極まってるときの顔だ〜ってビシビシ伝わってくるんですよ〜はぁ〜好き!
あと、DomSubものは何冊か読んだけど力関係の不公平感が気になっちゃってもうひとつハマれずにいたのですが、本作はそこがとても良い感じに描かれていて、おお〜こういうDomSubなら楽しく読めるなぁと嬉しくなりました。
そして314ページの大ボリュームで1冊で出してくれたのも嬉しいですね。読み応えたっぷりでした! -
しなやかな獣のような受けの魅力




2025年9月12日コーダという町を舞台にした「コーダシリーズ」の2冊目。それぞれにタイプの違うカップルの出会いと進展を丁寧に描いており、翻訳も読みやすく、ワクワクと一気に読んでしまいました。
その中でも本作のアンジェロという青年がとても好きで。小柄でありながら力強く敏捷、小型肉食獣を感じさせる受けさんです。海外BLらしくサクッととリバもありますので「受け」と決めつけるのも違うのかもしれませんが、全体的にボトム側なので受けとしておきます。
前半は攻めのザックに全く魅力を感じず、アンジェロもなんでこんな凡庸な男に惚れちゃってるのかな…と不満に思いつつも、当て馬トムはいったいどうなる?とか前作カップルが再登場してくれるのも楽しくてページが進みます。
すると、イマイチ魅力がないなぁと思っていたザックの、この緩〜い感じがどんどんハマって来ます。気難しい獣アンジェロを、底なしの包容力でふんわりと包んでいきます。そういう感じやったんかザック!
3冊ともにカップルのバランスが良く、深い愛情で心の壁を突破する様が描かれています。
あと、私は左右固定派ではありますが、海外BLのリバシーンは、ここまでお前に明け渡したんだぜという信頼の証のようで、好きです。
他の方がレビューで書いて下さってたので気付きましたが「A to Z」は「アンジェロ to ザック」なんですね〜!素敵なタイトル!感謝です☺️ -
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同人誌お値段ですがクオリティは最高!




2025年7月31日46ページの同人誌。元々は連載の1話になる予定だったとあとがきにあり、つまりこのendに続きの構想があるということですよね?ぜひぜひ続きを描いて欲しい〜〜✨
綺麗な受けさんが好きです。儚くって微ッチだったらなお良し。別に微ッチになりたくてなったんじゃない…本当は俺だってちゃんとした恋愛したいけどさ……っていうね、そういうね。ああっ切ない愛しい!
そこに攻めさんが現れるわけです。微ッチを攻めるのはどんなタイプでもどんと来い!ですが本作は余裕綽々年下イケメンです。イイ…。短編なんで彼の背景については色々想像の余地ありです。もっともっと欲しいところではありますが、上手い感じに余韻を残して終了してます。
エチシーンもしっかりあります。肩幅が、首筋が、肩甲骨が、美しい。後ろからのしかかって奥まで……たまらん良い!
須野先生の間違いのないデッサン力とサラサラと洗練されたペンタッチが素敵で、満足度が高いです。 -
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翻訳調の文章が心地よい(読み放題)




2025年5月13日読み放題で読める秀作!文章が好きで、読み放題に登録するたびに読み返しに来てしまいます。3部構成からなり、各章で王宮に起こる別々の事件を解決していきます。ページ数わからんけど、かなりのボリューム感で読み応えがあります。
本作には「回路魔術」と「精霊魔術」という概念が登場します。精霊魔術は他作品の魔術と同じような捉え方で良さそうですが、回路魔術の方は聞き慣れない。魔導具に近い扱いかな?主人公は回路魔術師で、回路魔術師は地味な存在ながらも国防の根幹を担っています。現代におけるSEみたいなものか?(違うか)
惜しむらくはタイトル。『今夜だけ生きのびたい』という美しくもセンシティブなタイトルに、不憫受け好きセンサーがビビビッと反応してしまいますが、実際はそこまで悲惨なことは起こりません。主人公は身内を立て続けに見送った喪失感に苛まれており、いっとき心を病んでいます。攻めとの出会いや仕事の充足によってその危うい精神状態から立ち直っていき、その点ではタイトル間違いではない。が、タイトルのインパクトによって不憫受け好きのハードルを上げてしまっているかな?少し勿体なかった…。
2人が惹かれあっていく部分の感情を抑えた表現は、翻訳文好きにはたまらん匙加減です。エチシーンも控えめ表現ながらも熱量とムードはたっぷりで、好みなんだなぁ。
別作品「モフモフに変身…」の方は文体が全然違うので、敢えて書き分けておられるんですね。素敵な文章です。 -
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ストーリーはしっかり面白い




2024年10月2日長かった…。文章は上手いと思うが同じ内容の繰り返しが多く、既に読み手が納得してることが再確認のように何回も表現されていて、そこを削ったらボリューム4分の3くらいにはなったと思う。web系作品に多い、あらゆる事象を全て説明し尽くす構成で、それが楽しい場合もあるけど、本作の美しい世界感であれば、もっと削ぎ落とすことでより沁みる読後感になったのではと感じました。
エチシーンも2人の関係性によって様々なシチュエーションがあって大サービス且つ濃密なのだが、いかんせん回数が多くて、最後のご褒美となるべき大円団両思いエチを読むころにはもうお腹いっぱいでした。
ストーリーは敵地でのハラハラする日々は読み応えがあり、受けも攻めも好みのタイプで、特に攻めの言葉遣いの使い分けは、1粒で2度美味しい!みたいな良さがありました。 -
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最高な幼馴染じれキュン




2024年8月19日いじわるな攻めに翻弄されるおバカ素直受け、めちゃめちゃ可愛いよ〜!
何事にも動じなくてニヤニヤしててちょいイジワルな男、好きでしょ?私も大好きです。
中学生の頃の出来事と現在の出来事が、モザイクのように混じり合って描かれて、2人の関係性がだんだんとわかってきます。きょうちゃんはなんでこんなイジワルなの?広海は不憫な流され受けなの?さてさて…ウフフ。
1話に1エチで進んでいくのも良い。きょうちゃんのイケてる攻めっぷり、感じちゃう広海の可愛いイキ顔、何通りも楽しめます。
10年のあいだに発表された短編を1冊にまとめたものだそうで、猫田先生の絵柄の変遷も見れちゃって、どのきょうちゃんも広海もそれぞれ違う味わいがあって、それも良きです。 -
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かわいいやないか・・・!




2023年8月1日どんな酷い酔っ払いなのかと怯えながら読んだけど、なーんだ、可愛いやないか!
作者さんのユーモアのある文体と酔っ払いシーンが面白く、何回か声出して笑いながら読みました。
ふだんは鬼上司で眉間に皺なのに、酔ったらコレっていうギャップも可愛い。心の底層にこんな秘密持ってるのに自分に厳しく生きてるのも可愛い。狭いところに入りたがる理由も可愛い。そんでちょっとホロリときたよね…。
エチシーンが予想外にけっこうエロくて(当社比)あれで攻めがノンケとは驚きです。受けが関西弁でエチの最中に「あかん…」とか言うのは堪らん大好きです。
それにしても、あの笑える酔っ払いエチを、ちゃんと色っぽい絵で再現してくれる挿絵のみずかねりょう先生、尊敬します(笑) -
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愛すべきおバカ男子たち




2023年6月23日169ページ、一見イケメンDK達の微笑ましい日常を描いたコメディ漫画。セールで破格のお値段で手に入れれてしまい、かえって申し訳ない気持ちになっちゃうね?(シーモア島のあちこちで紹介されてたから多分めちゃめちゃ売れたとは思うけども!)
色々なタイプのDKが出てくるので、うんうん可愛いねぇとスルスル最後まで読めちゃいます。でもみんなどこか残念w そしてそこが良いw 私のお気に入りは相川くんかな。ビジュアルは鹿滝先生が最強じゃない?ギャグは玉ねぎ切ってるとこで一番笑いました。
楽しくって絵も可愛くて、弱った身体を癒してくれる作品です。お勧め下さったフォロー様ありがとう✨ -
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女性のデコルテ美しいは正義(読み放題)




2023年5月12日フォロー様のレビューで知ったこの作品、なんとなく開いてみたら、主人公チナのデコルテの美しさと、彼氏イズミの顔の良さに惹かれて読むのが止まらなくなってしまいました。
作中で着ているチナの数々のファッションも可愛いし、脱いだら印象派の裸婦画のような曲線美だし、8割方帽子被ってるイズミのあらゆる角度がカッコいいし、とにかくすっごく絵がオシャレ!でも作品はこれしかない…オトヨシクレヲ先生、いったい何者?
2002年に始まった本作、最近完結したそうで、なんと既刊19巻まで読み放題で読めて、分冊75〜79話を購入するだけで最終話まで読めちゃうのです!
最初の頃のチナの突拍子もない行動にはちょっと引く。こんなことしとったらチナちゃんアンタ振られるんちゃう?イケメンで才能あってエチ上手いという完璧な男を手に入れておきながら、全く言いなりにならず、自分と同じ熱量の愛を差し出せとイズミに迫るチナに、マジかよ…と読んでいて驚くばかり。ハタチそこそこのチナの焼き餅も我儘も無鉄砲も、とにかく若さに満ち溢れてて、音楽活動、メンバーとの出会い、日々の練習、バイトといった内容も凄い密度で描かれており、読むのにめちゃめちゃ時間かかりました。音楽も恋愛もエピソードが具体的なので、読んでいる数日間は自分もチナちゃんの青春を生きたようで楽しかったです。
チナとイズミの数々のエチシーン、チナが前 戯で何回もイカされちゃってるのが、気持ちよさそうでたいへん良い。チナの体当たりをイズミが腰を落として手を広げて受け止めるのも、あちこちを黙ってガジガジ齧らせてるのも、良い。イズミ、なんていい男。
作中のイズミは年齢が明記されていないのだけど、28歳くらいがいいな〜。 -
河飯じろう男子はクセになるぞぅ




2023年4月30日「巨根ハンター」も「彼氏に媚薬」も読み放題の性欲図鑑の中で読めちゃうし、「僕の芳一くん」なんか購入した翌月に読み放題に来て(泣)、実は作品の大半が読み放題で読めちゃう河飯作品。一度読んだら忘れられなくなるな、河飯先生の描く男子…と思っていたら、本作「ドラマにならない僕らの話」は発売されてあっという間に沢山レビューがついてて、やっぱり!?河飯先生のビッグウェーブきてる?きてるよね!嬉しい〜\(^o^)/
等身大で、会話の端々が可愛くて、ちょっとクズ。先生は、この年頃の男子を、どうしてこんな風に本当っぽく描けるんでしょうね?
2人の間で交わされる会話が実にリアルで、心をムズムズくすぐられる感じがたまらない。そして、いつもイチャイチャシーンが凄く可愛い。クズ描写からの180度転換してのラブラブ描写に、毎回ノックダウンさせられる。河飯作品はこれで読後の満足度を爆上げしてると思う。
エチシーンも、わざとらしくない喘ぎ声、適度な擬音、でもしっかりエロくて大変好みです。なによりあの攻めの優しい表情よ!それゆえに、攻めお前どういうつもりやねん…って拳握って読んでしまいます。腹が立つやら可愛いやら。
忘れてならないのが、助演男優賞・たけーち。好きだぜ、たけーち。 -
こーの時間泥棒さんめ〜(泣)




2023年3月24日分かっていたよ…分かっていたんだよ、これを読むと「殺しのアート」シリーズと「フェア・ゲーム」シリーズを読み返したくなってしまうって…。まんまと読み返してしまったよね。確認のためのパラ再読でいいと思ってるのに、面白くてまたがっつり読んでしまったよね。
ラニヨン先生の他シリーズのキャラが本人出演や名前出演をしてくれるので、ファンには嬉しい一冊です。特にラニヨン作品におけるスーパースター「FBIの生きる伝説」行動分析官サム・ケネディ様が登場するとこはめちゃテンション上がります。(あと性格悪い脇役ラッセル捜査官も出てきてそれもちょっと楽しい)殺しのアート2巻と同時期の事件なので、ケネディがこちらとあちらを行ったり来たりしている事に気付くと、なるほどね〜裏ではこんなことになっていたのねと楽しみが倍増します。
主役差し置いてケネディの話をしてしまいましたが、本作のメインのロブとアダムも素敵でした。アダム登場のシーンではその華やかな見た目をバービー人形の彼氏ケンに例えられてて、おやアダムは受けなの攻めなの?それでなくても海外BLはカジュアルにリバるので、できれば左右固定して読みたい派の私は前半の混乱が激しかったです(笑)
田舎街の保安官助手のロブは、FBIのアダムに比べると視野も狭く、街の住人に犯罪者がいるなどと信じたくない優しい男。ちょっとアダムと釣り合わないんじゃないかな〜なんて思ってしまいましたが、この2人がバディを組んで、衝突しながらも真相に迫っていく様子はラニヨン先生の真骨頂であります。
本作のお陰でますます他シリーズへの愛着が増すありがたい一冊なので、今後の作品に今度はアダムとロブのその後なんかをチラッと匂わせて欲しいですね。 -
謀略につぐ謀略、その先にあるカタルシス




2023年3月6日なかなかに骨太の架空戦記、読むのに時間かかります。ゾロゾロ出てくる似たようなキャラ達の名前メモしながら読みましたw
主人公デイメンが王子の身分を隠したまま奴隷に身を落とすとこから始まるので、主人公にたちまち尻穴の危機が迫ります。えっデイメン攻めやんね?ハラハラ。
このデイメンが、強くて愚直で良い男なんですが「メロスには政治がわからぬ」みたいな感じで、邪悪には敏感だが駆け引きや謀略にまったく太刀打ちできない。ツライ。俺は生き延びるためにどんなことにも耐えてみせる…つったはしから秒でブチ切れてて、全然我慢できとらん。人間臭くてたいへん可愛い。
対する敵国王子ローレントは美しい顔で息をするように人を陥れる。頑張って1巻必死で読んでも2人の間には甘さゼロです。見た目はデイメンの好みど真ん中だというのに、この美人、触ったら死ぬ。比喩じゃなく。
2巻も緊張が続きます。2人の距離が近付いたぶん、秘密の暴露や裏切りへの恐怖が増す。
3巻ともなると、だんだん、これもまたひっくり返されるんやろ?と読者に耐性がついてくる。読者もデイメンも立派に鍛えられた(笑)
ローレントの中に少しでもデイメンへの真心はあるのか?デイメンは最後には謀略に打ち勝つ力を得るのか?祈るように読みます。
長めのおあずけに耐えられる方、お勧めします。空腹(ツン)の合間にたまに供されるご馳走(デレ)は格別の味ですよ…。
1巻275ページ、2巻344ページ、3巻310ページ。
(外伝「夏の離宮」もあります!外伝は149ページで900ptだけど、本編気に入ったならぜひ読んで欲しい。4話入ってて、本編の激辛風味に比べると、甘さと楽しさが多いし、2話の赤毛の色子アンケルの話が超素敵です) -
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モダモダしてる大人2人、甘酸っぺ〜




2023年2月27日「初恋が牙をむく」良いタイトルです。再会モノってキュンキュン度高くて好きです。
ず〜っと下がり眉で困ったような泣きそうなような顔してる家ちゃん。別れ方への罪悪感もあるし、別れの原因となった弟を介しての再会というのもまた悩ましい。そんなわけで、やり直す大チャンスなのに、遠慮気味な会話が延々と続き、モダモダしてる大人2人の様子が、じれったいけど甘酸っぱくてとても良かったです。
エチは、嵯峨くんの、大事に抱きたいのにちょっとがっついちゃう感じが良い。家ちゃんは最初のじめっとした印象だった困り顔がエチシーンになると突如色っぽく見えてきて、実は軽く魔性入ってる人だったんですね…。
あと、試し読み部分で、家ちゃんのロン毛、清潔感ないし似合ってないな…て気になってたので、途中で切って可愛くなって安心しました(笑) -
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どのページも目が喜ぶ神作品




2022年11月24日波真田先生の持ち味が極限まで高められて世に解き放たれたような、凄い傑作だと思いました。まだ結末を見届けたわけではありませんが、2巻を読み終えても最初に読み始めた時の高揚感が全く途切れず、深い満足感に満たされています。
元々雰囲気のある背景を描かれる作家さんだとは思っていましたが、今回の主な舞台となる久慈の家の描写が素晴らしい。確実にモデルとなる家が実在しているんだろうな(複数の家をミックスしているかもしれませんが)という詳細な絵で、近所に住んでたら「この家やん!」と気付きそう。外部も内部も丁寧に描かれ、読者もこの家に愛着を持たずには居られない。特に書斎が良くて、ストーリーとも密に絡んでおり、画面から古い紙の匂いがしてきそうです。
各章の扉絵も、久慈の家のあちらこちら、雰囲気の良いカフェ、どこかで見たような路肩、と写真集を見ているよう。ストーリー中も効果的な無背景以外は可能な限り背景が描かれており、ページを捲るたびに目が喜びます。
目が喜ぶというともう一つ、久慈の黒髪ロン毛のビジュアルも素晴らしい。ひっつめてる時、サングラスしてる時、そして身体を重ねている時…全ての久慈の黒髪が美しくて、目が惹きつけられます。
久慈も良いが、吾妻の無造作なスタイルも良くて。サラリーマン時代の堅い格好の2人が描かれているから、今のラフな2人のギャップにまたギュンと来ます。
これらのビジュアルによる強烈な説得力に裏打ちされて、エリート社会に組み込まれていた2人が、現在そこから降りてゆっくりと歩んでいることが、リアルな空気感をもって伝わってきます。
丁寧に描き込まれた背景と共に、2人が身体を重ねるシーンも素晴らしく。大人な2人の、本心から少しずらしたリラックスした会話で始まる行為。クールな久慈に、上手に甘えてみせる吾妻。会話の軽妙さとは裏腹に、何度も体勢を変えて描かれる2人の熱の籠った絡みは抜群に色気があります。
通常は、ワクワクとして早くこのストーリーの結末を読みたい〜と悶えるものだと思うのですが、本作は何回も何回もページをめくって、いつまでもこの2人の世界を眺めていたいような、そんな作品でした。 -
ものすごい特殊タイプのスパダリがいた




2022年11月11日「BLACK SUN 奴隷王」をずっと読みたいと思っていたのに、衝動的に本作の方を先に購入してしまいました。
個性的ですがデッサンのしっかりした美しい絵柄です。夢の中の出来事のように、理解が追いつかないままにするするとストーリーが流れていきます。読んでいる間ずっと不思議な浮遊感に包まれ…。
作中では、荒唐無稽にならぬよう、ちゃんと現実に即した説明や展開がなされているのですが、それでもやっぱり不思議…でも魅了される…。
読後レビューを読んで、「ARUKU先生からトラウマ的悲壮感を引いたような」と書いている方がおられて、それだーーー!!!と激しく肯首しました。腑に落ちた。(西田東先生のお名前も上がっていましたが、西田作品は私があまり詳しくなく、無念)
攻めが、秘密めいていますが、能力も胆力もテッペン超えの物凄いスパダリです。スーパーマンです。突然のエロに突入しても、この人ならいいんだ…というオーラ背負ってるので問題ありません。BLに数々のジェル・ローションシーンはあれど、本作は、あらやだそのヌルヌルからその展開いっちゃう?とニヤニヤしてしまいました。特殊スパダリけしからんな。
行間に、深い深い愛や、切ない諦念が隠されていて、個性的ではありますがなかなかの名作だと思いました。
あと、攻めの毛量も一度見たら忘れられない迫力でした。 -
「めまい」を含む短編4話を収録




2022年11月5日単話売りしている「めまい」がずっと読みたくて、今回「めまい」も収録されている「SLOW STARTER」がセール中だったのでこちらを購入。
●「SLOW STARTER」32ページ。孤高の先輩に想いをぶつける明るい後輩。優しい読後感でした。
●「明日の約束」33ページ。どこかで見たような設定という印象は否めないが、結末が好きでした。物哀しくも愛と余韻を感じる。
●「私立棘抜学園」52ページ。少年漫画的画風と霊能バトルのような展開。登場人物の名前が一、三、四、五といるんだけど、二はいないのかな…。
●「めまい」40ページ。衝撃的な短編でした。何回も読んで、読めば読むほど最後の3ページに、得体の知れない不味いものを飲み込んだような心持ちになる。おそらくごく普通の家庭で愛されて育って、優しくて流されやすい幸太郎という男の子の心の内を考える。何度も衝撃のシーンに対峙した彼に与えられる、とどめの一撃。十代の閉塞感とクラクラする夏の日々が重苦しく描かれています。夏服だったのが冬服に…。
「めまい」単話の方のレビューも熟読して、こういった難しい作品にちゃんと秀逸なレビューがついていることに感謝です。
BLジャンルですがラブなシーンはほぼ無し。表紙の二人は「めまい」の二人なのかな。優しい色合いですが二人の眼差しに寂しさを感じます。 -
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我の推しCPどうなるの?結末やいかに!




2022年10月17日堂々の完結〜!(全2巻だけど)興奮しております!
美形編集長を巡る、大人気声優vs当て馬カメラマンのお話かと思って読み始めると、当て馬(仮)が予想以上の奮闘ぶりで、これどっちとくっつくか分かんないやつだ〜大好き!!!
声優×編集長、カメラマン×編集長、いやいや声優×編集長×声優(百合)、と解釈も入り乱れw、めちゃめちゃ読み応えあります。
編集長は、男に絶対堕ちないような「ドノンケ」だったのに、なまじモテ街道走ってきたので攻め達の押しにスマートな返ししてるうちになんかどんどんつけ込まれてるよ?迫られた時の編集長の反応が男っぽくてとても良いです。なかなかに稀有な受け仕草の数々!一見の価値ありです。
イケボ声優が編集長の心を高揚させ、身近にいるカメラマンが編集長の身体を高揚させていく流れがお見事です。これマジでどうなっちゃうんだよ〜〜/(^o^)\
編集長のキャラが、陽キャでノンケで女にモテてきて、かつての渾名は「姫」ですよ?無自覚に男にもモテてきています。陽キャ特有の素直さもあってお仕事も出来る。読み終わる頃にはもうメロメロですわ。
エチシーンもとても良いです。美しくスベスベの肌感、適度な筋肉、違和感のない攻防戦、ノンケの初めてのあれやこれや…。掲載誌的にキスまでねって編集部に言われてたのに作者様の熱量でエチ描写OKになったって、最高かよ!ありがとう作者様ありがとう編集部。
がっつり描かれた三角関係の面白さに加え、声優誌編集部の腐な小ネタや声優イベントなどもグサグサ刺さり、大満足の2冊でした。 -
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やっぱ上野ポテトだったわ…




2022年9月24日単話で1話目だけ読んでて、瞳の綺麗な男の子たちとおとぎ話のようなモノローグに、上野ポテト先生こんなテイストのお話描かれるのね…と単行本を楽しみに待っていたのですが…。
いやいやいや、いやいや…やっぱ上野ポテト先生は上野ポテト先生だったわ。
初読みが異様にドキドキすることでこの先生の右に出るものは居ない。
1mmも先を予測できない非凡なストーリー運び。会話のリズムを何度もカクッと外してくるこの感じ。えっ今なに言おうとしてたの?っていう不穏。癖になる。定期的に摂取したい。
主人公はとっても感受性豊かな男の子で、彼の恋が報われて欲しいと祈るような気持ちで読みました。おとぎ話のヒロインは王子様と結ばれてめでたしめでたしと終わるけど、結ばれるって一体なにをもって結ばれると言うのか?変わらず人を愛し続けるって、たいへんな偉業だ。
エチは無し、キスのみ。可愛い絵柄でめちゃくちゃ癖つよ作品だから、王道のボーイズのラブが読みたい人は回れ右だよ…。
*左右か………難しい……ノ×マかな…w -
一度目は街娼・二度目は息子・三度目は恋人




2022年9月23日作品紹介に書かれたこの素晴らしいコピーの意味するところをぜひ実際に読んで欲しい。426ページの大作が681ptで手に入るというコスパの良さ。ジャンルは少女マンガですが、がっつりBLです。
貴族と平民との価値観の違いが様々なエピソードで描かれており、この相容れなさに驚く。貴族ってすげーな…。貴族の思考回路の俺様っぷりにドン引きしつつ、そんな中ジェラールとジャックは果たしてどんな愛の結論に達するのか…。世界史詳しくないマンだけど、とても面白かったです。
男娼として登場したジャックの成長、不遜な男色家として登場したジェラールの若かりし頃(美青年!)、18世紀末のフランスのファッションなど、ビジュアル的にも見所いっぱいでした。(膝丈キュロットからの白タイツふくらはぎからのヒール靴までのラインがエロくて最高)
エチシーンは試し読みのとこが一番エロかったですが、その後も良いシーンが何度か。ジェラールさんの性遍歴がなかなかバラエティに富んでいて、流石…といった感じでした。 -
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めちゃめちゃ面白かった!




2022年9月17日普段求めて買い漁ってるBLの傾向とは全く違うんですが、それでもめちゃくちゃ面白くて大満足でした。読んで良かった!(お勧めレビューありがとうございます)
ストーリー構成がセンスある。大学生の水井恭一が、現在の恋を追いかけながら過去の奔放な恋愛遍歴を振り返るのですが、一話完結のようにして進んでいくその話がどれも面白い。さら〜っと描いてるのに面白い。何気に名言がいっぱい。
水井恭一はなかなかのメンタル強者なんですが、それでも傷つかない訳じゃない。チクリチクリと棘に刺されながらも、自他を客観視できる姿がカッコいい。
実際の絵柄がどうであれ、読み終わった時には水井恭一が凄いイケメンに見えます。
エチシーンは、押し倒す→事後(裸で添い寝)ってレベルの描写しかないんですけど、水井恭一がなんか凄い上手いらしい事は伝わってくるw
登場人物達の性指向が、ノンケとゲイの間で揺れ動く様子なんかも上手く描いてあって面白い。
BLの脇役に、よく主人公CPを引っ掻き回すプレイボーイ出てくるじゃないですか、水井恭一ってこれなの。脇にいる、酸いも甘いも噛み分けたようなお兄さんがどうやって出来上がるかが本作を読むとわかる。なるほど〜老成してる…て思うけどよく考えたら水井恭一まだ19歳。これからまだまだ色んな恋愛するお年です。もっともっとイイ男になるんだろうな。幸せになってね〜。 -
これぞ人間模様〜!!!クズ攻めがいるぞ〜




2022年9月14日読み終わってワクワクしてレビュー読みにきたら2件て!(分冊版の方に多くレビュー付いてるのか、あぁびっくりした)
この作品が好きか嫌いかは、その日の気分とかちょっとしたことでどっちに転んでもおかしくなさそうw めちゃめちゃリアル人間模様やん。おるおるこういうクズ。これ絵柄が少女漫画寄りやったら読んでてイライラしたのかも知らんけど、青年漫画寄りだから全く抵抗無かったわ。ちょっと初期の奥浩哉みたいな絵柄でエロくて最高。
受けが攻めのせいで性癖歪められてるし、その大前提あって読者は受けの行く末を見守ってるから、どうしたってお話に引き込まれるよね〜。攻めが見事な無自覚クズくんだったので、ちゃんと攻めザマァを見たかった気もするが、本作の主題はそこじゃないんだな。
この作者さんは、心理描写とかままならない性欲とか湿度高めのエチシーンとかをバランスよく盛り込んで下さるので、好きなんですよね〜。エチ多めで青年誌的エロさで良きです(オトナコミックにあらず)。
分冊版の方のレビューにもあったけど、この攻めは将来的にうっかり女孕ましたりしてそうなので、たとえハピエンであっても油断はできない。
あと210ページで960ptなので、ちょっとお高いわね…。 -
クール王子×アンニュイ王子、ええやん✨




2022年9月14日この作者さん読むの3作目ですが、一番良かったです!
前に読んだ2作は、全体的に悪くはないのだが特に印象に残らず…といった感じだったのですが、本作は受けも攻めもゴリゴリに目力強め、大ゴマに表情ハッキリで、試し読みから吸引力大でした。内容も、モデルに再会に両片想いに、と「ザ・王道」でしたが、その直球ストーリーが強い絵柄と相まって、ワクワク楽しく読めました。こんなダブル王子おる大学、通いたいわ…。あとこの手の設定のものは、ファンの中に腐女子混じってるの探すんとか、楽しいよねw
お話も絵柄もとても好みだったのですが、クライマックスの大胆さと、肝心のオチの表情のインパクトがチグハグで、☆ひとつ減らしました、ごめんなさい。
エチシーンは、ページ数割いてるしっかりめのラブラブエチも良かったですが、想いが通じる前の悶々としてる2人もエロくて良かったです。お口で責められて果てちゃう受けのイキ顔が一番好きでした(って何の報告だこれw) -
絵もストーリーも盛り盛りで息苦しい




2022年9月13日表情の描き方とか美麗でとても良いのですが、234ページ全てにおいて何もかもがミチミチと詰まっているので、疲れたな…という感想です。
髪の毛、服の柄、衣類や身体の細かなシワ、細かめのコマ割り全ての描き込みで手を抜いてない。
お話も、受けの性指向、過去の謎の後輩、親友との距離感、ゲイビ出演、ストーカー、家族問題とそんなに盛り込まんでもええよ?(汗)というくらい設定盛り盛り。
肝心のセカンドバージンの進み具合へのドキドキ感が霞んじゃってます。勿体無い…。
セカンドバージンも、わざわざタイトルにしてるんだからセカンドバージン大事にしようや…最後の辺で更に設定追加してくるのヤメテ…。あと親友がびっくりな性格の悪さ露呈してて、そっちに興味湧きすぎて攻めの存在を忘れそうでした。全登場人物で攻めが一番穏やかメンタル。
エチは、描き込みが高密度なのでこってりしたエチシーンで良かったです。他のシーンとの緩急あればエチシーンの良さがより際立つのにな。
R18とか出さないのかな?攻めの凶悪そうなアソコが真っ白で残念でした。 -
孤独な男の子の成長譚




2022年9月11日なんかずっしり読み応えあったな〜と思ったら260ページあったんですね。始めから終わりまで表題作で描きたいテーマがしっかりと表現されており、良いお話でした。
孤独な男の子が大家族に出会って癒されていく様子が微笑ましい。この手の設定のものを読むと、私はラブと依存の境界が曖昧な気がして諸々心配になっちゃうんですが、その辺も曖昧にならず成長譚としてちゃんと描いてあったので良かったです。
大家族のうちの誰が兄弟で誰が親子かが特に説明なく進んで行くので、会話からそれを読み解くのが面白い。もしかして表札の順番にルールとかがあるのかな?知らないので自力で推理しましたw
トマト農家の攻めは、基本頼れる兄貴風でカッコいいのですが、年相応にオロオロするところもあってそこも魅力でした。受けやちびっ子達がちゃんと少しずつ成長してる感じも素敵でした。
緋呂くんが途中ムスッとしてたのはヤキモチなのかな?可愛い。
キスシーンはありますがエチ描写は無し。
表紙より内表紙になってるカラーの方が上手で好きですが、テーマに沿ってるのは赤い表紙の方なのかな。
素敵な作品でした。 -
胃がギュ〜ッとして最高に切ない物語




2022年9月3日ミステリータッチでハラハラドキドキ、キュンとくるし泣けるし、胃が捻られるように苦しくなるし、欲しい感情全部乗せの凄い作品でした。読んでいる間に何度も心が揉みくちゃにされました。
これはミステリーコーナーにハードカバーで平積みされてても良いクオリティですよ?(偉そうにすみません)その上にボーイズがラブしてるんですよ?本当にありがとうございます。
不遇な環境を受け入れてぽつねんと生きてる受けがかなり性癖なので、本作の百合原も大好きになりました。攻めの滝本はなかなかにキツい性格してまして、こやつもしやソシオパス、いやマキャベリストか?頼むし百合原に酷いことせんといて…とこれもまたドキドキが凄い。不憫受けが読みたくてこの手のストーリーを読み漁っているくせに心配で心配で…。
途中の傘のシーンとかもう今年で一番かなってくらい胃がギューッとしてなんかホルモンどばぁ〜っと出て最高でした。
登場人物たち各々の人生をいくつかのエピソードを挙げてさらりと伝えることで、人が沸々とした憤りと穏やかな慈愛を内包して生きる様や、主人公に向ける脇役の暖かい眼差しなどが描かれており、ストーリーの練り上げもとても素晴らしかったです。
エチシーンは、予想を遥かに超えてくる、何と言いますか非常に複雑で多層的なエチだったので、あ、そうくるか〜とびっくりしちゃって、エロいかどうかよりしみじみ考え込んでしまいました。表現は好みでページ数もたっぷり、とても素敵なエチシーンでしたよ。
他作品ももっともっと読みたいと思わせてくれる作者さまでした!
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